平成18年2月21日(火)第14342号

◆湖北・湖北町◆
湖北町の速水伊豆神社八朔大祭
「むらの伝統文化顕彰」受賞
=中世から伝わる五穀豊穣を祈願する祭=

◆東近江・東近江市◆
華やか「にんげん雛まつり」
=一足早い桃の節句=


◆東近江・東近江市◆
出来映えで競う
トールペイント教室作品展
=八日市まちかど情報館で 1日まで=


◆東近江・東近江市◆
「高齢者まちづくり」考える
シンポジウムに関心の300人
保健福祉・介護保険計画の策定へ
=テーマ「尊厳をもって暮らすには」=


◆東近江・近江八幡市◆
「近江牛」復興へ
(仮称)滋賀食肉センター起工
衛生的・効率的な近代施設
=ブランドの発信拠点に期待=


◆東近江・日野町◆
日野町事件
大津地裁 3月めどに結論
えん罪の再審開始求める
=24日 滋賀弁護士会館で集会=



湖北町の速水伊豆神社八朔大祭

「むらの伝統文化顕彰」受賞

=中世から伝わる五穀豊穣を祈願する祭=

▲五穀豊穣を祈願する八朔大祭
◆湖北・湖北町◆

  湖北町速水区の「速水伊豆神社八朔大祭青物神輿」が、第五回むらの伝統文化顕彰の(財)都市農山漁村交流活性化機構理事長賞を受賞した。二月二十二日午前十時から東京都で開かれる「オーライ ニッポン全国大会」で表彰される。

 この賞は、農林水産省と農産漁村の共生・対流推進会議、財)都市農山漁村交流活性化機構が共催で実施しているもので、農山漁村の伝統文化の価値を理解し、維持・継承・活用に積極的に取り組む個人・団体、また農山漁村の暮らしに関わる貴重な技術を伝える個人・団体を顕彰し、農山漁村の活性化に寄与するのを目的としている。

 湖北町速水地区の伊豆神社八朔大祭青物神輿は、中世から伝わる五穀豊穣を祈願する祭で九月一日に営まれる。神輿は、昔話を題材に、野菜や乾物、草類で飾りたてる。太平洋戦争で一時期途絶えたが、戦後になって五年周期で実施されるようになった。昭和五十七年には保存会が結成され、同六十三年から戦後実施していなかった武者行列も行なうようになった。

 昨年の神輿製作には延べ七百人が携わり、高さ約三メートル、重さ約五百キロの神輿が完成。青年から壮年までの数百人が担いで、地区内を練り歩き、伊豆神社に渡御した。


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華やか「にんげん雛まつり」

=一足早い桃の節句=

▲ひな人形にふんした女性たちの「にんげん雛まつり」(東近江市五個荘金堂町の近江商人屋敷外村繁邸)
◆東近江・東近江市◆

 優雅な衣装をまとい、女性たちがお雛さまに扮する「にんげん雛まつり」が十八、十九日、東近江市五個荘金堂町の近江商人屋敷外村繁邸で催され、観光客らに白酒やひなあられが振る舞われた。

 にんげん雛まつりは、商家に受け継がれる家宝雛など、江戸時代から現代までの雛人形約百セットを展示する「ひな人形めぐり」(四月九日まで、東近江市・五個荘観光協会主催)の一環として、九年前から毎年開かれる人気の催し。

 今年は、まちの観光PRに活躍する「あきんど大使」の辻春菜さん(19)と今堀弓子さん(23)がお内裏さまとおひなさまに扮し、三人官女と五人囃子(ばやし)には、地元の専門学校生が変身。盆栽愛好家らが育てた桜と橙で一足早い「桃の節句」を演出し、白酒などで観光客を出迎えた。

 岐阜県から家族と訪れた吉川愛ちゃん(6)は「とってもきれ〜い」と目を輝かせ、一緒に記念撮影を楽しんだ。

 開催中の「ひな人形めぐり」は、近江商人屋敷の外村宇兵衛邸、外村繁邸、中江準五郎邸、藤井彦四郎邸と近江商人博物館で同時開催されており、着物姿で来館すると三館入館無料などの特典がある。

 観覧料は五館共通で大人八百円、子ども三百六十円。三館共通は大人五百円、子ども二百五十円。午前九時半〜午後五時開館。月曜と祝日の翌日休館。詳しくは五個荘観光協会(0748―48―2100)へ。


