滋賀報知新聞(ニュース)平成17年8月23日(火)第14189号


定数24に 45陣営が出席

東近江市初の市議選説明会

今回に限り選挙区制を導入
=現職主導 元町長3人と2新人=

(湖東・東近江市)
 合併後初の東近江市議会議員選挙(定数二四)の立候補予定者説明会は二十日に行われ、現職四十人と元職三人、新人二人を含む四十五陣営が出席した。今回の選挙に限り選挙区制が導入され、第一選挙区(旧八日市市)は十議席、第二選挙区(旧永源寺町)三議席、第三選挙区(旧五個荘町)四議席、第四選挙区(旧愛東町)三議席、第五選挙区(旧湖東町)四議席で争われる。同市議選は、十月十六日告示、同二十三日に即日開票される。敬称略。

 八日市選挙区(定数一〇)では、現職二十人のうち十四人(井上・丁野・藤本・畑重・松下・寺村・横山・中村・山田・大洞・藤野・畑博・小林・豆田)が出席する中で、党の方針に基づき公明(山田)、共産(豆田)は一人に絞ってきた。

 もう一人の公明現職(加川泰正)の勇退が決まり、残る五人の中で意欲を示しながらも、健康上の理由や家庭の事情を抱える二人(深尾俊幸、小森幸三)と、古参組の三人(高村与吉、井上孝、志井弘)は説明会に顔を見せなかったが流動的な面を残す。

 現職がひしめく中で、平田地区で若手新人(周防)の擁立に向けた動きが活発化し、上平木町の現職(藤本)を脅かす事態となった。青少年育成や地域教育などへの貢献度が買われ、前回(十五年七月)にも名前が浮上したが、家庭の事情で断念している。

 永源寺選挙区(定数三)は現職十二人中六人(今若・河並・谷田・古谷・吉澤・野田)の陣営が出席した。五個荘選挙区(定数四)には、現職十一人中九人(大橋・北川・日下山・川嶋・国領・森澤・寺村・西村・諏訪)ほか、元町議・町長(前田)と新人(木村)の女性二人が割って入る。

 愛東選挙区(定数三)に現職十二人中八人(澤田・鈴村・太田・松岡・松本・小林・中澤・野村)が顔を見せた。湖東選挙区(定数四)は、現職十四人中四人(馬場・西澤善・青山・西澤英)ほか、元町議・町長の二人(石原・宮部)の陣営が出席した。一方、共産は、健康上から引退の現職(松野幸夫)に代わり、新人擁立へ人選を進めている。


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職員も避難の引っ越し
中央公民館のアスベスト
=この際、改築も検討=

▲雨漏れした玄関ロビーの天井(点線内)。アスベストが剥がれ鉄筋がむき出している(矢印)
(湖東・東近江市)
 東近江市立中央公民館と同館に併設の市立八日市公民館は、玄関ホールの天井と大ホールにアスベストを含む塗装材が吹き付けられていることが分かり、十三日から一般市民の利用を中止するとともに、六人の職員も事務所から避難退去することになり十九日、別館に引っ越した。今後の業務は別館で行う。

 市では、アスベストが呼吸器を通して肺に入ると悪性の腫瘍を発病する危険性が高いことから国や県の指導に基づき、市内の三一九カ所の公共施設を調査した結果、同公民館と五個荘公民館に使われていることが分かった。

 このため、まずは来館する市民の健康被害対策として、施設の利用を全面中止するとともに、関係部局間で今後の対策を協議している。

 中央公民館では、これまでにアスベストが剥がれ落ちて人体に影響があったという報告はないが、雨漏りが進んでアスベストが使われている玄関ロビーの天井の一部が剥がれ、錆びた鉄筋がむき出しになっているなど、空気中に飛散する危険性が高くなっている。

▲アスベストの使用が判明し、別館に引っ越す事務局職員
 同公民館は、貸し館を中心に一日平均七件の利用申し込みがあるが、使用中止になったことから他の公民館や福祉施設などに協力を求め、分散利用してもらっている。

 市では、今後の対策についての具体策はまだ決定していない。一般的には、除去工事を行い安全な塗料に塗り替えるか、全面をカバーする改修が考えられるが、同公民館は築後三十三年が経過して老朽化が進み、これまでにも大規模改修が行われていることや地元からは改築の要望があがっていることに加え、処理費を含めると除去工事に三千万円以上の費用が必要なこと、さらに閉館する県立文化芸術会館の再活用などの事情が重なり、除去と改修を行って利用を再開するのがいいのか、思い切って改築する方がいいのかの思案に立たされている。

