滋賀報知新聞(ニュース)平成17年7月5日(火)第14147号


遺徳をしのび、弥助さん合同葬

=雨のなか1000人が哀悼の意=

▲北川弥助元県議の合同葬に、会場いっぱいに詰めかけた参列者
(湖東・東近江市)
 元県議会議長で先月九日、九十四歳で逝去した北川弥助氏の自民党滋賀県支部連合会と県農業共済組合連合会、県土地改良事業団体連合会、県商工会連合会、滋賀報知新聞社など十四団体の合同葬儀が三日、東近江市青葉町の八日市文化芸術会館で営まれた。

 葬儀は、岩永峯一衆議院議員を葬儀委員長に営まれ、県選出の衆参両院議員や県議、国松善次県知事、県内各市町長および、地元経済界や商工農漁業界、友人・支持者らが次々と来場。参列者は約一千人にもなり、会場は人が溢れ、外に設けられた特設テント席も満員となった。

 祭壇は、郷土の発展に尽力した北川氏に敬意を表し、豊かな恵をもたらす鈴鹿の山々と愛知川、田園に伸びゆく稲穂を生花で表したほか、全国最多を誇る十四期五十三年の議員活動を十四本の竹で表現された。その中央には微笑む遺影が飾られ、全員で黙とうを捧げた。

 岩永峯一葬儀委員長は「謹んでご霊前に哀悼の意を表します。再び健康を取り戻し、もっと長生きしてもらえるものと思っていだけに残念でならず、にわかに信じられませんでした。遺族の方々、長く支援された郷里の皆様の悲嘆は筆舌に尽くせないものでしょう。若輩の私を県政、国政に導いて下さったのは北川先生であり、政治家の鏡として敬する偉大な御人でした。ご享受いただいた政治信条を胸に刻み、県民のために精進したい」と悼んだ。

 続いて国松知事が「五十三年の県議活動は百三十七万県民の誇りであり、県議会の大黒柱でもありました。その北川氏を失ったことは痛恨の極みです。発展の基礎は農業振興にありと尽力され、食の供給と農家経済の安定を図る永源寺ダムの完成はその代表的なもの。また、県民との共働がますます大切となるなか、北川氏は早くから地域対話に取り組まれた」と賛辞を送った。

 また、山下英利参議院議員、富士谷英正県議会議長、西村長平愛知川沿岸土地改良区副理事長らも次々と登壇し、政治生命を懸けた琵琶湖総合開発事業推進や農商工業の育成・発展への功績を高く評価しながら、別れを惜しむ弔辞をささげた。

 最後に、喪主の長男・紀太郎氏があいさつに立ち「人にも自分にも厳しい人だったが、弥助さんと呼ばれることに嬉しそうだった。足元の悪いなか、父のためにありがたい」と礼を述べ、読経が流れる中、参列者全員が焼香をささげた。

 一般焼香で、農業振興を共にしてきたという男性(72)は「厳しさもあるが、人情味のある政治家だった。聴衆を笑わせるサービス精神も旺盛で、もう一度マイクを握る姿を見たかった。めい福を祈りたい」と話し、遺影に向かい感謝の言葉を述べていた。

 故・北川氏は五個荘伊野部町生まれ。昭和二十五年の県議補選で初当選して以来、連続十四期の当選を果たし、現地方自治制度下で史上最多選を誇る。在職期間は一万九千四百四十日。この間、県議会議長を三回、自民党県連会長三回、全国農業共済協会副会長、県商工連合会長、県農業共済連合会長、県土地改良事業団体連合会長、愛知川沿岸土地改良区理事長など数多くの要職を務め、戦後の滋賀を語る「県政の生き字引」といわれた。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

人と人をつなぐ新たな使命!

「日野町公民館フォーラム」開催

=団塊世代巻き込んだまちづくり=

▲日頃の活動や課題を報告する7公民館館長ら
(湖東・日野町)
 「日野町公民館フォーラム」(主催=日野町公民館連絡協議会、同町教育委員会、同町公民館運営審議会)が、同町立日野公民館ホールでこのほど開かれ、地域住民ら参加した約百二十人が地域づくりの一翼を担う公民館運営・活動の在り方について考えた。

 フォーラムの冒頭、日野町公民館連絡協議会の菱川きよみ会長(日野公民館長)が「行政・財政面ともに非常に厳しい局面を迎えている。人づくりの中でまちづくりを進めていくためにも公民館活動をどう展開していくか一緒に考えてほしい」と呼び掛け、藤澤直広町長も「地域の力をどう発揮するかが問われている。社会教育の拠点そして人と人とをつなぐ場として活動のさらなる発展を」と求めた。

 日野少年少女合唱団が全国共通の「公民館の歌」や唱歌メドレーを伸びやかな歌声で披露した後、社会教育図書出版社時代に全国の公民館・地域活動などを取材した経験を生かしてアドバイザーとして活躍している工藤日出夫氏(生涯学習ゆめ・みらい研究所所長)による「変化の時代・公民館の新たな使命〜協働への展望〜」をテーマとした講演へ移った。

 工藤氏は、「全国的に見て、公民館の外観は立派になったが、中味がともなったかというと、新施設になってからは機能を優先させて、知恵を出し合い学習する本来の公民館活動が薄れているのではないかと思う。お金がかかる厄介な施設になっている」と分析し、「地域住民がどう地域を作っていくのかを考える上で、本来の公民館活動を取り戻してほしい」と訴えた。

 また、人間として豊かに安心して生きるために、多種多様な学習機会を提供する公民館の役割を再確認し、生涯学習の成果を「市民力」に変えて住民参画を促すようアドバイスした。

