滋賀報知新聞(ニュース)平成17年10月13日(木)第14232号


不安高まる地下水水銀汚染

RD処分場からの発生が確定的

内容物不明のドラム缶が場内に
=住民団体が16日、解決訴え集会=

▲掘り出されたドラム缶と採取したサンプル
(湖南・栗東市)
 有害物質が検出されて問題となっているRD社の産業廃棄物最終処分場(栗東市小野)で、違法なドラム缶が同社元従業員の証言通り見つかったのに続き、環境基準十三倍の総水銀が処分場脇から検出され、周辺汚染の懸念が強まっている。同市の飲料水の七割は地下水。有害物質が下流へ流出すれば水源地だけでなく、琵琶湖も汚染されると不安が高まっている。

 ●証言が現実に

 先月三十日、RD社が処分場内の西側を重機で掘り起こしたところ、深さ四メートルからドラム缶五個が見つかった。この調査は、住民団体が平成十一│十二年に得た同社元従業員の証言に基づき、県に対して実態解明を強く求めていたもの。今回の調査で、信ぴょう性のある証言であることが確かめられた。 

 県によると、ドラム缶の内容物は黒っぽい土のようなもので、廃油なのか、それとも焼却灰、またはその他のものか不明。このため性状検査で特定する。

 この他にも、同社元従業員の証言では、ドラム缶千本以上が埋められているという。これに対して県資源循環推進課は「現段階では調査を拡大する、しないは明らかに出来ない」としている。

 高谷清氏(産廃処理問題合同対策委員会副代表)は「今までにも処分場から様々な違法物や有害物質が出てきており、今回灰などが詰まっているドラム缶が、わずかの掘削分から五個も出てきた。周辺の地下水も水銀・鉛・ビスフェノールAが基準を超える濃度で汚染されている。有害物質を除去しなければ地下水汚染はひどくなり、環境や生活に影響を与えることになる。県は早急に対策を打たねばならない」とにぶい行政対応に憤る。

 ●水銀汚染に警鐘

 栗東市が明らかにしたところでは、総水銀の地下水調査は九月一日、処分場西側の脇の八カ所で実施され、このうち五カ所で環境基準(一リットル中〇・〇〇〇五ミリグラム以下)を三ー十三倍上回る数値を示した。

 この結果を受けて同市調査委員会は「総水銀が処分場から発生していることが確定できた」との認識で一致した。

 総水銀の発生源がようやく突き止められたところだが、下流域への影響も注視されている。というのも、市が行なった下流域での地下水調査では、処分場の影響と思われる数値が出ているからだ。

 調査委員会委員である畑明郎氏(大阪市立大大学院教授)は「水の汚れ具合を示す電気伝導度(注)が、約三キロ下流の栗東市出庭の水源地に近い井戸水で三年連続で上昇していることや、約一│二キロ下流の小野と手原の井戸水で全国平均(一リットル中〇・〇六ピコグラム)を上回る〇・一ピコグラム以上の数値が出ている。RD処分場の汚染水が下流域の地下水に流入している」と警鐘を鳴らす。

 (注)出庭水源近くの地下水電気伝導度=H15年度・185μs/g)(マイクロジーメンス)、16年度・223μs/g、17年度・276μs/g。

 ●解決訴え市民結集

 住民団体「飲み水を守る会」は、このようにRD問題の実態が明らかになるなか、地下水汚染から飲み水を守ろうと、市民の集いを十六日午後二時から栗東市中央公民館で開く。

 集会では、汚染現状の訴えや法的対応を視野に入れた講演と提案を行い、運動の拡大を目指す。入場無料。問い合わせは同会副代表の高谷順子氏(電話077-552-9192)へ。


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湖南市議会(定数24人)議員選挙

現職23人・新人3人が出馬予定

=16日告示、23日投開票=

(湖南・湖南市)
 湖南市で初の市議会議員選挙が、十六日に告示される。同市の有権者数は九月二日現在で四万千四百十三人(男性二万千百六十二人、女性二万二百五十一人)。

 八日現在、出馬するとみられるのは、定数二十四人に対して二十六人で、選挙戦になる公算が高い。このうち現職は二十三人、新人は三人。党派別では、無所属二十人、共産三人、公明三人となっている。

 合併に伴う定数削減で当選ライン上昇が見込まれる。このため、比較的、立候補予定者が多い菩提寺・菩提寺北地区で少数激戦が予想される。また、共産党は現在議員五人の勢力をもつが、今回の選挙では候補者を三人に絞る。

 二十三日午前七時から市内二十八カ所で実施される投票は、午後八時に締め切られ、同日午後九時十五分から同市共同福祉施設(サンライフ甲西)で開票される。大勢が判明するのは午後十一時二十分頃の見通し。

