平成18年4月11日(火)第14384号

◆全県◆
重要文化財指定の伊崎寺秘仏
不動明王坐像を特別展示
=15日から琵琶湖文化館 22日に解説も=

◆東近江・東近江市◆
元気にハイ!各地で入学式
八日市南小に 最多の162人
=政所小はついに新入生なし=


◆東近江・東近江市◆
加入率49.2%
東近江市CATV
=集合住宅を加えると53%強=


◆東近江・東近江市◆
永源寺学校給食センター
民間活力を導入
=試食会で太鼓判=


◆東近江・竜王町◆
古雑誌や新聞紙活用!
独自のちぎり絵で故郷の風景残す
=竜王町の谷村三郎さん=


◆東近江・安土町◆
日本100名城に選定
安土城・観音寺城
県内4城のうち2城が安土町
=プロジェクトチーム立ち上げ=



重要文化財指定の伊崎寺秘仏

不動明王坐像を特別展示

=15日から琵琶湖文化館 22日に解説も=

▲展示される木造不動明王坐像
◆全県◆

 このほど国の重要文化財に指定された近江八幡市白王町の伊崎寺本尊(秘仏)木造不動明王坐像と二童子立像が、十五日から県立琵琶湖文化館(大津市打出浜)で、平成十七年度県指定文化財七点とともに、特別展示公開される。三十日まで。また、二十二日午後一時半からは同館で、県教委文化財保護課の井上優さんと古川史隆さんによる展示解説も行われる。

 木造不動明王坐像は、頭体部分はヒノキの一木造で、肩から腰にかけての体側部は別に付けている。不動像の基本となる「弘法大師様」の姿に、大きく見開いた目、口から出た下歯列と牙(きば)、六か所でくくった弁髪などが加えられ、他に類例のない珍しい容姿をしている。また、奥行きの少ない胴体部分、彫りの浅い衣文(えもん)などから、制作は十世紀後半ごろと判断され、同寺を開いた天台宗の僧、相応があみだした独特の形式を忠実に伝える像として、大変貴重。付随する制多伽(せいたか)童子立像と矜羯羅(こんがら)童子立像の二童子像は、平安時代後期のものだが、最近に大幅修理済み。

 県立琵琶湖文化館は月曜日休館。入館料は大人三百円、高大生二百円、小中生百二十円。展示解説は申し込み不要。問い合わせは、県立琵琶湖文化館(TEL077―522―8179)へ。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


元気にハイ!各地で入学式

八日市南小に 最多の162人

=政所小はついに新入生なし=

▲名前を呼ばれてハイと元気に返事する新一年生
◆東近江・東近江市◆

 各地の学校で十日、入学式が行われ、新学期がスタートした。東近江市内の二十三小学校でもこの日、一斉に入学式が行われ、全体で昨年より五十人多い、一、三○一人が新しい学校生活を始めた。

 年々、少子化が顕著な政所小学校では、ついに今年の新入生は一人もなく、約百年の校史の中で初めて入学式のない寂しい新学期を迎えた。

 最も新入生が多かったのは、八日市南小の一六二人で、これにより全校児童は九七○人に増えたが、来年はさらに多く、一千人を超える見込み。同校は、昭和五十八年(一九八三)に全校児童一、二六九人をピークに減少していたが、近年、新興住宅やアパートの増加等により学区内の子供数が増えており、現在、二校に分散する新校舎の建設計画が検討されている。

▲保護者席にはお父さんの姿も多かった
 今年の同校の入学式は、午前十時過ぎから体育館で保護者、四年生以上の在校生、来賓らが出席して行われた。

 服の折り目がチキンとついた上着の胸に大きな花をつけてもらった新一年生は、クラスごとに整列。不安と期待が入り交じった小さな胸を踊らせながら、担任から一人ひとりの名前が呼ばれると、緊張した面もちで「ハイ」と元気に返事していた。

 式辞に立った植田建次校長は、「これまでお父さんやお母さんにしてもらっていたことを『一人でしましょう』、『友だちをたくさんつくりましょう』、『登下校に気をつけましょう』、特に一人で歩いているときは注意しましょう」と新一年生たちに優しく三つの約束を呼びかけた。

 保護者席には、夫婦で出席した父親が多かった。また、妹や弟も一緒に参加した家族連れの姿もあった。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


加入率49.2%

東近江市CATV

=集合住宅を加えると53%強=

◆東近江・東近江市◆

 東近江市ケーブルテレビの加入時に必要な初期手数料六万五千円が無料となる第一次加入促進期間が先月末で切れた。目標の五〇%に届かなかったものの、最終的な加入率を四九・二%にまでこぎ着け、これに集合住宅プランへの加入を合わせると五三・一%に達する。

