平成18年2月3日(金)第14327号

◆大津・大津市◆
社会豊かにするアートの底力!
「エイブル・アート近畿」
=3〜14日、大津市内で開催=

◆東近江・東近江市◆
武村正義「人生回顧録」
毎日新聞社から出版
新党さきがけ反骨の政治家つづる
=「私はニッポンを洗濯したかった」=

◆東近江・東近江市◆
国民の財産を火災から守る!
自主防災活動のきっかけに
=高木神社境内で防御訓練=


◆東近江・東近江市◆
栗見出在家 開村200年
自治会が「あゆみ」を出版
開発と水害との闘い
=先人の苦労の結晶 後世に=


◆東近江・竜王町◆
寒さ吹き飛ばす熱戦!
県内外 78チームが交流試合
=竜王町でビーチボール大会 =


◆東近江・近江八幡市◆
現状と課題を住民に情報提供
介護保険制度 改正へ高い関心
=近江八幡市 9会場で説明会=



社会豊かにするアートの底力!

「エイブル・アート近畿」

=3〜14日、大津市内で開催=

◆大津・大津市◆

 障害のある人の芸術作品をまちなかに飾ることで、芸術をより身近に感じ、人間的で豊かな美しい空間にする運動「エイブル・アート近畿2006 ひと・アート・まち滋賀」が、三〜十四日に大津市内で繰り広げられる。主催は、奈良市の財団法人たんぽぽの家内のエイブル・アート実行委員会(0742-43-7055)。

 この運動は、平成十二年に奈良市でスタートし、京都、大阪、兵庫、和歌山で開催された。なお、プライベート美術館など各イベントの概要は次の通り。

 【アートリンク】3〜14日、大津市社会教育会館など三会場。豊かな創造力をもった障害者とアーティストが、互いの感性と創造性を刺激しながら制作した作品を展示。

 【エイブルアート・オンステージ】10日18時、びわ湖ホール。インドネシアの楽器ガムラン演奏グループと障害のある人が、即興による演奏・ダンスを繰り広げる。無料。

 【プライベート美術館】3〜14日、ギャラリー蔵など。障害のある人の作品を、大津市民に貸し出し、自宅や店舗で飾ってもらう。

 【世間遺産】3〜11日、浜大津アーカス。日常生活の中で未来に残したい風景を世間遺産と名付け、募集した写真作品を展示。

 【学生チャレンジショップ】期間中、まちづくり大津百町館。コミュニティ構築のための店を、学生が企画し、障害のある人がつくったアートグッズを販売。

 【語り絵 作品展】3〜14日、ころぽっくるの家。障害のある人たちによる語りは、心を震わす迫力がある。会場には、語りを聴いた子どもらがイメージを膨らせ、それを絵に描いた。


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武村正義「人生回顧録」

毎日新聞社から出版

新党さきがけ反骨の政治家つづる
=「私はニッポンを洗濯したかった」=

▲武村正義元大蔵大臣の著書
◆東近江・東近江市◆

 地元八日市が生んだ偉大な政治家・武村正義元蔵相は、人生の回顧録となる著書「私はニッポンを洗濯したかった」を毎日新聞社から出版した。三十年の政治人生を書き下ろした著書には多くの人物が登場し、広い人脈に支えられる一方で、その人脈に巻き込まれ苦悩しながらも、真正面から政治に向き合う反骨精神を貫く姿が読み取れる。武村さんの気配りの凄さが伝わる一冊でもある。

 学生時代から自治省、八日市市長、滋賀県知事、新党さきがけ結成、官房長官、大蔵大臣、政界引退まで人生七十年を振り返り、公にかかわってきたからこそ、迫りくる機微に決断を余儀なくされた真実を伝えたいとの思いから筆をとったという。

 著書には、亡くなった人も含め多くの著名人が登場する。やはり政治家が多く後藤田正晴、田中角栄、安倍晋太郎、福田赳夫、竹下登、宮沢喜一、小泉純一郎、橋本龍太郎、鳩山由紀夫、田中秀征、細川護煕、小沢一郎、金日成、江沢民など、そのかかわりをひも解くだけでも面白い。

