滋賀報知新聞(ニュース)平成17年8月25日(木)第14191号


小西陣営 滝県議、離党せず
田島陣営 彦根市に大結集!
藤井陣営 郵政に唯一「イエス」
丸岡陣営 湖北を足がかりに


9・11総選挙

(全 県)
2 区 】(彦根市、長浜市、米原市、東近江市の一部、愛知郡、犬上郡、坂田郡、東浅井郡、伊香郡郡)

 【小泉劇場
 自民党県は二十日、役員会・選対合同委員会を開き、郵政民営化関連法案に反対した前職の小西理氏を支援しないことを決めた。これは党本部が前衆院議員秘書藤井勇治氏を公認候補としたしたためで、非公認でも小西氏を支援することを決めた十一日の方針を撤回した。翌二十一日に彦根市で開かれた小西氏の事務所開きには、2区の自民党県議九人のうち、虎姫町の上田昌之県議を除く八人が顔を揃えた。県議らは「心中するつもりで戦う」と応援演説。その傍らで滝一郎県議は「小西さんは郵政法案に反対する前に、地元の県議に相談してもらいたかった。同法案に賛成の自分が離党して応援するつもりはない」と話した。三十日公示、来月十一日投票の総選挙に向けて、はやくも滋賀2区では“小泉劇場”が始まっているのだ。

 【小西陣営
 選対幹部のある県議は「二十四日ごろ支部や連協の同意を得て、大半の県議が離党する。小西氏も離党のはず」と話した。前回、小西氏は、先の選挙区問題で、岩永氏に地盤の近江八幡市を譲り、2区に移って大苦戦した。さらに今回、岩永氏が所属する旧堀内派の古賀誠前衆院議員秘書の藤井氏が登場して、県連は小西氏の推薦を取り消す始末。「岩永氏は農水大臣になり党本部の意向に逆らえないとしても、こんな仕打ちなら近江八幡市の小西氏支持者は奥村氏に動く」とある町会議員は憤っていた。県議の結束力が鍵を握る。

 【田島陣営
 前回、田島一成氏は、小西氏に郡部で六千票の差をつけられたが、彦根市で八千七百票、長浜市で二千票上回り、結局、四千票の差で勝った。前回は、彦根市は勝てると踏んで郡部に集中したが、今回は短期決戦だけに彦根市を中心に長浜市など市部を固める。湖北など郡部でも後援会を拡大してきた自信と、他の三人がいずれも郡部を地盤にしているためだ。朝倉克己県連幹事長は「前回に比べ約二倍になった彦根市議をフル稼動させ、同市で小西氏に一万票以上の差をつける」という。ただ最終局面での保守一本化を警戒。

 【藤井陣営
 藤井氏は昨年の参院選に出馬の意欲を見せたが河本英典前県連会長らにそでにされ、結局、1区の上野賢一郎氏に白羽の矢を立てた。それが一年後に党本部から「三顧の礼」で迎えられたのだ。同氏は「私のように郵政民営化法案に賛成か、それとも2区から出るほかの三人のように反対か」を有権者に訴える。虎姫町、湖北町支部を始め東浅井郡や長浜市連協などで藤井氏支援の動きが広まっており、小西氏を応援する県議らの足下を揺さぶる。彦根市は、小泉首相や安倍晋三幹事長代理らの来県で攻勢へ。獅子向洋彦根市長と会談して口説けるか。

 【丸岡陣営
 一昨年の東浅井郡県議補選に湖北町から出た丸岡和世氏は、保守系候補に敗れたものの善戦。このため長浜市に選挙事務所を構える一方、大票田の彦根市では移動事務所でキメ細かく回る予定だ。二十二日には小林恵美子参議院議員が駆けつけ、長浜市で決起大会を開き気勢を上げた。竹内達夫・事務所長(長浜市議)は「民主党の市町議員は米原市以北ではゼロと、地方レベルでの力は弱い。むしろ共産こそ“確かな野党”と訴えて、湖北を足がかりに支持を広げていきたい」としている。

【石川政実・高山周治】


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県内倒産

今年最大17億円弱

7月 帝国データバンク調べ
中堅規模での破たん目立つ

(全 県)
 民間信用調査機関の帝国データバンク調べによると、七月中に県内で負債一千万円以上を抱え倒産した企業は、九件で負債総額十六億九千二百万円だった。総額が今年最多を更新し、件数は二番目となった。今月は中堅企業での多発が目立つ結果となった。

 主な倒産は、生コン製造「大平コンクリート」と関連の砂利・砂など建設資材卸「太平興業」(いずれも彦根市、小林政嗣社長)の両社計八億円、土木・建設サービス「旭」(彦根市、高橋和子社長)の三億円、土木・建設サービス「アクトコンサルタント」(守山市、山口啓介社長)の一億二千二百万円などで、公共工事の減少や競合激化から、資金繰りの悪化から金融債務が膨らんでいる。

 前月(十一件、十五億四千万円)に比べ、件数で二件減ったものの、負債額では一億四千七百万円増加した。大口五億円(一件)を含む一億円以上が六件、五千万円以上で一件、五千万円以下では二件が発生している。一件当たりの負債額は一億八千八百万円となった。

 倒産原因は、八件が市況の悪化に伴う販売不振や受注減少などの景気変動要因で、依然として不況型倒産が主流を占める。建設、建材、繊維、サービスが各二件と化学一件で、業種にもバラツキがみられる。

 資本金別では、五千万円以上一件を含む一千万円以上で七件が発生し、個人経営は二件にとどまっている。中規模企業で多発し、業況不振から金融債務に苦しんでいるケースが目立つ。

 県内景気は、緩やかな回復基調を維持しているものの、好調の製造業を除き、公共工事縮小の建設業や原油価格上昇の運輸業に厳しさが増していることから、規模的にも大口・大型倒産に転じると予測している。


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学校・地域の環境学習を応援します!

