滋賀報知新聞(ニュース)平成17年12月22日第14292号

◆全県◆
国松知事に3 選出馬要請相次ぐ
動き出した来夏の知事選
医療・福祉・土地改良など25団体
=県遺族会も22日に要請か=

◆湖南・栗東◆
RD問題
産廃処分場からドラム缶22本
=中身は黒っぽい樹脂状の物質=


◆湖東・東近江◆
東近江市 厳しい処分下す
公金横領の主任は懲戒免職
停職1年 飲酒運転の課長補佐
=職員の相次ぐ不祥事問題=


◆湖東・蒲生町◆
蒲生町 合併に向け準備着々
玄関口に証明書自動交付機登場
=24日午前9時から「閉町式典」=


◆湖東・安土◆
子どもたちを「目」で守れ
安土町 ボランティアを募集
健康づくり兼ね下校の安全確保
=集落間を散歩などでパトロール=


◆湖東・近江八幡◆
日ごろの活動に環境大臣表彰
BDF実験に高い評価
=八幡工業 3つめの栄光=



国松知事に3 選出馬要請相次ぐ

動き出した来夏の知事選

医療・福祉・土地改良など25団体
=県遺族会も22日に要請か=

▲16日、国松知事に立候補を要請する山敷会長(県庁知事室)
◆全県◆

 来年夏に予定されている知事選(任期満了七月十九日)に向けて、今月中旬から県内の医療・福祉や農業団体などの各種団体が、国松善次知事に対し、三選を目指すように要請する動きが相次いでいる。国松知事は「お気持ちを重く受け止めたい」と述べ、出馬については明言を避けている。今月から一挙に動き始めた知事選を追ってみた。               【石川政実】

 県内の医療・福祉などの団体でつくる「滋賀の健康・福祉を語る会」(会長=山敷祐亮・県医師会長)は十六日、国松知事に三期目への出馬を要請した。

 県医師会・山敷祐亮会長は「福祉や医療、保健は県民が安心して暮らすために欠かせない。健康福祉施策の実現に取り組む国松知事にぜひ続けてもらいた」と話した。

 国松知事は「皆さまのお気持ちはうれしく、重く受け止めさせていただく」と声を震わせたものの、出馬については明言を避けた。

 語る会は、県医師会・山敷会長、県老人クラブ連合会・橋本武浩会長、県歯科医師会・松井成一会長、薬剤師会・隠岐暢彦副会長、県食品衛生協会・西村重夫会長、県生活衛生協会・谷口健一理事長、県看護協会・藤井淑子会長、県医療技術者団体連合会・結城留実夫会長、県老人福祉施設協議会・前阪良憲会長、県児童成人福祉施設協議会・北野憲一会長、県保育協議会・丁野恵鏡参与、県身体障害者福祉協会・酒井吉男会長、県手をつなぐ育成会・久保厚子会長、県母子福祉のぞみ会・内池章子会長、県市町社会福祉協議会会長会・柳田勉会長、県社会福祉協議会・山田新二会長、県健康づくり財団・田崎正善理事長の十七団体。

 また十九日には、土地改良の関係団体らが三選出馬を要請した。県土地改良事業団体連合会・酒井研一会長は「国松知事は、環境こだわり農業や農山村風景の保全に向けた総合的施策が高く評価できるため、三選出馬を要請した」と語った。この出馬要請に対しても、国松知事は十六日と同様のコメントを残した。

 出馬を要請したのは、県土地改良事業団体連合会・酒井研一会長、国営農業水利事業滋賀協議会・西村長平会長、湖北土地改良区・酒井研一理事長、野洲川土地改良区・秦眞二理事長、日野川流域土地改良区・山中壽勇理事長、愛知川沿岸土地改良区・西村長平理事長、自民党県土地改良支部・山本俊一支部長、県土地改良政治連盟・酒井研一会長の八団体。

 さらに二十二日には県遺族会などが出馬を要請する模様だ。今月末に予定されているJR東海との新幹線栗東新駅に関する工事協定が締結されれば、「もう一度(ワンス・モア)」と各種団体が一斉に出馬要請を行うものと見られる。


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RD問題

産廃処分場からドラム缶22本

=中身は黒っぽい樹脂状の物質=

▲手前が掘り出されたドラム缶
◆湖南・栗東◆

 環境基準を超える総水銀など有害物質の地下流出が懸念されている栗東市小野のRDエンジニアリング社の産業廃棄物処分場問題で、県指導のもとで同社の掘削作業が十六日から行なわれ、十九日までに深さ二・五│五メートルから二十二本のつぶれたドラム缶が見つかった。

