平成18年3月29日(水)第14373号

◆大津・大津市◆
桜の三井寺・甚五郎の龍
誘う春の湖都
寺の伝説デザインした観光ポスター
=JRの関西主要駅に掲示=

◆湖南・栗東市◆
今春開校の大宝東小
竣工式で完成祝う
=環境、安全などに配慮=


◆東近江・日野町◆
日野町事件
自白と客観的事実の矛盾指摘も
大津地裁 再審請求を棄却
=家族ら 無罪勝ち取るまで戦う決意=


◆東近江・東近江市◆
長山杯 八幡が初優勝
第18回少年野球大会
出場32チームから抜け出す
=準優勝 市原を制した金田=


◆東近江・東近江市◆
能登川北小5年生
市社協に花苗金寄付
=みんなの芽 市に咲かそう=


◆東近江・近江八幡市◆
水道整備の新事業に従事
エチオピアへ2年間
=近江八幡市の三野さん=



桜の三井寺・甚五郎の龍

誘う春の湖都

寺の伝説デザインした観光ポスター
=JRの関西主要駅に掲示=

▲びわ湖大津観光協会のポスター
◆大津・大津市◆

 社団法人びわ湖大津観光協会は、大津市の春の魅力を紹介することで、観光客を誘致しようと、同市との協力により春の観光宣伝ポスターを制作した。

 規格はB1サイズで、千枚制作した。JR京都・大阪・神戸の三支社管内約二百二十駅で三月下旬に掲載する。

 今年度は「古都」の名にふさわしい豊かな自然と歴史の中で生まれた伝説の地を紹介する。デザインは、「桜たなびく園城寺(三井寺)三重塔」と「左甚五郎の龍」。

 三井寺は天台寺門宗の総本山で、三井寺の名は天智・天武・持統天皇の産湯に用いられた「御井(みい)」と呼ばれる霊泉に由来する。また、日本三名鐘のひとつである梵鐘は近江八景「三井の晩鐘」として名高く、その荘厳な音色は「日本の残したい音風景百選」にも選ばれている。

 デザインで取り上げられた伝説は、三井寺の名称が生まれた霊泉閼伽井屋の正面に残る左甚五郎作の龍の彫刻にまつわるもの。甚五郎が、夜な夜なびわ湖に出て暴れまわっていた龍の目玉に五寸釘を打ち込んで静め、その龍が今も閼伽井屋の正面で三井寺を見守っていると伝えられている。


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今春開校の大宝東小

竣工式で完成祝う

=環境、安全などに配慮=

▲完成した大宝東小学校
◆湖南・栗東市◆

 今春開校の栗東市立大宝東小学校(野尻)の竣工式がこのほど行われ、行政や市議会議員、工事関係者、地域住民ら約八十人が、完成を祝った。

 JR栗東駅開業後、周辺の人口増加に伴って、大宝小学校の児童数が増加、同小の分離新設が行われた。総工費は約二十二億円で、校舎は鉄筋コンクリート造り四階建て。ビオトープなど屋外学習自然施設を設けるほか、地域住民が利用できるコミュニティ室など多様な教育環境に配慮。安全面ではフェンスで学校を囲み、通用門には防犯カメラを整備。

 国松正一市長はあいさつで「住民にとって新しいまちづくりの拠点として、過去・現在を結ぶ拠点になるよう育ててもらいたい」と期待した。


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日野町事件

自白と客観的事実の矛盾指摘も

大津地裁 再審請求を棄却
=家族ら 無罪勝ち取るまで戦う決意=

▲再審請求棄却の決定に落胆と怒りをあらわにした支援者ら(大津地裁前で)
◆東近江・日野町◆

 またも裏切られた―。広島県の尾道刑務支所で服役中の阪原弘受刑者(70)が裁判のやり直しを求めていた日野町事件で、大津地方裁判所(長井秀典裁判長)は二十七日、「無罪を言い渡すべき合理的な疑いが明らかに存在するとはいえない」として再審請求を棄却した。午前九時半、大津地裁前に集まった支援者約百五十人は、決定書を受け取り出てきた弁護士の「請求棄却」との文字に、涙を流しながら失望と落胆、さらに怒りをあらわにした。

◆自白と遺体の矛盾


 昭和五十九年に日野町豊田で、酒類販売店主・池元はつさん(当時69)を飲み代ほしさに殺害し、金庫などから現金を奪ったとして、事件発生から約三年後に強盗殺人罪で逮捕され、無期懲役刑が確定した阪原受刑者は、公判で一貫して自白は警察からの暴行・脅迫により強要されたとして無罪を訴え続けたが最高裁でも有罪判決が覆ることはなく、平成十三年十一月に大津地裁へ再審請求を行った。

 四年間にわたる再審請求審で、最大の争点だったのが“殺害方法”。弁護団・裁判所が選定した両鑑定人ともに、自白調書による殺害方法と法医学の観点から遺体に残る損傷などを調べ直した鑑定結果が整合しない考えを示していた。

