滋賀報知新聞(ニュース)平成17年6月30日(木)第14143号


委託業者が内職に回す!?

大津市納税課の「督促状」封入れ作業

個人情報漏えいの疑いも
=他の自治体にも波紋広がる=

▲大津市納税課の「督促状」
(湖西・大津市)
 納税者の個人情報がつまっている「納付通知書」や「督促状」の封入れ・封かん作業を、大津市では民間業者に委託しているが、業者が「督促状」を内職に再委託し、個人情報が漏えいしていた疑いが強いことが滋賀報知新聞の取材でわかった。市が契約で禁じている再委託問題の波紋は、他の自治体にも広がりそうだ。                    【石川政実】

 大津市の資産税課は五月六日に軽自動車税、同九日に固定資産税の「納税通知書」を納税者に郵送した。納税期限は、いずれも同三十一日。また市民税課は、市民県民税の「納付通知書」を今月一日に郵送した。納期限は三十一日となっている。

 納期限から二十日が経過しても納税されない場合、納税課は未納者に「督促状」を、また前年度からの滞納者には「催告状」を送付することになる。

 重要な個人情報がつまっている「納税通知書」や「督促状」の封入れ・封かん作業について、市はダイレクトメール業者などと随意契約を結び、同作業を委託。そして市は封入れ・封かんされた納税通知書などを業者から受け取り、郵送する。 今年度は、資産税課と市民税課が京都市の業者一社と、納税課が県内(東近江地域)に営業所を持つ業者一社と、それぞれ随意契約を結んでいる。   

 納税課は六月七日に約一万人分の「催告状」、十三日に約一万人分の固定資産税と約一万人分の軽自動車税の「督促状」の中身を業者に手渡した。業者は、封入れ・封かんをして九日に「催告状」、十六日に「督促状」を市に納品した。

 本紙取材で、納税課が発注した「督促状」の封入れ・封かん作業の一部を、業者が内職に再委託した事実が浮かび上がってきた。

 同社営業所長は「大津市の仕事は、一回のロットが多いため、通常の場合、封入れ・封かんの機械がある岐阜県の本社で作業を行っている。ただ今回の軽自動車税については、一部手作業をせざるを得なかったものがあったので、県内の営業所へ契約社員二人に来てもらい手作業をした。もちろん個人情報保護のため、市役所の仕事については内職に出すことは一切ない」と本紙取材に答えた。

 大津市の佐竹重義納税課長は「(本紙指摘を受け)業者に問いただしたところ、軽自動車税の督促状だけは営業所において手作業で封入れをしたとのことだった。納税課では、契約にあたって“個人情報取扱事項”を設けて、再委託の禁止を定めており、内職などに再委託することは認めていない。内職の場合、自宅で封入れ作業を行えば、家族にも情報が漏れ、コピーも可能になるからだ」と話した。 

 しかし本紙取材では、同社が手作業による封入れ・封かん作業を内職に出していたことが明らかになっており、個人情報漏えいの疑いが強まっている。 


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新幹線新駅の負担約101億円

栗東市議会本会議で可決

=続いて県も6月定例会に追加提案=

▲新駅予算案で賛成して起立する議員
(湖南・栗東市)
 東海道新幹線(仮称)びわこ栗東駅設置に伴う地元負担約二百四十億円のうち、栗東市分の百億九千四百万円を債務負担行為として計上する栗東市一般会計補正予算案が二十四日、同市議会で可決された。このうち一億円は市債を今年度発行し、残る九十九億九千四百万円は平成十八│二十四年度に市債を分割発行するほか、積立金や企業寄付金などで賄う。

 今後のスケジュールとしては、栗東市で議決されたことを受け、県が開会中の六月定例会に県負担案(百十六億九千七百万円)を追加提案したのに続き、関係五市(草津、守山、野洲、湖南、甲賀)も、七月にも各議会へ提案・承認を求め、今年中にJR東日本と工事協定を結び、平成二十二年度中の開業を目指す。

 この日の栗東市議会の本会議では、新幹線新駅関連予算案の継続審査を求める動議が採決されたが、賛成少数(市民ネット四人、栗政会二人)で否決された。

 続いて新幹線新駅関連予算案の採決では、「十分な審議がされていない」として議員四人(栗政会ニ人、市民ネットニ人)が退席。このため議長を除く十五人で採決が取られ、過半数を超える賛成議員十人(新政栗東七人、公明栗東二人、栗政会一人)で可決された。

 賛成に回った議員の一人は、新駅設置に対して慎重派である栗政会所属だが、「栗政会では政治的判断で個人の考えに任せることになった。少ない予算で新駅設置を進めるという会派のスタンスは持ち続け、今後もコストをチェックしていきたい」と話していた。

 国松正一栗東市長は「可決されたことに心から感謝したい。今後は工事協定の締結に向けて、区画整備事業などの残された課題を解決し、一日も早い新幹線新駅の開業と活力ある地域社会づくりに新たな決意をもって取り組みたい」と意欲を示した。

 また、同市議会の結果を受けて記者会見した国松善次知事は「大きな一歩を踏み出した。設置市(栗東市)として責任を果たされたことに、敬意を示したい。(負担を拒否している)大津市についても、関係市の議会で結果が出たあと、協議したい」とした。


