滋賀報知新聞(ニュース)平成17年6月16日(木)第14131号


読書推進優秀団体で文科大臣表彰

湖南市の「ちっちゃなかぜ お話会」

甲西図書館拠点に絵本読み聞かせ
=「子どもと心通じ合った時が最高!」=

▲左から塚本さん、山下さん、直塚さん、平山さん
(湖南・湖南市)
 「子どもたちに素敵な絵・言葉との出会いの場をつくりたい」と口をそろえるのは、湖南市の絵本読み聞かせサークル「ちっちゃなかぜ お話会」(平山隆子代表)のメンバー。同会の活動は、十九年前から甲西図書館(湖南市)を拠点に始まり、今や市内外の保育園、幼稚園、小中学校、病院へ出かけるほど広がっている。そして夢を育む取り組みは、子ども読書を推進する優秀団体として、このほど文科大臣表彰を受けた。甲賀地域における「読み聞かせ」の草分け的存在である同会を訪ねた。

 毎月金曜日に開催される、甲西図書館のお話会。記者が訪ねた日の語り手は、同会代表の平山さんのほか、直塚佐恵子さん、山下鈴子さん、塚本厚美さんの四人。
 幼児を前にして語り手は、その場の雰囲気を読みながら、子どもの目の動きを見て、情感たっぷり語りかける。言葉のリズムやページをめくるタイミングに注意を払う。

 メンバーの塚本さんは「相手の視線に立つのがコツ。心と心が通じ合った時が一番やりがいを感じる」と声を弾ませる。心が通じ合った時、子どもらは主人公になりきって、お話の中で悲しんだり、喜んだり、様々なことを体験するという。

 同会は昭和六十一年十二月、「お話しを通じて子どもたちの豊かな心を育もう」と三人の母親で結成された。会の名称「ちっちゃなかぜ」は、「子どもたちをおはなしの世界、絵本や本の世界へと運ぶ”風”になりたい」という願いからつけられた。

 現在では十七人の女性が入会し、絵本の読み聞かせだけでなく、おはなし(ストーリーテリング)、わらべうた、人形劇を市内外で年間二百四十回こなす。拠点となる甲西図書館では、毎月第一金曜(就園前の幼児対象)と毎月第三土曜(幼児、小学生)におはなし会を開いている。 

 同サークル代表の平山さんは今後の抱負として「人は、色々なものを見たり、聞いたりして育っていく。そんな中で素敵な本の言葉、絵に出会って、成長の糧にしてもらいたい」と張り切っている。


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滋賀会館シネマ上映作品

04年度 下半期人気NO1は?

=今月30日まで 投票受け付け中=

(湖西・大津市)
 滋賀会館シネマホールのファンクラブ(中川学代表)は、2004年度下半期(昨年十二月│今年五月)の同ホール上映作品の人気ナンバーワンを決める、「コミュニティシネマ大賞」人気投票を三十日まで受け付けている。

 滋賀県庁前の同シネマは、公設民営で運営される形で二年前に誕生した映画館で、名作映画を中心に上映している。下半期の作品としては、邦画・洋画合わせて五十五作品が上映されている。

 人気投票に参加するには、同ホールロビーに設置されている上映作品名を記した掲示板に、心に残った作品を一人あたり三つまで選んで、シールを貼る。

 選考委員会はこの結果に基づき、観客動員数とファンクラブの投票結果も含めて総合的に評価し、観客賞▽ロビー賞▽シネファンク賞▽選考委員会特別賞▽コミュニティシネマ大賞│を決定し、九月に発表する。

 問い合わせは滋賀会館シネマホール(電話077-522-6232)へ。ホームページのアドレスはhttp://www.cine-func.org/となっている。


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障害者福祉を切り拓いた

糸賀一雄思想に迫る意欲作

=高谷清氏(前第一びわこ学園園長)=

(全 県)
 この子らを世の光に----。障害をもった子どもらを「世の光」たらしめるという理想のもと、障害者福祉を切り拓いた故・糸賀一雄氏の実践と苦悩に迫る新刊「異質の光」(定価二千二百円・消費税別)が、大月書店からこのほど出版された。著者は、前第一びわこ学園園長で小児科医師の高谷清氏。

 糸賀氏(大正三年│昭和四十三年)は鳥取県出身。日本が戦争の泥沼に突き進んだ戦前に青年時代を過ごし、「自由を抑圧する時代」とそれに抗する「国民の社会運動」を経験。また、キリスト教の影響を受け、大学時代は宗教哲学を探究した。

 大学卒業後は滋賀県庁に就職し、戦後は「いくさに負けた日本を再建するには、福祉国家よりない」と決意し、池田太郎氏と田村一二氏とともに戦災孤児や障害児の寮育施設「近江学園」(昭和二十三年から県営)を創設した。やがて、障害のある子らの中に、他と共感するこころと、自ら向上する意欲を見い出していく。

 著者の高谷氏は「糸賀氏の考え、思想である『この子らを光に』を広げたい。本書では、障害をもつ子への感性・やさしさと、子に光りを感じる相手を思いやる人格を感じ取ってもらいたい」と話している。


