滋賀報知新聞(ニュース)平成17年9月9日(金)第14204号


出来る範囲で楽しく参加

明るいまちづくり活動

聖和町の赤とんぼの会
=初の「あったかサロン」大成功=

▲子どもからお年寄りまで、一緒に流しソーメンを楽しんだ「あったかサロン聖和町」
(湖東・東近江市)
 「定年後、何をしたらいいかわからない」「子どもの成長と共につながりが薄れた」など、長年地域に暮らしながら、話したことのない人や知らない顔が多いことに気が付く。そんな孤独感を拭い、交流による助け合いの町をつくろうと、東近江市聖和町の住民有志が「赤とんぼの会」を結成。まずは、住民のふれあいを図ろうと「第一回あったかサロン聖和町」を開き、手づくりの流しソーメンを楽しんだ。

 一人ひとりが楽しみながら出来る範囲で活動し、少しでも住みよい楽しい町を築こうとする取り組みで、サロン初の交流会に流しソーメンを企画したところ、子どもからお年寄りまで住民約百五十人が集まり、切り出した竹で流しや椀、箸を手づくりするなど、秋の訪れを感じながら過ぎゆく夏の一時を楽しんだ。

 人と人とのつながりが希薄化するなか、住みよい地域社会を築いていく上で、町内会に代表される地域コミュニティーの役割はますます重要となり、地域の問題を自ら解決する、明るいまちづくり活動が始まっている。

 発起人の吉村曄太郎さんは「一筋隔てると誰だか知らない、どこでどう交流していいのかも分からないなど、地域のコミュニケーションは寂しくなっています。町内会行事の参加率も低くなり、従来の形を見直す時期にあるのではないでしょうか。自分たちのできる範囲で少しずつ、地域に根ざしたまちづくりができたら良いですね。子育てや在宅介護、障がい者支援を含めて、サロンは“まちづくりの芽”だと思います」と話し、次回の交流会に向けてアイデアを募っている。


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里山永源寺写真展

自然の暮らしと風景

=東近江ネイチャーフォトクラブ=

▲八日市図書館で開かれている写真展とメンバー
(湖東・東近江市)
 鈴鹿山麓の自然や人々の暮らしにレンズを向けた「里山永源寺写真展」が八日市図書館で開かれている。十八日まで。月曜休館。

 写真愛好者が集まって昨年十月に結成した東近江ネイチャーフォトクラブ(大谷洋史会長)が、開いているもので、今年六月に永源寺図書館でスライド上映した一四○枚の写真作品の中から十九枚を選んで展示している。

 展示作品は、昨年夏から鈴鹿山麓の旧永源寺町内で撮影した棚田の自然や美しい里山の四季、自然に溶け込んだ人々の暮らしなどをテーマにしたもので、里山の良さを写し込んだものばかり。市街地に住む人々にも永源寺地区の里山の魅力を知ってもらおうと企画した。

 同フォトクラブの会員らは、撮影活動だけでなく里山の棚田を借りての米作りやソバの栽培などにも取り組んでいる。これは農作業を通して永源寺地区の里山を実体験することで、写真の題材としている同地区の自然や景観を新しい視点からとらえようとする試み。会場に展示されている作品の中にこうした思いが込められている。


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グリムMTBフェスティバル

昨年より14チーム多い125チーム参加

4歳から64歳まで
=風を切って山野を疾走=

(湖東・日野町)
 日野町熊野にあるグリム冒険の森で「グリムMTBフェスティバル二〇〇五」が四日に開かれ、県内外から集まった四歳から六十四歳までのライダー約四百五十人が、風を切って山野を疾走し汗を流した。

 同フェスティバルは、MTB(マウンテンバイク=自転車)を通して、日野町の観光PRを行い、地域の活性化また町おこしにつなげようと、日野町商工会青年部(成橋正泰青年部長)が中心となって開催しているもので、今年で十六回目。

 今回は、チャイルドサーキットと四時間耐久レースの二種目ともコースを変更し、競技内容の充実を図った。

 午前八時半から始まった開会式で、グリムMTB実行委員会の池内藤吾実行委員長が「臨場感あふれる会場セッティングとなっている。みなさんの激走を期待している」とあいさつし、同フェスティバル名誉会長の藤澤直広町長も「環境にやさしく健康づくりに最適なスポーツであり、精一杯自然の中で汗をかいてほしい」とエールを送った。

▲最年少4歳の男の子の走りには会場からもどよめきが
 まず、小学生以下の子どもたちが一周約七百五十メートルを二周して順位を競う“チャイルドサーキット”から始まり、二十五人の選手が一斉にスタートを切ると「がんばれ」という声援が飛び交い、最年少の四歳の男の子が必死にペダルをこぐ姿にはどよめきが起こった。

 続く“四時間耐久レース”には、神奈川県や岡山県からの参加もあり、昨年より十四チーム多い計百二十五チームが、アップダウンが激しくなった約四・四キロの初コースに挑んだ。

 スタート地点=写真=では、「お金を払って何でこんな緊張することしなあかんのやろ」とプレッシャーに押しつぶされそうになる選手もいたが、チームメイトの応援を受け全チームが勢いよく飛び出し、一チーム二〜四人が交代しながら周回を重ねた。