 この作業は、今年九月に同処分場で行なわれた掘削調査で、元従業員の証言通りにドラム缶が違法に埋められているのが見つかったのを受けたもの。ドラム缶に入っていた黒っぽい物質は現在、ダイオキシンなど有害物質が含まれているかどうか分析調査が行なわれている。

 今回の計画によると、同処分場西側の市道沿い約千平方メートルを十二ブロックに分けて調べた。見つかったドラム缶には、黒っぽい樹脂状の物質や土のようなものが入っており、シンナーのような臭いがした。県は今後、成分分析を実施するとしている。

 今回の結果について住民団体・産業処理問題合同対策委員会は「同処分場では、許可されている安定四品目(廃プラスチックなど)以外に木くずなどが違法に埋められているが見つかっている。今回のドラム缶については、環境に深刻な影響を及ぼす有害物質が詰められていた可能性があり、処分場から取り除けば済むものではない」と、県に徹底した調査を訴えている。


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東近江市 厳しい処分下す

公金横領の主任は懲戒免職

停職1年 飲酒運転の課長補佐
=職員の相次ぐ不祥事問題=

◆湖東・東近江◆

 今月に入って職員の不祥事が相次ぎ処分を検討していた東近江市は、永源寺支所で公金を横領した男性主任(35)を懲戒免職にするとともに、飲酒運転で交通事故を起こした教育委員会の男性課長補佐(53)を停職一年(係長へ降格)との厳しい処分を十九日付で行った。

 永源寺支所の産業建設課主任は、職務上管理している三団体の預金通帳から、三十二回にわたって約七十三万円を勝手に引き出し、パチンコや飲食代など遊興費に使っていた。

 また、永源寺地区において緑の羽根募金を集める仕事に就きながら職務を放棄し、集めないで他の団体の預金通帳から引き出し、募金として本庁に納めていた事実も発覚し、職務怠慢も処分の対象となった。

 一方、市の管理職が催す忘年会から自宅に帰る途中、接触事故を起こした教委文化財課長補佐は、酒の臭いがしたため現場に駆け付けた署員が行った検査結果から、酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されている。

 これに関連して、永源寺支所の支所長と副支所長は戒告、産業建設課長が減給十分の一(一か月)ほか、旧永源寺町時代の地域整備課長に訓告、同副課長を減給二十分の一(一か月)の処分を行った。

 また、教育部長と文化財課長はいずれも訓告を受け、市長・助役・収入役・教育長も監督責任を問われ、減給十分の一(一か月)の処分となった。


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蒲生町 合併に向け準備着々

玄関口に証明書自動交付機登場

=24日午前9時から「閉町式典」=

▲来年1月4日から稼動する証明書自動交付機(蒲生町役場の玄関口で)
◆湖東・蒲生町◆

 昭和三十年四月一日に朝日野村と桜川村の二村が合併してから五十年。来年一月一日から東近江市へと生まれ変わる蒲生町は、二十四日午前九時から「蒲生町閉町式典」を同町あかね文化センター大ホールで開く。

 滋賀県の東南部に位置する蒲生町は、鈴鹿山系に源を発する日野川とその支流となる佐久良川流域にひらけた純農村地帯。町内に残る県下最大級の古墳群・木村古墳群や国内最大の石塔寺三重石塔・阿育王塔などからは深い歴史が感じられる。

 また、優れた才能を永久に顕彰する野口謙蔵記念館や偉大な発明王・堀井新治郎親子の偉業を伝えるガリ版伝承館といった文化伝承にも力を入れ、万葉ロマンあふれる町がキャッチフレーズ。

 先人の足跡を辿り新市への飛躍を誓う閉町式典は、第一部で京都橘大学文化政策学部・織田直文教授が「合併後のまちづくりを展望する」と題して講演する。

 第二部では、あかね児童合唱団がオープニングセレモニーを飾り、町民憲章を唱和した後、山中壽勇町長の式辞と外池文次議長のあいさつへと続き、蒲生町の「ガモ」と丸く抱擁していることで町民の幸福・和、左右に広げた羽型により飛躍発展を願う思いを表現した町章入り町旗が降納される予定。

 新年から蒲生支所という位置付けに変更される同町役場でも、合併に向けた準備が着々と進められている。最も目に付くのが、十七日から玄関口に登場した「証明書自動交付機」。

