滋賀報知新聞(ニュース)平成17年9月26日(月)


東近江市 南部地区 「まちづくり協議会」

旧八日市8地区で初の設立

自治会との連携で課題解決
=新興地 心のふれあいを重視=

▲広瀬正明代表
(湖東・東近江市)
 東近江市の地域まちづくりを担う「南部地区まちづくり協議会」の設立総会が十九日に南部公民館で開かれ、代表に広瀬正明氏(沖野一丁目)が選出された。市内十二地区を有する同市で愛東、湖東地区に続き三番目となり、旧八日市八地区では初めて。南部地区は、新興住宅地だけに住民の交流、心のふれあいを重視し、自治会などとの連携を密にしながら、地域が抱える課題解決を目指し、まちづくり活動に取り組む。

 新市まちづくり計画を支える協議会のスタートとなる南部地区の設立総会には、自治会長や各種団体長ら約七十人が出席し、規約や役員の選出、十七年度事業・予算などを決めた。

 審議では、疑問点について多くの質問が出されたが、今後さらに自治会や各団体と話し合いながら、来年四月の新年度スタートまでに、規約の改定も含めた詰めの協議を進めていくことにした。

 広瀬代表は、まちづくり委員会の活動成果が形になったと報告した上で、「地域の皆さんの意見を聞きながら、ワイワイ・ガヤガヤと楽しく議論を重ね、少しでも喜んでもらえるまちづくりに取り組みたい」と、自治会や各種団体など住民一体となった活動へ協力を求めた。
▲南部地区まちづくり協議会の設立総会

 南部地区は、十五年からまちづくり委員会を組織し、「誰もが笑顔で暮らし、活力あるまち南部」をキャッチフレーズに、交通安全立ち番、あいさつ運動、クリーン作戦、南部っ子いきいき塾の開催、休耕田利用の有機野菜・花づくりと即売会などに取り組んできた。

 市内十二地区のうち一地区を活動エリアにする新テーマ型の住民自治組織「まちづくり協議会」は、自治会や女性会、ボランティアグループ、NPO、企業、個人など地域を構成するすべての市民が参画し、自主的な活動を通して、地域課題の解決や地域固有の伝統文化を生かしたまちづくりなどを行政に提言し、共に地域振興に取り組む機関となる。役員は次の皆さん。

 【代表】広瀬正明【副代表】川島修、磨谷典子【事務局長】杉田薫【会計】佐伯房子【会計監査】服部善夫、神田照美


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ぶらりまちかど

商人活躍の時代へ

タイムスリップ―五個荘

▲商人屋敷などが並ぶ町並みを練り歩く近江商人時代絵巻行列(五個荘金堂町)

(湖東・東近江市)
 近江商人発祥の地・東近江市五個荘地区で二十三日、まちなみを美術館・博物館に見立てる「ぶらりまちかど」が開かれ、この日一日限りの秘蔵や屋敷公開に大勢の観光客で賑わった。また、商人たちが活躍した明治、大正時代を再現する時代絵巻行列がまちなかを練り歩き、一緒に加わるなどして楽しんだ。

 時代絵巻は、商人が最も活躍した明治から大正時代の風俗を再現したパレードで、天秤(てんびん)棒を担いだ近江商人や、かわいいチビッコ丁稚、袴姿の女学生、鹿鳴館ドレス、山高帽のだんな衆など約百人が、約一時間をかけて地区一帯を練り歩いた。沿道には約三万人の観光客や市民が埋めかけ、一緒に歩いたり写真を撮るなどして、古き良き時代を満喫していた。


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布引小で「あいさつ運動」

心のふれあいと安全

=東近江市シルバー人材センター=

▲「おはよう」のあいさつと共にシルバー人材センターの会員に見守られながら登校する児童たち
(湖東・東近江市)
 社団法人・東近江市シルバー人材センターが、市内の布引小学校で子供たちに「おはよう」の声をかけ、学校周辺をパトロールするボランティア活動を二学期から始めた。児童たちとふれあう機会を積極的につくることで学校生活を楽しく送る環境づくりに寄与し、子供たちの安全を守るという一石二鳥の役割と成果に期待が寄せられている。
 これによく似た活動は、校区内の老人会やPTAが行う例はあるが、法人組織が取り組むのは珍しい。どうして同センターがこの活動に乗り出したのか、また、学校、市教委はこの奉仕活動をどのように受け止めているのだろうか。