 なお、同フェスティバル結果は次の通り(敬称略)。

 《チャイルドサーキット》一位=高士拓也▽二位=高士智也▽三位=福岡周真

 《四時間耐久レース》一位=TARGET(愛知県刈谷市)▽二位=CHARGE RED〜野人〜(滋賀県栗東市)▽三位=ストラーダレーシング特殊部隊(滋賀県大津市)


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新聞紙を再利用

自己完結型のリサイクル

桐山さんの “スーパー植木鉢”
=あかね文化センターで展示中=

▲新聞紙を原料に保水・保温・通気性にも優れた「スーパー植木鉢展」(蒲生町あかね文化センターで)
(湖東・蒲生町)
 資源の再利用を可能にしたエコ鉢「スーパー植木鉢展」が、蒲生町あかね文化センターロビーショーケースで開催されている。会期は三十日まで。

 この“スーパー植木鉢”は、東近江市小脇町の手作り鉢作家・桐山勝喜さんが、京都で新聞紙を使った生花の花器製作を続けている工芸作家の取り組みをヒントに考案したもので、新聞紙を原料としている。

 失敗を重ね周囲のアドバイスも参考に、試行錯誤の末、新聞紙と水溶性の顔料、セメントを調合する独自の製法を編み出した桐山さんは、鉢の型取りも身近な容器を使うなど資源の有効活用にこだわる。 

 新聞紙でできていることもあって、鉢自体は大変軽く、保水性・保温性・通気性に優れ、土に近い状態を生み出すため植物もスクスクと育つ。

 また、身近な暮らしでエコ生活が実践でき、桐山さんも「廃品回収に出さなくても新聞紙の再利用は可能で、自己完結型のリサイクル活動でもある」と力を込める。

 ロビーショーケースには、園芸愛好家の声をもとに使いやすさを追求した丸形や長方形、六角形など多種多様な形の鉢約五十点がずらりと並ぶ。柔らかなオレンジや緑、グレーの色合いは、見た目も土や自然と調和し、水やりで水分を含むと鉢の色が少し変化して二度楽しめるという。

 植木鉢そのものに高い性能と価値を持たせた桐山さんの作品は、対面販売を重視してフリーマーケットや市などで販売されている。スーパー植木鉢に関する問い合わせは、桐山さん(0748―23―6653)まで。


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防災は家庭から、地域から

安土町防災総合訓練

震度6強で町は壊滅状態
=自主防災重点に点検・体験=

▲字内の危険か所や消火栓を点検する住民と町職員
(湖東・安土町)
 琵琶湖西岸断層の活動に伴うマグニチュード7・8程度の大地震が発生、安土町内では震度6強の揺れを感じ、全域に被害が及び避難勧告が出された――という想定で、第二十四回安土町防災総合訓練が四日、町全域から住民、消防・警察・ボランティア・事業所など関係者、約六百人が参加して実施された。

 いつ起るかわからない大災害に、地域が助け合って対応できる地域防災体制の確立をめざして、自主防災に重点を置いた訓練となった。

 午前六時十五分地震発生、五分後に防災行政無線による「情報に注意し、落ち着いて行動を」の第一報、十五分後には「第一次避難場所へ」の避難広報が入った。

 各集合場所では防災総点検訓練が実施され、先日県消防学校で自治会代表と地区担当町職員が協力して取り組んだ図上訓練を元に作成される「町防災マップ」の参考にするため、地域の危険か所や消火栓などの総点検を行い、地図上に点検結果を記入するなどして、地域の防災情報を住民自らが確認し、共有した。

 参加者は、家屋の倒壊、火災、ライフライン・道路・橋梁などが分断される中を、徒歩または自転車で文芸の郷グラウンドをめざした。到着した各字の代表が、避難人数、一人暮らし高齢者などの安否確認、被害状況などを、現地災害対策本部に次々と報告、被災状況などが確認された。

 全員が到着したところで、自主防災訓練として初期消火、土のう積み、小型ポンプ使用・点検の各訓練が並行して行われ、消防署や消防団の指導を受けながら、初期防災活動の知識と技術を学び、万が一に備えた。

▲毛布と竹竿でつくった担架で傷病者を運ぶ参加者
 また、応急手当て講習では、近江八幡消防署の救急隊員から、応急手当て、毛布など身近なものを使用や何もない場合の二人一組での傷病者搬送方法、人工呼吸や心臓マッサージによる心肺蘇生法、公共施設などに設置が進められ誰でも使える心臓電気ショック器械「AED(自動体外式除細動器)」の使い方などを学び、救急車が来るまで、あるいは来ない場合の対処方法を、体験を通して身につけることができた。

 このほか、町消防団第二分団機関班によるポンプ操法模範演技、日赤奉仕団・健康推進員協議会・安土中学校ボランティア・給食センターによる炊き出し訓練なども行われた。

 会場の一角では、耐震診断や防災グッズのコーナーも設けられ、各家庭での備えを呼びかけた。

 訓練終了後の閉会式で、災害対策本部長の津村孝司町長は、「高い確率で大地震発生が予想されている、日ごろから防災への意識を高めていただきたい。耐震審査の無料実施、耐震工事の町と県からの補助などを活用し、減災につなげてほしい」と、防災対策の徹底を改めてアピール。青木幹泰近江八幡消防署長は、「大災害になると、防災機関が全て対応するのは無理。家庭、地域で活動してもらわなければならない。普段から訓練を行い、防災意識を高め、有事に備えていただきたい」と講評し、自主防災の重要性を強調した。

 


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