滋賀報知新聞(ニュース)平成17年5月15日第14104号


今、語らなければ

=八日市市平和祈念展の記録=

(湖東・東近江市)
 八日市市平和祈念展等開催実行委員会(吉崎宗太郎会長)は、平和祈念展の記録「今、語らなければ」をこのほど発刊した。今年八月には戦後六十年を迎え、戦争の風化を改めて問い掛けるとともに、悲惨な戦争体験と貴重な歴史の教訓を次代に伝えていくため、平和学習に役立ててもらおうと編さんした。祈念展や遺族の思いから、平和で豊かな生活が先の大戦の大きな犠牲の上に成り立っていることを教え、図書館や地区公民館、小・中学校などで接することができる。

 冊子(A4判、九十四ページ)は、平成十一年から毎年八月十五日を中心に開催してきた平和祈念展を振り返るだけでなく、遺族の声や今も市内に残る戦争のつめ跡ほか、五人が「八日市と飛行場」について語り、八日市に光と影をもたらした飛行場の生い立ちを記している。

 青少年の主張大会(十五年開催)の最優秀賞に選ばれた前田絵理香さん(当時・船岡中三年)の作品「平和学習を通して学んだこと」が巻頭を飾り、戦争体験を語り継ぐ大切さを訴えている。

 六回の平和祈念展から、会場に寄せられた主な意見や感想を年代別にまとめている。戦後に生まれた五十代までの多くは、展示に接し「戦争の悲惨さを次代に引き継ぐためにも祈念展を続けてほしい」と語り、戦争を体験した六十代以上は、遺族の苦しみとともに、平和な社会を強調している。

 遺族の思いでは十四人の記述が涙を誘う。父の思い出や父の顔も知らない悔しさ、未だに帰らぬ遺骨を求めての戦跡慰霊などが書かれ、母の苦労は悲しい戦争の落とし子と訴える。

 市内に残る戦跡を紹介しているほか、陸軍八日市飛行場に関係の深かった四人のインタビューが目を引く。沖野ヶ原に日本初の民間飛行場が造られてから戦後を迎えるまでの八日市と飛行場のかかわりからも、当時の様子がうかがえる。


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完成したミニ大凧に

夢いっぱいの願い札

=市立建部幼稚園=

▲完成したミニ大凧「『成長(成蝶)』と『発展』を祈る」を囲んで
(湖東・東近江市)

 市立建部幼稚園が、創立五十周年を祝うミニ八日市大凧(二畳敷)を製作し、十二日に園児と保護者が一緒に願い札を貼り、夢や希望と共に記念の大凧が大空高く舞い上がるよう祈った。

 記念の大凧づくりには、PTA、地元の老人会、公民館、市議、八日市大凧会館などが協力。園児たちも表面に色絵の具で手形をつけるなど製作を手伝った。

保護者と一緒に願い札を貼る園児たち
 この日の願い札貼りには、全園児(六十六人)と保護者、職員などあわせて約百三十人が参加、願いことや夢を短冊の「願い札」に記し、記念のミニ大凧に貼り付けた。

 三十分余りで大凧の裏面は「お友達がいっぱいできますように」や「ウルトラマンコスモスになれますように」、「ぞうさん、きりんさんに出会えますように」などの願い事でいっぱいになった。

 完成したミニ大凧は、二十二日の八日市大凧まつりで飛揚される。




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おいしさもアップ

新作図柄の「大凧ケーキ」

=クラブハリエ八日市玻璃絵館=

▲発売されるバージョンアップした「大凧ケーキ2005」
(湖東・東近江市)
 八日市大凧まつりにあわせたクラブハリエ八日市玻璃絵(はりえ)館の季節限定の洋菓子「大凧ケーキ2005」が、十四日から発売された。

 同館では、地元に話題を提供して大凧まつりを盛り上げようと毎年、その年に飛揚される百畳敷八日市大凧の図柄を描いたロールケーキを製造し、店頭で販売している。

 今年は三年ぶりに百畳敷大凧が新調されたのにあわせ、これまでのイチゴ、バナナ、キウイ、オレンジ、白桃に、今回新たにパインを加えた六種類のフルーツと生クリームを贅沢に使うなどボリュームアップした。また、フワフワの生地の上に茶色のチョコレートで図柄を描いたホワイトチョコレートを新たに付け加えるなどニューバージョンに仕上げた。

 縦十八センチ横十五センチ高さ六・五センチの圧巻のジャンボケーキでシートケーキにすると八人分はとれるボリュームがある。

 同館の期間限定のオリジナルケーキで、フルーティーでさわやかな甘みがおいしいと毎年人気を集めており、昨年には七三十個余りが売れた。

 店では「手作りのために一日に作れる数量が決まっているので、お買い求めは予約してもらえれば確実です」と話している。値段は、図柄のチョコレートの追加と中身がボリュームアップしたことから昨年より二百円アップの一個二、三一○円(税込み)。販売は大凧まつり当日の二十二日までで十七日は定休日。問い合わせと予約は同館(電話23−4880)へ。