 長井裁判長は、自白に秘密の暴露(犯人のみぞ知る事実)が含まれていないが「全体として具体的かつ詳細であり、概ね一貫している」と評価した上で、自白による殺害方法では被害者の意識を失わせることや舌骨・右顔面の損傷などが説明し難く「この部分については(自白と)客観的事実との矛盾がある」ことを認めた。

 しかし、殺害時の体勢や手の動きなど「鮮明な記憶が残らなくても不自然ではなく、本件から三年以上も経過した後の自白であることなども考慮すると記憶違いとして理解することができる」として、のど・首を絞め、殺害したとの自白は信用できると結論付けた。

▲記者会見で「極めて不当な決定」と批判する弁護団や家族ら(滋賀弁護士会館で)
◆結論ありきの決定


 また、二千万円以上の貯金がありながら殺害したという動機を「短絡的ではあるが著しく不自然であるとはいえない」とし、遺体手首のひもの結束方法や金庫の内容物の未発見、形成困難な金庫の傷、金庫以外の被害品が不明のままであることなどの疑問を指摘しながらも「自白の核心部分の信用性を揺るがすものではない」と判断。

 金庫の位置も「自白によれば店舗六畳間にあったという金庫について、普段は北側十畳間の押入に保管されていたものと思われるが、被害者が当日これをたまたま持ち出してきていた可能性は否定できない」とし、アリバイ証言や物色行為の有無に関しても弁護団の主張をことごとく退けた。

 この決定に対して、石川元也弁護団長は「自白と客観的事実の食い違いを認めた上で、裁判官の頭の中の可能性や推測で事実に背いた誤った判断をした。新旧証拠を総合的に評価した形跡もなく、結論ありきの決定で極めて不当なもの」と批判し、玉木昌美主任弁護人も「自白の内容が、殺害方法などあらゆる点で崩れているにもかかわらず、(その事実を)見ようともせず検討もしない裁判所は許し難く、憤りと怒りを覚える。無実の阪原さんを救うまで戦う」と語気を強めた。

 平成十四年から支援している日本弁護士連合会(梶谷剛会長)も「殺害方法は自白のまさに根幹部分で、ここに客観的事実との矛盾が出た以上、『疑わしきは被告人の利益に』との刑事裁判の鉄則に従うべきであった。今後も再審開始に向けてあらゆる努力を惜しまない」との声明を発表した。

◆最後までがんばる


 十八年間父の帰りを待つ家族。長男の弘次さんは「これほど悔しいことはなかった。今、この思いを何にぶつければいいのか。いつも家族の中心にいる父を『とうちゃん、お帰り』と言って抱き締めるまで、戦い続けていく」と語り、二女の則子さんも「裁判官に短期間でこんないい加減な決定しか下してもらえなかった。父を無罪にするためにこれ以上何を出せというのか。父を助けるため、変わらぬご支援を」と全国から駆け付けた支援者にくやし涙をぬぐいながら訴えた。

 間質性肺炎を患う阪原受刑者は、面会した弁護士に「これだけやってもらって(無実が)明白になっているのに、まだひどいことを言うのか。体がいつまで続くかわからないが、最後までがんばりたい」との決意を伝えたという。

 弁護団は三日以内(三十日まで)に大阪高裁へ即時抗告を行い、再審開始決定を勝ち取るための新たな戦いを始める。


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長山杯 八幡が初優勝

第18回少年野球大会

出場32チームから抜け出す
=準優勝 市原を制した金田=

▲長山杯を制した八幡スポーツ少年団
◆東近江・東近江市◆

 第十八回長山杯争奪・春季少年野球大会(吉沢体育振興事業団主催)の決勝戦は二十六日、春の到来を感じさせる東近江市立長山公園グラウンドで行われ、実力伯仲の強豪を抑え混戦から抜け出した八幡スポーツ少年団が初優勝を果たした。

 大会には県下最大を誇る三十二チームが出場し、初日を勝ち上がった十六チームが二日目の二回戦へと駒を進め、準々決勝を制した八幡、金田少年野球クラブ、市原ホワイトエンゼルス、多賀少年野球クラブが四強入りした。

 準決勝は、大会最終日にふさわしい好ゲームを展開し、金田が七対二で市原を下し、八幡が六対二で多賀を退け、それぞれ決勝戦に勝ち上がった。混戦から抜け出した上位四チームの実力は伯仲し、どのチームが優勝しても不思議ではないとの感動をスタンドに伝えた。

 近江八幡勢の戦いとなった決勝戦では、四回に四点を取り優勢にゲームを進める金田に対し、着実に一点ずつを積み上げ同点とした八幡も譲らず、特別延長にもつれ込んだ。最終回の九回裏、八幡が待望の一点を金田からもぎ取り、出場三十二チームの頂点に立った。