 同公民館は、耐震設計がされておらず正面玄関前には落差のある階段があってバリアフリーになっていないなど、公共施設として求められる構造上の問題も抱えている。

 アスベストは全国的な社会問題となっており、除去工事を発注してもすぐには業者に応じてもらえない状況もあることから市では、どうすることが最善なのかよく検討を重ね、近く結論を出したいとしている。


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地域医療の中核「蒲生町病院」

マスタープラン懇話会を設置

=9月上旬めどに 提言まとめる=

▲蒲生町病院で開かれた「マスタープラン策定のための懇話会」の第1回会合
(湖東・蒲生町)
 昭和四十九年に建築されてから三十年が経過し、老朽化が著しく耐震構造への転換や新施設基準への対応に迫られ施設の根本的な改善・強化が必要な蒲生町病院の基本構想・基本計画(マスタープラン)策定に向けて、住民代表も含めた「病院マスタープラン策定のための懇話会」が発足し、十九日に初の会合が同病院会議室で開かれた。

 蒲生町病院は十診療科百二十床で、入院患者のうち四六・三%、外来患者のうち六七・二%を蒲生町民が占め、竜王町や旧八日市市からの患者も多く、町内唯一の病院として地域医療の中核を担っている。

 しかし、築後三十年以上が経過していることもあって老朽化が目立ち、平成十年十一月から病棟整備計画に着手し、同十四年三月に耐震診断、同十六年二月に経営改善点分析を進め、同年十月には「蒲生町病院改修改築等プロジェクト委員会」を立ち上げ、十二月にマスタープラン策定業務を業者委託するなど、約七年前から住民ニーズに即応した病院体制や施設整備に関する検討を重ねてきた。

 また、改修改築等プロジェクト委員会は、病院基本コンセプトを「あたたかな心で良質な包括的医療を提供する地域に根ざした病院」とし、保健・医療・福祉が一体化した地域包括ケアの実践を掲げた。

 今回設置された懇話会は、同病院の現状分析や市町村合併後の役割・位置付け、建設計画を視野に療養病床の新設を盛り込んだ基本構想骨子、今後の在り方などを総括したマスタープランの素案に対して、委員が考え・意見・提案・要望を行う。

 構成する委員は、議会代表二人、学識経験者十人、住民代表(区長二人と一般公募二人)四人の計十六人で、座長に近江八幡市蒲生郡医師会の小西眞氏、副座長に蒲生町区長会の向井隆氏が選出された。

 冒頭より委員から積極的な質問・意見が飛び交い、「病院は絶対に必要だと思っているが、東近江市へ入って建設可能なのか。マスタープランを持っていっても駄目なら時間の無駄になるのではないかと不安だ」との声が上がる一方、「積極的に必要性を訴えるためにも、まず、プランを持っていかないといけないと思う」や「合併で行政が変わっても蒲生町に住む住民は移住するわけでもなく変わらないのだから、身近な場所にあることが重要ではないか」という意見も出た。

 これを受けて、山中壽勇町長は、「合併協議の中で、病院は現行のとおり引き継ぎ、診療体制については合併後に新市で早期に総合的な検討を行うこととなっており、その前段として蒲生町の考えをまとめ新市に示していきたい。東近江市における地域医療体制について総合的な検討の際のタタキ台また地域住民の強い思いとして新市に引き継ぎたい」と述べた。

 今後、三回程度の会合を持ち、懇話会として素案に対する提言をまとめて、九月上旬をめどに山中町長へ提案する予定。 【懇話会委員】田郷正(町議会教育民生常任委員会委員長)西村武一(同副委員長)小西眞(近江八幡市蒲生郡医師会会長)川部克己(ケアセンター蒲生野施設長)石賀馨(国保運営協議会委員)奥田静江(同)向井隆(蒲生町区長会)嶋村慎一(同)福島賢治(一般公募)辻川薫(同)岡上武(京都府立医科大学教授)山岸久一(同)久保俊一(同)伊藤直(八日市保健所所長)加藤正人(蒲生町病院院長)高祖均(同副院長)


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対岸の火事でない“地震”

訓練通じて 防災意識高める!