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患者への思いやり感謝

荻須さん能登川病院に寄付

=「本物の病院」と500万円=

▲能登川町長に目録を手渡す荻須さん(右)
(湖東・能登川町)
 能登川町猪子の町立能登川病院(島本和彦院長)に入院している元旅館経営者、荻須勉さん(75、東近江市今崎町)が十一日、同病院に「心温まる治療を受けた。患者への思いやりに感謝しています」と、五百万円を寄付した。

 先月二十五日の未明、体調を崩していた荻須さんは、二〇〇を越える血圧値で体が振るえ、呼吸も乱れる危険な状態に陥ったが、掛かり付け病院では急患対応で忙しく、電話を切られてしまった。急きょ、救急車を要請し、能登川病院に搬送された。

 不安に陥っていた荻須さんに、医師や看護師が「安心して、もう大丈夫」と一時間にわたって励まし続けたといい、血圧が戻った現在、同院で入院治療を受けている。

 この処置と言葉かけの姿勢に荻須さんは感動し、「身体の処置も大事だが、患者には心のケアが一番。初めて、本物の病院に巡り会った思い。少額ですが感謝の気持ちです」と、同病院開設者の宇賀武町長に目録を手渡した。

 宇賀町長は「地域医療の充実に使わせていただきます。病気を治すだけでなく、心を癒す信頼関係が大切との言葉を肝に銘じ、職員ともども一丸となって取り組みたい」と礼を述べた。

 荻須さんは、社会に貢献できることなはいか―と三十年前から毎年百万円ずつ貯金し、旧八日市市の公民館備品購入として百万円を寄付したほか、今年三月には救急車の購入費三千万円を東近江市に寄付している。今回の元手は「その時の金利」と笑いを誘っていたが、「必要とする人に使ってもらい、少しでも役に立てればうれしい」と話した。


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待望の施設完成

安土学童保育所

児童48人 安全にのびのび
=「指定管理者制度」町内第1号=

▲完成した安土学童保育所
(湖東・安土町)
 安土町に住民待望の「安土学童保育所」が同町小中に完成、このほど津村孝司町長はじめ行政、教育、保護者、地権者、地元、建設など関係者約四十人が出席して、しゅん工式とお披露目式が開かれ、完成を祝った。

 町立安土小学校の児童のうち、帰宅しても保護者が就労などのため留守となる児童が、充実した放課後を過ごせるようにと、町が設置。保護者らでつくる「ひまわりクラブ」(林崎博子会長)が、管理運営を行う。現在、四十八人(想定入所児童数五十人)の児童が通っている。

 完成した施設は、敷地面積九百五十平方メートルに、延べ床面積は百九十九平方メートルの鉄骨瓦棒葺寄せ棟造二階建の建物で、子どもたちがのびのび遊ぶことができる広場も十分なスペースを確保した。昨年十一月から工事に取りかかり、完成後、四月二十五日から使用されている。建設費は国の補助を含め約三千万円。

 一階は児童室(約五十平方メートル)、畳敷きの静養室(約七平方メートル)、厨房など、二階も児童室(約四十八平方メートル)がある。道路を隔てて、町立安土保育園、町迎賓館、町指定文化財のボーリズ建築「旧伊庭家住宅」が隣接する。

 同町では、平成元年に保護者らにより「ひまわりクラブ」が設立され、学童保育が誕生したが、これまで、仮施設での移動がくり返されてきた。また、利用児童も増え、これまで使用してきた安土駅南の櫓会館もパンク状態となり、子どもたちの安全面も心配されることから、早期建設が切望されていたが、建設地の決定に一年あまり手間どり、ようやくの完成となった。地方自治法の改正により、「公の施設」管理運営を民間事業者に委託できるようになった「指定管理者制度」の、町内第一号でもある。

 しゅん工式では、津村町長が「みなさんの手で有効活用されることを願っています」、國分征雄町議長が「皆様に御不自由をおかけしましたが、環境の良いところに完成しうれしく思います。よい施設になるよう期待します」と祝辞を述べ、保護者代表が「(完成した施設を見て)子どもたちの顔からうれしさがあふれていました。充実した時間を過ごしてもらい、学童保育所に来ているからこそできる経験をしてほしい。多くの人たちの御助力のおかげです。子どもたちをこれからも見守ってやってください」と感謝のことばを述べた。林崎会長は、「何よりも、安全になり、安心しています」と、環境の整った施設の完成を喜んだ。

 出席者は、子どもたちの作った色とりどりのかわいい粘土細工を洗い場の壁に、記念に張り付けたあと、「新しくなってうれしい」「とっても楽しい」と喜ぶ子どもたちみんなで感謝の気持ちを込め、歌にあわせて披露するけん玉に、目を細めていた。

 


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