滋賀報知新聞(ニュース)平成17年10月27日(木)第14244号


選定委員会の人選に疑念も

県の指定管理者制度導入問題

申請者の一部から不満の声
=求められる厳格な規則運用=

▲指定管理者の候補者選定が行われた県立水環境科学館
(全 県)
 「官から民へ」の流れの中、公共の施設の管理・運営を民間に開放する指定管理者制度が一昨年九月からスタートしている。県や各市町では、選定委員会を設け指定管理者の候補者選定を行っているが、選定委員の人選について、関係者から不満の声も上がっている。
                          

【石川政実】


 これまで公共施設の管理委託は、自治体が出資している団体などに限られていたが、一昨年九月に地方自治法が改正されて、指定管理者制度により、民間企業や非営利組織(NPO)も業務を担えるようになった。

 県には現在、九十二の公の施設があるが、このうち二十九施設は、直営か移管・廃止し、残る六十三施設が今回の指定管理者制度の対象になっている。県では、来年四月からスタートさせようと、七〜八月に指定管理者を募集、九〜十月には選定委員会で候補者を選定する。十二月県議会で指定管理者の議決が得られれば、協定の締結、県民への周知を行って、来年二月県議会に十八年度当初予算案を提出し、四月には指定管理者による管理運営をスタートさせたい意向だ。 現在、指定管理者制度の候補者選定が行われている最中だが、選定委員会の人選に疑念も出ている。県県民文化課は、滋賀会館の指定管理者制度導入のため九月二十日、選定委員会を開き、応募した三団体から候補者を選定した。応募したのは、現在まで同館の管理を行っている県の外郭団体の(財)県文化振興事業団、民間業者、民間団体の三団体。これを選考した委員会の委員には、県文化振興事業団の季刊誌「湖国と文化」の編集、出版を平成元年から十五年度まで請け負った出版業者が入っており、関係者から「利害関係があると見られてもしかたがない」と疑問視する声が出た。

 また県下水道計画課も今月十七日、県立水環境科学館の指定管理者の選定委員会を開催して候補者を選定した。同館は、県琵琶湖流域下水道「湖南中部浄化センター」(草津市矢橋町)内に、下水道事業啓発として設置された施設である。これに申請したのは、(財)県下水道公社を始め六団体。この中の一つ、A団体のメンバーに、県庁OBを中心に学識経験者らで組織されているNPOがある。

 「このNPOの専門委員会の委員になっている学識経験者が、選定委員会の委員になっているのはおかしい。おそらくA団体が選ばれるだろう…」との情報が本紙に寄せられた。しかし同学識経験者は「十五、十六年度にNPOのプロジェクトチームの委員になったが、十七年度からは委員をしていない」と説明している。いずれにせよ、県や各市町には、厳格な選定委員会の人選が求められる。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

食育と大切さ学ぶ

「第2回うみかぜシンポ」

=県立大で11月27日=

(全 県)
 県立大学は、十一月二十七日午前十時半から学内の交流センターで「\食と保育\食を通じたコミュニケーションのなりたち』をテーマに「第二回うみかぜシンポジウム」を開催する。

 近年、家庭や社会の中で子ども一人ひとりの「食べる力」を豊かに育む活動としての「食育」が注目を集めているが、食の場面で子どもが学ぶのは、食に関する知識だけではない。食は、子どもが大人と密接にかかわりあいながら心と体を発達させる社会的な活動の場として重要である。今回のシンポジウムでは、幼児にとっての食活動を他者とのかかわりあいという視点から考える。

 開会あいさつのあと、上野有理氏(東京大学大学院)の「子どもはどのように食物について学ぶのか」を皮切りに「能動と受動の交錯する場としての食」、「園の食事場面における子ども間のやりとり」、「食行動の発達と保育」の四テーマで学識者の講演と討論会が開かれる。

 当日の参加は自由で無料。会場では臨時の託児所を設ける(十一月十四日までに要予約)。問い合わせは、同大学人間文化学部控室(電話0749−28−8401)へ。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

RD問題 地下水汚染は続いている!

