滋賀報知新聞(ニュース)平成17年7月28日(木)第14167号


スマートIC導入へ県が秋にも調査

仮称・湖東三山インターチェンジ(秦荘町)
コスト減で 県内IC変革のモデルケース!

=道路公団民営化で地元負担か=

▲スマートIC(PA型)イメージ図
(全 県)
 県は、名神高速道路・彦根インターチェンジ(IC)-八日市IC間で新設が検討されている「仮称・湖東三山IC」について、スマートIC方式を採用した場合の建設コストなど試算する調査を今秋から着手する。従来のICよりもコンパクトなスマートICは、自動料金収受システムであるETC(注)専用で、建設・管理コストの削減が可能。このため国土交通省は、国内ICを倍増することで「使いやすい高速道路」を実現しようと、本格導入を目指している。県内初のスマートICの導入は、県内での名神、第二名神IC変革のモデルケースとして注目されそうだ。


 国の試算によると、スマートICの建設コストは、従来のトランペット型の立体交差が必要な構造(建設費約三十五億円)と異なり、必要のないダイヤモンド型の構造(同約二十五億円)になるため、三割削減できると試算している。管理コストでも、自動料金収受システムであるETC専用なので、料金収受の人件費が約五割カットできるとしている。

 県が検討調査するスマートICはパーキングエリア(PA)接続型で、既設の秦荘PAにETCゲートを設け、一般道から本線へ乗り入れ道を整備するもの。本線の加速車線がすでに整備されているので、通常のスマートICと比べてさらにコスト削減できる。

 調査では主に▽スマートICの概略設計▽交通需要予測調査と解析▽交通転換による影響効果の検証│を行ない、今年度中に結果をまとめる。データは、今後の地元市町、国との協議の際、たたき台として使う意向だ。
▲スマートIC(ダイヤモンド型)
 ただし、建設費用については、まだ不透明な部分が多い。従来は国が調査し、道路公団が事業主体として工事を実施してきた。ところが、十月の道路公団民営化に伴い、地元自治体にも応分負担が求められる流れにある。

 県道路課は「まだ地元の市町が国へ新設を要望しているところで、県が事業主体になるかどうか分からない。ただ、県としては、県内のIC平均間隔(十二・五キロ)が全国平均(十キロ)と比べて長いことを考慮して、インター追加は重要課題として考えている」としている。

 また、地元の要望団体である仮称・湖東三山インターチェンジ建設促進期成同盟会(彦根市と東近江市、愛知郡二町、犬上郡三町で構成)は、「地元の費用負担についてはどうなるか分からないので、県に相談して情報収集に努めるしかない」と手探り状態だ。

 愛知郡選出の上野幸夫県議は「十月の道路公団民営化以後に、国側から具体的な負担割合、進め方が示されるだろう。建設費については今後、地元も負担し、民間感覚でする時代に入る。地域の活性化に結びつくものなので、国・県・市町村・業界がどれだけ負担するのか、国は妥当な割合を早く示してほしい」と話している。

 〈注〉ETC ノンストップ自動料金収受システム。自動車が料金所ゲートを通過する際、車内に搭載したETC車載器と、料金所の無線機との間でデータの交信を行ない、通行料は登録済みの専用ICカードタイプのクレジットカードで支払うもの。


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中学教科書の採択で

=市民グループ、審議記録の公開を=

(全 県)
 来年四月から中学校で使う教科書の採択にあたり、市民グループ「市民運動ネットワーク滋賀」(大橋松行代表)はこのほど、県下の六つの教科書採択地区協議会事務局と県教委に対し、審議過程を記録した議事録や教科書選定資料などを採択後(この八月)に公開することを求める要請書を手渡した。

 「市民ネット」では、前回(平成十三年度)の採択の際に、情報公開請求などを通じて、各地区協議会の審議に関する情報を収集した。それによると、議事録を公開したのは第四地区(彦根市など)だけだったが、今回、要請書の提出時に各地区協議会事務局に質したところ、第一区(大津市、志賀町)、第二区(草津市、守山市など)、第三区(近江八幡市、東近江市)、第四区(彦根市など)、五区(長浜市、米原市など)は公開、第六区(高島市)は非公開とすると回答したいう。


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今秋、RD処分場囲む“人の鎖”

=問題アピール向け栗東で準備会=

▲現状を訴えるメンバー
(湖南・栗東市)
 琵琶湖から飲料水を得る近畿地方の住民でつくる「RD処分場の有害物から飲み水を守る会」は二十四日、栗東市中央公民館で「水をまもる人間のくさりを成功させるための準備のつどい」を開き、約六十人が出席した。

 同会は、環境基準十四倍のダイオキシンなどが検出された同処分場(同市小野)の有害汚染物質の適正処理を県へ訴えるとともに、より多くの県民に現状を知ってもらおうと、人が手をつないで処分場を囲む「人間のくさり」を十月十六日に行なう。

 準備会では、米軍の枯れ葉剤の影響でダイオキシン汚染に苦しむベトナムの現状を学び、「ダイオキシンは世代を越えて伝わる。胎児は、通常の数十倍もの化学物質に対しては防衛力が弱い」と説明した。

 また、出席したメンバーは抱負として「産廃問題を放置してはならない。手をつないで環境の大切さを訴えたい」「体内の大半は水。大切な飲料水が汚染されようとしていることを訴えたい」など述べた。

 同会副代表の高谷順子さんは「より多くの人に現状を知ってもらおうと、学習会を開いているので参加してほしい」と呼びかけている。

 詳しくはホームページ(http://www.geocities.jp/mizumamoru/index.html)、または事務局の高谷順子さん(電話077-552-9192)。

 なお、県によると、RD処分場の汚染地下水流出工事は六月三十日で終了し、下流四カ所でモニタリングを実施。栗東市調査委員会の専門家は、「工事効果は疑問」とする見解書を出している。


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「鳥のような気分で最高!」

鳥瞰図作家 延木由起子さん

=湖南市立甲西図書館で親子展=

▲延木さんと自作「愛東マーガレットステーション」

(湖南・湖南市)
 「鳥のような気分になれるのが最高」と目を輝かすのは、鳥瞰図(ちょうかんず)作家の延木由起子さん45(大津市)。鳥瞰図とは、高所から地上を見おろしたような絵のことで、寺院門前にある案内図として馴染みがある。

 延木さん一家は、祖父の代から鳥瞰図作家。題材は寺院だけでなく、山岳や建物など様々。コンピューターを駆使する方法が普及しているが、やはり頼りになるのは自身による現場調査と勘だ。

 「人は私をアナログ人間というけど、パソコンを操作するのは好きですよ。ただ、作業でなるべく機械を排除するのは、自分の手・足で打ち込んだほうが、穏やかで温かみのある作品に仕上がるから」と語る。

 なお、延木由起子さんと父・甲野さんの作品展は、三十一日まで湖南市立甲西図書館で開かれている。最終日の三十一日午後一時半からは、延木由起子さんを講師に、鳥瞰図を描く子ども教室が開かれる。湖南市甲西図書館(電話0748-72-5550)へ。


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