平成18年2月2日(木)第14326号

◆全県◆
なるか3度目の正直!?
きょう2日に“滋賀食肉センター”の入札
=3度流れれば 公社の責任問題に=

◆湖南・栗東市◆
RD問題汚染防止対策は不十分
栗東市議会が県へ意見書
「地下水に悪影響を及ぼしているのは明らか」
=ドラム缶・有害廃棄物の撤去など 5項目求む=


◆東近江・東近江市◆
救急出動 6,858件に上る
東近江消防 昨年の状況まとめ
現場到着10分以内が大半占める
=1日平均 18人強を病院へ運ぶ=


◆東近江・東近江市◆
円熟の話芸で爆笑の渦
図書館でおやこ寄席
=古典文化にふれ、学ぶ=


◆東近江・東近江市◆
伊庭内湖で
=水鳥観察会=


◆東近江・近江八幡市◆
はじまりのアート展
きらりをみつけに
=5日まで NO―MA=



なるか3度目の正直!?

きょう2日に“滋賀食肉センター”の入札

=3度流れれば 公社の責任問題に=

▲来春に竣工が予定されている滋賀食肉センターの完成予想図
◆全県◆

「はたして“三度目の正直”になるか」と、いま関係者が注目をしている入札がある。二日に行われる(財)滋賀食肉公社(山田新二理事長)による「(仮称)滋賀食肉センター施設整備工事」の入札だ。昨年十月の一回目の入札は指名業者が辞退、同十二月の二回目も不調で終わっただけに「設計変更で今度こそ落札を」と公社担当者は祈る思いだが、もし三度流れれば責任問題にまで発展しそうだ。 

【石川政実】


 「滋賀食肉センター」は、消費者に安全で安心な「近江牛」などの食肉を供給するために、全国でもトップクラスの近代的な生産流通施設を整備しようとするものである。建設予定地は、近江八幡市長光寺町の県有地約三万平方メートルで、建築延べ面積は約六千平方メートル。処理能力は、牛の場合では▽と畜前に係留する能力=百頭/日▽と畜解体能力七十五頭/日ーーなど。総事業費は三十数億円見当で、竣工・操業は来春を予定している。なお実際の業務は、現在の(株)滋賀食肉地方卸売市場を中核とした会社が担う。

 ●1度目、業者総辞退


 当初計画では、昨秋から工事にかかる予定で、昨年十月十二日に近江八幡市の八日市保健所八幡支所で、一回目の入札が行われた。指名業者はゼネコンと地元企業の共同企業体(JV)で、具体的には▽西松・西村JV▽五洋・三東JV▽淺沼・平和奥田JV▽鹿島・笹川JV▽銭高・三陽JV▽大林・KEC・JV▽大成・内田JV||の七業者だが、いずれも辞退した。この入札では、予定価格(二十九億六千万円=税抜き)が事前に公表されたが、ある指名業者は「公社の予定価格の設定があまりに低過ぎる」と憤っていた。

 ●2度目は不調


 二度目の入札は十二月十六日、県庁大津合同庁舎で執行された。指名業者は▽五洋・三東JV▽大林・KECJV▽大成・内田JV▽日本国土・西村JV▽東急・辻正JVの五業者。しかし各業者は予定価格(非公開)を大きく上回ったため、不調となった。公社はこの入札にあたっては、見積書の提出も求め、不調後に予定価格との差を検証した。

 ●3度目は3JV


 これに基づいてこの二日、三度目の入札が大津合同庁舎で行われる。指名業者は、日本国土・西村JV▽大林・KEC・JV▽安藤・三陽JVの三業者。もし三度目も入札が流れる前代未聞の事態になれば、同食肉センターの大幅な設計変更が必至で、公社の責任問題にまで発展しそうだ。


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RD問題汚染防止対策は不十分

栗東市議会が県へ意見書

「地下水に悪影響を及ぼしているのは明らか」
=ドラム缶・有害廃棄物の撤去など 5項目求む=

▲昨年12月の調査で掘り出された内容物不明のドラム缶
◆湖南・栗東市◆

 栗東市議会はこのほど開かれた臨時議会で、ダイオキシンや総水銀など国基準を超える有害物質が検出されているRD社産業廃棄物最終処分場(栗東市小野)問題の早期解決を求める意見書案を全員賛成で可決し、国松善次知事に提出した。

