滋賀報知新聞(ニュース)平成17年12月13日(火)第14284号

◆全県◆
県民1人 61万1千円の借金
深刻さ増す県の財政事情
県債依存に歯止め掛からず
=法人2税回復も焼け石に水=

◆湖東・東近江◆
リブラ五個荘が初優勝
第10回 本社杯少年サッカー大会
=8チーム、選手130人が熱戦=


◆湖東・東近江◆
五味・元越冬隊員招いて
南極料理と講演会
=探検の殿堂で18日=


◆湖東・近江八幡◆
人権擁護委員と生徒会役員
いじめ・学習で意見交換
近江八幡市内を巡回啓発
=人権週間=


◆湖東・安土◆
大胆に新年度機構改革
安土町議会 きょう開会
9課から8課へ、政策推進課新設
=主監・係を廃止しグループ制導入=


◆湖東・竜王◆
竜王町の特性生かした 子育て支援
立命館大4回生が「研究成果報告会」
子育てイエローページや
保育パパ・ママなど提案



県民1人 61万1千円の借金

深刻さ増す県の財政事情

県債依存に歯止め掛からず
=法人2税回復も焼け石に水=

◆全県◆

 県は、財政の近年の動向や一般会計など平成十六年度決算の概要や十七年度の財政運営、税の県民負担、県債の状況などをまとめた「財政事情」をこのほど公表した。

 長引く景気低迷で県税収入が伸び悩む中で、地方財政対策や国の三位一体改革の影響により、県債発行が大きく膨れ上り、人件費や公債費、扶助費など義務的経費が財政を圧迫している。基金残高が激減する一方、経済・雇用対策や福祉・教育の充実など社会情勢に即応できない程、来年度以降も「さらに厳しくなる」と財政課は分析している。

 この中で十五年度一般会計決算をみると、歳入総額は五千三百五十五億円で前年当初に比べ三・七%減少した。県税などの自主財源(二千四百八十七億円)は四六・四%で、地方交付税や県債などの依存財源(二千八百六十八億円)が五三・一六%を占めた。

 歳入総額のほぼ四分の一を占める県税(千三百六十五億円)は五・一%増え、、うち法人二税が三百八十九億円と六十二億円(一三・八%増)回復した。反面、繰入金が百七十八億円(〇・一%減)と前年並み、県債(七百五億円)も一七・六%減少したが、地方債依存度は一三・二%(二・二%減)にとどまった。

 重くのしかかる県民一人当たりの県税負担額は九万九千円と、前年に比べ約四千円増えた。逆に借金となる県債はうなぎ上り。今年九月末の県債残高は八千四百四十二億円で、県民一人当たりから六十一万一千五百円の借金となり、前年に比べ七千五百円強(一・三%)増えた。

 十六年度は、長引く不況の回復から県税収入が上向きに転じたものの、十三年度から国の地方財政対策(赤字地方債の発行による財源補てん措置)が講じられたこともあり、県債発高額は増加に転じている。一方、財源調整機能を果たす基金残高(現在四百十八億円)も底を突いた。

 この厳しい財政事情を踏まえ県は、健全性・弾力性を保持し自立的な運営確保へ、第二次財政構造改革の指針に沿って策定した改革プログラムに取り組み、予算編成や執行の点検や見直しを行うことにしている。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ


リブラ五個荘が初優勝

第10回 本社杯少年サッカー大会

=8チーム、選手130人が熱戦=

▲肌寒い小雨が降る中、熱戦を繰り広げた優勝戦
◆湖東・東近江◆

  第十回滋賀報知新聞社杯争奪少年サッカー大会(主催・滋賀報知新聞社、後援・東近江JSL・同市サッカー協会)が十一日、長山運動公園グラウンドで開かれ、小雨が混じる寒さを吹き飛ばす熱戦が繰り広げられた。決勝戦では、リブラ五個荘が玉園FCを2-0で破り、二回目の出場で初優勝した。

 今大会には、東近江市内と能登川町から計八チーム、総勢一三○人余りのちびっ子選手が出場。午前九時からの開会式のあと、勝ち点方式のリーグ戦で覇を争った。

 試合は、A、Bの二ブロックに分かれ、五分のハーフタイムを挟む十五ハーフで進められ、各チームのイレブンが総当たり戦でピッチを駆け回った。

 その結果、決勝戦では、Aブロックで無敗の勝ち点七でトップに立ったリブラ五個荘と、Bブロックで一勝二引き分けで首位になった玉園FCとの対戦となり、午後三時にキックオフ。

 これまで三試合で複数得点をあげているリブラ五個荘は、攻撃からディフェスに転じる相手の中盤選手の隙間にパスを回して、ボールをつなぐ作戦が奏功。マークが甘くなったゴール前の前線選手がフリーの形でキーパーの動きをよく見て先取点をゴールイン。

