滋賀報知新聞(ニュース)平成17年11月11日(金)第14257号


森に響くシンセサイザー

たそがれコンサート

=河辺いきものの森=

▲たき火を囲んで演奏の音色が森に広がるコンサート
(湖東・東近江市)
 演奏する場に広がる景観や漂う雰囲気、奏者と聴衆を包み込む自然や環境に順応した心癒されるコンサート活動で知られる今井てつ氏の「たそがれコンサート」が五日午後三時半から河辺いきものの森で開かれた。

▲シンセサイザーを演奏する今井てつ氏
 今井てつ氏は、一九五六年大阪府堺市生まれで現在は、福井県甘木市在住。四十歳になって本格的なピアノの演奏活動を開始し、社寺やホールでコンサートを開いている。

 その場その時の雰囲気に合わせた即興演奏を取り入れ、コンサート会場に溶け込むアレンジを加えて時間がゆっくり流れるような音楽が特徴。誰もが心の中に持っている童謡を回顧させる不思議な世界を創りあげる。

 今回のコンサートでは、秋の気配が色濃くなった同森のネイチャーセンター前で、たき火を囲んで「赤とんぼ」や「七つの子」などの童謡に即興のアレンジを加えたオリジナル曲を一時間半にわたって演奏した。

 シンセサイザーの響きが森の林間に響きわたり、深まる秋の風情を感じ取りながら懐かしい記憶が思い出されるような癒しのコンサートを楽しんだ。


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待望の新校舎が完成

=五個荘小で開校・竣工式=

(湖東・東近江市)
 東近江市立五個荘小学校(山田栄治校長、児童数七百九十七人)の新校舎が完成し、七日に開校式と竣工式が行われた。学校周辺には、五個荘商人の本宅などが建ち並ぶ「国指定五個荘金堂重要伝統的建造物群保存地区」があることから、校舎は歴史を感じさせる白壁風の日本瓦葺と長屋門の校門を設置。日本建築の美を表しながら、景観との調和を図っている。

 築後三十七年の旧校舎は、老朽化による安全確保と避難施設としての防災機能が懸念されるほか、児童数の増加で教室不足の問題を抱えており、平成十四年に耐力度調査を行ったところ、基準値以下の危険校舎と診断された。このため、翌年から旧五個荘町において工事が進められていた。

 新校舎は、鉄筋コンクリート造り三階建て。面積は九千三百五十一平方メートル。耐震とセキュリティーおよび開放感ある建物とするため、中庭(ウッドデッキ)を取り囲む五角形に校舎を配し、防犯カメラや緊急通報装置を完備した。普通教室は二十七室で、可動問仕切のオープン方式により一学年全員が共に学び、遊べる。特別教室は使用頻度の高い図工室・理科室・音楽室を各二室にした。いずれも、木の温かみを感じさせる木質系で統一され、落ち着いた雰囲気となっている。

 さらに、ビオトープやトイレに利用する雨水タンクや、芸術に触れる機会を持とうと、日本芸術院会員で日展常務理事、五個荘名誉町民の中路融人氏の日本画「湖北早春」と、同名誉町民で日展理事だった故山田良定氏のブロンズ像「きぬがさの風」を設けた。総工費は約二十億四千七百万円。

 開校式では、中村功一市長、児童代表らによるテープカット=写真=が行われたほか、全校児童による校歌が斉唱され、同校開校当時の写真を手にした山田校長は「きみたちのお父さん、お母さんも使った旧校舎は三十七年の歴史があります。同じように、きみたちが大人になり子どもが通うにようになるまで、この新校舎を大切に使いましょう。建設に関わったすべての人たちに感謝し、学習に励んでほしい」とあいさつした。

 これを受けて児童二人が「みんなワクワク、ドキドキしています。仲良く勉強したり、遊んだりしたい」「きれいに大切に使います」と述べた。

 続く竣工式では、関係者約五十人が出席する中、中村市長が「この校舎が健やかな成長の場として、市の将来を担う人材の育成に寄与することを願っています」と、新校舎の完成を祝った。

 今後、出力二〇KWの太陽電池パネルを設置するほか、旧校舎の解体とグラウンド整備を来年三月までに行う予定。


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豊かな生態系を取り戻す!