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出来映えで競う

トールペイント教室作品展

=八日市まちかど情報館で 1日まで=

▲八日市まちかど情報館で開かれているトールペイント教室作品展
◆東近江・東近江市◆

 八日市本町の八日市まちかど情報館で「トールペイント教室作品展」が開かれている。三月一日まで。入場無料。

 同館で開かれているトールペイント教室に通う教室生十五人(三十〜六十歳代の女性)と指導者の伊藤千代さん(彦根市在住)の作品を展示しているもので、約五十点が並べられている。

 トールペイントは、アメリカでブリキ板にペイントされたのが始まり。同教室では、日々の暮らしの中に彩りを添える装飾画(デコラティブペイント)として取り入れ、主に円形や四角の木板をキャンパスに下絵を描き、その上にアクリル絵の具や油絵の具を使って着色して作品に仕上げていく描画を楽しんでいる。

 絵心がなくても予め用意されたパターン画を木や金属板に転写して描く方法があることから初心者にも簡単に取り組めるのが特徴。同情報館の教室は今年で八年目を迎え、教室展もこれまでに三回開催している。

 今回は、月四回開催している教室の成果を見てもらおうと企画。季節の風景や人形など、思い思いの題材を写実的に描いたものが多く、繊細に描かれた力作が出来映えを競い合っている。きょう二十一日には、教室が開かれ見学できる。


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「高齢者まちづくり」考える

シンポジウムに関心の300人

保健福祉・介護保険計画の策定へ
=テーマ「尊厳をもって暮らすには」=

◆東近江・東近江市◆

 東近江市は十八日、合併後の高齢者保健福祉計画と介護保険事業計画を一体化させた「高齢者まちづくり計画」の策定に向け、市民の意見を反映しようと「これからの高齢者のまちづくりを考えるシンポジウム」=写真=を八日市商工会議所で開いた。会場には約三百人が詰め掛け、今後の介護方針や保険料など、関心の高さを示した。

 シンポでは、テーマ「高齢者が尊厳をもって暮らすには」について話し合われ、厚生労働省老健局介護保険課の桑田俊一課長が、基調講演「介護保険制度の改正とまちづくり」を行った。

 これを受け、田中愽一・介護保険運営協議会長をコーディネーターに、桑田課長はじめ小鳥輝男(東近江医師会長)、野村〇一(介護保険運営協議会委員)、雲川弘子(しみんふくしの家八日市副理事長)、中嶋久仁子(市健康福祉部次長)の五氏が意見交換した。

 介護保険制度の改正点について桑田課長は、これまでの自立支援に加え「高齢者の尊厳の保持」を重視し、予防重視型システムへの転換、地域密着型サービスや地域包括支援センターの創設、ケアマネイジメントの見直しなどサービスの質の向上、訪問介護から通所介護に移行する運用の見直しなど具体的な内容を説明し、推進策を介護予防と地域づくりに求めた。

 シンポジストから、認知症やサービス現場、地域での活動など、個々の取り組みが紹介され、特に認知症について、家庭での介護の大変さ、予防の重要性、かかった場合のケア、回想法の効果、高齢者が集う場の必要性など、現場の意見が出された。

 一方、高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画の策定への取り組みが説明され、介護予防と健康づくり、認知症ケア、地域ケア、参加と協働の基本四本柱を掲げ、介護の原因となる生活習慣病への改善、生きがいづくりなどによって「元気で安心して暮らせるまち」を目指すとした。

 介護保険料に関しては、制度開始以来の給付費(高齢者一人)が倍近くの二十七万円に達していることから、二十年度まで百八十億円の財源が必要と試算した上で、一人当たり三千八百四十円の負担を求めている。保険料を低く押さえるためにも「介護予防へ何をしたら良いか」を問い掛けた。

 会場から、県歯科医師会湖東支部の井田亮支部長が、兵庫県での事例報告を行った。自宅で転倒し、七か月間寝たきりだった八十八歳の女性は、義歯(入れ歯)を施した結果、五十メートルの歩行が可能となり、介護ランクが一ランク下がった、と介護制度への歯科のかかわりを説いた。

 厚生労働省の桑田課長は、ソフト面だけでなくハード(都市計画)を含めた「高齢者に優しいまちづくりが必要ではないか」と提言した。介護保険の世話にならないまちづくりを市全体でなく、地域に広める必要があるとして「地域包括支援センター」の設置を求めた。これを受け市は、生活圏域から十地域に分け、十八年度中のセンター設立を目指す。