 意見書では、処分場の是正工事が県の命令で実施されたものの、「周辺地域での各種環境調査の結果、下流域地下水汚染、処分場下流近接調査井戸から環境基準を上回る総水銀の検出、処分場内の坪堀調査においては許可品目以外のドラム缶などが多数確認など、当該最終処分場が地下水に悪影響を及ぼしているのは明らか」としている。

 このため、「今日までの対応では、地下水汚染防止対策は十分とは言えず、更なる安全確保への取り組みが必要」とし、安全で安心して暮らせる環境を早期に取り戻すため次の改善を強く求めている。

  【改善事項】
 <1>当該施設は、安定型産業廃棄物最終処分場であり、許可品目以外廃棄物は埋め立てられない。よって、今日まで調査等により明らかになったドラム缶など及びその中の物質、また土壌汚染対策法施行規則第十八条第二項に規定する「指定区域の指定に係る基準」以上の鉛を含有している土壌等廃棄物については場外処分をさせること。

 <2>地下水対策として、現在、場外へ流出している強アルカリ性の地下水を早期に改善させること。また、深堀穴の修復により地下水への汚染を防止したとなっているが、現実は地下水汚染が続いている事実を認識され、改善させること

 <3>当該処分場の内外にはヒ素や鉛、総水銀など九項目もの物質が環境基準や他の地域と比較して著しく高濃度であることが判明している。よって、その要因物質を除去させること。

 <4>許可品目以外の物質をドラム缶などに入れ、処分場に故意に埋設することは廃棄物の処理及び清掃に関する法律から大きく逸脱しており、法律違反である。よって、これに関する措置を速やかに実施するとともに当該処分場の全容を解明すること。

 <5>早期解決のため、滋賀県と栗東市で合同で対策協議会を設置すること。
 ※意見書=地方自治法第九十九条の規定により、市の公益(市民の日常生活にかかわる共通利益)に関する事項について、議会の意思として議決し、国会または、関係行政機関に提出するもの。

RD問題で住民団体

有害物撤去や告発
県へ要望する申入書


 RD問題に取り組む地元の住民団体「産廃処理問題合同対策委員会」は、産廃処分場の許可権者である県の権限で、RD社に同社産廃処分場(栗東市小野)の許可品目外のドラム缶と汚染廃棄物・土壌を撤去させるよう求める申入書を三十日に伊藤潔・県琵琶湖環境部長に手渡した。

 これに対して伊藤部長は、ドラム缶などの除去には前向きな姿勢を示したものの、調査範囲の拡大やRD社の刑事告発には明言を避けたという。

 記者会見で高谷清副委員長は「違法に埋められたドラム缶約百本が昨年十二月に見つかったのは、大きな成果だが、さらに調査範囲を広げて掘削、除去する姿勢を県がもつよう追及したい」と話した。


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救急出動 6,858件に上る

東近江消防 昨年の状況まとめ

現場到着10分以内が大半占める
=1日平均 18人強を病院へ運ぶ=

◆東近江・東近江市◆

 東近江行政組合消防本部は、昨年一年間の救急出動状況をこのほどまとめた。それによると、出動件数は六千八百五十八件で前年に比べ三百二十件増加し、救急車で運ばれた人も二百六十三人増え、六千七百四十六人に達していることが分かった。

 急病が三千八百三十九件(前年比二百四十三件増)と全体の五六%を占め、次いで交通事故千百六十一件(同二
十一件減)の一七%、一般負傷八百三十六件(同二十件増)の一二%と続き、労働災害百二十件(同七件増)などが出動要因の大半を占めている。

 一日平均の出動件数は、十八・八件(一日最多三十六件)で、日平均十八・五人が病院に運ばれている。これは管内住民の約三十五人に一人が救急車で搬送されたことになり、出動最多時間帯は午前八時から十時までの八百六回で、最少は午前二時から同四時までの二百二十九回となった。