鋳物師地区

=里山に巣箱設置=

▲子どもたちが巣箱づくりに挑戦(蒲生町の鋳物師公民館前で)
(湖東・蒲生町)
 蒲生町鋳物師地区の子どもたち二十二人がこのほど、野鳥が飛び交うまちづくりを目指して、NPO法人蒲生野考現倶楽部(森田英二理事長)の指導のもと巣箱づくりに挑戦し、農業用ため池周辺の里山に設置した。

 鋳物師地区は、五つの農業用ため池を有しており、今年三月には農業用水を管理する日野川流域土地改良区と滋賀県、蒲生町の協力を得て「鋳物師地区ため池群広域防災機能増進推進協議会」(倉田幸一会長)を発足、ため池を核とした農村環境の保全活動に力を入れている。

 中でも、集落内で最も大きなため池“大溜”周辺と遊休農地の保全・再生を目的に、東近江地域振興局管内では初、県内で四例目となる牛の放牧を行った。県畜産技術振興センターから借り受けた助っ人“ヨドギミ”と“リカコ”の黒毛和牛の雌二頭は、二カ月間にわたり約三千五百平方メートルの放牧地で背丈まで伸びた草を硬い軸のみ残して食べ尽くし、毎年、イノシシやシカの被害を受けていた水田も無害で、大きな効果を発揮した。

 相乗効果として期待された子どもが動物に触れ合う場の提供や集落共通の話題づくりにも一役買い、巣箱づくりの際にもサツマイモの葉っぱを牛に与える子どもの姿が見受けられた。

 今回は、同協議会の委員のほか、子ども会も全面協力し、親子で巣箱づくりに挑んだ。まず、NPO法人蒲生野考現倶楽部のスタッフから、野鳥の習性やため池の役割、大溜の歴史について説明を受け、早速、鋳物師公民館前で巣箱製作に取り掛かった。

 自分が作った巣箱から鳥が巣立ち飛び立っていく様子を想像しながら、参加者は完成した巣箱を持って、大溜へ移動。鳥の絵や名前を描いた約五十個の巣箱を、鳥たちが入りやすいよう木の枝に針金で取り付けた。

 このほか、保護者手作りの豚汁と炊き込みご飯に舌鼓を打ち、もみがらで焼き上げた旬のサツマイモも味わい、「牛の前歯はあるかないか」や「牛の食べる草の量は三十キロ以上か」といった牛に関するクイズを楽しみ、牛や鳥など身近な動物の生態にも詳しくなった。

 この鋳物師地区のため池周辺で実践された牛の放牧は、十二月二十三日から草津市の琵琶湖博物館企画展示室で開かれる「ため池探検」のギャラリー展示で紹介されるという。


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義経か万葉?自然浴か味覚?

「ふるさと健康サイクリング」

=竜王町観光協会 参加者募る=

(湖東・竜王町)
 竜王町観光協会は、二十三日に同町内で開く「ふるさと健康サイクリング」の参加者を募集している。

 サイクリングコースは、“義経ロマンと自然浴コース”(距離=一八・六キロ、乗車時間=約百十二分)と“万葉ロマンと味覚コース”(距離=一四・六キロ、乗車時間=約八十九分)の二コース。

 具体的に、義経ロマンと自然浴コースは、妹背の里を出発し、龍王寺から鏡新池、オープン二周年記念イベント中の道の駅竜王かがみの里、義経元服池、御幸山、鏡神社、石部神社を巡りに出発地に戻る。

 一方、万葉ロマンと味覚コースは、妹背の里を出発点に、龍王寺から苗村神社、牟礼公園、ドラゴンハット、秋の収穫感謝祭開催中のアグリパーク竜王、杉之木神社を回ってゴールの妹背の里を目指す。

 いずれも集合場所は、同町川守の雪野山史跡広場「妹背の里」で、出発時間は午前十時半となっており、各自のペースで楽しむ。両コースとも、特産品プレゼント付きスタンプラリーがある。

 主催する同町観光協会は、「自転車を知らない源義経や額田王が、決して味わうことのできなかったぜいたくな時間があなたを待っているはず。ペダルをこぎながら気持ちいい風を感じてください」と参加を呼び掛けている。

 参加費は五百円(保険料など)で、定員百人。参加希望者は、十四日までに同町観光協会(0748―58―3715)まで申し込む。


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琵琶湖一周調査隊

水温、水質、そしてゴミ

=12日湖岸215キロで実施=

(全 県)
 淡海環境保全財団・琵琶湖流域ネットワーク委員会は十二日、一般参加の調査員の協力を得て「琵琶湖一斉モニタリング調査」を実施する。

 この調査は、県民が直接琵琶湖岸に出て簡易な水質調査等を実施することにより、琵琶湖の湖沼環境の現状を認識し、調査結果のデーターを「琵琶湖水質マップ」にまとめ、参加者および県民へ提供し、県民の活動や行政の取組に生かしていことが目的。実施時間は、午後一時〜三時の約二時間。

 場所は琵琶湖の湖辺域で、湖岸観察が困難な地域を除く約二一五キロメートルを六地域に分けた区域。二人以上を一組とするチームで取り組む。一組あたり二ヵ所(約一キロメートル)を担当する。

 東近江地域では、近江八幡市運動公園駐車場に集合したあと、記録票・アンケート・必要資材を受け取り、起点付近で水温や終点まで約一キロの間の水質調査(パックテスト)でCOD、アンモニウム、亜硝酸、硝酸、りん酸の濃度を調べる。また、湖岸の状況、動植物の状況、人の活動状況、ゴミの状況等について記録票に記入する。

 


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