滋賀報知新聞(ニュース)平成17年6月20日(月)第14135号


八日市文芸会館の存続を

プロ作家たちが合同展

東近江の芸術を愛する会
=6/21〜7/3=

▲作家仲間に呼びかけて展覧会を企画した「東近江の芸術を愛する会」のメンバー
(湖東・東近江市)
 県は昨年十一月、厳しい財政難からの回避と県内の市町運営の文化ホールが整備されたことなどを理由に草津以外の県立文化芸術会館四館を廃止する方針を発表した。これを受けて同会館の地元市と県との間で、会館の払い下げを受けて存続するか、廃館にするか、を検討する最終段階に入った。七月末までには決定される見込み。

 各館の今後の行方に関心が集まる中、八日市文化芸術会館の地元では、存続を求めて今年一月、東近江地域で活躍する芸術家たちが「東近江の芸術を愛する会」を結成、二十一日から仲間三十人の展覧会「東近江で活躍する作家たち」を同会館で開催する。

 八日市文化芸術会館は一九八一年、長浜、安曇川に次ぐ県内三番目の県立施設として開館。九八年に県文化振興事業団に移管されるまで、独立採算で運営が進められてきた。

 開館から二十四年間、国内外の優れた芸術家とその作品の紹介展示をはじめ、舞台作品の上演や各種のコンサート、アーティストや創作ミュージカル、地元アマチュア作家の作品発表の場の提供など、湖東地域の芸術文化の創造と住民意識を高める活動拠点としての役割を担ってきた。

 廃館後、四館とも地元自治体市への施設譲渡が有力視されているが、東近江市の場合は、新市建設計画の中に生涯学習や芸術文化の活動拠点となる新施設を整備(建設)する構想があげられていることから「今、文芸会館の譲渡の話があっても、そのまま承諾できる状況にはない」としている。

 その理由には、▽会館施設が耐震構造ではない▽人口八万人のホールにしては収容規模が小さい▽築後二十四年が経過し、施設全体の耐久年数が余りない、などが挙げられており、現状のままの譲渡には慎重な構えを示している。

 一方、新市建設計画に沿って一、二○○人程度収容のホールを併設した文化施設を新たに建設するとなれば、四○〜五○億円の資金が必要とされ、合併特例債が活用できるにしても「文芸会館があるのにもったいない」という市民からの指摘にどう説明し、理解を得るのか、大きな壁が待ち構えている。

▲県が廃館を決めている八日市文化芸術会館
 市は、県の廃館後の方針や譲渡条件の明示を求めた上で、方針を決定したいとしており、現在、県に提出した譲渡条件の返答待ちとなっている。

 同愛する会の今回の展覧会は、会館が県立から離れてどうなるかの岐路に立っている今こそ、地域文化の拠点としての役割と必要性を多くの人に再認識してもらう好機ととらえて開催。来場者にアンケートを実施して、会館の存続につなげていきたいとしている。

 会場には、東近江地域で活躍する洋画、日本画、工芸、立体、書、写真等の芸術家三十人から作品四十五点が出展される。入場無料で七月三日まで開催。

 同会代表の小嶋太郎氏は「新しい会館建設に反対しているのではなく、まだまだ活用の道がある文芸会館が壊されることなく、存続されることを願っている」と話している。

★記者の目

 八日市文芸会館を譲り受けるのがいいのか、新しい文化施設の建設がいいのかには、賛否両論がある。いずれにせよ、娯楽性も求められるホールや会館運営に、地域住民が観たいと望む催しや楽しみにする展示などの視点が積極的に取り入れられないと集客は難しく、廃館される文芸会館と同じ運命をたどる懸念がある。住民アンケート等を実施して、催しの企画、開催を決めていくなどの柔軟性がほしい。

 今回の展覧会は、会館建物の存続の願いが込められたものであるが、これだけの地元のプロの作家や芸術家の優れた作品が一堂に鑑賞できる機会はこれまでなかった。地域に根ざすなら、文芸会館が最初に持ち合わすべき視点だったかもしれない。    (畑 多喜男)


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カブトムシ・クワガタつかみに挑戦!

=参加者募集中=

(湖東・能登川町)
 夏休みの思い出をつくろうと、虫とりあみ片手に出かける「ジュニア水車塾〜カブトムシ・クワガタムシつかみにチャレンジ!〜」が、七月九日の夜、町内某所(生態保護のため、当日の参加者に説明する)で行われる。

 喜びや苦労など、様々な体験によって豊かな心を育もうと、のとがわ体験活動ボランティア活動支援センターが主催するイベントで、町内の小・中学生と保護者を対象に五十人の募集が始まった。

 集合場所は能登川町民スポーツセンター玄関ホール。時間は午後六時四十五分〜同九時(小雨決行、荒天中止)となっており、虫とりあみ・虫かご・懐中電灯・虫よけスプレー・軍手・タオル・救急用具、筆記用具などを持参する。参加費は五十円。当日の服装は長袖、長ズボン、帽子を着用する(安全のため、サンダルやスリッパは禁止)。

 希望者は、役場生涯学習課(0748―42―9926)へ。


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人身事故につながる危険性も

長峰団地で 不燃ごみ収集車爆発

各家庭で徹底するしかない!
=スプレー缶やボンベの廃棄処理=

▲爆発・延焼した不燃ごみ収集車の消火活動(蒲生町の長峰団地で)
(湖東・蒲生町)
 今年に入ってから県内で続発している不燃ごみ収集車の爆発・延焼事故。蒲生町でも、四月十九日午後零時五十分頃に長峰団地で、不燃ごみ回収中の収集車内で爆発が起こり、天上シートと鉄板が延焼する事故が発生した。同町役場環境整備課や東近江行政組合日野消防署は、カセットボンベやスプレー缶などの廃棄方法について再度徹底するよう住民に呼び掛けている。


