滋賀報知新聞(ニュース)平成17年5月8日(日)第14099号


ゼロエミッションからマテリアルリサイクルへ

滋賀県初の総合センター起工

=高効率の再資源化――ツチダ開発=

(湖東・東近江市)
 家屋解体などで排出される建設系廃棄物、これを処理する施設の不足が深刻化しているなか、東近江市五個荘小幡町の産業廃棄物処理業者・ツチダ開発(土田安子代表、関連会社=土田建材 土田真也代表)が、県内初の『建設系廃棄物総合リサイクルセンター』を近江八幡市長光寺町の工業団地に着手した。

 環境負荷を可能な限り軽減する循環型社会の構築として、廃棄物処理法、資源有効利用促進法が施行され、その下に容器包装リサイクル法、家電リサイクル法、建設リサイクル法等がつくられている。

 同総合リサイクルは、この「建設リサイクル法」による住宅生産のシステム改善として、分別解体・分別搬出・再資源化を図るものであり、企業各社が目指す「ゼロエミッション」「ISO14001」に近付くための実質的な入り口として、全国各地で始動され、北海道札幌市や福岡県北九州市などでは、行政による産廃リサイクル団地が形成

されている。
 滋賀県では、環境熱心県として水環境施策は進むものの、廃棄物処理等のリサイクルシステムは遅れを見せており、県内で発生する産業廃棄物は三百八十四万トン、うちリサイクル量は百六十六万トンに留まり、埋め立ての最終処分は二十九万トン(十六年度の県環境白書から)になる。

 このため同社は、廃棄物を再生利用する「マテリアルリサイクル」を進めることで、焼却・埋め立て処分量を減らそうと、県の中小企業経営革新支援法承認事業を受けて、県下初のセンター建設に着手した。=写真=

 処理品目は廃プラスチック類・木くず・ガレキ類・紙くず・繊維くず・ゴムくず・ガラス陶磁器くず・金属くず・石膏ボード・蛍光管―の十種類で、破砕能力は日量計六百九十トン。圧縮処理は廃プラスチック類が日量二十四トン、紙くず十二トン。混合廃棄物の選別は百トンとしている。

 ツチダ開発では、これまでにも建築廃材の再商品化に取り組み、有機性廃材を炭化させた床下調湿炭や、浄水効果を発揮する竹炭などを製作。これらの経験を活かして、現在、瓦を砕いた「瓦チップ」をつくり、壁材やエクステリア、歩道等への活用を研究中だ。

 全国でも遊歩道への使用例があり、開会中の「愛・地球博」では、ヒートアイランド現象(地表温度上昇)の抑制材として採用している。

 同社エコプロジェクトチームの山崎芳明さんは「多孔質の瓦は透水性に優れ、様々な活用が可能だと思います。また、石膏ボードも土壌改良には最適。これらの廃材を一〇〇%リサイクルできれば、焼却や埋め立てに伴う環境汚染の心配もなく、資源を循環できる。あとは、市場に活かす企業努力が大切」と話す。

 センターの完成は今年九月の見込み。


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小学生男子 大島君が2連覇

第27回県少年剣道錬成大会

全国大会への出場決める
=八少剣 団体では小学、中学も=

▲大島弘之君
(湖東・東近江市)
 第四十回全日本少年剣道錬成大会の県予選となる「第二十七回滋賀県少年剣道錬成大会」(全日本剣道道場連盟主催、八日市剣道連盟など主管、東近江市・同教委・滋賀報知新聞社など後援)は、先月二十九日に東近江市立布引運動公園体育館で開かれた。

 県下二十五道場から四百五十五人のチビッコ剣士が出場する中で、八日市少年剣道クラブ「八少剣」(矢島正男代表、約七十人)から、小学生高学年男子個人の部で二連覇を達成した大島弘之君(八日市南小五年)が全国大会への出場を決め、団体の部でも小学、中学ともに出場権を獲得した。

▲全国への団体出場を決めた小・中学生
 開会式で、大会実行委員長を務める県剣道道場連盟副会長の矢島正男・東近江市八日市剣道連盟会長は「青少年育成に寄与できるよう頑張りたい」とあいさつし、中村功一市長から「東近江市の発足記念大会ともなり、練習で積み上げた力を思う存分発揮して下さい」との激励を受け、八少剣の西村良太選手(八日市南小六年)が「一生懸命闘う」と選手宣誓した。