 この証明書自動交付機は、東近江市で導入されているもので、申請書を書く手間が省ける。交付機を利用する場合には、同町が現在発行している印鑑登録カードから暗証番号の設定されたシティカード(証明書自動交付機利用カード)へと交換する必要がある。

 シティカードの交換は、来年一月四日から一年以内を目安に、本庁・各支所の市民生活課窓口で行われる。
 蒲生支所で実際に交付機が稼動するのは来年一月四日からで、▽住民票の写し▽住民票記載事項証明書▽印鑑登録証明書―の交付が可能となる(手数料必要)。交付時間は午前八時半から午後八時まで。

 詳しくは、同町役場住民福祉課(0748―55―4884)へ。


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子どもたちを「目」で守れ

安土町 ボランティアを募集

健康づくり兼ね下校の安全確保
=集落間を散歩などでパトロール=

▲通学路の集落と集落の間は人の目も届きにくくなりがち
◆湖東・安土◆

 安土町は、小学生を凶悪な犯罪者から守るため、下校時の「散歩パトロール」への協力を、町民に呼びかけている。

 下校途中の幼い子どもたちの命が奪われる事件が連続して発生していることから、「人の目」で犯罪を防止し、子どもたちの安全と地域の安全を守ろうと「子供安全サポートボランティア」を募集しているもので、町では、健康づくりもかねて気軽に参加してほしいと、一人でも多くの住民の登録を待っている。

 パトロールは、平日の子どもたちの下校にあわせて、午後二時過ぎから四時ごろまでの都合のつく時間に行ってもらう。また、毎日でなくてもよく、散歩・ウォーキング・ジョギング・サイクリング・犬の散歩など、形態も自由。

 特に、通学路の安全点検や少年補導員の提案から、集落と集落を結ぶ道で人の目が届きにくくなるため、「衣笠台・桑実寺コース」「小中・上出コース」「北原・大中・芦刈コース」、「内野・蒲生のコース」「石寺コース」「江ノ島コース」「慈恩寺・香庄コース」など、自分なりに回りやすいコースを設定して、取り組んでもらうことにしている。

 登録者には「子供安全サポートボランティア」の腕章が配布される。これを付けてパトロールすることで、子どもたちにとってもすれ
違う大人が不審者かボランティアかの見分けが一目でわかる。

 さらに、「お帰り」「気を付けて」などと一声かけてもらうことで、世代間の交流や、子どもたちの健全育成、大人の活力づくり、明るい地域づくりにつながるのではと、安全と健康、両面での効果に期待が寄せられている。

 また、地域内での「庭先パトロール」「こども110番」、公共機関や企業などの協力、公用車巡回の増便などとも連動させて、学校から家庭まで、子どもたちが安心して帰宅できる環境を整える。

 子供安全サポートボランティアの登録申し込みは、町教育委員会(TEL0748―46―7214)で行っている。

 


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日ごろの活動に環境大臣表彰

BDF実験に高い評価

=八幡工業 3つめの栄光=

▲八幡工業高校の小学生を対象にした啓発授業
◆湖東・近江八幡◆

 県立八幡工業高校(近江八幡市西庄町)が、このほど「地球温暖化防止活動」環境大臣表彰の表彰を受けた。同校は、十月の「新エネルギー大賞」(新エネルギー財団)、十一月の「いきいき活動奨励賞」(日本青少年研究所)も受賞している。

 同表彰は、環境省が平成十年度から地球温暖化の防止への功績をたたえて行っているもの。今年度は、技術開発・製品化部門、対策技術導入・普及部門、対策活動実践部門、環境教育・普及啓発部門、国際貢献部門で、二十四の団体と個人を表彰した。同校は環境教育・普及啓発部門。企業や団体が多い中、高校では同校のみ(他に中学校一校)。

 同校では、環境化学科と科学研究同好会が、小学生や地域住民、各地のイベントなどで、てんぷら油の廃油を簡単な実験で精油化し、軽油と混ぜて作ったバイオディーゼル燃料(BDF)で、ゴルフカートを改良した手づくりバイオディーゼル車を走らせる実験(授業、デモンストレーション)を行うことで、環境保護を啓発している。今回、その活動が認められた。

 先日東京で行われた表彰式で、小池百合子環境大臣から表彰を受けた平野勝美校長は、「滋賀県は環境県であり、本校が評価していただけ、本当にうれしい。生徒や先生の日ごろの成果が実ってよかった。全校生徒の励みになる。これからも、このような活動を続けていきたい」と喜びを語った。二十二日の終業式で全校生徒に報告することにしている。

 


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