平成18年4月20日(木)第14392号

◆全県◆
歴史は巡る栗東VS湖東
稲葉県知事が滋賀空港で栗東駅優先
自民県議、武村氏へのレジスタンス
=動き出した知事選(9)〈新幹線栗東駅(上)〉=

◆湖南・栗東市◆
ドラム缶の拡大調査触れず
県、RD社に措置命令 
「このまま幕引きさせない」
=地元で不満の声上がる=


◆湖北・米原市◆
滋賀統合物流センターの運営会社
「SILC(株)」設立
=新社長に、和泉・日本たばこ販売社長が就任=


◆東近江・東近江市◆
切手趣味週間「ミニ切手展」
東近江市内6郵便局で開催
各局テーマごとに趣向凝らす
=北京オリンピック記念も展示=


◆東近江・竜王町◆
誰もが引き寄せられる美しさ
「チューリップまつり」
=23日 アグリパーク竜王=


◆東近江・安土町◆
あなたの作品待ってます
「桜」写真コンクール
=30日まで 安土町=



歴史は巡る栗東VS湖東

稲葉県知事が滋賀空港で栗東駅優先

自民県議、武村氏へのレジスタンス
=動き出した知事選(9)〈新幹線栗東駅(上)〉=

▲協定締結後に握手を交わす国松知事(向かって右から4番目)=昨年12月25日、大津プリンスホテルで行われた新幹線栗東新駅工事協定締結式
◆全県◆

 県議の間からも「国松善次県知事が新幹線新駅を栗東市につくるのに熱心なのは自分の出身地だからだ」と揶揄(やゆ)する声を聞くが、はたしてそうだろうか。知事選の最大の争点となる東海道新幹線びわこ栗東駅(仮称)問題を、まずは原点から振り返ることにした。

 ●5月に起工式

 国松知事は三月二十三日の定例記者会見で「JR東海が五月二十七日に着工する。この着工に合わせて、県や栗東市などでつくる新駅設置促進協議会は記念式典を栗東芸術文化会館さきらで開く」ことを明らかにした。さらに「住民投票の直接請求があったが、住民代表の県議会が審議し、結論が出ている。もう工事も始まる。争点にならない」との見解を示した。 

●既成事実狙いと批判

 国松知事の記者会見をにがにがしい思いで見つめていたのは冨士谷英正県会議長だった。「全国の新幹線請願駅の中で、栗東新駅の建設費二百四十億円は断トツに高い。また在来線と接続していない新駅に利用価値があるかも疑問だ。JR東海が五月に起工式を行うというが、まだ施工業者も決っておらず知事選前に既成事実を重ねるものだ」と、近江八幡市選出県議の同氏は栗東新駅を真っ向から否定する。

●栗東駅先行で政治決着

 昭和六十三年にタイムスリップしてみよう。同年十二月定例県会での提案説明で、稲葉稔知事はJR東海道新幹線新駅問題にふれ「“栗東駅”と“湖東駅”(近江八幡市)の二候補のうち、まず栗東駅の早期設置を先行させ、湖東駅は滋賀空港(びわこ空港)開設にあわせ実現したい」と公式に表明した。当時、「栗東駅」は大津市、草津市、栗東町(現在の栗東市)など三市十一町が、「湖東駅」は近江八幡市、八日市市(現東近江市)など二市七町が、それぞれ激しい誘致活動を展開していた。

●切り捨て御免の湖東駅

 同年十一月の臨時県議会で、滋賀空港(びわこ空港)の適地として、大津田上、甲賀、蒲生日野の三地区から、候補地が蒲生日野に決定された。当時、県にとっては“栗東新駅”の超タカ派県議であった西村政之氏(現在の栗東市議)、故田中高雄氏、岩永峯一氏(現在4区の衆院議員)らの力を借りてでも滋賀空港をなんとか六次空整にのせるために、栗東新駅を優先し、そのあとに湖東新駅という折衷案を打ち出した。

●西武資本への反発

 西村氏は「自民党県議の間では、滋賀空港を蒲生日野につくるのは竜王町にレジャー施設を計画していた西武資本のためであり、地元の武村正義氏(元大蔵大臣)の影響力もあるのではと受け止めていた。その意味でも栗東新駅は譲るわけにはいかなかった」と当時を振り返る。このように湖東駅を出し抜いた栗東駅が、今度は近江八幡市選出の県会議長によって否定されるという、まさに「歴史は繰り返す」のだ。

