平成18年1月21日(土)第14316号

◆大津・大津市◆
延暦寺僧の修験道場
明王院本堂など本格修理
=大津市葛川=

◆甲賀・甲賀市◆
県立大公開講座
「伊のものづくり」
=28日、甲賀市=


◆東近江・東近江市◆
CATV加入率 平均36%強
東近江市が推進協議会で報告
永源寺、湖東、愛東で高率示す
=市街地 本来の使い道伝わっていない=


◆東近江・日野町◆
身近にある「世間遺産」
子どもたちがプロと撮影
=被写体は日野町鎌掛集落=


◆東近江・近江八幡市◆
近江学園作品展 近江八幡市で初開催
個性と創造力あふれる600点
=23日まで 白雲館で展示販売=

◆東近江・近江八幡市◆
四季の風景を撮り続けて8年
小川さん「近江西ノ湖旅情」
=25日まで 近江八幡市立図書館=



延暦寺僧の修験道場

明王院本堂など本格修理

=大津市葛川=

◆大津・大津市◆

 県教委文化財保護課は、重要文化財である明王院(みょうおういん)本堂とほか三棟を保存修理している。この事業は、国指定建造物の保存修理事業で、国・滋賀県・大津市の補助事業として、県教委が宗教法人明王院から受託し、昨年十一月から五カ年継続事業として実施するもの。

 事業の対象となる建造物は、明王院本堂、護摩堂(ごまどう)、庵室(あんしつ)、政所表門(まんどころおもてもん)の四棟(全て重要文化財)で、各建物は江戸時代に建立され全体に腐朽や破損、屋根の傷みが進んでいるため、すべての建物の修理を行うこととなり、昨年十二月一日から本格的に工事に着手。

 本堂と護摩堂は屋根の葺き替えのほか小屋組や軒廻り、床などの腐朽した部分を修理。庵室と政所表門は一旦部材を全て解体し、腐朽した部分を修理した後組み直す、解体修理を行う。

 明王院は琵琶湖の西方、大津市北部の比良山地西側の谷間にあり、京都市大原と福井県小浜市を結ぶ国道三六七号、旧若狭街道(別称鯖街道)に面している。近江国浅井郡に生まれ、比叡山無動寺を建立した相応和尚により九世紀中期に開かれた。その後、元亀二年の織田信長による比叡山の焼き討ちにより、行者の参籠がとだえるなどの影響を受けているが、天台宗の修験道場として栄えた。現在も「夏安居(げあんご)」と呼ばれる葛川参籠が毎年七月に行われており、三之滝で生身の不動明王を感得した相応和尚が感極まって明王に飛びついた故事を再現する「太鼓廻し」が本堂外陣で行われる。


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県立大公開講座

「伊のものづくり」

=28日、甲賀市=

◆甲賀・甲賀市◆

 滋賀県立大学交流センター主催の同大学移動公開講座が、一月二十八日午後一時半から忍の里・プララ大会議室(甲賀市甲南町竜法寺)で開かれる。

 印南比呂志・県立大学人間文化学部助教授が「イタリアものづくりとスローフード」をテーマに講演する。 高校生以上が対象。無料。定員百人。問い合わせは滋賀県立大学交流センター(電話0749-28-8210)へ。


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CATV加入率 平均36%強

東近江市が推進協議会で報告

永源寺、湖東、愛東で高率示す
=市街地 本来の使い道伝わっていない=

▲東近江市ケーブルネット推進協の会合
◆東近江・東近江市◆

 東近江市ケーブルネットワーク事業推進協議会の第三回会合が十八日、市役所別館で開かれ、現在までの予約状況の説明を受け、今後の加入推進策などを話し合った。財政シュミレーションに基づき、損益分岐点を加入率四二%に設定した上で、加入促進期間が切れる三月末までに五〇%台に乗せたいとている。一方で、事業推進に向けた要望書を市議会に提出することも決めた。

 十六日現在の加入予約申込状況は、旧一市四町の総世帯数(約二万六千世帯)からみた割合が平均で三六・六三%。しかし、自治会未加入のアパートやマンション居住者らを差し引いた自治会加入世帯(約二万一千世帯)からすると四五・九〇%になる。