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「近江牛」復興へ

(仮称)滋賀食肉センター起工

衛生的・効率的な近代施設
=ブランドの発信拠点に期待=

▲(仮称)滋賀食肉センターの完成予想図
◆東近江・近江八幡市◆

 入札不調のため着工が遅れていた(財)滋賀食肉公社(山田新二理事長)の「(仮称)滋賀食肉センター」の起工式が十七日、近江八幡市長光寺町の建設地で行われ、大林・KEC特定建設工事共同企業体により、来年三月末の完成をめざして、工事がはじまる。

 県内のと畜場(大津市大谷・近江八幡市武佐町の二か所)の老朽化と、BSE問題など食の安全に配慮した近代的設備・流通の充実を図ることを目的に、約二万八千平方メートルの敷地内に、建築面積五千六百五十七平方メートルの鉄骨造二階建の本館棟と、排水処理施設や焼却使節などの付属施設(六百五十九平方メートル)を建設する。

▲工事の安全を祈願する関係者
 本館棟は、と畜解体・副生産物処理・食肉市場・部分肉加工・冷蔵保管等の施設からなる工場部門と、事務室・セミナー室・福利厚生等の施設からなる管理部門に分かれる。衛生、品質を重視した衛生的で効率的、また、周辺環境との調和にも配慮した施設をめざす。

 一日に牛と豚百頭ずつを係留することができ、と畜能力は一日で牛七十五頭、豚百頭を処理できる。枝肉は、牛二百三十頭分、豚百五十頭分を保管可能で、これらの工程をワンウェイで行うことができる。

 起工式には、公社、県、近江八幡市、東近江市、議会、地元自治会、建設の関係者約七十人が出席。安全祈願の神事のあと、山田理事長、廣田義治副知事(国松善次知事代理)、冨士谷英正県議会議長、川端五兵衞近江八幡市長が、建設決定から十数年の道程を振り返りながら、地元や関係者のこれまでの努力と苦労に対する感謝と敬意を述べるとともに、県を代表するブランド「近江牛」を、安全、安心、信頼で消費者に届け、さらには海外輸出も視野に、食肉流通の拠点施設としての期待を込め、工事の安全と無事完成を願った。

 


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大津地裁 3月めどに結論

えん罪の再審開始求める

=24日 滋賀弁護士会館で集会=

◆東近江・日野町◆

 日野町豊田で昭和五十九年、酒類販売店主・池元はつさん(当時69)を殺害し現金などを奪ったとして、強盗殺人罪に問われ獄中から無実を訴え続けている阪原弘受刑者(70)の再審請求審について、大津地方裁判所が三月にも結論を出す意向を示していることから、「えん罪・日野町事件の再審開始を求める大津集会」が二十四日午後六時半から滋賀弁護士会館で催される。

 この大津集会は、一人でも多くの人に刑を確定付けた証拠・証言のあいまいさや矛盾点を知ってもらい、再審開始につながる支援の輪を広げようと、日野町事件対策委員会と日野町事件弁護団、阪原弘さんを守る会といった支援団体が開くもの。

 平成十三年の再審請求から開かずの扉を開くべく、無罪につながる新たな立証を行ってきた弁護団が、自白調書と遺体から推認できる殺害方法の矛盾や唯一の物証である丸鏡に付着していた指紋鑑定の誤り、遺体の手首に巻かれていたひもの結び方から阪原受刑者を特定することの不合理性など、えん罪であることを裏付ける新証拠の数々を詳しく報告する。

 再審請求から五年目に入り、テレビ取材に対して知人が阪原受刑者のアリバイを認めたことや犯人のみぞ知っている金庫の部品・通帳が所在不明のままである現実など、自白と客観的事実との食い違い以外にも多くのなぞをはらんだままの日野町事件。

 高齢と病気のため体重が三十八キロまで減り、一刻の猶予も許さないところまできている阪原受刑者は、「私は殺していない。警察から暴力を受け認めたら早く出られると言われ、うその自白をした。裁判をやり直して私の無実を晴らし、家族と暮らせるようにしてください」と獄中から訴える。

 当日は、一日も早く家族が穏やかに暮らせる日を切望する阪原受刑者の家族が、来場者に父親の無実と再審の扉を開く支援を呼び掛ける。

 問い合わせは、国民救援会滋賀県本部(077―521―2129)まで。

 


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