 八月八―十日に日本武道館で開かれる全国大会へ八少剣から出場するのは次の皆さん。

 【個人戦(小学生高学年男子の部)】大島弘之(八日市南五年)

 【団体戦(小学生)】先鉾・伊藤悠哉(御園四年)次鉾・鷲見由汰(八日市南四年)中堅・谷柚貴(玉緒五年)副将・雁瀬大輝(御園六年)大将・西村良太(八日市南六年)

 【同(中学生)】先鉾・大島義明(聖徳二年)次鉾・竹林保尋(同一年)中堅・竹林幸尋(同三年)副将・二橋省太(同)大将・梅谷成章(同)


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こいのぼりの群れ泳ぐ

オー!キッズ フェスティバル

=てんびんの里 親子で賑わい=

▲こいのぼりの下で楽しむ親子(てんびんの里文化学習センター前広場)
(湖東・東近江市)
 子どもの日の五日、てんびんの里文化学習センターと五個荘公民館(東近江市五個荘竜田町)で、子どもたちが主人公になった楽しいイベント「オー!キッズ フェスティバル」が開かれ、家族連れなど約四百人が参加した。

 鯉が滝を登りきると龍になるという中国の登竜門伝説になぞらえ、江戸時代中期に町屋で生まれたこいのぼり。大空を舞う姿に我が子の健康と立身出世の願いを託している。

 同フェスティバルは、毎年子どもの日に近い連休中に地区公民館や子ども会青年リーダーの協力を得ながら同センターが主催するもので、かわいいキャラクター・パンダのテンテンとウサギのぴょんたんが登場すると、チビッコたちが大はしゃぎ。一緒に遊んだり、バルーンアートやニュースポーツ、スリル満点の電流イライラ棒などを楽しんだ。

 また、アイデア満載の「手作りこいのぼりコンテスト」作品や、開催中の企画展「近江麻模様」(同センター三階・近江商人博物館)が無料開放され、地域の文化芸術や産業にふれ合った。

 エントランス前では、寄贈された約五十匹のこいのぼりが悠々と空を泳ぎ、様々なおもしろ自転車に乗る親子で大賑わい。シャッターチャンスを狙う家族や、尾を捕まえようと追いかける子どもたちの姿が微笑ましい。

 こいのぼりは、八日まで泳いでいる。


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国産木材使用のセミナリヨ風に

安土小新体育館 本格木造堂々と

=住民協働で潤いと温もりと安らぎ=

▲新体育館完成予想図
(湖東・安土町)
 安土町立安土小学校で建設が進められている新体育館で棟上げ工事が進み、本格木造建築の骨格構造が現れた。

 昭和四十六年建設の同校体育館と同三十八年建設のプールの老朽化したため、耐震構造にも対応した新体育館とプール建設に取り組んでいるもので、プールは六月中旬、体育館は九月末に完成する予定で工事が進められている。

 このうち体育館は、学校、行政、保護者、地元住民、設計業者、建築専門家(大学教授)が協働で創りあげるための「整備委員会」で協議を重ね、「潤いと 温もりと 安
▲骨格構造が現れた新体育館
らぎの感じられる空間」をコンセプトに練り上げた、国産カラマツ集成材を使った木造建築になる。

 国産木材の使用に加え、町の地域新エネルギービジョンとの連携による太陽光発電の採用や、住民の災害避難も想定した雨水利用システムの導入など、循環型資源を活用することで環境負荷を低減しているほか、柱や梁(はり)の接合に鉄筋と特種樹脂を使うサミットHR工法を採用することで安全やデザイン面にも配慮している。

 体育館入口に設けられ地域の人たちにも開放される「交流スペース」の屋根はチャペル風で、全体像は、安土に建てられた日本初の神学校「セミナリヨ」を彷佛(ほうふつ)とさせるものとなる。


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「しじみ狩り」復活

浜辺に歓声と笑顔

=休暇村近江八幡=

▲しじみ狩りを楽しむ参加者

(湖東・近江八幡市)
 早春の琵琶湖の風物詩「しじみ狩り」が復活。近江八幡市の宮ケ浜は大勢の家族連れでにぎわった。休暇村近江八幡が環境保全活動の一環として、一日と五日に実施した。

 一日には近隣の親子約五百人が訪れ、沖島の漁業関係者によりあらかじめ用意された二十キロのシジミは、約二十分ほどでほぼ取り尽くされた。中には五十個以上取った親子もあり、親子でバケツの中のシジミを楽しそうに数えていた。

 


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