滋賀報知新聞(ニュース)平成17年8月4日(木)第14173号


解散総選挙なら自民消滅!?

迫る郵政民営化法案の採決

民主、臨戦態勢に突入
=共産、全選挙区擁立急ぐ=

▲先月30日、大津市の大津プリンスホテルで開かれた後援会のパーティーで「(郵政民営化法案では)汗をかいてしっかり判断したい」と苦しい胸の内を語った山下英利参院議員
(全 県)
 この一日に参院郵政民営化特別委員会の一般質疑、二日に小泉純一郎首相が出席して中間的な総括質疑が行われたことで、郵政民営化関連法案は大詰めに入った。早ければ参議院で「五日採決」の案もあるだけに、県内の各党も臨戦態勢に入っている。                  【石川政実】

 先月五日、郵政民営化関連法案が衆院本会議で可決されたテレビをじっと見つめていたベテランの自民党県議は、思わず背筋が冷たくなったという。堀内派の岩永峯一議員(滋賀4区)は法案賛成に回ったが、当初、法案に慎重姿勢だった亀井派の宇野治議員(比例近畿、地盤・滋賀3区)は賛成票、逆に旧橋本派の小西理議員(比例近畿、同・滋賀2区)は反対票を投じたからだ。

 別の自民党県議は「建前上、うちが解散総選挙の準備を始めることはできない。やれば一気に解散風が吹く。法案が否決されれば、小泉首相は解散するだろう。その場合、賛成に回った宇野議員、公認取り消しの公算が高い小西議員の苦戦は必至。また甲賀市長選で西川勝彦県議と確執ができた岩永議員も安泰でない。脂が乗り切る1区の川端達夫民主党幹事長に対し、上野賢一郎氏の劣勢は否めない。総選挙があれば滋賀は全滅する」と眉を寄せた。

 自民党旧橋本派の山下英利参院議員の後援会パーティーが同月三十日、大津市内のホテルで開かれた。参院郵政特別委員会の委員を務める山下氏は「(郵政民営化法案を)責任をもって可決できる方向にしたい。それができないなら(法案が否決されそうなら審議を先延ばしするなど)別の方法を考えなければならない」と本紙取材に答えた。高村派の有村治子参院議員(比例)の秘書も「郵政特別委員会の委員である関係で、コメントは控えたい」とピリピリムードだった。

 一方、法案に反対の奥村展三衆院議員(比例近畿、同滋賀4区)や林久美子参院議員を送りだしている民主党県連では解散をにらんで臨戦態勢に入っている。同党県連幹事会が二十四日に開かれ、選対会議を行った。

 出原逸三民主党県連幹事長代理によれば「川端民主党幹事長は参院で法案が否決されれば、小泉首相は解散し、九月十一日か同月十八日に投票が行われるとの見通しを示した。これを受け解散なら現職四人で戦うことを確認した。また連合滋賀など各種団体に現職の推薦依頼を開始することになった」という。

 奥谷和美共産党県委員長は「小泉首相が解散をちらつかせて法案を通すのは、道理にあわない。廃案にすべきだ。もし解散となれば、郵政民営化だけでなく、靖国神社公式参拝、憲法改悪、増税の問題など、自民党悪政が丸ごと問われることになろう。滋賀選挙区では、第1選挙区の候補予定者として川内卓党県委員会書記長を五月に発表したのに続いて、3区もほぼ内定し近く発表の予定だ。2区と4区についても現在、選考作業中」と候補者擁立を急いでいる。


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小泉首相の靖国神社
公式参拝の是非を問う

=戦後六十年特集=

(全 県)
賛 成〈敬称略〉


「靖国で会おう」の誓い
無職 寺田新一郎(86)(東近江市)

 私の所属した垣部隊はフィリピンのレイテ島において玉砕(ぎょくさい)しました。戦地へ出発する兵士達は「靖国で会おう」と互いに誓いあったものです。
 よく子どもの頃に戦死者が「天皇陛下万歳」と叫んで散っていったと聞かされましたが、私の知る限りではそんな悠長な人はありません。バターン半島の山中で「畜生っ」と叫んで死んだT上等兵の悔しい悲痛な叫び声は、六十余年後の現在も耳の奥深く残っています。
 戦争に召された当時の者はただ、祖国のために「靖国で会おう」と合い言葉に心に誓っていったものです。ところがどうでしょうか。平和に酔いしれた国民の中には靖国神社参拝を、さも罪悪を犯すがごとく主張する人のいることは、誠に慚愧(ざんき)に堪(た)えなく思っています。