災害避難用グッズの展示も
=28日 蒲生町で=

▲軽可搬ポンプを用いた操法を繰り返し練習する蒲生町消防団女性消防隊(蒲生町あかね文化センター裏で)
(湖東・蒲生町)
 十六日午前十一時四十六分頃、北海道から近畿まで広範囲で揺れが観測された「8・16宮城地震」。宮城県沖を震源とする震度6弱の地震発生は、改めて防災対策の必要性を痛感させた。対岸の火事と悠長に構えていられない大地震に備えて、蒲生町は二十八日に「総合防災訓練」を蒲生西小学校で繰り広げる。

 同総合防災訓練は、地震災害発生時の住民避難と被災対策の訓練、地域住民に対する防災啓発を目的に実施されるもので、大規模な防災訓練は今年で四回目となる。

 琵琶湖西岸断層帯の活動によりマグニチュード七・八程度の強い地震が、二十八日午前六時に発生、同町で震度6強を記録し、各所で甚大な被害が発生したという想定。

 鋳物師・岡本・上麻生・下麻生・大塚・田井・大森・鈴の八地区を主な対象に、避難場所への集合から、徒歩また輸送バスによる避難誘導訓練を展開し、同町役場職員の災害発生時の緊急招集と災害対策にかかわる訓練も行われる。

 また、東近江消防本部と日野消防署によるレスキュー隊による被災車両からの負傷者救助や防災ヘリコプターでの被災避難状況の確認・負傷者救助、現場救護施設から蒲生町病院への搬送、赤十字奉仕団の炊き出し、住民によるバケツリレーなど、震災時を思わせる緊迫した雰囲気が漂う。

 初の試みとして、蒲生町消防団女性消防隊(太田清美部長)によるポンプ操法実演も行われる。女性消防隊員らは、六月から仕事を終えた夜間に、日野消防署南消防出張所(村西正義所長)署員から直接指導を受け、十回以上にわたる練習の積み重ねで適格な動きを身に付けた。

 さらに、住民自身が実践する水消火器による初期消火訓練や応急救命訓練もあり、一分一秒を争う緊急時に役立つ知識を身に付けることができる。

 日常生活から備えを万全にしてもらおうと、災害避難用グッズや家庭用消火器・警報器具、防災関係備蓄機材の展示のほか、自衛隊による防災関係啓発コーナーも設けられる。

 蒲生町役場総務企画課は、「いざ災害が起きた際の自分の行動を知ってもらうためにも、訓練会場に来て参加してほしい」と一人でも多くの参加を呼び掛けている。

 訓練実施時間は、午前六時から同九時まで。詳しくは、同役場総務企画課(電話0748―55―4880)まで。


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スピード上げて改革を!

日野町の住民懇話会が報告書提出

=年内に 自律計画策定へ=

▲提言報告書を藤澤町長に手渡す寺澤座長(日野町役場特別室で)
(湖東・日野町)
 日野町自律のまちづくり住民懇話会(寺澤 穗座長)が十九日、藤澤直広町長に対して、二十七回にわたる会議で検討してきた内容をまとめた「提言報告書」を手渡した。

 同町役場特別室に、同懇話会委員九人が訪れ、昨年十二月に委嘱を受けてからの経過や行財政課題の認識の共有化を図りつつ住民の視点での参画と協働の在り方を模索した議論の足取りを藤澤町長に説明し、「自律のまちづくりのために、自分が何をするべきかを学んだ」や「改善ではなく改革をしなければならない時代。(提言報告書の)文章はおだやかだが、厳しい状況に直面していることもあり、スピードを上げて改革をしてほしい」と思いを伝えた。

 提言報告書では、まちづくりの根幹である人づくりに最大の努力を払い、連帯と創造そして夢と希望を持って地域の課題解決に取り組むよう促し、重点項目として掲げた▽子育て支援対策と教育環境の整備・充実▽保健・介護対策の充実▽ごみの減量化・再資源化▽地域経済の発展と観光資源の活用▽防災・防犯対策の強化▽公民館を核とした協働のまちづくり▽持続可能なまちづくりのための行財政運営―の七点に関して、住民や行政、地域、企業それぞれの立場で取り組める事柄を言及している。

 藤澤町長は、「心血を注いでいただいた提言と自律のまちづくり計画検討チームのまとめとを合わせて、住民の声も聞いた上で自律のまちづくり計画を策定し、第四次総合計画を補強しながら進めていきたい」と語った。

 今後、同町では、懇話会の意見を参考に、町議会議員に素案を示した後、住民説明を行い、練り直した上で年内を目標に町の指針となる「自律のまちづくり計画」を策定することにしている。

 


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