滋賀報知新聞(ニュース)平成17年9月24日(土)第14217号


端切れから便利な日用品

手提げ袋やアームバンド

=建部公民館の「わくわく工房」=

▲会話を弾ませながら製作に取り組む参加者ら
(湖東・東近江市)
 市立建部公民館で開講されている環境講座「わくわく工房」で、使わなくなった和服の生地で生活に役立つアクセサリーを製作する講座が二十日、開かれた。

 同講座は、身の回りにある物の再活用に取り組む工作や環境にやさしい料理に挑戦する学習会で、リサイクルへの理解を深め、毎日の生活に活かそうというのがねらい。五十〜六十代の女性を中心に約三十人が受講している。

 六月から開講されている講座で三回目の今回は、県生涯学習ボランティアの佐伯房子さんを講師に招き、無地や柄物の和服の端切れを使い、手提げ袋やコースター、アームバンドの製作に取り組んだ。

 佐伯さんから製作の手順を教わり、型枠に合わせて端切れを切り取って縫い合わせ、無地と柄物の生地を活かしたデザインを考えて縫い合わせ、思い思いの作品を作りあげていった。

 不規則な形の切れ端に型枠を当てて、効率よく切り抜く裁断は作業の中の要点の一つ、参加者同士で指導しあったり、デザインを考え合ったりする楽しい会話の輪が広がっていた。問い合わせは同公民館(2−0303)へ。


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能登川町アスベスト対策

7施設で使用禁止

安全対策に万全期し
=相談窓口を設置=

(湖東・能登川町)
 能登川町は、住民のアスベストに対する不安感や関心の高まりを見せるなか、健康や環境面などから対策を講じるため、アスベストに関する相談窓口を役場内に設けた。

 天井部分にアスベストを含んだ吹き付け材が使用されているとして、中央公民館(ステージ)をはじめ、役場庁舎(宿直室・更衣室・機械室)、水道庁舎(ボイラー室)、能登川病院(自転車置き場・ボンベ室・洗面室壁)、旧給食センター(屋根・天井)の使用を中止しているほか、飛散の恐れはないとしつつも、安全対策に万全を期すため、東小学校(ボイラー室)、町民体育館(機械室)の使用を禁止している。

 専門機関の分析結果は十月上〜中旬の予定だが、住民の安心・安全を最優先し、九月末から囲込み工事を実施することにした。

 役場内の相談窓口は次の通り。

【健康分野】健康影響、健康相談=総合健康福祉課保健予防係(0748―42―8702)

【環境分野】大気環境、特定粉じん発生施設を設置する事業所の規制指導と、建物解体の届出(延べ床面積500F以上)と、石綿廃棄物の適正処理に関する相談=住民環境課(42―9912)

【建築物分野】建物解体の届出(延べ床面積80F以上)=土木建設課(42―9916)

 石綿製品の製造禁止と労働者の健康管理に関する相談は、厚生労働省滋賀労働局安全衛生課(077―522―6650)、東近江労働基準監督署(0748―22―0394)へ。

 アスベスト 天然の鉱物繊維で石綿とも呼ばれ、一本の繊維の太さは髪の毛の五千分の一。熱や磨耗に強くさまざまな用途に使われてきたが、アスベスト繊維を肺に吸い込むと、二十年から五十年後にガンになる発ガン性物質であることが判明し、日本では十年前から一部を除き使用が禁止された。これまでの建築物にはアスベストが多量に使用されていることから、アスベストに関する法律で解体時の飛散防止を義務付けている。


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「思い出」をテーマに

それぞれの記憶のモノ

=ギャラリーNO―MA=

▲しばたゆり「葦の穂――わたしのモノ、わたしとモノ。」
(湖東・近江八幡市)
 ボーダレス・アートギャラリーNO―MA(近江八幡市永原町上)で、秋の企画展「モノと思い出〜記憶の指標としてのアート〜」が、二十三日からはじまった。

 第三回目となる今回の企画展では、「思い出」をテーマに、それぞれの「思い出」を呼び起こす「モノ」を、作品とワークショップで確認すると同時に、展覧会自体や近江八幡を見学者の記憶にとどめてもらい、記憶の指標としてのアートの共有をめざす。

 出展者は、思い出深い物を掌に乗せて撮影する「わたしのモノ、わたしとモノ。」など、自己と他者、人とモノのありかたや関係を見つめる作品の制作を続けるしばたゆりさんをはじめ、取り壊される建築物の部材からウクレレを製作する伊達伸明さん、言葉がなくても自己の記憶に残された部屋や風景を描き続ける秦野良夫さん、通勤途上で拾ったモノをテープなどでつなぎ合わせてオブジェをつくる八島孝一さん、彫られた線や点で表現されたユーモアたっぷりの表情など、粘土の立体作品をつくり続ける吉川秀昭さん。

 会期は十一月二十日まで。月曜日と十月十一日休館。入場料は一般三百円、高・大生二百五十円、小・中生二百円。

 九月二十五日午後四時からオープニングレセプションが、ギャラリー向かいの野間清六邸で開かれるほか、十月一日午後二時から野間清六邸で「アウトサイダー・アート・トークイベント〜思い出から表現行為へ〜」(無料、定員三十人)、十月十五日午後四時からギャラリーNO―MAではしばたゆりさんの話とワークショップ(五百円、定員十五人)、十一月六日午後三時からは野間清六邸で伊達伸明さんの話と野間邸ウクレレの生演奏(五百円、定員三十人)が開かれる。参加申し込みと問い合わせは、アートギャラリーNO―MA(TEL0748―36―5018)へ。