中韓の批判は内政干渉
 無職 吉瀧久夫 (77)(東近江市)

 昨今、新聞紙上やテレビ等で何時も総理の靖国参拝に中国や韓国の批判の事が言われているが、時の総理が祖国のため尊い命を捧げて散っていった若桜に哀悼の意を示すのに、他国の批判を受けて参拝を中止するということは絶対にあってはならない。靖国参拝の何が悪いというのだ。そこが聞きたい。戦死者の霊位を分祀云々との語も出ているが、いかに御霊(みたま)を奉安するのか。
 勝てば官軍その人あって平和日本の軍神として崇められ、最高の神として祭られるだろう。敗れば一級戦犯として別祭祀する。一国の総理が靖国神社参拝したとして再軍備云々と日本の前途を恐れるならば、隣国の核・兵器問題を世界の首脳が取り組むべきではなかろうか。小泉総理が変わろうがどなた様が総理に成られようが、靖国神社参拝を決行して下さい。日本の平和のためと慰霊のためにも頑張れ日本。


反  対 〈敬称略〉

選挙パフォーマンスは止めよ
嘱託社員 上山惟裕(62)(高島市)

 小泉総理は靖国神社参拝を、当初、八月十五日と公約しながら、周辺諸国が糾弾すると、日程を激変し、誠意が感じられない。
 政務が多忙で、参拝日が急変すると割り引いても、信念の欠如を中韓両国や国内世論に看破され参拝の意義や評価を下げている。
 そもそも、総理は靖国神社に祀られている戦没者に対し、誠の心を捧げているのが本意でなく、選挙の時に遺族会の票を獲得するためや、自分の人気向上のための、パフォーマンスでしかないことを暴露している。
 このように政治利用した小泉総理の靖国参拝は戦没者や遺族を冒涜し、国益を害するだけに、中止すべきである。

しばらく控えて、時を待て
 無職 辻川駒吉 (87)(東近江市)

 昭和十四年二月現役兵として当時満州国の独立守備隊に入隊し、鉄道、国境警備、匪族討伐など東北部を転々。昭和十七年五月除隊。此の間三年三カ月。昭和十九年九月召集令状下る台湾の守備。終戦の翌年ニ十一年三月二日、内地に帰還した。あわせて五年間、軍律厳しい軍務に服しました。
 終戦後、生き残った同級生数人が同窓会を行なった席で、中国に派遣された戦友の話では、明日の命も分からない一部の戦友が、三、四歳くらいの幼児の眼前でその母親の性を犯し、最後に腰の帯剣で局部を一刺し死亡させた。
 また、凍りついた野井戸に両足首を左右別々に綱で縛り、二頭の牛の後ろ足に結びつけ、牛の尻を同時に叩くと、左右に飛び出し、股を引き裂き、その悲惨な姿を聞いただけでもぞっとします。
 これらを見ていた幼児が今ちょうど、六十歳代から七十歳です。国や政治の中心人物です。こうした軍人の一部が、靖国神社に祀られているのだと思うとき、総理が公式参拝されることは、逆の立場だったら私だって大反対します。敗戦から六十年生き残った同胞が、一丸となって復興に努力した結果、今の繁栄を見る事ができたのです。
 中国も最近著しく文化産業経済など日本を追い越す力を発揮しつつあります。そうなれば過去の些細(ささい)なことは忘れられ、日本の政治にかかわることも少なくなることと思います。今しばらく総理の公式参拝を控え、時を待ちましょう。靖国神社の霊は心にしまっておきましょう。

公式参拝は憲法に抵触
自営業 永野博之(59)(大津市)

 祟りを恐れ鎮魂するのは、相手を殺し勝利した方である。ならば前の大戦で無差別な大量殺りくを意図し、原爆を投下した米国はなぜ靖国神社を参拝しないのか。答えは簡単である。いつの時代も大義は戦いに勝った方にあるからである。大義の前の殺りくは許される。これが戦争である。
 だからかつて日本も大義をかざして軍国主義の道へ進んだ。その精神的存在としてこれを鼓舞するのに用いたのが靖国神社である。宗教・信仰の自由、政教分離を謳(うた)った憲法のもと一宗教法人として存続した靖国神社を、公の立場で参拝するのを許すのは相当国民が平和ボケしてしたからか。戦争ボケしてしまった国よりはましかも知れないが結果は同じである。


