滋賀報知新聞(ニュース)平成17年6月1日(水)第14118号


本予算など28議案を提出

あす開会 東近江市6月定例議会

合併後のまちづくりを審議
スポーツ振興審議会など設置

(湖東・東近江市)
 合併後初の平成十七年度本予算案などを審議する東近江市六月定例議会は二日に開会され、本格予算ほか十六年度補正など予算十七件、条例十件、人事一件の計二十八議案と報告三件が提出される。十四、十五両日に総括質問を行い、文教民生(二十、二十一日)、産業建設(二十二、二十三日)、総務(二十四、二十七日)の各常任委員会を経て、二十九日に閉会する。

 審議の中心は、一般会計三百二十七億九千五百万円(旧一市四町前年度当初合計比〇・八%減)などを含む総額五百八十一億三百万円(同〇・七%増)の本格予算案。新市計画理念「みんなでつくる、うるおいとにぎわいのまち、東近江市」へ、まちづくり六本柱に沿い編成された。

 このほか、広域基盤の整備や旧市町から引き継いだ事業、市民交流を促す新市誕生記念イベントの開催などを重点施策に掲げ、合併に配慮した「バリアフリー型の調和予算」と位置付けた。このほか、平和祈念館にも約二千万円で用地測量、地質調査に着手する。

 条例では、国の法施行令や県の助成制度の一部見直しにより、国民健康保険条例や福祉医療費助成条例の一部を改正するほか、地域児童の学習や都市住民との交流の場となる永源寺木造交流施設(山上町)設置へ、学習交流施設条例を制定する。

 また、スポーツ振興法の規定に基づき、市民スポーツの振興や豊かなスポーツライフの構築に向け、スポーツ振興審議会の設置条例を制定する。市教委が任命する委員二十人以内で構成される。

 一方、人権擁護委員に福永林子さん(52歳、下中野町)の新任と、野瀬タマエさん(74歳、青葉町)、白木駒治氏(70歳、政所町)、野村康夫氏(72歳、南花沢町)の再任に意見を求める。


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平成の大修理完了

=弘誓寺で落慶法要=

▲盛大に営まれた落慶法要
(湖東・東近江市)
 二百五十年ぶりの大修理を終えた弘誓寺(東近江市五個荘金堂町、国指定重要文化財)で先月二十八日、僧侶檀信徒ら百五十人による落慶法要が営まれた。翌二十九日には、蓮如上人の五百回御遠忌法要が営まれ、五十年に一度の盛儀に約六百人が訪れた。

 午後二時、本堂には那須和範住職をはじめ県内外の僧侶三十人が伽藍に着座し、般若心経を唱えるなどして落慶法要を営んだ。

 式典では、平成十二年から四年間に及ぶ事業の経過と同寺の歴史等が説明され、事業委託と調査研究を行ってきた県文化財保護課は「五十年以上の寄付活動で再建(一七六四年)するなど、代々の檀家、住職、地元住民の思いを大切にされた平成の大修理でした。また、この本堂は、江戸時代の近江を代表する名棟梁・高木作右衛門但馬(たじま)の作で、出仏壇や後門形式を取り入れるなど非常に価値が高い。維持には多大な努力が必要ですが、この貴重な文化遺産を未来に引き継いでほしい」と話した。

 このあと、来賓の岩永峯一衆議院議員(代理)、小杉武志県議会議員、中村功一東近江市長(代理)、斉藤俊信県教育長(代理)が祝辞を述べたほか、修復工事に携わった木澤工務店、幸督興業、松井工業、川添左官、岩本瓦店に感謝状が贈られ、大事業の完了を喜び合った。

 最後に那須住職が「大勢の人の努力によって成し遂げられ、大変うれしく思います。日本人の本来持っていた美しい心を取り戻すことが、これからの仕事と思っています。門徒だけでなく、癒しの場として開きたい」と感動をあらわにし、心の復興を祈願した。

 翌二十九日には、蓮如上人五百回忌法要と稚児行列が執り行われ、五十年に一度という儀式「庭儀」が見られるとあって、沿道や境内には六百人を超える参拝者で賑わった。

 稚児行列には、県内外の高僧や檀家を中心とした稚児など約百五十人が列を成し、大城神社前から弘誓寺本堂までの四百メートルを渡御、きらびやかに着飾った稚児たちの可愛らしさに拍手が送られた。