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3年に1度 雲の上をハイキング

「日野町民富士登山」参加者募る

=日野町体協=

(湖東・日野町)
 日野町体育協会は、七月二十四、二十五日の一泊二日の日程で開催する「第二十六回日野町民富士登山」への参加者を募集している。

 雲の上をハイキングする富士登山は、同協会が三年に一度企画しているもので、経験豊富な山岳リーダーの引率付きなので親子や夫婦、仲間とともに安心して一生の思い出づくりができると人気を集めている。

 行程は、七月二十四日午前六時に日野町役場を出発し、午後三時に五合目から登山スタート。その後、八合目の「白雲荘」で夕食と仮眠をとり、二十五日午前一時に登山を再開する。初心者でも少人数グループを組みゆっくり楽しみながら、同四時半には頂上に到着する予定で、感動のご来光を拝む。下山後、同十一時半に五合目駐車場を出発、帰りに河口湖畔で入浴と昼食で体力を回復させて帰路に着く。

 対象者は、日野町在住・在勤者で健康な人。子どもは小学四年生以上で、小中学生は保護者同伴のこと。定員は四十人。また、定員に満たない場合は町外の人でも参加できる。現在のところ、町外の人が参加できるだけの空きがあるという。

 参加費は、一人二万八千円(旅費、宿泊費、食費、保険料、ガイド料などを含む)。

 参加希望者は、所定の申し込み用紙に必要事項を記入し、参加費を添えて大谷公園体育館内日野町体育協会事務局まで申し込む(電話での申し込み不可)。申し込み締め切りは七月八日。

 詳しくは、大谷公園体育館内日野町体育協会事務局(電話0748―52―5379)または日野町教育委員会社会教育課(電話0748―52―6566)へ。


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町政50周年記念して

ダイハツ工業が“ム−ヴ”

=竜王町に1台寄贈=

(湖東・竜王町)
 竜王町はこのほど、町政五十周年を記念して、ダイハツ工業株式会社滋賀(竜王)工場から軽自動車「ムーヴカスタム」一台の寄贈を受けた。

 同町役場正面玄関前で開かれた寄贈式では、同工場の倉長勇太郎副工場長が「昭和四十九年にエンジンを作る第一工場を竜王町に開設し、平成元年には第二工場で車両の生産ラインを確立した。温かいご支援のもと、滋賀工場だけで生産台数が累計二百五十万台にものぼり、五千人が働く工場にまで発展させていただいた。これまでの御礼と町のさらなる発展のために、従業員一堂が心を込めて作ったムーヴをご活用いただきたい」と語り、キーを手渡した=写真=。

 黄金キーを受け取った山口喜代治町長は、「最先端のすばらしい車の寄贈を大変ありがたく思っている。公用車として住民福祉の向上に広く使わせていただく」と感謝の気持ちを述べた。山口町長と勝見久男助役は、実際に運転し、ゆったりした座席や乗り心地、性能の高さを体感した。


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子育てやさしくアドバイス

経験と実績「親と子の絆」に

=近江八幡市の岡田さよ子さん=

▲「親と子の絆」を出版した岡田さん――滋賀報知新聞社で――
(湖東・近江八幡市)
 近江八幡市中村町で教育相談所を開く教育・子育てコーディネーターの岡田さよ子さん(54)が、子どもの問題行動や子育てについて、豊富な経験と実績をもとにやさしくアドバイスする「親と子の絆(きずな)〜心が一つになるとき〜」を、文芸社からこのほど出版した。子どもをもつ親だけでなく、教育関係者の間でも、高い評価を受けている。

 地元子供会ソフトボールチームの監督を引き受けて以来、夏休みに自宅を開放して学習や生活の指導、PTA活動など、岡田さんの青少年の健全育成への情熱が深まり、平成七年には民間の子育て相談所を開設、不登校支援をはじめ、子ども、先生、保護者を対象にした相談活動や講演活動を続けてきた。平成十一年から四年間は市教委の教育相談室でも活躍、現在は市教育相談員も務める。

 相談件数は一千七百件を超え、その経験と実績を少しでも大勢の人に伝え、広げたいと、短くわかりやすい文章で、一言一言諭すようにまとめあげた。

 第一章では、乳幼児の頃の親子関係が一生に影響する、母親に抱かれることが子どもの財産になる、重要な父親の役割など、「子どもと関わることの意味」を、第二章では、子どもの心の傷に気づこう、子どもの非行が訴えるもの、なぜウソをつくのか?、「おねしょ」「おむつ」に過敏にならない、虐待された子どもの逆襲など「子どもの心の変化に目を向ける」、第三章「問題行動の要因は親にある」、第四章「成長段階に応じた留意点」と、〇歳児から思春期までの幅広い年齢層に応じた対応や対処、問題と行動について分析と解明をおこなっている。また、第五章では、保護者から寄せられた相談と回答や講演の観想が紹介され、読者の共感を誘う。

 岡田さんは、「子どもの心の背景を理解しようとしない親、教師が多い」「〇歳から五歳までのかかわり方が、子どもの一生に大きく影響する」「おこるより、たたくより、子どもが何を表現したいのか気がついて、親育ちしてほしい」と語りかけ、「子どもの幸福は親の笑顔から、子育てに悩む人の少しでもお役にたてたら」と、本書出版の思いを語る。

 四六判、百四十六ページ、一千五百円。問い合わせは、文芸社(電話03―5369―2299)、岡田さん(電話0748―33―1556)。

 


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