 出動から現場到着までの所要時間は、六千百五三十件(八九・三%)が十分以内に到着している。しかし、現場から病院へは、十分以内(百二十一人)、十―二十分(二千三百五十一人)、二十―三十分(二千五百七十二人)で全体の七五%弱を占めるものの、三十―六十分が千六百五人もあり、六千五百九十四人が応急処置を受けた。

 市町別では、近江八幡市(二千三百六十一件)と東近江市(二千二十八件)で管内の六四%を占め、次いで日野町(七百六件)、能登川町(六百二十七件)、蒲生町(三百九十三件)、竜王町(三百六十五件)、安土町(三百二件)の順。名神へは七十三件(前年七十五件)の出動となった。

 救急消防隊が緊急出動したのは五十九件(前年七十件)だった。救命率の向上と住民の安全確保へ、特に救急措置が必要とされる場合に、救急消防隊が現場に先行出動し、救命に向けての応急処置を行っている。


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円熟の話芸で爆笑の渦

図書館でおやこ寄席

=古典文化にふれ、学ぶ=

▲プロの話芸を披露する桂文我師匠
◆東近江・東近江市◆

 市立八日市図書館で二十九日、プロの落語家を招いた「おやこ寄席」が開かれ、円熟の話術で会場は笑いの世界に包まれた。

 古典芸能を身近に感じ、笑いを誘う語りの世界にふれ合うことで、子どもたちに話を聞き取りる理解力をつけてもらおうとルピナスさんの会が開いた。

 この日は、建部堺町の法泉寺寄席に出演している桂文我師匠と弟子の桂まん我さんが来館。「うしほめ」、「しの字でっち」、「うんまわし」の古典三題を一時間半、たっぷり聞かせた。

 文我師匠は、話の中に出てくる日本語の古い表現を子どもたちにも分かるよう現代の言葉に言い換える工夫を加えながら、持ち前の話芸で訪れた六十人余りの親子を爆笑の渦に巻き込んだ。

 話し言葉のおもしろさと磨かれた話術、そして昔の庶民文化がふんだんに盛り込まれた話の展開に訪れた小学生たちは、笑いと共に最後までじっと聞き入っていた。


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伊庭内湖で

=水鳥観察会=

◆東近江・東近江市◆

 東近江市立能登川博物館では、五日午前十時から「水鳥観察会」を催す。

 水鳥に親しみながら環境保全の重要性を考えようとするもので、毎年、伊庭内湖のカヌーランド(当日の会場)で定点観察を行っている。

 昨年には、希少種のヨシガモ、バンのほか、隣地の田んぼで珍しいアカツクシガモなど四十三種を確認。今年も、日本野鳥の会滋賀支部の石井秀憲さんを講師に招き、観察ポイントなどを教えてもらう。

 


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はじまりのアート展

きらりをみつけに

=5日まで NO―MA=

▲きらりと輝く力作に実は……
◆東近江・近江八幡市◆

 県内四つの障害者生活支援センターで作品づくりに取り組んでいる人たちの作品を紹介する「はじまりのアート〜きらりをみつけに〜」(県社会福祉事業団主催、県・県教委・近江八幡市・同市教委後援)が、近江八幡市永原町上のボーダレス・アートギャラリーNO―MAで開かれている。五日まで。観覧無料。

 事業団から障害者生活支援センターに「アート・サポーター」として派遣された芸術系大学に通う学生とのふれあいを大切にしながら、障害者が作品づくりに取り組むアート・サポーター事業の作品を年一回発表するもので、今回で四回目、同ギャラリーでは昨年に続き二回目となる。

 会場には、湖北地域(長浜市)、彦愛犬地域(豊郷町)、湖西地域(高島市)、知的障害児(大津市)の四つの生活支援センターに通う八十人の絵画や粘土など個性豊かな力作約百五十点が壁や机、ファイルなどに展示さている。

 それぞれの作品には作者一人ひとりのテーマがあり、「パイプいすがこわれます」「とっても几帳面」など、アート・サポーターの目を通した取り組みの様子や姿が伝わる文章が添えられることで、作者自身はもちろん、学生自身の中にも芽生えた「きらり」が、会場いっぱいにちりばめられている。

 問い合わせは、ボーダレス・アートギャラリーNO―MA(TEL0748―36―5018)へ。

 


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