今夏開設の環境学習支援センター

=ノウハウや人材交流、イベント紹介=

▲水環境科学館内に開設された環境学習支援センター(草津市)
(湖南・草津市)
 県は、環境保全を支える人づくりの拠点として、環境学習支援センターを今夏から水環境科学館(草津市矢橋町)内に開設している。同センター職員は、湖国の環境学習のすそ野を広げようと張り切っている。

 この取り組みは、NPOと行政、学校、企業、琵琶湖博物館など研究機関をネットワークで結ぶとともに、活動・学習手法の支援・普及、人材やイベントの情報収集・発信するのが狙いだ。

 情報提供としては、インターネットのウェブサイト「エコロしーが」(http://www.ecoloshiga.jp)で各界の環境への取り組みが検索でき、そのノウハウを学べる。

 また、環境学習プログラムの普及に向けては、幼稚園・学校の自然体験学習プログラムやエコ・スクールを支援している。

 例えば、幼児自然体験学習プログラムでは保育園・幼稚園を対象に指導者研修を行ない、幼児が身近な自然の観察を通して、自然を大切にする心を育む。今年度は八地域で支援している。

 井阪尚司所長は「滋賀県は水環境における取り組みは全国トップレベルだが、新エネルギーや森林問題などでは他府県に比べてまだ遅れがちなので、県民の学習を支援することで、環境活動のすそ野を広げたい」と意欲的だ。


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地域の安全確保

住民参加がカギ

=栗東で防犯研修=

(湖南・栗東市)
 栗東市立葉山東小学校区の防犯研修会がこのほど開かれ、学校関係者や地域住民、市職員ら約五十人が参加し、文科省の地域ぐるみの学校安全推進事業指定校・大阪府寝屋川北小学校の取り組みを学んだ。

 研修会では、住民参加によるパトロール、あいさつ運動などで不審者への「監視の目」を増やしていることを紹介。また、校区が繁華街にあるため、夜間無人になる飲食店が多いのが防犯上の悩みという。

 このほか、葉山東学区で防犯・環境保全活動を行なう市民団体「シルバーボランティアポリス」が昨年度の取り組み状況の報告。代表の里内雅次さんは「若者の非行が思ったより目立った。寝屋川市の取り組みを参考にして栗東市でも活動を拡大したい」と話した。


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日韓交流の足跡たどり深める絆

祖先の息づかい残る祭り継承を!

=石塔フェスティバルに約2千人来場=

護摩木の炎で浮かび上がる石塔寺の「阿育王塔」
(湖東・蒲生町)
 天智天皇八年(六六九年)、百済国の男女七百人あまりを蒲生郡に遷居する―。日本書紀にも記されているいにしえの歴史を今に伝える「第十六回石塔フェスティバル」(石塔フェスティバル実行委員会主催)が蒲生町の石塔寺と国際交流公園一帯でこのほど開かれ、町内外から訪れた約二千人が一千年以上前から続く日韓交流の足跡と絆を感じた。

石仏前のろうそくに火を灯す子どもたち

 小雨がぱらつく中、竹の鼻文化センターから百済様式を顕著に表す日本最大最古の三重石塔「阿育王塔」(国指定重要文化財)がそびえ立つ石塔寺に向かって、約百人によるパレードで幕が開けた。

 浴衣を着たあかね大使を先頭に、石塔第一区の子どもたちや韓国の民族衣装であるチマチョゴリ姿の女性らが続き、約二キロの道のりをパレードした。一般公募でチマチョゴリを着てパレードに参加した東近江市の阿部順子さんと多方けい子・展子さん親子は、「一生に一度着られるかわからないし、参加してみようと思った。着てみると、軽くてフワフワしていてお姫さまになった気分で、やさしい女の人になれる気がする」と華やかな衣装を満喫していた。

 石塔寺参道に続く国際交流公園には、八団体の屋台が並び、蒲生町の特産品であるあかねちゃんあられや石塔キムチなども販売され、蒲生町商工会が直径二メートルの大鍋で作った具たくさんの山菜汁約一千二百人分があっという間になくなった。
韓国の民族衣装を着る体験も

 万燈祭の会場である石塔寺の石段を登り終えると、交通安全や家内安全を祈願しながら焚かれる護摩木の炎で照らし出された阿育王塔と、約三千本のろうそくの明かりでぼんやりと浮かび上がる三万体の石仏が目に飛び込んできて、静かに手を合わせたくなる幽玄の世界がつくり出されていた。

 同じような形をした三重石塔があることから姉妹都市提携を結んでいる韓国の場岩面(チャンアムミョン)韓日親善協会・李年珪(イ・ヨンギュ)会長は、「阿育王塔は(日本に渡った当時の人々が)祖国をしのび建立したと伝えられている。私たちは、とても親しく近く生きてきた」と語り、祖先たちの息づかいが残る祭の継承と互いの住民が尊敬し合いながら理解を深めることの重要性を説いた。山中壽勇町長も「韓国がなお一層身近になった貴重な歩みを生かしていきたい」と語った。

 


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