 同センターでは、会員の働く場の確保と、それが会員の仕事として適正かどうかを検討する「就業推進委員会」を設置し、定期的に会合を持っている。昨年九月の会合の中で「地域の中で貢献できる仕事はないか」との議論が持ち上がり、近年、多発している学校を狙った事件から児童たちを守り、希薄になっている世代間の心のふれあいの広がりが会員のやり甲斐につながれば、取り組む意義はあるとして活動の準備をスタートした。
 話し合いの中で「ガソリン代ぐらいはもらえないか」という声もあったが、個々の経費を支給してもらうということでは、組織としての活動が広がらない懸念があることや、児童たちとの心の交流を広げる目的を重んじること、また、地域貢献という視点から無料奉仕とした。

 これまで市教委の要請を受けて用務員を派遣していることや、会員が毎年実施している布施のため池の清掃奉仕で、児童たちがゴミ捨て防止看板を作るなどの協力をしている同校に申し入れたところ学校側が歓迎し、最初のモデル校として取り組むことになった。

 この活動には、自発的に申し出のあった十二人(男七人、女五人)の会員が参加、二人一組になって月〜金曜日までの週五日、毎朝七時半から二カ所の校門に立ち、登校してくる児童たち一人ひとりに「おはよう」と声をかけている。児童たちの登校が終わると、学校敷地周辺のパトロールを実施、危険なものがないかや不審者がいないかなどを見回っている。活動は八時半までの一時間で、校門脇に建てられた「ふれあいのいえ」に戻ってその日の活動内容を日誌に記し、学校長に届けて活動を終える。

 活動がスタートしてまだ一ヶ月も経っていないが、同センターでは「挨拶って楽しいなぁー、子供は本当にかわいいなぁーという純粋な気持ちで『おはよう』と接すれば、必ず子供たちは返事を返してくれることが今頃の年になって分かったという、会員の声や、孫が世話になっているので協力したいという申し出も出てくるなど、取り組みの効果が出始めている」と話している。

 一方、学校側では「大変ありがたいく感謝しています。子供たちも徐々に慣れて挨拶する子が増えました。また、スズメバチがいる情報もいただき、市教委に巣を駆除してもらうこともできました。二年前には職員の女子便所に部外の不審な男性が入っていたということもあり、入校を防げなかった反省があります。(早朝に)校内に不審者が入ってこない抑止力になっていただいていると思います」(滝本初子校長)と活動に感謝している。

 活動がスタートした当初は、不言な反応を示す指導が多かったが、今では元気に「おはよう」とあいさつを交わす子が増えたり、「ありがとう」と感謝して校門を入る子や拍手を求めてくる子もいるという。子どもとの心のふれあいに、会員のお年寄りたちは活動のやり甲斐と喜びを感じ取り始めている。

《記者の目》
 滝本校長の話ぶりでは、この活動にずいぶん感謝しているようだったし、ずっと継続してほしい願いが受け取れた。また、シルバー人材センターでは、下校時にも実施したい思いがあるようだが、活動の会員は、毎日の仕事をこなしながらの参加のため、同時に実施という訳にはいかないようだ。

 学校内の安全を確保するのは本来、行政の仕事。東近江市教委は、この二学期から市内の全小学生が登下校時に防犯ブザーを携帯するよう、これまで未配布だった全児童に貸与したが、万一、学校内に不審者が侵入した場合、教諭に頼る対策にとどまっているのが現状で、校内に侵入されない対策は無策に等しい学校が少なくない。

