滋賀報知新聞(ニュース)平成17年9月1日(木)第14197号


三日月・宇 野

草津決戦で決着へ

稲 森 新幹線新駅反対も
=9・11 総選挙=

【 3 区 】

(湖南・草津市、守山市、栗東市、野洲市)

 【宇野陣営】宇野 治 58 自前<1>

 宇野候補は、守山市出身の元首相・故宇野宗佑氏の娘婿だけに前回は横綱相撲をとり、小選挙区で敗北し比例で復活の憂き目に。それだけに今回は挑戦者に徹している。吉田清一選対本部長(県議)は「郵政民営化の改革を訴える小泉首相に共感する無党派層からも支持を得るようになった。前回は、後援会中心で戦ったが、今回は選対本部と党支部を一本化して、党員がフル稼動している」という。前回は、三日月候補に草津市で約六千五百票離されたことが敗因になっただけに、半数のスタッフ(前回三分の一)を草津市にはりつけた。公示後は毎日、第三支部事務所を移動事務所にして、同市内十二か所に移動させている。後援会三万九千人と党員四千人をベースに、六万五千票の大台へ。吉田選対本部長は「山田亘宏守山市長が今回は応援してくれる。野洲市は市議選との連動で順調だ」と三日月候補と互角の戦いに胸を張る。

 【三日月陣営】三日月大造34 民前<1>

 出原逸三選対本部長(県議)は「動員をかけずに、これだけ集まるとは予想外。これでいける」と胸をなで下ろした。先月二十六日、三日月候補の後援会の集会が草津文芸会館で開かれたが、会場は八百人が詰めかけ満席だったからだ。前回、同候補は、出身のJR西日本や同労組が総ぐるみで空前の大動員をかけたが、今回はJR西日本が先の列車事故で「表立って動けない」だけに連合滋賀が頼りだ。このため草津・栗東地協と守山・野洲地協からなる地連議長が連合を束ね、前回の連合副会長による産別主導から地域主導へと再び転換を図った。鈍かった連合だが、二十六日になってエンジンがかかった。今月四日に連合滋賀が矢橋の帰帆島などでクリーン作戦(清掃活動)を行うが、三日月候補と連動させ士気を高める。小泉人気で逆風だが前回得票の一割増の七万票を目標に「政権交代こそ本当の改革」を訴える。

 【稲森陣営】稲森 善稔59 共新

 稲森候補は先月二十六日、大津市の滋賀会館で開かれた演説会で郵政民営化、年金問題をまっ先に取り上げ、野党として共産党と民主党の違いをアピールした。「民主党は郵政民営化に反対しているが、本当は賛成しているのも同然。民主のマニュフェストでは郵便貯金の預入限度額を下げるとしているが、これでは郵便局はつぶれてしまう。また年金問題でも財源に消費税アップするとしている」と。無党派層の支持拡大のため街頭演説に力を入れ、公示後は一日二十カ所以上で実施している。先月三十一日には市田忠義・同党書記局長がJR草津駅前で応援演説を行なった。西川仁・事務長(草津市議)は「郵政民営化反対以外にも、増税反対、平和憲法の改悪反対、新幹線新駅反対などを訴える。3区の比例は前回比一・八倍の一万七千六百票が目標」としている。


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関西洋画壇の重鎮 初の回顧展

「没後35年 黒田重太郎」

=滋賀報知が ペア7組に入場券プレゼント=

▲「マドレーヌ・ルパンチ」(京都国立近代美術館蔵)
(湖西・大津市)
 「関西洋画壇の重鎮 黒田重太郎展」が、大津市の県立近代美術館でニ十五日まで開催されている。今年は黒田重太郎の没後三十五年にあたり、同展は初の大回顧展。フランスの前衛美術の影響を受けながらも、日本的な油彩画のありかたを求めた巨匠の全貌を紹介している。

 黒田重太郎(明治二十年│昭和四十五年)は大津市生まれ。十六歳で京都の鹿子木孟郎門下に入り、続いて聖護院洋画研究所で学んだ。明治末期には黒猫会・仮面会の結成に加わり、新しい芸術運動を展開した。
 大正時代にはフランスへ二度渡り、同国の前衛美術を取り入れ、画風に重厚な趣をもたせた。戦後は、京都市立美術大学の教授として後進の育成に尽力するほか、美術史の研究にも優れた業績を多く残した。