 この後、厳かな雰囲気の中で法要が営まれ、上人の遺徳をしのんだほか、藤野宗城師による法話「節談説教」が行われた。

 弘誓寺は、七百十五年前の正応三年、「扇の的」で知られる那須与一の孫・愚咄賢空坊(那須資長)が開いた寺で、山門の瓦には扇の紋が入り、与一が使用した馬の鐙が残されている。また、江戸から明治時代にかけては、親鸞聖人の子孫を住職に迎える湖東地域一帯の真宗中山として大きな役割を担い、二十五カ寺の末寺を擁していた。

 その大きさは、比叡山延暦寺の根本中堂に次ぐ県内二番目で、本瓦葺きの屋根は約五百坪。本堂の間口は三十メートル、奥行三十五メートルあり、内部には外陣、内陣、両余間、両狭屋の間、後堂が設けられ、京都東本願寺や阿弥陀堂のモデルとなっている。

 現在の本堂は宝暦十四年(一七六四)に再建されたものであり、造営は、東寺などを手掛けた近江八幡出身の名棟梁・高木作右衛門但馬。


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子どものSOS一早く察知!!

県下初 企業あげての防犯活動

=株式会社ヒロセが“緊急対応車両”=

▲「子ども110番 緊急対応車両」というシールを貼り作業に向かう車両の列
(湖東・日野町)
 町中をくまなく走る地域に密着した清掃業務の特性を生かし、株式会社ヒロセ(岸田千代子代表取締役、所在地=日野町松尾)が、パッカー車とバキューム車の車体に「子ども一一〇番 緊急対応車両」と書いたシールを貼り付け、先月二十七日から社員あげて子どもたちの安全確保に乗り出した。各学校区や字単位で車体にステッカーを貼り、安全パトロールしている光景はよく見受けられるが、企業あげての防犯活動は県下でも初めてだという。

 清掃業を五十年にわたり手掛けている株式会社ヒロセは、日野町・蒲生町・旧甲賀郡を範囲とする地域密着型の業務の特徴を生かし、子どもの安全確保と被害の未然防止に貢献できることはないかと考えた。

 そこで、岸田代表取締役は、同社がNTTドコモ関西と共同開発したゴミ収集システムに目を付けた。これは、ゴミ収集の作業員が、専用の端末を使って作業完了ごとにデータを送り、ネットワークを通じて同社のコンピューターに蓄積され、回収時刻などがリアルタイムで確認できるというもの。車両には作業員二人が乗車しており、子どものSOSに気づき保護した場合にでも、ゴミ収集システムを活用すれば、同社ですぐに場所・時刻を特定することができる。

 また、パッカー車十六台のボディー部分に縦百二十センチ、横百八十センチ、バキューム車十七台と二トントラック五台のフロント部分に縦二十八センチ、横四十センチのそれぞれ特注シールを貼り付け、一目で緊急対応車両と分かるよう工夫した。

 先月二十六日には、緊急時の対応方法を学ぶ講習会を社内で開き、岸田代表取締役が「凶悪な犯罪に罪のない子どもたちが巻き込まれていることに憤りを感じる。子は、親そして国の宝である。安全に生活していける場を与えてあげることが大人たちの義務であると考える。今回、子どもたちの安全を守るための緊急体制を整えた。我が社の車が移動することで、犯罪抑制の役目を果たせればと思う。社会貢献に進んで参加してほしい」と社員の気持ちを引き締めた。

 続いて、日野警察署生活安全課の玉井文浩係長と野瀬昌子少年補導職員、甲賀警察署生活安全課の野田真弓少年補導職員が、実際に起こりうる声かけ事案などを寸劇で披露し、「できる限り多くの人の目が大切」と期待を寄せた。

 注意点として、▽子どもを保護した場合に会社側が作成したマニュアルを基にまず落ち着かせてゆっくりと状況を聞き通報する▽地域住民の注目度が高まることから信頼性を失墜する行為・運転をしない▽知り得た情報を他人に漏らさない▽犯人の追跡などやり過ぎない―などを挙げ、社員はメモを取りながら聞き入っていた。

 今後、同社では、社内の安全衛生委員会を中心に、具体的な事案を想定した対応練習も行う予定で、地元警察署や教育委員会の協力を得ながら子どもたちが安心して過ごせる社会づくりに取り組む。


