平成18年4月15日(土)第14388号

◆全県◆
大気中のアスベスト濃度
=2期とも基準以下=


◆大津・大津市◆
『イサム・ノグチ展』など多彩
=近代美術館が18年度企画展発表 =


◆東近江・東近江市◆
八日市大凧まつり
ミニ凧講習会
=材料あっせんも=


◆東近江・東近江市◆
能登川のお祭り百科 第1弾
「民俗調査報告書」刊行
=市史編纂室=


◆東近江・竜王町◆
夜空に浮かぶ満開のサクラ
=妹背の里 ライトアップ中=


◆東近江・安土町◆
めざせ5000人
安土駅バリアフリー化
採算性を理由に数値設定
=智恵出しまず右肩上がり=



大気中のアスベスト濃度

=2期とも基準以下=

◆全県◆

 県はこのほど、一般環境におけるアスベストの大気中濃度の測定結果を発表した。

 現状把握のため、秋期(昨年十二月)と冬期(今年二月)の各三日間、県内七地点(県立湖南農業高校内、信楽窯業技術試験場内、県立八日市南高校内、彦根市立東中学校内、県調理短期大学校内、南小松中継ポンプ場内、高島県事務所内)の大気自動測定局で測定したもので、環境庁の「石綿に係る特定粉じん濃度の測定法」および「アスベストモニタリングマニュアル」に準拠して測定した結果、全地点において〇・一三本/リットル未満の低濃度であることが分かった。

 世界保健機関(WHO)が出す世界都市部の一般環境中の石綿濃度は一本〜一〇本/リットル程度であることから、健康リスクは検出できない数値―としている。


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『イサム・ノグチ展』など多彩

=近代美術館が18年度企画展発表 =

▲イサム・ノグチ「真夜中の太陽」
◆大津・大津市◆

 県立近代美術館(大津市)はこのほど、平成十八年度の事業予定を公表した。それによると企画展示の内容は、次の通り。

 ▽「生誕百二十年川端龍子展」(四月十一日〜五月二十一日)=日本美術院を舞台に日本画家としての地歩を固めた川端龍子は、のちに展覧会という「会場」において、観衆である大衆に訴える力を持つ作品を志向し、大作主義による「会場芸術主義」を掲げた。美術院を脱退し、昭和四年、自ら日本画団体・青龍社を創設。その生誕から百二十年という節目にあたって、異端ともいわれた龍子の画業を、代表作を通して振り返る。

 ▽「画家泉茂の写真展」(五月二十七日〜六月二十五日)=泉茂は津高和一らと並び、画家・版画家として関西の現代美術を代表する存在で、彼が一九六〇年代のニューヨークにて、作家の目でとらえた街角風景写真を詳しく紹介。

 ▽「イサム・ノグチ〜世界とつながる彫刻〜展」(七月八日〜九月十八日)=日本人を父に、アメリカ人を母にもつ彫刻家イサム・ノグチは、ニューヨークと香川県牟礼町のアトリエを拠点に、世界中を駆け巡り、石彫、金属や陶の彫刻を生み出し、また舞台芸術やインテリア・デザインから、庭園や遊び場などの環境デザインまで、幅広い分野で活躍した。彫刻は人と社会を結びつけ、人と周囲の環境に調和をもたらすと信じたイサム・ノグチの作品は、心に響く豊かなメッセージを秘めている。

 ▽「中ハシ克シゲ展」(九月三十日〜十一月十二日)=滋賀在住の現代美術作家、中ハシ克シゲの新近作展。戦争の記憶をテーマとする、近年の二大プロジェクト「On the Day Project」「ZERO Project」の紹介に加え、滋賀県ゆかりの特攻機をモチーフにした新作「OHKAー43b」を公開共同制作。

 ▽「第六十回滋賀県美術展覧会」(十一月二十五日〜十二月十日)=滋賀県芸術祭の一環として、第六十回「県展」を開催する。工芸・書道部門と平面・立体部門の二期に分けて展示などとなっている。問い合わせは、同美術館(電話077ー543ー2111)まで。