▲「コスチューム」(佐倉市立美術館蔵)
 黒田が、フランスで学んだ古典的キュビスムの手法で描いた代表的な作品が、「マドレーヌ・ルパンチ」(大正十一年)だ。キュビスムとは、二十世紀初めにピカソらが起こした美術運動で、遠近法に頼らない幾何学的構成が特徴。後続の画家たちにより、古典的で堅牢な形態を描く穏健な技法へと変化した。

 「コスチューム」(昭和十五年)は、キュビスム風の重厚な人物画で一時代を築いた黒田が、独自の日本的な作風を追及し始めたころの作品。これ以降、題材には日本の風景や和装の女性像が増えてきている。

 同展の入場は一般九百円、高大生六百五十円、小中生四百五十円。問い合わせは県立美術館(電話077-543-2111)へ。

 なお、滋賀報知新聞社は、ペア七組に同展入場券をプレゼントします。希望者は、下記メールフォームに郵便番号、住所、氏名、本紙への批評を記入し、九月八日までに。ハガキか(〒520-0051大津市梅林一丁目三-ニ五、滋賀報知新聞社大津本社)ファックス(077-527-1113)も可。なお、当選発表は入場券の発送をもって代えさせていただきます。

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土地改良施設愛護

永源寺の奥居さんら

=標語に7人入選=

(全 県)
 水土里ネット滋賀は、一日から始まる「土地改良施設愛護月間(〜三十日)」の標語作品を、県内の農業集落等に掲示した。

 改良施設は、農業生産や国土保全など生活基盤を守る多様な公益性を有しており、このような機能を発揮させるには、適正な施設管理が重要として、農業者の再認識と地域ぐるみの管理徹底を図るポスター&標語作品を募集したところ、二百三十八点の応募が寄せられた。入選作品は次の通り(敬称略)。

 【最優秀賞】「日頃の努力と人の輪で 施設の力を維持管理」=別所俊明・大津市

 【優秀賞】「この施設 守って活かす 地域の輪」=藤本輝孝・長浜市 

 【佳作】「蒼い湖、守る施設は、湖国の財産」=奥居清一郎・東近江市▽「地域ぐるみの管理から 実りを育む用水路」=山中進司・日野町▽「この施設 守って輝く 水・未来」=本田秀雄・大津市▽「地域ごと みんなでサポート 水土里の施設」=井上久雄・近江八幡市▽「広げよう 施設を守る 地域の輪」=保田勝・大津市


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防災対策テーマに

自治会長が研修

=3分の2が参加=

▲愛東公民館文化センターで開かれた研修会
(湖東・東近江市)
 東近江市自治会連合会(山形寛会長)の研修会が二十七日午後一時半から愛東公民館文化センターで開かれ、全自治会の三分の二にあたる約二百人の自治会長が参集した。

 同連合会が各自治会長に参加を呼びかけて開催したもので、防災システム研究所所長・山村武彦氏を講師に招き「大地震!その時どうする〜今日から取り組む防災対策〜」の講演に耳を傾けた。

 講演の中で山村氏は、「中学生を戦力とする先進的な自主防災組織」や「消防車も救急車も来ない阪神・淡路大震災の教訓」、「防災・安全は絶対なと」など自らが阪神・淡路大地震の被災現場の調査や新潟中越地震でのボランティア活動の経験などを通して得た教訓や減災につながるユニークな防災への取り組みなどを紹介した。


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他人事ではない大地震

地域住民が防災意識高める!!