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美術館からの発信

センス・オブ・ワンダー

=2日まで参加者募る=

(全 県)
 財団法人 県立陶芸の森(甲賀市信楽町)とMIHO MUSEUM(同)は八月二日まで、湖国まるごとエコ・ミュージアムのワークショッププロジェクト協賛事業として、美術館からの発信『センス・オブ・ワンダー(はじまりはちいさな「なぜ?なに?」)』の参加者を募集している。

 「総合的な学習の時間」や完全週五日制の導入から三年が経過し、学校現場では様々な取り組みが行われてきた。併せて、各美術館・博物館も、子どもたちに何をどのように伝えていくかを模索してきたが、地域を巻き込んでの学校と美術館、博物館とが連携した活動が求められている。

 そこで、県立近代美術館・MIHO MUSEUM・県立陶芸の森の三館では、県内を中心にさらに開かれた美術館として親しんでもらおうと、教育関係者を対象にした夏季研修交流会を開催する。

 開催に先立ち、県立陶芸の森では「今年で四回目を迎える夏の研修・交流会に、実践者である教員や教育関係者に美術館に足を運んでもらい、研究者、学芸員らも交えて、美術館を総合的学習の中にどのように生かすことができるのか、子どもたちとの刺激的で新しい体験的学習のさまざまな手法を考える機会としたい」としている。

 開催一日目は、八月八日・MIHO MUSEUMで、二日目は、同九日・県立陶芸の森。参加費は、一日目千円、二日目二千円。問い合わせは、MIHO MUSEUM(0748―82―3411)または、県立陶芸の森(0748―83―0909)まで。


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負債総額 31億7600万円

今年上半期の県内倒産まとめ

経営破たん小口化強まる
=38件 中小零細が7割以上=

(全 県)
 民間信用調査機関の帝国データバンクは、今年上半期(一―六月)に発生した県内企業の倒産状況をこのほどまとめた。それによると、一千万円以上の負債を抱えて倒産した企業は三十八件で、負債総額も三十一億七千六百万円に達し、一件当りの負債額は八千三百万円となった。前年と比較して件数で六件減り、負債総額でも五十七億円一千三百万円の大幅な減少となった。

 五億円以上を抱えた倒産は、ホテル寿苑の約十億円にとどまり、一億円以上が六件だった。また、五千万円以下が二十八件と全体の七割以上を示し、確実に小口倒産が増加しているとともに、個人経営が全体の七割近くを占めた。

 十億円以上の大型が一件(前年同期一件)、五億―十億円0件(同四件)、一億―五億円六件(同八件)、五千万―一億円三件(同四件)、五千万円以下で二十八件(同二十七件)が発生した。上半期は小口と零細規模の倒産増加が目立つ。

 倒産を原因別にみると、景気変動要因(市況の悪化に伴う販売不振や受注減少)が三十七件とほとんどを占め、景気回復の遅れによる不況型が増加の一途をたどる。

 資本金別では、一千万以上の十一件(同十三件)うち、五千万円までが十件(同十一件)を占めたほか、個人経営と一千万円以下が二十七件(同三十一件)と七割以上だったことから、中小クラスと零細企業が打撃を被っている。

 業種別では、最多発の「建設」が七件(同十六件)と二割を割り、次いで「食品」「サービス」各六件、「建材」四件、「運輸」「不動産」各三件ほか、「繊維」「機械」「電気」の各一件と続く。

 今後の見通しについて、県内景気は回復基調を維持しているが、整理局面のIT関連、公共工事減の建設など、業種間格差の広がりもみえ始め、景気の悪化材料も手伝って、今後も高水準で推移するとみている。


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製作と実射会

「サル鉄砲」

=参加者募る=

(湖東・東近江)
 サルによる農作物被害を防止しようと、秋の収穫を前に「サル鉄砲」の製作と実射会が、八月六日にディオハウス湖東店(東近江市小田刈)で開かれる。

 被害防止への有効な手段は、鉄砲や投石による「追い払い」だが、銃器の使用は猟師に限られ、その代用品として「サル鉄砲」が考案された。塩化ビニールのパイプにロケット花火を仕込んで発射する簡単な装置で、効果が高く誰にでも使えるという。

 午後三時からの研修では、サル鉄砲の製作実習(一人一丁)と実射練習(ロケット花火百発)を行う。参加無料で、鉄砲とロケット花火は進呈される。同五時まで。

 参加希望者は、東近江地域振興局農産普及課(TEL22―7727)かディオハウス湖東店サービスカウンター(TEL0749―45―0500)へ申し込む。ビニールパイプに加工できるカッターナイフを持参のこと(当日購入も可)。

 


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