平成18年2月12日第14335号

◆湖北・米原市◆
国史跡・京極氏遺跡から出土
全国的に珍しい竿はかりの錘(おもり)
=権力者の関連する遺物=

◆甲賀・甲賀市◆
農業技術振興センターが
=マルチ敷設機開発!=


◆湖東・愛知川町/秦荘町◆
人口2万人の
愛荘町が誕生
=13日午前8時開庁式=


◆東近江・近江八幡市◆
共同庭園を核に景観形成
「風景づくり協定」第1号
物干やアンテナなど設置配慮
=村田興産 丸の内町の5戸=

◆東近江・東近江市◆
介護保険と障害区分
認定調査嘱託職員
=東近江市が募集=


◆東近江・東近江市◆
安楽寺の普照房住職
「寒行托鉢」の浄財を寄付
=子どもたちや地域のために=



国史跡・京極氏遺跡から出土
全国的に珍しい竿はかりの錘(おもり)
=権力者の関連する遺物=

▲竿はかりの錘
◆湖北・米原市◆

  県埋蔵文化財センターはこのほど、米原市国史跡京極氏(きょうごくし)遺跡の調査結果を公表した。
 京極氏館は、永正二年の日光寺の講和で一族の内紛を納めた京極高清が守護大名として北近江を支配するために整備した居館。平成十六年二月二十七日には京極氏館を含め、その南西尾根上にある家臣屋敷跡(米原市上平寺)、背後の山腹標高六百九十九メートルにある上平寺城跡(米原市弥高・藤川)、京極氏が山城として利用した山岳寺院・弥高寺を包括した範囲(面積は約百八ヘクタール)が国の史跡に指定された。この城や居館は、「江北記」によれば永正年間(一五〇四〜二一年)に整備され、浅見・浅井ら家臣団のクーデターにより、大永三年に落城するとともに廃絶したと考えられている。

 今回の調査では全国的にも稀有な竿秤(さおばかり)の錘(おもり)が出土したほか、宴の坏や明かり採りとして使われたと考えられる京都系の土師皿や陶器片、硯などが出土している。さらに、現況では二段に分かれているとされていた京極氏の居館部分が、約六十八メートル×三十七メートルの平坦面全面を利用していることが判明し、館跡の東端では館の東端を画する土塁基底部であると考えられる石列が検出された。

▲竿はかり(日本永代蔵より)
 竿秤の錘は、青銅製で本体はやや縦長の球形をしていて、縦方向に十本の稜線が刻まれており、上端には釣り下げるための穴が開いた突出部がついている。竿秤の錘は、同資料を含めて全国では二十四点出土し、十三遺跡で確認されている。時期は中世末〜近世初頭(十四世紀末〜十七世紀初頭)に限定される遺物。また、ほとんどが各地の拠点的な城跡から出土しており、権力者に関連する遺物といえる。

 「かわらけ」は、素焼きの土器(土師皿)のことで、今回の調査での出土遺物の大半を占めている。かわらけが大量に出土する場所は、非日常的なハレの儀式が頻繁に行われていた特別な空間であったといえる。京極氏は、上平寺の居館内に将軍邸のような庭園を設け、多くの客人をもてなすハレの宴の儀式を行っていた。

 出土品の中には、中国製の青磁片や白磁片など高価な品も出土している。これらは、将軍邸の座敷飾りの規範書「君台観左右帳記(くんだいかんそうちょうき)」にまとめられた価値観を裏付けるステイタスシンボル(威信財)だったと考えられている。


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農業技術振興センターが

=マルチ敷設機開発!=

◆甲賀・甲賀市◆

 農業技術振興センター茶業指導所(甲賀市)はこのほど、茶園でのうね間マルチ栽培に利用できる「マルチ敷設機」を開発し、特許出願した。

 同所では、平成十五年までに、茶園における窒素施肥量の削減と茶園からの土壌養分の流亡抑制に非常に有効な施肥技術として、うね間に生分解性マルチを敷設する年一回施肥法を開発したが、手作業によるマルチ敷設では労力を要することや労働強度が高いことが問題となり、平成十六〜十七年に、(株)アドバンスおよび吉野金属(株)と東大阪市が共同でマルチ敷設機の開発に取り組んだもの。

 今回開発したマルチ敷設機は、狭小な茶園のうね間での作業を可能とするためにコンパクトな機体であることと、マルチ上の歩行で生じる破れを防ぐために適度なたるみを持たせてマルチを敷設できることを特徴としている。

 同敷設機によって、うね間マルチ栽培の普及が期待でき、茶園における窒素施肥量の削減、土壌養分の流亡抑制ができるとともに、滋賀県における「環境こだわり農業」の推進に大きく寄与すると考えられる。


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人口2万人の愛荘町が誕生

=13日午前8時開庁式=

◆湖東・愛知川町/秦荘町◆

 愛知川町と秦荘町が合併する新町・愛荘町が十三日に誕生する。同日午前八時から愛知川庁舎で、続いて四十五分から秦荘庁舎で、それぞれ開庁式が行われ、新しい町政業務をスタートする。