【石川政実】


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ドラム缶の拡大調査触れず

県、RD社に措置命令 

「このまま幕引きさせない」
=地元で不満の声上がる=

▲掘削調査で見つかったドラム缶(昨年12月)
◆湖南・栗東市◆

 RD社の廃棄物処分場(栗東市小野)にドラム缶が違法に埋められていた問題で、環境に悪影響を及ぼす恐れがあるとして県がこのほど同社に出した措置命令の内容に、地元一部では不満の声が上がっている。命令は、場内西側で見つかったドラム缶の適正処理などを行うものだ。     【高山周治】

●抜本解決に程遠く

 周辺地域でつくる住民団体「合同対策委員会(合対)」の高谷清・副代表は「抜本的な解決は、場内全体でドラム缶の拡大調査を実施した上で、汚染原因を突き止め、除去することだ。ところが、措置命令は処分場一部しか対応せず、県が問題の幕引きを急いでいるように見える」と苛立ちを隠せない。

 地元では昨年、場内一部から大量のドラム缶が見つかったことで、抜本的な解決に弾みがつくと期待が高まった。

 問題のドラム缶は、県の命令でRD社が昨年十│十二月、処分場西側を重機で掘ったところ、内容物が詰まった状態で百五本、このほか一斗缶六十九個などが出てきた。現場では鼻を突く揮発性の悪臭が漂っていた。

 住民団体「合対」は元従業員の証言により、場内西側だけでなく、場内の他の地点にも「ドラム缶が相当数埋まっている」とみて拡大調査を県に要望している。

 これに対して県資源循環推進課は「RD社に指導しているところ」としているが、具体的な動きはまだない。

●肝心なデータ公表せず

 また、県は措置命令の発令と同時に、ドラム缶などが見つかった付近の廃棄物土の分析結果を公表したが、汚染原因と見られるドラム缶の内容物の分析結果については「科学的な説明が困難」なため公表を見送った。

 これについて高谷氏は「廃棄物土の分析結果から推測して、ドラム缶の内容物は相当ひどいはず。県は分析結果を公表しなかったが、客観的事実として同時に公表すべきだった」と批判する。

 畑明郎・大阪市立大院教授(環境政策論)は、ドラム缶の分析方法を「全体の一部をサンプルとして調べたもので、不正確だ」と疑問視し、近く公表される結果を注視する。

 なお、廃棄物土の成分は、県の分析結果によると、ドラム缶から漏れたと思われるコールタールなどによる油類汚染、さらに環境基準を超えるダイオキシン類が検出された。浸出水もシス│1、2│クロロエチレンやベンゼンなどが基準を超えた。ドラム缶などの内容物は、コールタールや塗料系廃棄物、燃えがら、潤滑油が詰められていたと推定している。


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滋賀統合物流センターの運営会社

「SILC(株)」設立

=新社長に、和泉・日本たばこ販売社長が就任=

◆湖北・米原市◆

 関西、東海、北陸をつなぐ米原市に、流通活性化の核となる拠点施設「滋賀統合物流センター(SILC)」の建設が計画されているが、この事業の運営会社「SILC(株)」(本社・野洲市)がこのほど設立された。新会社の社長には和泉玲子氏(日本たばこ販売(株)社長)、副社長には浅田博之氏(県国保連合会副理事長)、武山一氏(日通商事(株)専務取締役大阪支店長)が就任した。新会社の資本金は、一千万円。

 SILC事業は、滋賀県独自の県版特区制度に基づくもので、県税の優遇措置や助成金支援が受けられる。米原市が用地を取得・造成し、新会社のSILCがその土地を買い取り、土地、建物など資産を保有し事業を運営する。

 具体的には、JR米原駅南側の農地(米原磯)約十六・五ヘクタールに積荷の保管、仕分け、発送などを効率的にできる施設を建設する。用地や周辺道路を米原市が整備し、施設の設置や運営、管理はSILC(株)が行う。整備費として、約百八十億円を見込んでいる。

 SILC事業の準備段階として、平成十六年に民間企業十五社と米原市がSILC推進コンソーシアム(集団)を設立している。将来的には、コンソーシアムは、新会社に発展解消されるものと見られる。

 この事業の運営会社として三月十七日に「SILC(株)」(本社・野洲市)が設立されたもの。中央政界と財界に幅広い人脈を持つ和泉氏が社長に就任したことで、SILC事業は一気に進むものと期待が寄せられている。なお和泉新社長は、同志社女子大卒。現在、国際ソロプチミスト会員。