有害物質の完全撤去求め集会

=国松知事へ ハガキ運動を展開=

▲栗東市中央公民館で開かれた集会
(湖南・栗東市)
 地下水汚染が心配されているRDエンジニアリング社の産業廃棄物処分場(栗東市小野)の問題で、「地下水汚染から飲み水を守る市民のつどい」が、このほど栗東市中央公民館で開かれ、市内外から約三百五十人が参加した。

 同会は「同処分場から地下へ流出した有害物質が、下流の琵琶湖だけでなく、栗東市の飲み水(七割が地下水)も汚染する恐れがある。県命令で是正工事が行なわれたが、完全でなく、この問題は続いていることを市民に知ってほしい」と訴えた。

 集いでは、スライド写真を使って、同社が許可量を超えて違法なゴミを埋めたため、ダイオキシンや総水銀などの有害物が地下水へ流出している実態や、県命令で行なわれた是正工事の効果について専門家から疑問視する意見が出ていることが報告された。

 さらに、この九月、処分場から総水銀の地下流出が栗東市の調査で確定したのに続き、元従業員の証言通りに場内からドラム缶が掘り出されたことに触れ、「県が今後どう動くか大事な局面」とした。

 また、「このまま“くさいものふた”をすれば、将来地下水汚染が広がる恐れがあり、飲料水の危険性は増大する。県の責任は重大」として、▽有害物の早急な撤去▽ドラム缶と中身の有害物の除去-を県に求めるアピール文を採択し、翌日、国松善次知事に申し入れた。

 なお、同会では、元従業員の証言で千本以上埋まっているとされるドラム缶と有害物質の早急な撤去を求めて、知事へのハガキ運動を展開している。ハガキの入手希望者は、同会の高谷氏(電話077-552-9192)へ。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

金箔の彩りロマン

人間国宝江里佐代子展

=入場券プレゼント=

▲盒子 歓(1993年)
(湖南・守山市)
 守山市水保町の佐川美術館は、金箔のあやなす彩りとロマン「人間国宝 江里佐代子・截金(きりがね)の世界」を開いている。伝統的な装飾技法をよみがえらせた同氏の初期〜最新の作品約百三十点を紹介する。十一月二十三日まで。

 截金とは、金銀箔を極細の線や菱形などの形に切り、それを仏像や仏画に貼り付けて文様をつくるもので、法隆寺玉虫厨子(飛鳥時代)が最古。

 佐川美術館は同氏の作品を「神秘性が感じられ、截金の出発点である宗教観と工芸作家としての感性が織りなす独自の美の世界」と評している。

 一般千円、高大生六百円、小中生三百円。毎週月曜は休館。問い合わせは同美術館(077-585-7800)。

 なお、滋賀報知新聞社は、ペア十組に入場券をプレゼントします。希望者は、下記メールフォームに郵便番号、住所、氏名、本紙への批評を記入し、11月2日までに。ハガキか(〒520-0051大津市梅林一丁目三-二五、滋賀報知新聞社大津本社)ファックス(077-527-1113)か下記メールフォームで。なお、当選発表は入場券の発送をもって代えさせていただきます。

読者プレゼント用メールフォームへ

 締め切りは平成17年11月2日到着分まで。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ

阪神タイガース株式上場問題
読者の意見を募集
=球団株式上場を問う=

(湖西・大津市)
 人気球団・阪神タイガースの株式上場問題は、球界だけでなく、野球ファンにも波紋を広げている。そこで滋賀報知新聞社は、「球団の株式上場の是非」について読者から幅広い意見を募集する。字数は百六十字程度。

 筆頭株主の投資ファンド・MACアセットマネジメント(通称・村上ファンド、村上世彰代表)は株式上場することで球団のブランド価値が高まるとする一方、阪神電鉄はこれに難色を示している。

 投稿するには、意見と本人の住所、氏名を明記し、メールかファックス、封書で、二十九日(当日消印有効)までに〒520-0051大津市梅林一丁目三-ニ五、滋賀報知新聞社大津本社(ファックス077-527-1113、s-hochiy@bcap.co.jp)へ。

 なお、投稿者の中から三人に、書籍「近江旅の本 近江の酒蔵」(滋賀の日本酒を愛する酔醸会編)、「大仏建立の都 紫香楽宮」(小笠原好彦著)、「近江 山の文化史」(木村至宏著)を進呈する。投稿の際、希望する書籍名もあわせて記入すること。

 


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