▲優勝メダルを贈る吉澤大会長
 三位決定戦は、市原が二点先取のリードを守れず、多賀に六対二で敗れた。大会を振り返って、田窪賢審判長は「上位四チームの実力は伯仲していた。特に優勝戦はどちらが勝ってもおかしくない素晴らしいゲームだった」とたたえた。

 表彰式では、上位三チームの各選手に記念メダルが贈られ、八幡の岩島俊哉選手、金田の筒井恒太選手にそれぞれ最優秀選手賞を贈ったほか、活躍を見せた三選手に特別賞、二十五人に優秀選手賞、十人に敢闘賞が手渡された。それぞれの名前が読み上げられるたびに、選手やスタンドから歓声が沸き、緊張の糸が切れた少年の顔にあどけなさが戻った。

 学童野球のシーズン開幕を告げる長山杯は、子供の成長を占う大会として県下に知られ、夏を鍛え抜いた選手の成長ぶりとともに、六年生最後の秋季大会「1・1・3平成杯」(姉妹大会)でシーズンを締めくくる。

 吉澤澄雄大会長は、閉会あいさつで「一生懸命練習に励み多くの経験を積んで、悔いの無い一年にしてほしい。秋を楽しみにしている」と、野球少年を励ました。


 【決勝戦
金田少年野球クラブ
000400000 4
100111001 5
八幡スポーツ少年団

 【3位決定戦
多賀少年野球クラブ
0001023 6
1100000 2
市原ホワイトエンゼルス


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能登川北小5年生

市社協に花苗金寄付

=みんなの芽 市に咲かそう=

▲市社協に花苗の収益金を寄付する能登川北小学校の五年生児童
◆東近江・東近江市◆

 東近江市立能登川北小学校(堀口明子校長、児童数九十三人)の五年生児童十四人がこのほど、種から育てた花苗の収益金五千五百円を、地域福祉に役立ててほしいと、東近江市社会福祉協議会に寄付した。

 同校では、地区住民や地元農家の協力を得ながら花壇やビニールハウスをつくる「くりみっこファーム」などを組織し、全国でも珍しい本格的な花苗・野菜づくりに取り組んでいる。また、生きていくうえでの知識やルールを身に付けようと、金銭教育研究校の委嘱を受け、大切に育てた農作物の販売や資源回収、ボランティアなどを展開。苦労しながら得たお金で車イスを購入・寄贈し、見守ってくれる人々への感謝を込めた「心の教育」が行われている。

 今回の寄付も、種から育てた花苗を一ポット二十円で販売し、集まった収益金八千円の一部(残りは次年度の活動資金)を、市社協の善意銀行に寄付したもので、受け取った田井中保明・市社協能登川支所長は「みんなの思いが詰まった大切なお金、この重みを市の福祉のために有効に使わせていただきたい」と話し、児童たちの優しい心(芽)を市に花咲かせたい―と微笑んだ。

 また、ボランティア委員会(五、六年生)を中心に全校児童が集めたベルマーク、テレホンカード、古切手も寄付をした。

 


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水道整備の新事業に従事

エチオピアへ2年間

=近江八幡市の三野さん=

▲赴任先へ思いを馳せる三野さん
◆東近江・近江八幡市◆

 「語学力を生かせる仕事がしてみたかった」と、青年海外協力隊平成十七年度第三次隊の一員として二十九日にエチオピアに向けて出発する三野史朗さん(27)=近江八幡市若葉町=は、その動機を語った。

 大学と大学院では土木工学を専攻、東京のゼネコンに就職後、上下水道の設計・施工を手がけ、大型プロジェクトの最前線にも携わった。「私の技術なんて、まだまだ」と謙遜する三野さんが会社を辞めてまで青年海外協力隊員に応募したのは、学生時代にNGO(非政府組織)のバングラディシュでの活動に参加した時から、胸に秘めていた思いだった。

 県立八日市高校時代は英語は苦手科目だったそうで、「先生が聞いたら涙流して喜ぶでしょうね」と、てれながら話す。

 首都アジスアベバから二百八十キロ離れた海抜二千メートル以上の高地にあるアクサ市に赴き、水資源開発局に配属され、国連の支援で国家的新規プロジェクトとしてスタートする事業で、取水施設や配水管などの設計や施工の指導を担当する。派遣期間は二年間。

 「今は、期待半分、心配半分」と心のうちを明かすが、福島県二本松市の研修所で約二か月、研修漬けの日々を共にして親しくなった仲間の中には、体調などを理由に派遣の願いがかなわなかった者も、そして、「彼等の分までがんばりたい」と、力強く語った。

 現地では「たくさんある世界遺産を見てみたい」と、楽しみにしている。そして、今でも野球少年の気持ちを持ち続けている三野さんは、グローブとボールを荷物に詰め込んだ。

 


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