 最後に、「集まる・学び合う・つなげる」というコミュニティ形成の三要素が揃った公民館の強みを機軸に、サラリーマンを卒業する団塊世代をまちづくりに導く取り組みや住民・行政・ボランティアグループとのネットワークづくりなどを公民館の新たな使命に掲げた。

 引き続き、中央公民館・横山増雄館長の司会進行のもと、町内七公民館館長(東桜谷・西大路・南比都佐・日野・西桜谷・鎌掛・必佐)が勢ぞろいし、「若い人にも公民館へ足を運んでもらおうと、中国語講座を始めた。すると、公民館に心を寄せてくれる人がどんどん増えてきた」や「サークルなど三十三団体に利用してもらい、休館日以外に利用がない日はないほど」といった各公民館の特色ある活動を報告した。

 公民館運営審議会・岡里子委員長は、「公民館は、福祉や災害面においても情報を発信する大きな機能を担っていると思う。住民自治の確立に向け、住民自らができることは何かを考え、実行に移していける場にしていきたい」と語り、住民の意識改革の必要性にも触れた。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

1日館長やってみませんか

ヴォーリズ建築の安土町郷土館

初期の設計 和洋折衷の旧伊庭邸
=9月からの土日公開に合わせて=

▲1日館長を募集している安土町郷土館
(湖東・安土町)
 安土町は、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計で大正二年に建てられ、昭和五十五年に町指定文化財に指定、現在は郷土館として保存されている旧伊庭邸を今秋から一般公開するため、施設の管理・清掃・案内などを行う「一日館長」を、町内外から広く募集している。ヴォーリズの魂に思い存分にふれることのできる、絶好のチャンスでもある。

 旧伊庭邸はヴォーリズ来日初期の設計で、洋風の外観をもちながら、玄関や一階部分に和風建築構造を組み入れた貴重な建物。化粧梁が見える英国伝統の外壁や書院造の座敷など斬新な意匠が随所に施されている。

 住友家第二代総理事を務めた伊庭貞剛が同町小中に建て、安土村長に二度就いた四男の慎吉が住んでいた。

 今年がヴォーリズ来日百年でもあることから、多くの人にヴォーリズの魅力を知ってもらい、安土の魅力を知ってもらおうと、九月から、同館を土曜・日曜に開館し、一般公開することになった。

 一日館長は、午前十時から午後三時まで同館を開館し、掃除、来館者の案内などを行う。ただし、来館者のない時間は、自分の時間をゆったりと過ごすことができる。

 応募の締め切りは八月十日。応募者により、担当日や運営方法などを協議することにしている。

 応募と問い合わせは、安土町教育委員会文化財係(電話0748―46―7215)へ。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

死亡事故阻止の願い短冊に

七夕飾り80本立てて啓発

=近江八幡地区交通安全協会=

▲安全運転の願いが込められた七夕飾りを立てる協会員

(湖東・近江八幡市)
 近江八幡地区交通安全協会は、昨年に比べ、交通死亡事故が急増していることから、死亡事故抑止をめざして、七夕にちなんだ交通安全啓発を七日まで実施している。

 同協会役員や近江八幡署員ら約四十人が一日、「みんなで守ろう交通ルール」「お父さんシートベルト締めてね」「ゆずり合う心が安全第一に」「おみやげは 無事故でいいのお父さん」「携帯電話ダメよ今 運転中」「子どもやお年寄りを交通事故から守ろう」「飲酒運転追放」など交通安全の願いを書いた色とりどりの短冊五百枚を、約八十のササに取り付け、近江八幡署と前の道路や、市役所玄関、安土町と竜王町役場玄関などに取り付けた。

 七夕までの間、役場や警察署を訪れる住民や、道行くドライバーに、安全運転とマナー向上を訴える。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

知事の年間給与1762万円

所得報告書など閲覧開始

政治倫理確立へ資産公開
=県議報酬は一千百万円超=

(全 県)
 政治倫理の確立のための知事や県議の資産公開が行われ、四日から報告書の閲覧が開始された。資産は、平成十六年中に新たに所有した昨年十二月末現在の土地、建物、預貯金などで、所得については、十六年分の総所得が報告されている。

 国松善次知事の所得は、知事給与千七百六十二万円と雑所得十八万円を報告し、任期開始(十四年七月)からの資産に変動はなく、昨年中に土地、建物などの資産を取得していない。

 一方、中村功一東近江市長は、任期開始が今年二月のため、所得に関する報告の義務はなく、資産と関連会社(一部事務組合などの役員)の報告にとどまった。

 中村市長の資産は、土地(五百四十七平方メートル)百四十一万円、建物(二百六十六平方メートル)九百万円、預貯金二千五百万円、借入金一千万円などで、有価証券やゴルフの会員券などは所有してない。

 このほか、県議は、任期開始(十五年四月)からの資産補充報告と所得報告書を提出している。知事に関しては県庁広報課県民情報室、県議は県庁議会図書室、東近江市長は市役所秘書課で、午前九時から午後五時までの間に閲覧できる。

 県議が公開した所得報告にはすべての所得が含まれ、報酬ほか関連会社給与、雑所得(年金など)、土地譲渡などで占められている。東近江地域の各県議総所得は次の通り。敬称略。

 【上野幸夫】千百二十一万円【小寺裕雄】千五百十三万円【小杉武志】千九百八十四万円【冨士谷英正】千百九十三万円【徳永久志】千百二十一万円【杼木捨蔵】千三百三十五万円【山田尚夫】千百二十二万円

 


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