【石川政実】


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切手趣味週間「ミニ切手展」

東近江市内6郵便局で開催

各局テーマごとに趣向凝らす
=北京オリンピック記念も展示=

▲写真1
▲写真2
◆東近江・東近江市◆

 切手趣味週間(四月二十日の郵政記念日を含む一週間)を記念して、日本郵趣協会近江支部(国松武夫支部長)と八日市郵趣会(藤本長蔵会長)は、十八日から東近江市内の六郵便局で各局ごとにテーマを設けた「ミニ切手展」を開催している。

 八日市郵便局(野々宮町)のテーマ「台湾から来たFDC(ファースト・デー・カバー)」では、台湾の記念切手が集められている。中でも興味深いのが年賀切手=写真1=のデザインで、日本と同じ干支(えと)だが、ユニークで面白い。

 湖東郵便局(小田苅町)は「滋賀県の風景印」。郵便物に押される消印の一種・風景印(風景入り通信日付印)は、その局のエリア内に存在する名所・史跡・天然記念物などを描いている。五十円以上の切手を貼り、窓口で「風景印を押して」とリクエストすれば押印してくれる。

 玉緒郵便局(上大森町)の「松尾芭蕉と奥の細道シリーズ」では、芭蕉の俳句が書かれた記念切手(第一集―第九集)が展示されている。市辺郵便局(市辺町)は、今年の干支にちなんだ「犬のトピカルコレクション」、八日市本町郵便局(八日市本町)では「ディズニーランドキャラクター切手」が楽しめる。

 中野郵便局(今崎町)は「中国の自然」。中国の自然をデザインした切手が並び、中でも2008年北京オリンピック大会のシンボルマークとマスコットをデザインした切手=写真2=が目を引く。

 収集家の友人から送られてきた切手ばかりという藤本会長は「一億総ケイタイの時代といわれ、郵便の存在は段々と薄れている。切手趣味週間を機会に手紙の良さを見直してほしい」と話す。展示は二十八日までで、郵趣会入会など詳しくは、藤本会長(TEL24―0174)ヘ問い合わせる。


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誰もが引き寄せられる美しさ

「チューリップまつり」

=23日 アグリパーク竜王=

▲愛の告白という花言葉通りに情熱的に咲き誇る真っ赤なチューリップ(竜王町山之上のアグリパーク竜王のチューリップ畑で)
◆東近江・竜王町◆

 チョウチョやミツバチ、人間をも引き付ける色とりどりのチューリップ。竜王町山之上にあるアグリパーク竜王のチューリップ畑で、二十三日に「チューリップまつり」(主催=竜王町観光協会、体験交流型農業公園アグリパーク竜王)が開かれる。

 約一千三百平方メートルある畑は、昨年十一月、チューリップ畑花園オーナー五十三組が、一区画(縦五メートル×横一メートル)に十種類以上約百二十球を植え、オーナー名や思いを書き込んだ立て札を設置、休日などには草抜きや水やりに訪れていた。

 一重咲きや八重咲き、パイロット咲きといったように花びらの形・色とも豊富で、約一万五千本のチューリップの種類の多さに驚く。“愛の告白”という花言葉通りに、情熱的な真っ赤な花が咲き誇っている区画もあり、当日は畑全体を見渡せる花見やぐらが登場する。やぐらの設置は五月末まで。

 また、特産品が当たる観光クイズ大会や似顔絵大会、バンドグループ「しいずん」による演奏、おいしい味覚盛りたくさんのドラゴン屋台村の出店のほか、アグリパーク竜王では野菜の特価市や串焼きバーベキューの販売も行われる。

 開催時間は、午前十時から午後四時まで。詳しくは、アグリパーク竜王(0748―57―1311)へ。

 


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「桜」写真コンクール

=30日まで 安土町=

◆東近江・安土町◆

 財団法人・安土町文芸の郷振興事業団は、八・九日に開催した「あづち文芸の郷さくらまつり」を機会に、町内の「桜」をテーマにした写真コンクールを行うことになり、三十日まで作品を募集している。

 作品(四切プリント)の裏面に氏名・撮影年月日を、自作の応募用紙に題名・住所・年齢・職業・電話番号を記入し、〒521―1321 滋賀県蒲生郡安土町桑実寺八〇〇 信長の館内 「あづちさくらまつり写真コンクール」係(TEL0748―46―6512)へ。

 一人三点まで応募できる。入賞十点に記念品などが贈られる。

 


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