 地区別にみると、情報提供サービスが行き届いた旧四町の高率に比べ、旧八日市市内の市街地が一〇%前後と、加入率に大きな格差がみられることから、今後の加入強化策を検討した。

 この点について山形實会長は、正念場を迎え「熱が入っていないのではないか」と、行政側の対応をただす一方で、協議会側も「自治会だけでなく各種団体を通じて加入促進に取り組まなければならない」と、連携強化と協力を促した。

 また、テレビやインターネット、IP電話が先走り、特に「旧八日市市民にケーブルテレビ本来の使い道が伝わっていないのではないか」と、地域情報サービスを行う旧四町の委員が指摘した。

 特に、音声告知サービスは身近な地域情報源とした上で、自治会や学校、行政広報などを告知端末のスピーカーから聞くことができ、修学旅行での生徒の状況や台風時など学校の対応、防犯や災害、市民の安否など、生活に密着した情報が得られる点を強調した。

 このほか、光ケーブルの耐用年数からはじき出した二十五年間の財政シュミレーションが報告された。総事業費八十億円を見込む一方で、合併特例債の活用などから、設備費用にかかる市の最終負担額を十二億円と試算している。

 今後は、旧八日市市街地へ本来の使い方を訴え、加入促進を図ることにした。二十三日の臨時議会で第一期工事(旧五市町)の議決を得て、施設整備に取りかかるが、当初予定していた今年秋の開局は、十九年春にずれ込む見通し。能登川・蒲生地区は、半年遅れの同年秋の開局を目指す。


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身近にある「世間遺産」

子どもたちがプロと撮影

=被写体は日野町鎌掛集落=

▲プロカメラマン・上田さんと同じ構えでパチリ(日野町鎌掛の集落内で)
◆東近江・日野町◆

 日常生活の中にもかけがえのないものがあふれていることを知ってほしい―。滋賀県と和歌山県に在住する子どもたち約二十人がこのほど、日野町鎌掛地区の集落内を自由に探索し、それぞれの感性に響いた風景や物などをデジタルカメラで切り撮った。

 これは、NPO法人蒲生野考現倶楽部とNPO法人和歌山芸術文化支援協会、財団法人たんぽぽの家が主催したもので、ろうきんグッドマネープロジェクトエイブル・アート近畿二〇〇六「ひと・アート・まち滋賀」の関連企画。

 このエイブル・アート近畿は、アートでまちを美しい空間にしようという市民による実験的なプロジェクトで、平成十二年に近畿労働金庫の支援事業としてスタートした。これまでに奈良・京都・大阪・兵庫・和歌山で開催され、今回は滋賀県が会場となる。

 中でも、なにげない日常生活に目を向け、未来に残したいと思う身近な風景や人々の交流の姿を写真で紹介する「世間遺産〜百年後の子どもたちに贈る物語〜」に注目が集まっている。

 今回、日野町鎌掛にあるしゃくなげ學校周辺一帯で繰り広げられた「ドキドキ少年撮影隊ワークショップ〜歩く・見つける・撮る・見せる〜」も世間遺産企画の一つで、昨年の開催会場である和歌山県から六人の子どもが参加し、県内の子どもたち約十人とともに鎌掛集落内を探索した。

 デジタルカメラの使い方を教わった後、子どもたちはナビゲーターで写真家の上田良一さん(大阪市在住)と、しゃくなげ學校から集落内へと飛び出した。

▲デジタルカメラで自分が撮った写真を確認中
 最初は「いつも見ているし、珍しくない」とシャッターチャンスをつかめずにいた日野町在住の子どもたちも、上田さんや和歌山県の子どもたちがカメラを構える姿に感化され、まちの隅々を見渡し「何でこんな所にあるんやろ」と気になった物や風景を見つけ出していった。

 軒下につり下げられていたてるてる坊主や熟れた柿、壊れた家屋、カーブミラーにうつるもの、マンホールなど目に止まった被写体を前に「一枚撮るのも大変」とアングルを工夫しながら撮影に没頭。最後には「これが一番のお気に入り」と自慢の作品を見せ合うなど、気分はすっかりプロカメラマンだった。