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津村町長に報告書提出

安土町行政改革推進委員会

自律のまちづくりへの礎
=選択と集中による施策を=

▲提出された報告書
(湖東・安土町)
 安土町の新たな行財政運営に向けての改革のあり方を協議してきた町行政改革推進委員会(山崎一眞会長、公募委員含む委員十二人)は、これまでの議論を報告書(A4版二十一ページ)にまとめ、このほど山崎会長が津村孝司町長に答申した。

 委員会は昨年七月十五日の設置後、町の財政状況、自律計画の考え方、指定管理者制度、補助金等の見直しなどを協議し、十二月二十一日には中間報告を提出するとともに、厳しい財政状況を町民に知ってもらうための「行財政システム改革推進宣言」も提示、今年に入って、住民との協働、人材確保等についても協議するなど、全十三回の会議結果を最終報告書としてまとめ答申した。

 報告書では、厳しい町の現状をグラフを使って示した上で、「総合的な施策」から「選択と集中による施策」への転換を、町の目指すべき行政運営とした。

 そのため、基本姿勢を「行政の運営という発想」から「行政は経営である」という認識に立ち、発想の軸足を常に住民に置くこととしている。

 行政改革大綱策定にあたっては、「自律」「事務事業見直し」「協働」の視点を盛り込むことが望ましいと提言する。

 今後、平成二十一年まで五年間の行財政運営は、「住民と行政の協働を通じて、少ない経費により最大の効果を挙げる」ことを基本原則に、(一)地方分権に対応する体制づくり、(二)住民(企業)と行政の協働の推進、(三)簡素効率化の推進、(四)人材育成の推進と多様な人材の確保、(五)地域に根ざした行政サービスを求めての五本柱を基本方針と位置付け、定員管理や組織機構、補助金や負担金、公共施設管理運営などの見直し、市町村合併、情報公開など、具体的な方向性を示している。

 さらに、平成十七年度から十九年度までを「改革推進期間」と位置づけて、歳入に見合った目標歳出規模を三十八億円程度と定め、▽歳出削減と歳入確保に努める▽協働に向けた仕組みづくりとして(仮称)まちづくり協議会の設置▽民間活力の導入▽組織機構の見直し▽「行革大綱」の見直しと「集中改革プラン」の公表▽産官学民によるプロジェクトチーム立ち上げ▽行財政システム推進組織の設置を、取り組むべき事柄として挙げている。


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安土城の謎解くカギに

屏風絵探索プロジェクト

津村町長、ローマ法王に謁見
=11月 貴族邸や美術館等調査=

▲プロジェクトへの期待を語る右から津村町長、大林議長、パオラさん――町役場で――
(湖東・安土町)
 「四百年ほど前に渡った屏風絵にどんな絵が描かれていたのか知りたい」と、津村孝司町長はローマ法王ベネディクト16世の謁見の場で協力を求める。

 安土町は、ローマ法王への町長の謁見がかない、二十年ぶりに復活することになった屏風絵「安土城之図」探索プロジェクトの内容を、このほど発表した。

 織田信長がバリニャーニ神父に記念品として託し、天正少年使節とともにローマ法王グレゴリオ13世に謁見した際に献上された屏風絵「安土城之図」は、法王の直後の死とともに行方不明になった。このため、安土城の本当の姿も、歴史の謎に包まれている。

 今回のローマ法王謁見で、屏風絵発見の糸口をつかむことができ、安土城の謎を解くカギになるかもしれない。

 プロジェクトとしては、二十年前に当時の辻悦蔵町長と県の合同調査団が最初で、今回、国際交流員として昨年八月にイタリアから同町に迎えたカヴァリエレ・パオラさんの就任をきっかけに復活。バチカンやイタリアをはじめ、国内の関係者や関係機関への積極的なはたらきかけが、実を結んだ。

 十一月十八日から十一日間の訪伊には、大林輝男町議会議長、森津豊企画観光課主事、パオラさんが同行する。

 ローマ法王謁見は二十三日、サンピエトロ寺院謁見の間で行われ、約十分程度、直接会話できる時間が設けられる予定。

 このほか滞在中に、貴重な資料が残る貴族のボンコンパーニ家をはじめ、バチカン図書館、バチカン美術館、バチカン伝道民族博物館、ヴェネツィア大学での調査、在イタリア日本大使館への協力要請、姉妹都市マントヴァ市やパオラさんの出身地ヴィツェンツァ市長を表敬訪問して協力要請、「日・伊姉妹都市サミット」(二十六日)参加など、様々な機会を利用して、情報収集を行う。

 津村町長は、「屏風絵が見つかる確率が少しでも上がってくれることを願う」と期待をのぞかせ、「(もし見つかった場合には)安土城がどういうものだったのか確認させてもらいたい」と歴史ロマンへの夢を膨らませた。

 また、大林議長は「安土城の問題は町だけにとどまらない、県、国、世界へと情報発信させたい」、パオラさんは「謁見できるのは普通のことではない、(発見されたら)狩野永徳の作品かどうかも調べてみたい」と、それぞれ夢を広げた。

 町では、プロジェクトとは別に友好使節団のツアー(十一月十七日からマントヴァ市、ミラノ、ベニス、ローマを巡る九日間、途中プロジェクト一行と合流)参加者を募集する。説明会が十月七日午後六時から町コミュニティー防災センターで開かれる。

 


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