 同センターの活動について澤田喜一郎・教育総務課長は「不審者を捕まえる防具は、保育園から中学校まで全園、全校に二学期から備わった。今後は、フェンスや門扉のない学校について対策を講じていかなくてはならない。そうした中で同センターの取り組みはありがたい。もう少しようすを見させていただいて、行政の支援策について検討していきたい」と話している。 (畑 多喜男)


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世代を越えて 陶芸に没頭

蒲生町石塔第1区が企画

=顔の見える関係づくりへ=

▲和気あいあいとした雰囲気の中で子どもからお年寄りまで作品づくりに集中(蒲生町の石塔第一公民館で)
(湖東・蒲生町)
 世代を越えて参加できるものをとの思いから、蒲生町の石塔第一区わがまち夢プラン推進委員会(中元義定委員長)がこのほど、小学生と高齢者が一緒に学ぶ「陶芸教室」を同区の公民館で催した。

 同推進委員会は、▽集落整備▽世代間交流▽生活改善▽情報発信▽うるおいと生きがいのある生活事業―の五つの部会に細分化し、キャッチフレーズである“いにしえを未来に活かす いしどうの里”の実現に向け年間を通して様々な事業計画を練っている。

 初の試みとなった今回の陶芸教室は、うるおいと生きがいのある生活事業部会(辻野茂部会長)が中心となって企画したもので、地元の小学一年生から五年生までの児童と高齢者、児童の保護者ら合わせて約四十人が参加した。

 講師は、子どもたちの体験活動をサポートする蒲生町マックスクラブで陶芸を指導している同区在住の村田寿三郎さん(80)と久枝さん(79)夫妻が務め、土と触れ合い一つの物を形にしていく魅力を伝えた。

 子どもたちが隣の高齢者に「これどうするの」と質問し教えてもらう姿も見られ、陶芸を介して自然と会話も弾んだ。参加者は、花瓶や小皿、カップなど、自分の好みの形・大きさに成形し、木の葉を押し当てて跡を付け模様にしたり、秋らしく紅葉の絵をあしらったりと工夫し、世界に一つだけの作品を仕上げた。

 初めて陶芸をしたという中野夢也君(9)は「型からはずすのが難しかった。作ったカップでジュースやココアを飲みたい。あと、おじいちゃんにお皿を作ってプレゼントする」と夢中で、中川儀大君(8)も「粘土遊びみたいでおもしろい」と陶芸のとりこになっていた。

 参加者の和気あいあいとした雰囲気を眺めながら、中元委員長は「ちょっとでも地域が発展し、住みやすいように区民の顔が見える関係を築きたい。これからも区民参加の事業を展開し、地域の活性化を図っていきたい」と手応えを感じていた。

 今回、参加者が製作した作品は、あかね文化センターの電気窯で焼き上げ、十一月中旬に開催する同区の文化祭に出展する予定だという。


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愛情ある安全運転を!

=平和堂蒲生店前で啓発活動=

▲買い物客をターゲットに啓発品を手渡す関係者ら(蒲生町市子殿の平和堂蒲生店前で)
(湖東・蒲生町)
 秋の全国交通安全運動期間中の二十二日、日野安全運転管理者協会(加藤喜一郎会長)の役員と交通指導員、日野警察署署員、蒲生町役場職員ら約二十人が、蒲生町市子殿にある平和堂蒲生店前で“高齢者と子どもを交通事故から守ろう”というのぼり旗を掲げ、啓発品を配りながら交通ルールを守り愛情ある安全運転を呼び掛けた。

 啓発品の一つである県警本部交通部が作成した「市町別交通マナーランキング(平成十六年)」を見ると、ドライバーの違反やヘルメット・ベルト非着用、歩行者・自転車の違反、事故原因者などの総合評価で、蒲生町はマナーが最も良い五つ星を獲得し、県内でも四位という高ランクに位置付けられている。

 しかし、今年に入り町内で交通死亡事故が発生していることから、同運動の重点事項である▽高齢者の交通事故防止▽夕暮れ時の歩行中と自転車乗車中の交通事故防止▽シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底▽飲酒運転等悪質・危険運転の追放―の四点の徹底こそが尊い命を守ると、関係者らは訴えていた。

 


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