 自治官僚から八日市市長、知事挑戦のいきさつ、琵琶湖条例に代表される知事時代の取り組み、五十五年体制を崩壊に導いた新党さきがけ誕生、激動の官房長官や大蔵大臣時代、対立が深まる小沢・市川ライン、鳩山氏との決別などは興味深い。

 二度の大手術を受け、直後の総選挙で落選した平成十二年は、政治家として一番つらかったと記す。政治の道のりは果てしなく長い。滋賀県や日本の政治にほんの一瞬かかわってきたと謙遜する。

 政界を退いて五年が経過し、健康を取り戻した今は、大学での講義ほか講演に出向くかたわら、大好きな旅を続けながら悠々自適の毎日と締めくくっている。しかし、政治の延長戦に身を置いていることが、タイトル「私はニッポンを洗濯したかった」にうかがい知ることができる。定価千八百円(税別)。


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国民の財産を火災から守る!

自主防災活動のきっかけに

=高木神社境内で防御訓練=

▲重要文化財への延焼を防ぐための放水活動
◆東近江・東近江市◆

 「第五十二回文化財防火デー(一月二十六日)」に併せて、日野消防署(野田久三郎署長)はこのほど、東近江市蒲生岡本町にある高木神社境内で火災防御訓練を実施し、地域住民の文化財愛護の精神と防火意識を高めた。

 この防火デーは、昭和二十四年一月二十六日に奈良県の法隆寺金堂で発生した火災により、貴重な文化財の壁面が焼失したことを機に定められたもので、全国各地で国民の財産である文化財を火災から守るための運動が展開されている。

 今回、高木神社での訓練は、午前九時に東近江地域を中心とするマグニチュード六・八、震度六弱の地震発生、同神社社務所が倒壊し、住民数人が倒壊家屋の下敷きとなり、社務所からの出火で本殿や近隣建物への延焼の恐れがあるとの想定で行われた。

▲倒壊した社務所から消防隊員に助け出される地域住民(東近江市蒲生岡本町の高木神社で)
 同神社総代が一一九番通報した後、備え付けてある放水銃で他の総代らが消火活動を行い、到着した消防隊員が倒壊した社務所内に取り残された負傷者を救出、バールなどを手に駆け付けた東近江市消防団第八方面隊第二十四分団員も倒壊家屋の下敷きになっていた要救助者の救出にあたった。

 境内には、国指定重要文化財の高木神社本殿と日吉神社社殿があり、社務所からの出火との想定で、消防隊員と分団員とが連携して消火作業を展開し、総代らも水消火器による初期消火を体験した。

 総勢約七十人による訓練を地元住民らが見学し、日野消防署の野田署長は「本殿は室町時代後期のものと聞いており、五百年が経過し当時の建築構造を知る上で重要な文化財。訓練をすることで的確な行動ができ、文化財を守ることができる。今日を機会に自主防火・防災の取り組みを」と呼び掛けた。

 同神社の市川健一総代代表は「蒲生岡本町はたくさんの重要文化財を抱え区民の誇りでもある。それだけに防火について気を付けているが、訓練により体で体験できて有意義だった」と語り、同町の岡憲夫区長代理も「いざという時に動けるよう訓練を生かし、区民一人ひとりが守る意識を高めていかなくてはいけない」と話していた。


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栗見出在家 開村200年

自治会が「あゆみ」を出版

開発と水害との闘い
=先人の苦労の結晶 後世に=

▲出来上がった冊子を手にする栗見出在家町の編さん委員ら(栗見出在家町公民館)
◆東近江・東近江市◆

 今年四月に開村二百年を迎える東近江市栗見出在家町自治会は、三年がかりで編さんした地域の歴史冊子『栗見出在家のあゆみ 二百年の歴史と文化』を発刊したほか、地域のシンボル・氏神さんの社殿再建を進め、近く完成する。

 栗見出在家町は、市の最北端・琵琶湖に面する百一世帯、三百六十八人の集落で、江戸時代後期の文化三年(一八〇六)に、藩主井伊直中から新田開発奉行を命じられた西村助之丞が愛知川河口のヨシ原に開拓、近郷の六集落(栗見新田、福堂、乙女浜、新宮、阿弥陀堂、川南)から四十二世帯が入植し、村の歴史が始まった。