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平成19年彦根城天守築城400年祭

観光・経済団体が企画準備委員会

来訪者倍増を目指す意気込み
=市民から実行委員会委員を募集=

▲彦根市のシンボル・国宝・彦根城天守閣
(湖東・彦根市)
 国宝・彦根城天守閣の築城四百年を祝う「彦根城築城四百年祭」が平成十九年に開催される。これに向けて、彦根市と県、彦根商工会議所、彦根観光協会など九団体は、企画準備委員会(委員長=藤田益平・観光協会長)をこのほど開き、今年十月までに基本計画と実施計画の素案をまとめることで一致した。彦根商工会議所は開催期間中に来訪者倍増(昨年度二百八十万人)を目指す意気込みで、イベント目白押しの城下町から目が離せない。

 国宝・彦根城天守閣は、関ヶ原の戦いで活躍した井伊直政の子の直継の代になって、井伊家三十五万石の本拠として築城された。同市によると、天守完成年は、学術調査により一六〇六│一六〇七年とみられている。このため、二〇〇七年(平成十九年)に築城四百年祭を予定している。

 企画準備委員会のスケジュールによると、十月までに素案をまとめあげ、(仮称)彦根城築城四百年祭実行委員会を設立、基本・実施計画を策定する。来年度については、プレイベントや広報宣伝で築城四百年を全国的にPRする。

 また、企画準備委員会内にはワーキング会議(座長=片岡哲司・観光協会副会長)を置き、同市や関係団体から選出されたメンバー、および学識経験者が調査・研究を行なう。事業内容や実行委員会設立などについて、八月の最終報告までに五回の会議を開く。

 このほど開かれた第一回ワーキング会議では、スケジュールについて意見が交換された。提案では、「市制七十周年にあわせて平成十九年二月十一日に開幕したのち、各種事業を展開し、十二月三十一日に天守閣広場で閉幕する」(彦根市)、「新彦根創造イベントとして開催期間中(平成十八年十月│同十九年十一月)の観光客倍増を目指す」(彦根商工会議所)、「観光客が増える桜のシーズンである四月から一年間の開催」(彦根観光協会)といった案が出された。

 また、四百年祭を市民とともに開催する観点から、実行委員会委員を各種団体の代表だけでなく一般からも募集する。任期は今年十月から平成二十年三月三十一日までで、市内に在住・在勤・在学の十八歳以上が対象。希望者は、十五日から七月十五日までに同市企画課(電話30-6101)へ申し込む。


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「母性健康管理」が4割

滋賀労働局まとめの昨年度相談状況
均等法20年迎え

=22日に大津で「男女協働フォーラム」=

(湖北・長浜市)
 「母性健康管理」や「セクハラ」の相談が約六割にのぼっていることが、滋資労働局雇用均等室がまとめた平成十六年度の均等法に関係する相談結果でわかった。このため滋賀労働局では男女雇用機会均等法の公布(昭和六十年六月)から二十年を迎えた今月二十二日、「男女協働フォーラム」をピアザ淡海(大津市)で開催する。

 平成十六年度に滋資労働局雇用均等室に寄せられた均等法に関係する相談は、二百七十九件(前年度比二二・三%増)で、女性労働者やその家族からの相談割合は七一・三%にのぼっている。
 内訳は、「母性健康管理」に関するものが最も多く百十三件(同二・八二倍)、次いで「セクハラ」四十九件(同一九・七%減)、「募集採用」二十二件(同五七・一%増)、「賃金、労働時間」十四件(同二二・三%減)、「ポジティブ・アクション」十三件(同三一・六%減)、「定年退職、解雇」八件(三三・四%減)「配置昇進」一件(同横ばい)、「福利厚生」一件(前年度ゼロ件)、職場のいじめなど「その他」五十八件(前年度比八・〇%減)の順。
 相談件数の四割を占める妊娠中の女性労働者からは、均等法で定められている主治

医等からの指導を記した「母性健康管理指導事項連絡カード」(写真)に則した対応を事業主に取ってもらえないといった相談が寄せられている。一方、事業主からは通勤緩和措置やつわりなどの症状に応じた母性健康管理措置の適用方法についての相談が多かった。

 また、一七・五%を占めるセクハラについては、個人事業主など小規模企業、少人数の事業所に勤務する女性労働者やパートタイマーからの相談が目立った。さらに期間契約の女性労働者に対し妊娠を理由に退職を強要したり契約更新をしない事例もあった。このため雇用均等室は十六年度に、百二十五事業所を対象に調査を実施し、百二件について是正指導を行った。このうち最も多かったのはセクハラの防止対策だった。

 なお二十二日に開かれる「男女協働フォーラム」は、“均等法二十年 女性が活躍できる雇用管理とは〜二十年間の変化と今後の企業の発展のために〜”をテーマに、京都大学大学院法学研究科教授・西村健一郎氏の講演や、日本電気硝子(株)液晶板ガラス事業部事務部長・間所日出司氏、大西電子(株)取締役関係会社総括・小林征一氏、(株)滋賀銀行八日市東支店融資主任・五十嵐真砂代氏をパネラーにパネルディスカッションが予定されている。参加希望者は、滋賀労働局雇用均等室(<CODE NUM=013E>077|523|1190、FAX077|527|3277)まで、電話、ファックスで申し込みを。定員(百二十人)になり次第、締め切る。無料。

 


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