 三月三十一日現在の最終集計では、旧一市六町の総世帯数(三万七千八百弱)に対し、一万八千六百世帯が予約申し込みを行っている。平均で四九・二三%に達し、財政シュミレーションに基づく損益分岐点(四二%)を七%以上も上回った。

 一方、アパートやマンションなどを対象にした集合住宅プランヘの予約は百十八棟(約千五百戸)で、これを加えた全体の予約件数は二万六十四世帯となり、市全体の五三・一%を占めている。

 手数料が無料となる推進期間が切れる最終一週間への駆け込み予約が千八百八十七件もあり、全体を五%押し上げた。地域のつながりに必要な身近な情報の入手をケーブルテレビに期待する姿がうかがえる。

 今後は、同市が設立する第三セクター「東近江ケーブルネットワーク株式会社」を立ち上げ、五月に入って同社から正式な申込書が送付される。さらに、十二月開局(能登川、蒲生地区は来年五月)まで、第二次加入促進期間(申込金一万円)を設け、引き続き加入率のアップに取り組む。

 集合住宅プラン アパート、マンションなどのオーナーなどを対象にしたプランで、共同アンテナの代わりにケーブルテレビに加入し放送を受信するシステム。地上放送だけでなく、東近江市ケーブルテレビのコミュニティ番組が見られる。

ケーブルテレビ啓発モニター

=アピアで放映=


 ケーブルテレビへの加入率を五〇%近くにまでこぎ着けた東近江市は、さらに加入率アップを図りたいとして、八日市駅前アピア一階のセントラルコートに「啓発用モニター」=写真=を設置し、市民にPRするとともに加入を呼び掛けている。

 パネル状の大きさ(縦横三メートル)に、ニュースや音楽、スポーツ、マンガなど十チャンネルをテレビ放映し、中央画面では、市内の施設、名所、四季折々の自然、イベント、環境活動など地域情報が楽しめる。

 同市では、十二月開局(能登川・蒲生地区は来年五月)まで、加入手数料一万円の第二次加入促進期間を設け、引き続き加入率のアップに取り組んでいる。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


永源寺学校給食センター

民間活力を導入

=試食会で太鼓判=

▲委託を始める東近江市立永源寺学校給食センターが調理した試食会
◆東近江・東近江市◆

 四月から、業者委託を始める東近江市立永源寺学校給食センター(廣田昭センター長)調理の試食会がこのほど、永源寺地区の幼稚園二校、小学校四校、中学校一校で行われ、保護者や教職員百八十人が参加した。

 市内の学校給食は、八日市・愛東・湖東・蒲生地区が単独方式、永源寺・五個荘・能登川地区がセンター方式で運営しており、このうち、単独方式の二校(八日市北小学校、玉緒小学校)が平成十六、十七年から民間委託を実施している。

 市では、業務の効率化や経費削減を図るため、この四月から永源寺学校給食センターの調理・配膳・洗浄・清掃および配送業務を民間委託することにした。委託業者は三重県伊賀市にある名阪食品株式会社三重事業部(本社=奈良県)で、年間業務委託料は二千四百十九万円。コストダウンは約五百万円という。なお、献立や材料発注、衛生管理は従来通り、市が行う。

 この日の献立は、麦ご飯、牛乳、鶏肉のレモン漬け、ほうれん草の和え物、みそ汁の五品。

 山上小学校では約七十人が参加し、保護者らは「味付けがおいしく、ご飯の炊き具合も良かった。子どもたちも美味しく食べることができそうなので、安心です」と、味や温かさなどを確かめていた。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


古雑誌や新聞紙活用!

独自のちぎり絵で故郷の風景残す

=竜王町の谷村三郎さん=

▲谷村さん(左)がベニヤ板に古雑誌を貼り重ねて描いた竜王町内の田園風景
◆東近江・竜王町◆

 和紙ではなく古いカラー雑誌や新聞紙のグラビア部分を生かし、美しい造形を生み出す新たな表現の追求―。竜王町公民館指導員の谷村三郎さん(79)=同町山之上=が考案した新感覚のちぎり絵に魅せられた多くの人が、廃品を利用した独特の手法で郷土や古きよき日本の原風景を作品に残し、身近な自然を見つめ直している。

写真や水彩画のような美しさ


 四十年間にわたり美術教師として教べんをとる傍ら洋画を描き続けてきた谷村さんは、退職後、昭和六十二年に蒲生幼稚園長就任の際、園児へ色紙ではなく古雑誌を材料に手渡し、園児らが作った感性光る斬新でおもしろい作品にヒントを得て、カラー雑誌の微妙な色彩を生かした独自のちぎり絵手法を編み出したという。