 開庁式のあと、各部署別に事務引継が行われ、新町政の人事異動が発令される。

 人口は一万九、九六五人(一月一日現在)で、合併後すぐに二万人を突破すると予想されている。住所表示は、愛知郡愛知川町、秦荘町から同郡愛荘町に変わり、大字は削除する。


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共同庭園を核に景観形成

「風景づくり協定」第1号

物干やアンテナなど設置配慮
=村田興産 丸の内町の5戸=

▲「風景づくり協定」第1号に認定された「丸の内 a街区」
◆東近江・近江八幡市◆

 近江八幡市丸の内町に村田興産(本社・京都市 村田完次社長)が開発分譲している住宅五戸についての「プラザスタイル丸の内 a街区 町並協定」が、このほど近江八幡市風景づくり条例に基づく「風景づくり協定」第一号に認定され、二十日に市役所で川端五兵衞市長から認定書を授与される。

 全国に先がけて同市が導入した風景づくり協定制度は、住民同士が協定に基づいて、自分達にとって大切な風景を自分達の手で守り、ふるさとの詩情あふれる風景を育て、次代へ引き継ごうというもの。

▲「丸の内 a街区」の見取り略図
 今回協定の認定を受けたのは、同社分譲住宅地の一角にある六区画分約九百平方メートル。南西側中央の一区画を共同庭園として共同管理、この庭園を中心としたヴォーリズ洋館を意識した住宅によるプラザスタイルの景観形成を図っていく。

 エアコンの室外機・物置き・物干などを道路から見えない位置に配置、屋根にテレビアンテナを設置しないなどの独自の建設規定を定め、柵などは生け垣などの緑化で、玄関は全て庭園側に集中することで、日常的なコミュニティーが形成されるだけでなく、各戸の陽当たりや風通しも確保できるなど、快適な住環境も確保した風景が実現される。

 第一号認定に同社では、「同町内では、今後分譲予定の別の街区でも協定をめざす。昭和四十年代に開発され、約三十年経過した町の活性化につながれば」と、話している。

 同市は、協定内容を学識経験者らで構成される風景づくり委員会(委員長 樋口忠彦京大教授)で審議したうえ、昨年十二月二十八日付けで、その熱意と今後の活動に期待するとして認定した。


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介護保険と障害区分

認定調査嘱託職員

=東近江市が募集=

◆東近江・東近江市◆

 東近江市は、介護保険認定調査員(六人)と障害程度区分認定調査員(二人)を募集している。いずれも週三十五時間の嘱託職員で、雇用期間は来年三月末までだが、更新される場合もある。

 いずれも保健師・看護師・介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士や介護支援専門員・社会福祉主事・ホームヘルパー二級以上などの免許や資格が必要。

 申請者宅などを訪問し、被保険者の身体機能や介護状況について調査などを行う。月―金曜日の週五日制で、月額十七万円程度が支給される。

 試験(作文・面接)は、両調査員とも二十六日午前八時半から市役所東庁舎A会議室で行われ、二十日までに介護保険認定は長寿福祉課(TEL24―5678)へ、障害程度区分認定は障害福祉課(TEL24―5640)ヘ申し込む。電話も可。

 


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安楽寺の普照房住職

「寒行托鉢」の浄財を寄付

=子どもたちや地域のために=

▲集まった浄財を寄付する普照房慈弘住職ら(右)=能登川西小学校
◆東近江・東近江市◆

 天台宗安楽寺(東近江市能登川町)の普照房慈弘住職(68)らは八日、市立能登川西小学校を訪れ、寒行托鉢で集まった浄財四十二万五百二十円を寄付した。

 普照房住職らは、自らの修行とともに人々の安全、無病息災を願い歩く寒行托鉢行を平成九年から行っており、今年も、一年で最も寒い「大寒」の日から一週間、素足に草鞋(わらじ)という托鉢姿で同校区の九百世帯を回り歩き、風雪に耐えながら一軒一軒に手を合わせ、般若心経を唱えていった。

 集まった浄財は毎年、「地域福祉に役立てて」と、旧能登川町に全額を寄付していたが、一月に東近江市と合併したことから、地元の同小学校へ寄付することにした。

 住職は「回を重ねるごとに理解して下さる人が増え、多くの喜捨の心は本当にうれしい。私たちの声を聞きつけ、温かく出迎えてくれるお年寄りや、留守宅の玄関に『お寒いのにご苦労さま』と手紙を添えられる方。体を温めて下さいと、ストーブを焚いてくれる人もおられ、力が湧いてくるありがたさです」と、喜びを見せていた。

 浄財を受け取った山本均校長は「托鉢のお金ということで、一人ひとりの寄付の重みを感じます。地域のみなさんと使い道を吟味したい」と話していた。

 


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