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八日市大凧まつり

ミニ凧講習会

=材料あっせんも=

◆東近江・東近江市◆

 五月二十八日開催の新東近江市誕生記念「二〇〇六八日市大凧まつり」に向け実行委員会は、百畳大凧に続くメインイベント「ミニ八日市大凧コンテスト」に多く参加してもらおうと、ミニ凧づくり講習会と材料あっせんを行う。

 講習会は、四月十七―二十四日と五月九―十六日の二回(いずれも午後七時半―同九時半)で、三人以上のグループが対象。大凧保存会の指導を受け二畳敷を大凧会館別館と市役所別館で作る。それぞれ先着十組で、参加料三千円。

 材料あっせんは、二畳(三千円)十五セットと八畳(一万円)十セットの二種類を用意している。ただし、新市誕生を記念し永源寺・五個荘・愛東・湖東・能登川・蒲生の六地区から参加するチームには、二畳敷材料を無料で提供する。先着六チーム。いずれも申し込み、問い合わせは大凧会館(TEL23―0081)ヘ。


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能登川のお祭り百科 第1弾

「民俗調査報告書」刊行

=市史編纂室=

▲能登川地区の祭礼・年中行事をまとめた民俗調査報告書
◆東近江・東近江市◆

 東近江市教育委員会市史編纂室は十二日、能登川地区の祭礼・年中行事をまとめた『能登川地区民俗調査報告書1』の刊行を発表した。暮らしの中に生きる信仰や、大祭「川原祭」を本格的に紹介する初の刊行物で、シーズンを迎える“祭り”の手引きとして親しめる。

 十年計画で進められている市史編纂事業(能登川の歴史)の一環として、昨年四月から八月にかけて調査した能登川地区の祭礼・年中行事をまとめた報告書で、江戸時代から続く二十五集落のうち、二十一集落の二十三行事を調査。近江の奇祭として有名な「伊庭の坂下し」祭りや、愛知川沿いに展開する「川原祭」などの郷祭り(複数の集落で行う祭礼)のほか、集落単位で行われる年中行事(地蔵盆、御田植祭、百万遍法要など)を収録した。

 「伊庭の坂下し」祭りは、繖山山腹の繖峰三神社から神輿を担ぎ下ろす神事であり、八百年以上の歴史を持つ県の選択無形民俗文化財。十二月の神役定めから六月の午祭りまで半年も掛かる長期的な祭りで、五月三日に宵々宮、四日に坂下しと宵宮祭、五日に本祭渡御が行われる。

▲初の本格的調査が行われた川原祭
 「川原祭」は、延暦寺領の一つ、栗見荘の福堂、乙女浜、新宮西、新宮東、阿弥陀堂、川南(能登川地区)と本庄、田附、南三ツ谷、新海(彦根市)が参加する栗見大宮天神社の祭礼で、昭和三十年ごろまで栗見十郷の六社の神輿が愛知川に会していた。

 現在は、福堂、乙女浜、新宮西、新宮東、阿弥陀堂が祀る栗見大宮天神社の神輿と、川南の宇佐神社の神輿が渡御しており、年齢階梯(かいてい)制(年齢によって役割が決められている)が見られるという。

 この制度は沿海地域の漁村に発達したものと言われ、編纂室では「湖岸に近い地域性から、生業のほか祭礼組織にまでこの制度が広まったのではないか」と見ている。

 A4判八十一ページ。三百七十部発行。写真や図を豊富に用い読みやすい内容となっている。県内の主な図書館、博物館、研究機関に配布予定。

滋賀県立大学・大橋松行助教授のコメント
 地区に根付く民俗文化の情報を発信することによって、市民の間に一体感が醸し出されることに大きな意義がある。逐次的に調査結果を公開することで、伝統文化の継承や市史編纂事業に対する市民の関心を高めようとする努力がうかがえ、今後の活動に期待したい。


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夜空に浮かぶ満開のサクラ

=妹背の里 ライトアップ中=

▲夜になるとあでやかさが増すサクラのトンネル(竜王町川守の妹背の里)