 一方、相手ペナルティーエリアまで攻めるものの、バックラインの固い守備に阻まれた玉園FCは、シュートまで達するものの、素早く反撃されるという試合のリズムを崩せなかった。

 先取点を獲得後、ボールリレーがバックから前線につながるようになったリブラ五個荘は、試合展開を支配できるようになり追加点を得て優勝した。

 決勝戦は、試合開始まもなく、真冬の冷たい降雨に見舞われるコンディションとなったが、タッチライン脇から指示を出す監督や保護者の声援に応えて選手たちは全力を出し切っていた。

結果は次の通り。

【優勝】リブラ五個荘【準優勝】玉園FC【3位】湖東FC【4位】能登川南FC


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ


五味・元越冬隊員招いて

南極料理と講演会

=探検の殿堂で18日=

◆湖東・東近江◆

 西堀榮三郎記念探検の殿堂は、「地球に思いをはせて〜南極の食文化から見えてくるもの〜」と題して十八日、第十三次(一九七二年)南極地域観測隊の越冬隊員として参加、コックとして活躍した五味貞介氏を招いて「南極料理教室」と講演会を開く。

 限られた食材しかない厳寒の地・南極で、越冬の間どのようなアイデア料理が出来るのか、創意工夫の調理法を五味氏から教わりながら「氷山弁当」づくりに挑戦、昼食として味わう。

 午後からは南極の映像を上映しながら五味氏の講演に耳を傾ける。参加対象は小学生(保護者同伴。調理を一緒にするかは相談)以上で定員二十人。参加費二千円。申し込みの締め切りは十四日。問い合わせと申し込みは、同探検の殿堂(0749−45−0011)へ。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ


人権擁護委員と生徒会役員

いじめ・学習で意見交換

近江八幡市内を巡回啓発
=人権週間=

▲人権擁護委員の話に真剣に耳を傾ける生徒――八幡東中学校校長室で――
◆湖東・近江八幡◆

 全国で第五十七回人権週間(四―十日)が展開される中、近江八幡市では九日、人権擁護委員による市内巡回啓発が行われた。

 同市では毎年、市内八学区の人権擁護委員がそろって市内の小学校と中学校を訪問して、学校長らに人権啓発と人権教育の充実を訴えている。また、中学校では毎年持ち回りで一校の生徒との意見交換も実施している。今年は市立八幡東中学校が該当校となり、生徒会役員六人と意見を交した。

▲啓発品を受け取る山本生徒会長
 校長室で行われた意見交流では、人権擁護委員を代表して虎丘美代さんが「日ごろから人権学習に取り組んでいただいているが、この週間で、改めて意識を高め、みんなが人を思いやる心を大切にし、幸せに暮らせるまちづくりに、一緒に取り組みましょう」とあいさつし、山本拓志生徒会長にスローガン「育てよう一人一人の人権意識」が印刷された啓発用の透明ファイル全生徒分を贈呈した。

 このあと、少し緊張しながらも、いじめ問題や生徒会の取り組み、同校での人権学習の内容などについて意見が交され、「いじめを見かけたら放っておかない」「相手のことを思いやること」など、委員からのアドバイスに生徒たちも熱心に耳を傾け、大きくうなずいていた。

 このあと委員らは、JR近江八幡駅前に立ち、乗降客や買い物客らに人権尊重を訴える街頭啓発を行った。


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ


大胆に新年度機構改革

安土町議会 きょう開会

9課から8課へ、政策推進課新設
=主監・係を廃止しグループ制導入=

◆湖東・安土◆

 安土町十二月定例議会は十三日開会し、教育委員の任命に関する人事一件、機構改革に伴う課設置など条例三件、約八千四百万円を減額する十七年度一般会計補正など予算五件、公共施設の指定管理者の指定や他市町の合併に伴う諸事業の規約変更などその他十件の、十九議案が提出される。

 会期は二十二日までの予定で、十三日の議案上程を受けて、十六日に会派代表者質問、十九日に各委員会、二十・二十一日に一般質問を行い、二十二日に議案の質疑・討論・採決を行い、閉会する。
 機構改革案は、町行政改革推進委員会の提言にもある「総合的な施策」から「選択と集中による施策」への転換を目指し、迅速な政策展開と簡素で高率的な運営を図るために、相互調整機能の強化と横断的業務処理ができるよう見直しを行う。

 主な変更点は、課の再編、主監制度と係制度の廃止とグループ制の導入。

 課の再編については、教育委員会部局二課はそのままで、町長部局を現在の総務、企画観光、税務、住民、福祉、産業振興、建設の七課から、総務、政策推進、住民税務、健康福祉、事業、産業振興の六課へと、一課削減する。特に、政策推進課は、行財政改革やまちづくりを積極的に推進する新設課。また、介護予防の拠点として地域包括支援センターも組み込まれる。