▲竜王町公民館で開催中の谷村さんの生徒による作品展
 婦人雑誌など古雑誌や新聞紙のグラビア部分を、手でちぎり貼り重ねていく新たなちぎり絵は、廃品を利用しているため製作費用もかからず、年齢に関係なく取り組めるのが最大の魅力。

 「とにかく自然をよく見ることが大切」と語る谷村さんの作品は、身近な地域で失われつつある日本の原風景を題材にしているものが多い。JAグリーン近江が発行する月刊紙「グリンピース」では、“日野川の流れ”や“春待布施の溜”、“太郎坊宮”、“伊崎の思い出”、“新緑の伊庭町”など、東近江地域の風景を切り取った作品が二年間表紙を飾った。

 独自のちぎり絵を始めてから二十年。作りためた作品は二百点にものぼり、どの作品も遠方から見たときの写真のような美しさと「山の部分はスーツのポケットに手を入れポーズを決めている人が横たわっている部分が使われている」といったように近くに寄り初めて分かる発見という二度の衝撃・感動を受けるものばかり。

 雑誌に印刷されている空や海など素材をそのまま使うことは決してせず、絵画の基礎である遠近感と明暗に重点を置き、スケッチしてきた原風景を作り上げていく。

▲新聞紙を使って作りあげた作品「越前の海」
 また、谷村さんは「この白い線がおもしろく、全体的に作品をやわらかくする」と、手でちぎらないと出てこない紙の切れ目部分の繊維にもこだわる。

 県内各地で精力的に個展を開き、竜王・安土・日野町内八教室で約百人に独自のちぎり絵を伝授している。

 約十三年にわたり指導を受けているという畑中芳枝さんは、「ちょっと手を入れてもらうだけで、作品に動きが出て雰囲気が変わる」と語り、他の参加者らも「自然を忠実に描けという先生の指導で、木や山などをじっくりと見るようになった」と故郷の自然に目を向けるきっかけを得た。

 現在、谷村さんの生徒である七里と西川ちぎり絵クラブによる作品展が竜王町公民館で開催されており、写真や水彩画のような精巧で美しい作品の数々が来館者を魅了している。開催期間は今月末までの予定。

 


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


日本100名城に選定

安土城・観音寺城

県内4城のうち2城が安土町
=プロジェクトチーム立ち上げ=

▲安土山で研修する町役場有志
◆東近江・安土町◆

 安土町の安土城と観音寺城が「日本100名城」に選ばれ、城の日の四月六日に選定した財団法人日本城郭協会から町に、名城認定証が贈られた。また、これを受けてこの日、町役場内に「日本100名城」をまちづくりに生かすためのプロジェクトチームが有志により結成され、早速、勤務終了後、選定記念の安土山登りを行い、津村孝司町長、木野和也町教育長ら十四人が参加した。

 石橋正嗣文化体育振興グループリーダーの案内で、安土城大手道周辺の調査・整備事業の内容や、安土城の構造上の特徴、伝羽柴秀吉邸跡など各遺構の概要などについて理解を深めた。五月には観音寺城で、その後も安土城の上部域で、同様の研修会を開く予定。

 呼びかけ人の大林義孝事業課長は、「こんな小さな町に日本を代表する城跡が二つもあること自体、すごいこと。たまたま庁内から始まった輪ですが、これから町民にも広げ、わが町の誇りをまちづくりに生かし、全国に発信できるよう、がんばって取り組んでいきたい」と、話している。

 「日本100名城」は、財団法人日本城郭協会が来年で四十周年を迎えることから記念事業として、また、文部科学省と文化庁の後援を得て、歴史的文化遺産であり地域のシンボルである城郭を、生涯学習や子どもたちの学習での活用、城郭探訪の充実と隆盛を願って、城郭愛好家からの推薦、専門家による選定会議を経て選定され、二月の発表を経て、今回の名城認定証授与となった。

 「優れた文化財・史跡」、「著名な歴史の舞台」、「時代・地域の代表」の三つの選定基準に、地域や時代のバランス、復元・保存の程度なども考慮して、総合的な選定が行われた。滋賀県では、彦根娘(国宝)、小谷城とあわせて四つの城が選ばれ、そのうち二つが安土町から。全国では、世界遺産の姫路城をはじめ、沖縄県首里城から北海道の五稜郭まで、地域を代表する多彩な名城が選ばれている。

 来年五月中旬から、百名城を探訪するスタンプラリーも計画されている。

 


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