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よみがえる戦国絵巻

2005あづち信長まつり

武者行列や和船体験など
=6月5日 城下町下豊浦で=

▲昨年の武者行列
(湖東・安土町)
 安土城下を織田信長率いる五百人の大武者行列が勇壮に練り歩く。町は戦国の時代絵巻に――。
 六月五日開催の「2005あづち信長まつり」は、安土城の城下町の風情を今に残す下豊浦地区を舞台に、テーマ「住民参加による、安土城下町再発見」のもと、盛大に繰り広げられる。

 町内の各区長や自治会長が務める信長・秀吉・家康やその家臣のほか、あづち天正使節の二人が濃姫とねね役で参加、側室や足軽などに安土中学校のサッカー部・卓球部・テニス部の部員、天正少年使節に地元子供会の子どもたち、日野鉄砲隊、子ども行列を従えて、午前十一時、武者行列は先頭を務める安土中学校ブラスバンド部の演奏にあわせて西の湖畔のやすらぎホールを出発。大行列は活津彦根神社、新宮神社を経て、安土山百々橋に午後一時ごろ到着する。到着後は、日野鉄砲隊の演武も披露される。

 今回、もう一つ新たな楽しみが増えた。町が新しく観光の目玉として開発しようとしている西の湖からの水路を和船で行く「湖川(うみ)の街道(みち)」のうち、百々橋からセミナリヨ跡までの区間を手漕ぎ舟で体験遊覧を実施、西の湖でも和船体験を楽しんでもらう。

 このほか、地元特産の近江大中牛を使ったバーベキュー大会はJA倉庫前で午前十時半から、乗馬体験は午後二時半から活津彦根神社、信長茶会は午前十時から新宮神社、オルガンコンサートは午前十一時から午後一時半まで文芸セミナリヨ、あづち楽市にオープンカフェなど、町中の随所でイベントが開催されるほか、地元町内会による代参汁・祈祷汁、もちつき、野菜即売会、特別公開などに、クイズラリーや歴史講演会、大道芸、芸能発表などと、とても全部は回り切れない盛りだくさんの内容となっている。

 安土山と文芸の郷に駐車場があるほか、当日は、JR安土駅から安土山までの無料シャトルバスが運行される。問い合わせは、あづち信長まつり実行委員会(電話0748―46―2389)まで。


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近江八幡の2団体1個人など

=観光物産振興に貢献 31日に表彰式=

(湖東・近江八幡市)
 平成十七年度の観光物産振興功労者として近江八幡市から近江八幡観光ボランティア協会が知事表彰、優良観光・物産団体として賀茂神社伝統行事保存会と優良従業員の小淵喜夫さん(近江鉄道観光)がびわこビジターズビューロー会長表彰に決まり、三十一日に琵琶湖ホテルで開催される(社)びわこビジターズビューロー通常総会の席上で、表彰を受ける。

 この表彰は、地域の観光物産振興を通して滋賀県の観光および物産の発展に寄与した功績や観光物産関連事業所の優良従業員等を表彰するもので、今年年度は、知事表彰が一個人一団体、びわこビジターズビューロー会長表彰に二十六個人、一団体に贈られる。近江八幡市関連の表彰は次の通り。敬称略。

【知事表彰】

 ▽近江八幡観光ボランティアガイド協会(会長・杉田豊子) 「訪れてよかった、また訪れたい」と思っていただける心のこもったガイドを常に心掛け、観光客に対するホスピタリティーを向上させるとともに、近江八幡ファンを数多く生み出した。また、「ふるさと観光塾」や研修会を定期的に開催し、日々研鑚を積むとともに広く市民に対して郷土愛の醸成に努めている。観光物産協会との連携のもと、観光地の美化活動にも取り組み、心と心のふれあいを大切にしたガイドは、近江八幡を心あたたまる観光地として全国に知られるようになった。

【びわこビジターズビューロー会長表彰】

 ▽賀茂神社伝統行事保存会(代表者・浦口祐次 平成六年設立) 長らく途絶えていた、競馬の原型と言われる馬の駆け比べ行事「足伏走馬」を平成六年の式年大祭を期に復興させた。また、常に県内外への情報発信に取り組むことで、県外からの観光誘致に成果を上げている。

 ▽小淵喜夫(近江鉄道観光) 昭和五十七年入社以来、永年にわたり観光事業に精励し、業績向上に寄与。また、何事にも積極的に行動し、温厚・誠実な性格は他の従業員からたいへん信望があり、模範となっていることが認められた。

 


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