 主監の廃止は、課長の権限拡大と担当範囲の見直しにより、管理職としての責任の明確化を図る。係を廃止してグループ制を導入するのは、今後の権限移譲や職員補充の困難が予想されることから、一人一係、縦割り、細分化などによる弊害から脱却し、多様な住民ニーズに少人数で迅速にかつ的確に対応できる、柔軟な運営を可能とする体制づくりのため。また、職員の意識改革、人材育成などにも効果が期待される。これにより、各課は、課長、副課長、グループリーダー、サブリーダー、グループ員という構成になる。

 一般会計の主な補正は、土砂災害情報相互通報システム設置工事(県事業)一千九百二十万円など。

 指定管理者の指定では、町デイサービスセンター(上出)を町社協、町文芸の郷(桑実寺)を町文芸の郷振興事業団に決定。議会決議を経て、来年四月から五年間、管理・運営を任せる。

 


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ


竜王町の特性生かした 子育て支援

立命館大4回生が「研究成果報告会」

子育てイエローページや
保育パパ・ママなど提案

▲子育て支援に関する提案を行う立命館大学政策科学部4回生ら(竜王町防災センターで)
◆湖東・竜王◆

 立命館大学政策科学部高田昇教授のゼミ生五人(岩崎尊士さん・北野温子さん・木元美咲さん・廣瀬有紀さん・矢尾紗千さん)は、今年からまちの課題である「子育て支援と若者定住」をテーマに研究を始めた。町内小学校・学童保育の保護者・関係者をはじめ、民生児童委員や児童環境づくり推進委員会などの各種団体との懇談会、小学校保護者対象のアンケート(回答率=竜王小七七%、竜王西小七六%)を実施し、住民の声を通して地域の実情に迫った。

 “地域力を活かした子育て支援〜持続可能なまちづくりの実現に向けて〜”と題した報告会では、学生が竜王町での子育てに関して▽子育てに関する情報が町民にいきわたっておらず情報をまとめたものが存在しない▽保育施設が町内に二つしかなく町民の選択肢が少ない▽子どもが安心して遊べる場所が少ない―の三つを問題点に挙げた。

 問題の改善策として、子育て支援の核となる「CNC(チャイルドケア・ネットワーク・センター)」を設立し、▽子育て支援の総合情報誌“子育てイエローページ”の作成▽保育サービスの選択肢を増やすためにある一定の期間研修を受けた地域の大人が自宅で子どもを預る家庭的保育事業“保育パパ・ママ”の導入▽地域が一体となって子どもの遊び場の公園を作る“一字一園運動”▽企業立地という特性を生かし企業内保育所の在り方や支援の可能性をともに考える“保育機能の多様化”―の四点を提案し、暮らしやすい町こそが若者定住につながると結んだ。

 学生の提案に、参加者からは「一字一園運動でビオトープやガーデニングを取り入れるのは一つのアイデアだと思った」や「(子育てイエローページについて)私たちでは考えつかないことに気付いてくれた」との声があがった。
 「お年寄りの経験はとても尊いもので、そういった経験を生かす仕組みも研究してほしい」との意見に対して、学生も賛同し「経験が一番。町に眠っている財産を子育てに悩
んでいる保護者に提供し、そこで生きがいが生まれ収入へとつながればいいと思う」と回答した。

 また、「未就学児の親がスポーツなどを楽しむ場合に、施設内に託児所があればと考える」や「町内三十二の公民館を生かした子育て活動も重要ではないか」、「外国人向けに子育てイエローページを学校でも配布できるようにしてはどうか」など、学生の提案に肉付けされた。

 高田教授は「安心して子を産み育てられる地域にしていくために、学生たちには自分たちが住んでみたい、こうなってほしいというものをまとめるようアドバイスした。(学生の提案は)アイデアに留まっている部分もあるが、竜王町だからこそこういった話し合いができ実現できる可能性がある」と講評。山口喜代治町長は「子育て支援は次代を担う若者にかかわる重要事項であり、(提案内容を)まちづくりの参考にさせていただきたい。若い知恵を借りながら、子育て支援の充実に努める」と評価した。

 より多くの人に学生の提案を聞いてもらおうと、十六日午後八時から竜王町公民館音楽室でも報告会が催される予定で、今回と同様学生らが提案発表を行う。

 


メインメニュー|全 県| 湖東・湖北| 湖南・湖西| 中央政界特報| 社説
今週の運勢| お誕生・他| 今日の首長| 取締情報| リンク| E-Mail

TOP インデックスへ