●地域の誇り

 集落でまず目を引くのは、四方に伸びる幅六メートルの幹線道路。徒歩や大八車の時代にも関わらず、現代の車が対向できる十分な広さがあり、整然と区画された宅地裏には、舟運や生活・防火用水のための水路(現在は埋めたてて道路)が張り巡らされている。この水路は、氾濫した愛知川の洪水を一時的に溜め込み、家々を浸水から守る調整池としての役割も備え、西村奉行の先見の明に住民らは「今でも通用する都市計画で、尊敬の念を抱く」と誇りにしている。

 しかし、もともとはヨシ原であるため、河川の氾濫や琵琶湖の増水による冠水・浸水被害を受けやすく、二、三年に一度は救援が必要な暮らしを強いられた。なかでも、明治二十九年の増水は水位が三・七六メートルも上がり、二百三十七日間も浸水が続いたことが記録されている。

 このため、農地を広げようと、三キロ先の中の湖(現在の大中の湖干拓地)から湖底の藻泥を運び入れ、百五十年がかりで三倍の面積に拡大した。

▲文化9年の出在家村地押絵図。区画された宅地と幹線道路、現在の湖岸道路まで入り江が広がっていたことが分かる
●200年記念事業

 このように、先人らの汗と涙、努力の積み重ねによる結晶が現在のまちづくりに継がれており、同自治会では、まちを上げての開村二百年記念事業を計画。三年前から準備に入り、村史発刊の「編さん委員会」と、神明神社の「再建委員会」、記念事業の「実行委員会」を結成した。

 完成した村史は、A4判、二百二十四ページ。地域に残る古文書約二千三百点をもとに、出在家の歴史、村人の生業など二百年の「あゆみ」をまとめ、古地図や写真をふんだんに使いながら、読みやすく編さんした。

 委員長の今堀治夫さんは「先人の苦労を改めて実感しました。愛着を深めながら後世に語りたい。また、故郷を離れた人にも読んでほしい」と話し、森野保自治会長も「先人の功績や労苦を理解し、村の確かな明日につなげていきたい」と、作成した七百部を住民らに配布した。

 再建が進む神明神社は、村民の心を一つにするため西村奉行が創建した社殿で、老朽化により本殿・拝殿ともに一気に改築。費用は一億円。

 記念式典は四月十五、十六日に開かれ、記念碑の除幕やタイムカプセルの埋設、イルミネーション点灯などを予定。西村奉行の末えいや初代入植者の出身六集落から代表らが招待される。


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寒さ吹き飛ばす熱戦!

県内外 78チームが交流試合

=竜王町でビーチボール大会 =

▲声援が響き渡り白熱した戦いが繰り広げられた竜王町ビーチボール連盟親善大会(ドラゴンスポーツセンター内体育館で)
◆◆東近江・竜王町◆

 竜王町ビーチボール連盟(市岡ひろみ会長)による「第十回竜王町ビーチボール連盟親善大会」がこのほど、竜王町岡屋にあるドラゴンスポーツセンター内体育館と竜王西小学校体育館、東近江市蒲生体育館の三会場で開かれ、県内外から集まった計七十八チームによる白熱したゲームに会場中が熱気で包まれた。

 前回から町外チームを受け入れ、今回は富山・長野・広島・奈良・愛知県など遠方からの参加もあり、ビーチボールという共通のスポーツを楽しむ者同士が真剣勝負を通して友好の輪を広げた。

 試合は、男子が十八歳以上(十六チーム)、三十歳以上(五チーム)、四十歳以上(八チーム)の三部門、女子が十八歳以上(十チーム)、三十歳以上(十八チーム)、四十歳以上(十五チーム)、五十歳以上(六チーム)の四部門に分かれて、決勝トーナメント進出チームを決めるリーグ戦による予選が行われた。

 一点を争うシーソーゲームに、コート脇の応援団も「いけ」や「打て」と声を張り上げ、コートに立つ四人も「ここ拾おう」など声を出し、相手の状況をよく見ながら最後まで一球を追った。