=蒲生・竜王町で「防災訓練」=

▲心肺蘇生法の説明に聞き入る参加住民ら(蒲生西小学校グラウンドで)
(湖東・蒲生・竜王町)
 災害対策は机上の空論では役立たない―。新潟や宮城県など日本列島で頻発している大地震。専門家の中には、平成七年の阪神淡路大震災以後、日本周辺の地震活動は活動期に入ったと指摘し、いつどこで大地震が発生してもおかしくない。そこで、九月一日の防災の日を前に、東南海・南海地震防災対策推進地域にも指定されている蒲生町と竜王町が二十八日、災害発生時の対応と町民の防災意識の高揚を目的に「総合防災訓練」をそれぞれ行った。

蒲生町909人参加

残すは町全体の訓練

 今回で十回目となる「蒲生町総合防災訓練」は、午前六時に琵琶湖西岸断層帯の活動によりマグニチュード七・八程度の強い地震が発生、震度六強を記録し、町内で甚大な被害が出たとの想定で始まった。
▲防災ヘリで要救護者を救出する防災航空隊(蒲生西小で)

 道路網の寸断や家屋の倒壊、火災発生、電気・水道・ガス・電話といったライフライン機能停止に陥り、蒲生西小学校に速やかに災害対策本部を設置し、避難誘導・医療救護・炊き出し・給水の各班へ応急復旧活動の指令が下った。
 被害が大きい鋳物師・岡本・上麻生・下麻生・大塚・田井・大森・鈴地区の住民約六百人は、防災無線を片手に避難し、中には災害時に備えて地区独自で購入したヘルメットを着用している姿も見られた。

 東近江消防本部と日野消防署による被災車両や火災発生で建物に取り残された人の救助のほか、日野警察署・蒲生町消防団・蒲生町役場の巡回による被害状況の把握、初の試みとして蒲生町女性消防隊による軽可搬ポンプ操法・放水実演も繰り広げられた。

 特に、県防災航空隊がヘリコプター“淡海”で、屋上の要救護者を救出し、運動場で救急隊員に引き渡して蒲生町病院へと搬送する場面は緊張感が漂い、参加者も食い入るように見つめていた。また、参加住民らは、人海戦術によるバケツリレーや「火事だ」と叫びながらの水消火器による初期消火を体験。心肺蘇生法が学べる救命救急講習には人だかりができるほどで、自衛隊の乾パン試食や災害避難用グッズの展示などにも足を止め、一人ひとりが防災意識を高めた。

 最後に、赤十字奉仕団から配布された湯を注ぐだけでご飯ができるという非常食を食べながら、映像でしか目にしたことがない被災地の不便な生活を想像していた。

 山中壽勇町長は、「自分の地域は自分たちで守ることが大切。防災訓練は今年で十回目になるが、町全域を対象とした訓練も必要だ。これを契機に、地域・家庭・職場、そして一人ひとりが防災に対する意識を高めてほしい」と呼び掛けた。

地域防災計画に基づき

竜王町で初の防災訓練


▲リヤカーや担架で負傷者を搬送する岡屋地区住民ら(竜王
町総合運動公園で)
 竜王町は、これまで各地区ごとに自主防災訓練を行ってきたが、災害発生時に的確な応急対策活動ができるよう、蒲生町の訓練も参考にしながら「総合防災訓練」を同町総合運動公園一帯で初めて繰り広げた。

 訓練の想定は、午前六時一分、琵琶湖西岸断層帯の活動によりマグニチュード七・八の直下型地震が発生、震度六弱を記録した町内で被害が続出したというもの。 

 まず、震災時の拠点施設である町防災センターで災害対策本部が開かれ、ヘルメット姿で参集した町職員百三十三人が一人暮らし老人や身体障害者の安否確認も含めて被災状況に関する情報収集と応急活動に出発した。

 特に被害の大きい山之上・山中・さくら団地・岡屋・小口・松が丘・希望が丘・薬師地区の住民約六百五十人が避難し、中でも岡屋地区では担架やリヤカーによる負傷者搬送を行った。

 負傷者を受け入れる救護所設置や東近江消防本部と近江八幡消防署による交通事故で閉じ込められた負傷者の救出活動のほか、防災ヘリによる重傷者搬送などが展開され、緊迫した空気が流れた。

 また、竜王町建設工業会の協力を得て、竜王町消防団が決壊の危険性があるとの想定で祖父川の水防工法訓練も実施。さらに、関西電力に対して飛来物により電線がショートしている個所の復旧を要請し、参加住民に「避難する場合には家庭内ブレーカーを遮断してから避難を」と促した。

 参加住民らは、日頃からの備えと心構えが命を守るということを実感していた。

 


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