 上田さんは、「普段見ているものでも、カメラを通して見ると見方が変わる」と、大人と子どもの目線の違いが新たな発見を生むとも話していた。

 また、二年前から同ワークショップを催しているNPO法人和歌山芸術文化支援協会の井上節子代表理事は、「見られるまちはきれいになり、見つめる眼差しが未来へとつながる」と強調し、「アートは身近なもので、自然にまさる本物はない。アートのプロと接する機会を設けることで、子どもたちの見る目・体験する目も養われる」と語り、技術論ではなく心論の重要性を説いた。

 子どもたちの視点が新鮮な写真の数々は、二月三日から十一日まで浜大津アーカス・フェスティバルコートで開かれる「世間遺産」で紹介される予定。開催時間は午前十一時から午後七時まで。詳しくは、エイブル・アート近畿二〇〇六実行委員会(0742―43―7055)へ。


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近江学園作品展 近江八幡市で初開催

個性と創造力あふれる600点

=23日まで 白雲館で展示販売=

▲1年間の成果を披露する作品展
◆東近江・近江八幡市◆

 児童福祉療育施設「県立近江学園」(湖南市、桂晃照園長)の生徒がつくった作品展が、近江八幡市為心町の白雲館二階ギャラリーで開かれている。二十三日まで。

 学園では、義務教育を終えた自閉症の生徒の日中支援活動が行われ、木工科、窯業科、農芸リサイクル科で生産教育としての作品づくりに取り組んでいる。

 一年間取り組んできた生徒たちの作品を一人でも多くの人に見てもらおうと、毎年県内で作品の展示販売を行っており、九回目の今回は、はじめての近江八幡市での開催となった。

 会場には木工科十一人、窯業科十一人、農芸リサイクル科四人の個性と創造性あふれる約六百点の作品が並ぶ。

 メモスタンドや土笛などの粘土細工から、皿、コーヒーカップ、どんぶりなどの実用食器、かわいい動物や昆虫たちや大型の置き物、間伐材や木の実などでつくった人形、座り心地のよさそうないす、やさしい手触りとぬくもりを感じさせる木馬、棚などのほか、生徒の書・絵画・心に浮かんだ言葉などの作品が収められた壁掛けやフォトスタンド、牛乳パックを再利用してつくったペン立てやメモ帳といった作品に、訪れる観光客らも目を奪われ、お気に入りの作品を見つけては手に取り、一つ、二つと購入して行く。

 


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四季の風景を撮り続けて8年

小川さん「近江西ノ湖旅情」

=25日まで 近江八幡市立図書館=

▲西ノ湖の美しい風景を紹介する作品展
◆東近江・近江八幡市◆

 近江八幡市立図書館二階視聴覚室で、市内在住の写真家、小川正一さんの作品展「近江西ノ湖旅情」(市・市教委後援)が開かれている。二十五日まで。

 四季折々の美しい表情を見せてくれる西ノ湖で、その美しさを八年間撮り続けている小川さん初の写真展。富士フィルムフォトコンテストネイチャーフォト部門優秀賞の「初冬」や二科会写真部展入選の「静観」をはじめ、五十点あまりの作品を紹介する。

 水ぬるむ日射しを受けてまぶしく咲き誇るサクラの花でピンクに染まる春、色濃く繁るヨシ原の中を手こぎ和船がのんびりと進む夏、水面も、ヨシ原も、里山も夕日の赤に染まる秋、すべてのものが白銀の世界の中にひっそりとたたずむ冬、金色に輝くヨシの刈り取り、ヨシ原を炎で焦がす野焼きでまた春を迎える。だれもが大切にしたいと感じさせる風景がそこにある。

 風景の作品に加え、ヨシキリ、カモ、カワセミなどの野鳥や、昆虫たちの姿をとらえた「西ノ湖に生きる」では、すべての生き物をやさしく包む西ノ湖の存在を、改めて実感させられる。

 同展にあわせて、視聴覚室前スペースでは、重要文化的景観全国第一号に選定された「近江八幡の水郷」や市の「水郷風景計画」に関する資料やパネル展示も行われている。

 二十三日休館。問い合わせは、近江八幡市立図書館(TEL0748―32―4090)まで。

 


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