 なお、立候補予定者として名前が挙がっているのは次の通り。敬称略。無所属=無、共産=共、公明=公。

 【現職】坂田政富(共、八期)▽石原善春(無、四期)▽立入勲(無、四期)▽矢野進次(無、三期)▽中村武治(無、二期)▽中野榮徳(無、二期)▽鈴木美智枝(公明、二期)▽福島清彦(無、二期)▽松山克子(無、二期)▽植中都(無、二期)▽上野雅代(無、二期)▽森淳(無、二期)▽松本浩有(無、二期)▽樋渡勝男(無、一期)▽山本吉宗(無、一期)▽谷靖啓(無、一期)▽大久保英雄(共、一期)▽望月卓(無、一期)▽大継健蔵(無、一期)▽上西保(無、一期)▽伊地智良雄(無、一期)▽鵜飼八代子(公、一期)▽赤祖父裕美(無、一期)

 【新人】桑原田郁郎(公)▽金谷健治(無)田中文子(共)


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大津市

子育て支援センター計画まとまる

=室内公園と公立保育園=

▲子育て支援センターが整備される再開発ビル「明日都浜大津」
(湖西・大津市)
 大津市の市街地再開発ビル・明日都浜大津(大津市浜大津四丁目)に来年四月、オープン予定の大津市子育て支援センターの計画案が、このほど大津市から発表された。

 この事業は、就学前の子どもと家族が集い楽しめる場、または子育てサークル支援や情報発信を大津市が支援する拠点として、同ビルの三階(床面積約二千二百四十平方メートル)を整備するもの。

 大津市の計画案によると、センターの主な概要は▽室内公園「ゆめランド」▽公立浜大津保育園▽乳幼児健診室▽児童を対象にした図書コーナー▽交流ホール・会議室・相談室│など。

 中核になる「ゆめランド」ゾーンは、大型遊具や木の遊具を配置する。さらに事務室では子育て情報紹介や相談、人形劇や絵本読み聞かせが楽しめるステージ完備のおはなしランド、家族で調理体験できるくっきんぐランドを備える。

 また、県内の保育園で初めて指定管理者制度を導入し民間運営に委ねる浜大津保育園は、〇〜五歳児までの通常保育を行なう認可保育所。また、保護者の短時間就労、入院、余暇活動に伴う一時保育も実施する。柔軟な民間運営を活かして、新しいサービスも視野に入れる。

 なお、同市は子育て支援センターの愛称を募集している。応募方法は、ハガキかファックス、Eメールに愛称、愛称の意味、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、年齢、電話番号を明記し、11月2日までに〒520│8575大津市御陵町三-一、大津市保育課(ファックス077-525-3305、Eメールotsu1410@mail.city.otsu.shiga.jp)へ。


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第3回滋賀私学フェスティバル

平和・教育 高校生パワー結集

=15日 大津市のなぎさ公園一帯=

(湖西・大津市)
 県内の私立高校五校に通う高校生たちが学校の枠を越えて繰り広げる祭典「第三回滋賀私学フェスティバル」(同実行委主催)が、十五日正午から大津市のなぎさ公園おまつり広場一帯で開催される。

 「平和の火」の灯火とともに生徒群舞や和太鼓でオープニングを飾り、高校生アピールでフェスティバルが開幕。ダンスやコンサートなど生徒や保護者による発表のほか、テレビドラマ「金八先生」のモデル三上満氏による子育て教育講演会なども開かれ、エンディングは参加者全員一つになって踊りの輪をつくる。

 このほかにも会場では、発展途上国の人々がつくった手づくり製品を販売し、世界平和を訴える「フェアトレードショップ」や、各種模擬店が軒を並べる。また、サブ・ステージの大津市民会館小ホールでは、高校生バンドライブも開かれる。

 今年のフィナーレは、私学助成を訴える大津パルコまでの大パレードで締めくくる。

 問い合わせは、実行委員会事務局(TEL090―5974―1458)まで。


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近江歴史回廊大学

童門学長の公開講座

=参加者募集=

(全 県)
 県と県内市町、民間関係団体で構成する近江歴史回廊推進協議会では、滋賀県の優れた歴史文化資源を掘り起こし、まちづくりにつなげていこうとする活動を応援するため、毎年、連続講座「近江歴史回廊大学」を開設している。今回は、今秋開講の第八回大学のうち、十月二十二日の講座について一般公開し、滋賀の歴史文化資源の魅力と活動事例を広く紹介する。現在、参加者を募集中。

 公開するのは、同学の学長であり、NHKテレビ「その時歴史が動いた」にも数多く出演する人気作家・童門冬二氏の講演「私の近江歴史回廊〜歴史を生かしたまちづくり〜」。午後一時半開講。会場はウェルサンピア滋賀(近江八幡市北之庄町)。

 募集定員は先着五十人。参加無料。申し込みは、往復ハガキまたは電子メール、FAXのいずれかに、住所・氏名(二人で応募の場合、同伴者の氏名も記入)・電話番号を書いて、〒520―8577(住所の記載は不要)滋賀県県民文化課内「近江歴史回廊大学」公開講座係(電話077―528―4632、FAX528―4960)へ。なお、第八回近江歴史回廊大学に応募した人は申し込み不要。

 


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