◆東近江・竜王町◆

 夜空に浮かぶ満開のサクラ―。竜王町川守にある妹背の里は、満開のサクラで包まれ、昼とは一変してあでやかさが増す夜桜が楽しめる。

 ソメイヨシノやシダレザクラ、ヤエザクラなど約一千本のサクラが敷地内を染めあげ、日没から午後九時まではちょうちんに明かりが灯り、幻想的な雰囲気を醸し出す。少し肌寒いが、若いカップルや中高年夫婦などがゆったりとしたときの流れの中で夜桜散策を満喫している。

 ライトアップ期間は十五日まで。詳しくは、妹背の里管理事務所(0748―57―1819)へ。

 


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めざせ5000人

安土駅バリアフリー化

採算性を理由に数値設定
=智恵出しまず右肩上がり=

▲ホームをつなぐ古い桟橋が残る安土駅
◆東近江・安土町◆

 安土町の津村孝司町長は二月のメールマガジンの中で町民に向け、JR安土駅の利用を呼びかけた。昨年三月の町議会で、町老人クラブ連合会と町身体障害者厚生会から出された「JR安土駅の改修とバリアフリー化を求める請願」が採択されて以来、町は要望活動をJR西日本や県と続けてきたが、どうしても越えなければならない高い壁が立ちはだかるからだ。それが、「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律(交通バリアフリー法 平成十二年施行)」で定める「一日当たりの平均利用者数五千人以上」とする要件条項だった。

 交通バリアフリー法は、平成二十二年までに、一日当たりの乗降客数がJRの主張する駅の採算ベース最低限である五千人以上の駅に対して、エレベーター設置などのバリアフリー化工事を義務づけたが、これは裏返せば、国が、五千人未満の駅については改修の義務なしという御墨付きを与えたことになる。

 安土駅の場合、昭和六十二年度に五千六百五十六人だった利用者は、平成十六年度では四千四百七十人と五千人を割っており、同法の対象から外れている。

 JR琵琶湖線(米原―神戸)では、稲枝、篠原、膳所の各駅が要件をクリアしてバリアフリー化に向けて準備が進められており、バリアフリー化されないのは安土駅だけになってしまう。

 五千人の要件を満たせば、国が三分の一、JRが三分の一、県が六分の一、町が六分の一の負担割り合いでバリアフリー化工事を行うことができる。全額負担の方法もある(高月駅約十二億五千万円、能登川駅約十六億円)が、基金積み立てなどによる財源確保がなければ、実施できない。

 請願が提出されたのは近江八幡市との合併協議が進められていた時期で、合併特例債への期待もあったが、それも泡と消え、かといって、全額負担するだけの町財政に余裕はない。

 それならば、「何とか、かけ離れた数字ではない利用者五千人をクリアするか、クリアしないまでも、わずかずつの右肩下がり傾向を右肩上がりに転じさせ、JRがこの駅を改修することにメリットを感じるような何かを示す」(町政策推進課)と、あきらめるどころか、バリアフリー化実現への意欲を奮い立たせる。

 「人呼びイベントなどによる一時的な増加ではなく、コンスタントに増やしていかなければ意味がない」(同課)と、安土の歴史、文化、自然、人情などの観光資源を生かし、安土の魅力を求めて大勢の人々に訪れてもらえるよう、住民や協力団体と智恵を出し合い、まちづくりの運動として取り組んでいくことにしている。住民の中にもすでに、「なんとかしよう」という動きが出始めている。また、バリアフリー施設の整った新快速電車の停車する近江八幡や能登川駅へ流れる利用者にも、地元駅を利用してもらえるよう期待をかける。

 県交通対策課鉄道プロジェクト推進室は、「二十二年以降の対策については未定だが、利用者や駅周辺環境の状況などを見極めながら、五千人未満の駅についてもバリアフリー化整備できるよう、引き続き、国にはたらきかけていきたい」と話している。
 県内のJR五十八駅中、バリアフリー化対象駅は三十六駅、十七年度末までにバリアフリー化済みは二十八駅で、あと八駅が工事中か計画進行中。未整備駅は安土を含め二十二駅。

 


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