 蒲生町では、約七年前にもごみ収集車の天上が抜けるほどの爆発事故が発生したという。今回の事故は、長峰南区の収集所で、作業員が不燃ごみを積み込んだ後に爆発・炎上し、ホースで水をかけて発進したものの、走行中にまた燃え始め、長峰東区の収集所に停車。日野消防署や自警団、町消防団が駆け付けて、延焼中のごみ収集車の消火活動を行った。 

▲黒焦げになったカセットボンベやスプレー缶を発見
 鎮圧後に収集車内のごみを出して、日野消防署や日野警察署、蒲生町などが検証した結果、黒くこげたカセットボンベやスプレー缶が発見されたことから、車内にガスが充満し、火花などで引火して爆発・延焼した可能性が高いことが分かった。

使い切ってから穴を開けガスを出し切るよう啓発する日野消防署員
 日野消防署によると、使い切らずに捨てられたスプレー缶や卓上コンロのカセットボンベ、ヘアスプレーなどは、収集車内で圧縮され圧力が上がり、残ったガスが缶の外に出て充満、金属の接触により出る火花や一緒に混入されているライターに触れて引火する恐れがあるという。消防署員は「一つでもというのが大変な惨事につながる」と警告する。

 安全に廃棄されていれば何の問題もないが、不燃ごみを回収する作業員やごみステーション周辺住民の人身事故につながる危険性もあり、爆発はどこで起こるかわからないため地域住民にも危害がおよぶことが考えられる。

 平成元年三月には、中部清掃組合が構成する市町に対して「ガス抜き器具」を全戸配布した。また、事故のあった長峰団地では、毎週日曜日に住民が当番制で、不燃ごみの分別と未処理の物のガス抜きを行っている。どれだけ万全を期しても、住民一人ひとりが注意しなければ事故はなくならない。

 同町役場環境整備課の八木信博課長補佐は、「スプレー缶やカセットボンベは使い切ってから、穴を開けて中のガスを出し切り、不燃ごみに出してほしい」と、防災無線も活用して町民に広く注意を促している。


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「まちづくり懇談会」完了後に

広範メンバーで 協議会立ち上げ

=津村安土町長 議会で構想示す=

(湖東・安土町)
 安土町の津村孝司町長は、開会中の六月定例町議会で会派代表質問に答弁し、「(仮称)まちづくり協議会」を現在町内全自治会で巡回開催中の「まちづくり懇談会」終了後に立ち上げる意向を明らかにした。

 日本共産党の西川與平議員の質問に答えたもので、新エネルギービジョン策定懇話会(鈴木有委員長、十二人)から「ビジョンは策定したが、まちづくり全般にわたってまちがよくなるよう取り組みを続けたい」との要請もあり、「まちづくりへの町民の気運と懇談会の成果を反映させ、協議会の中で議論を闘わせて、新しい安土町づくりを進めたい」と、答えた。

 また、まだ構想段階ではあると前置きした上で、協議会は、あらゆる分野の団体の代表(会長とは限らず、まちづくり全体を考えた意見を言える人)、フリーの立場で意見を述べてもらう町民代表(公募)、町職員で構成し、立ち上げに向けて準備会を設け、運営の仕方などを検討することにしている。

 津村町長は、「相当な委員数になると思うが、これまでの縦割りのまちづくりから、横の連携が図れるスムーズかつ効率的なまちづくり協議が可能になる」と、期待を示した。


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近江八幡勢健闘及ばず

竜王小がダブル優勝

=交通安全こども自転車近江八幡地区大会=

▲真剣に競技に取り組む選手
(湖東・近江八幡市)
 交通安全こども自転車近江八幡地区大会(近江八幡地区交通安全協会主催)がこのほど近江八幡市立運動公園体育館で開かれ、団体で竜王小学校Cチームが、個人でも同チームの松崎千華さんがみごと優勝し、七月二日に同体育館で開催される県大会への出場を決めた。

 大会は同地区管内の近江八幡市、安土町、竜王町との共催で、四年生から六年生を対象に、子どもたちの交通事故防止と、正しい交通知識を身につけてもらおうと、毎年開いているもので、今年は、近江八幡市の馬淵小学校と桐原東小学校、竜王町の竜王小学校の三校から八チーム、三十二人(一チーム四人編成)が参加した。

 「自転車の乗り方を通じて交通安全に心がけ、元気いっぱい競技することを誓います」という、岡田拓馬くん(竜王小)の元気いっぱいの選手宣誓で大会が始まった。

 大会は学科試験と技能試験で行われ、まず行われた学科試験では、交通規則、道路標識、自転車の安全な乗り方について各二十問ずつ、計六十問(試験時間三十分)に挑んだ。

 技能試験は、方向指示を出しながら片手走行でのS字クランク、一分以上時間をかけて通過しなければならない一本橋、一・二メートル幅に置かれたピンを倒さないようにぬって走るジグザグ走行の運転技術を中心としたテクニカルコースと、信号交差点での二段階右折、踏み切り通過、横断歩道通過、一時停止といった交通規則に重点を置いた模擬街路コースで行われた。

 選手たちはこの日のために放課後特訓を積み重ね、本番ではみんな真剣そのもの。ピンと張りつめた会場に、選手たちの「後方よし、右よし、左よし、前方よし」といった安全確認の声だけが響いた。大会上位の結果は次の通り。敬称略。

【団体】一位 竜王小Cチーム▽二位 馬淵小Cチーム▽三位 竜王小Bチーム
【個人】一位 松崎千華(竜王小C)▽二位 岡田拓馬(竜王小B)▽三位 児玉湧太(馬淵小C)

 


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