 大会結果は次の通り。

 《男子十八歳以上の部》優勝=府中MCD(広島県)準優勝=NSK武蔵(米原市)第三位=プリティーマン(愛知県)、KUクラブ(富山県) 

 《男子三十歳以上の部》優勝=Kait(日野町)準優勝=161R(高島市)第三位=DAX(竜王町)

 《男子四十歳以上の部》優勝=五十嵐工務店(富山県)準優勝=ウィンクピューマ(愛知県)第三位=アップルズ(近江八幡市)、RBFJACK(竜王町)

 《女子十八歳以上の部》優勝=WiLL(富山県)準優勝=チロル(竜王町)第三位=海神(富山県)、IBUKI姫奴娘(米原市)

 《女子三十歳以上の部》優勝=ピンクキャッツ(竜王町)準優勝=ちーむいちごちゃん(日野町)第三位=じゅーしーずMommy(近江八幡市)、メビィウス(安土町)

 《女子四十歳以上の部》優勝=スパードライレディース(愛知県)準優勝=ラブリーメッツ(近江八幡市)第三位=クッキーズJAM(近江八幡市)、ドラゴンクィーン(竜王町)

 《女子五十歳以上の部》優勝=サンフローラ(栗東市)準優勝=湖北BBC(湖北町)第三位=あえんぼ(竜王町)*

 


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現状と課題を住民に情報提供

介護保険制度 改正へ高い関心

=近江八幡市 9会場で説明会=

◆東近江・近江八幡市◆

 四月からの介護保険制度改正に向け、近江八幡市は市連合自治会、市民生委員児童委員協議会、市総合介護市民協議会とともに、市内九か所の公民館などで、市民への説明会を先月二十一日から順次、開いている。

 今回の改正点と、市事業の方向性を示すとともに、市民からの疑問などにこたえるもので、先月二十八日に八幡公民館で開催された説明会には、会場に入り切れないほどの百二十人あまりの市民が参加し、熱心に市担当者の説明に耳を傾け、介護保険制度に対する国民の関心の高さをうかがわせた。

 説明会では、市高齢福祉・介護課から、市の人口は平成十八年度から減少に転じ、団塊の世代の退職の時期を迎えて高齢化社会から高齢社会に突入し、独居老人世帯の割合も増える傾向にあり、要支援・要介護1の認定者が急増していることや、基盤整備でグループホームの開設が大幅に遅れていることなどが、詳細な数字と図表で示された。

 その上で、症状が軽い人をできるだけ要介護状態にしない、症状が重くなっても住み慣れた地域でサービスが受けられる体制づくり、子育てや生活全般にわたって相談できる窓口づくり、団塊の世代の新たな生きがいの場の創出が、今後の課題として浮かび上がっている。

 そこでその対策として、介護予防を徹底した進行阻止と認定数抑制、各公民館を圏域とする小規模・多機能型サービスに重点を置いた地域密着型サービスの展開と基盤整備、地域包括支援センターによる総合的な相談体制と調整による最適サービスの提供、高齢者の居場所と役割づくりのための地域コーディネーターの社協と連携した配置といった、市が取り組もうとしている方向性が示された。

 これらの取り組みは、今回、第二回目となる保険料見直しにも反映され、さらに第二期(平成十五〜十七年度)にできた基金を取り崩すこと
で、保険料は月額四千三百三十四円の見込みを三千八百四十円程度(現行三千三百四十八円)に抑えることができるとしている。この保険料は、三月市議会で審議され、決定される。

 また、行政だけでなく、地域福祉計画に基づいた地域の活動も重視している。高齢者障害者安心マップシステムの運用、一人暮らしへの対応としての見守り安心システムの構築と介護相談員派遣事業の訪問サービス、認知症対策として徘徊(はいかい)高齢者安心ネットワークづくり、子どもと高齢者の交流事業、退職後の社会参加推進など、地域住民と行政の協働による「終の栖(ついのすみか)」を実感できるまちづくりをめざす。

 今後の開催予定は、岡山公民館・金田公民館(四日午後一時)、桐原会館・武佐公民館(十八日午後一時)、沖島公民館(二十五日午後三時)。問い合わせは、市高齢福祉・介護課(TEL0748―33―3511)まで。

 


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