平成18年4月27日(木)第14398号

◆全県◆
動き出した知事選(10)新幹線栗東駅(下〉
命運握るたばこ税収
=栗東市の財政負担問題が焦点=

◆全県◆
嘉田由紀子氏
=知事選へ出馬表明 =


◆東近江・東近江市◆
ふれあいウォーク2006
てんびんの里で5月
=申込受付中=


◆東近江・東近江市◆
東近江市芸文祭
=実行委員募集=


◆東近江・東近江市◆
奇祭「伊庭の坂下し」も見学
能登川 歴史ハイキング
=1日まで参加者募集=


◆東近江・東近江市◆
威風堂々 職人技光る
五個荘で「武者人形めぐり」
本陣再現―嘉永の武者セット
=変身コーナーも新登場=


動き出した知事選(10)〈新幹線栗東駅(下)〉

命運握るたばこ税収

=栗東市の財政負担問題が焦点=


◆全県◆

▲完成予想図
●年返済額11億4千万円

 新幹線栗東新駅問題では、知事選に立候補を表明している国松善次知事(68)が「推進」、京都精華大学教授の嘉田由紀子氏(55)が「見直し」、県労働組合総連合議長の辻義則氏(59)が「中止」と主張が分かれている。ただ一定のキャパシティー(財政能力)を持つ県よりも、はたして栗東市が財政負担に耐えられるかがむしろ焦点であろう。

 表のように新幹線栗東駅の総事業費は、駅舎建設費二百四十億円と周辺開発費四百十六億三千二百万円の計六百五十六億三千二百万円にのぼる。 このうち栗東市の負担額は、駅舎が八十八億五千百万円、周辺開発が二百二十八億六千百万円の計三百十七億千二百万円である。栗東市では、この負担額について、二百八十二億百万円は起債、三十五億千七百万円は基金を取り崩して一般会計から支出する計画だ。

 いま償還年数を三十年、金利を一・三%、返済額を毎年均等と想定して、二百八十二億百万円の起債に金利分五十九億四千六百万円を合わせて三十年で割ると、市の均等返済額は毎年十一億三千八百万円である。ちなみに市の十八年度一般会計当初予算は二百三十一億七千二百万円であり、均等返済額は、実に約五%に上ることになる。

●ガラス細工の財政計画

 しかし市の長期財政計画では、起債償還額は平成二十年度が六千六百万円、三十年度が九億八千三百万円、四十年度が十一億三千九百万円で、十五年度から四十年度累計で「百七十五億三千百万円」としている。

 これに対し市が試算している区画整理事業(五十ヘクタール)による税収効果は、平成二十年度が二億三千九百万円、三十年度が十億一千六百万円、四十年度が十三億一千六百万円で、同累積が「百九十八億一千九百万円」と起債累計を上回り、「相殺すれば他の一般財源の持ち出しはない」(平田善之・同市総務部長)と説明している。

●避けられない合併

 だが市議会の保守系会派・栗政会(四人)は「区画整理事業の税収効果は目一杯見込んだものであり楽観は許されない」(西村政之市議)とし、三月三十一日、国松知事に県が市から吸い上げているたばこ税の今後十年間に及ぶ返還を求めた。

 たばこ税収は、十六年の税制改正で、市町レベルでは人口に対応したたばこ税収見込みの三倍(栗東市は十八年度十三億三千五百万円)しか税収として認められず、それ以上は県に吸い上げられる。例えば十八年度の場合、同市のたばこ税収が三十六億一千七百万円の見通しで、うち約二十二億円を市は県に上納(交付)せざるを得ない。県ではこの二五%(五億五千万円)を留保財源にできるが、残る七五%(十六億五千万円)は交付税として事実上国に吸い上げられる。栗政会は、県の留保財源五億五千万円を市に返還するよう求めたものだ。また現在、大手二社のたばこ小売業が同市で販売活動をしているが、一社でも撤退すれば市は財政計画の修正を余儀なくされる。その意味でも同市には草津市などとの合併が不可欠となっているのだ。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

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嘉田由紀子氏

=知事選へ出馬表明 =


◆全県◆

 六月十五日告示の知事選に向け、京都精華大教授の嘉田由紀子氏55(大津市)がこのほど出馬表明した。

 研究経験を活かし「環境保全や滋賀県での人育てに貢献できる」と決意した。

 新幹線新駅の計画は「見直し・凍結」の立場から「住民投票を行いたい」とした。ダム建設(丹生、大戸川、永源寺第二ダム)では地元が豊かになるとは限らないとして「もっと地域で議論を展開すべき」と慎重な姿勢を示した。


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ふれあいウォーク2006

てんびんの里で5月

=申込受付中=


◆東近江・東近江市◆

 新緑と日本情緒を楽しむ「てんびんの里ふれあいウォーク2006」(東近江市体育協会、東近江市、同市教育委員会、同ウォーク実行委員会主催)が、五月二十一日に五個荘地区一帯で開かれることになり、五月九日まで参加者募集が行われている。

 ふれあいウォークは、町並みや街道を歩くなかで商人文化を感じ、五個荘の魅力を体感する人気の催しで、午前八時半から五個荘中央公園(支所前)で受け付けが行われ、九時半の開会式終了後にスタートする。

 コースは、五個荘満喫の「九・五キロコース」(建部神社、百々矢神社、結神社、五個荘金堂町の町並み)と、近江商人屋敷を見て歩く「四・五キロコース」(藤井彦四郎邸、中江準五郎邸、外村宇兵衛邸、外村繁邸)があり、コース中にある五つのクイズポイントとスタンプポイントをクリアすると、ゴール後の「お楽しみ抽選会」に参加できる。

 雨天決行、荒天中止。当日はウォーキングに適した服装で参加し、昼食・水筒・雨具等は各自で持参する。

また、大会本部の五個荘中央公園では、てんびん太鼓「郷音」「飛鼓」のステージや、各種模擬店も開催される。終了予定は午後一時。

 申し込みは、参加費五百円(傷害保険料を含む、小学生未満は不要)を添えて、東近江市教育委員会スポーツ課または、永源寺・愛東・湖東・五個荘・能登川・蒲生の市内各教育分室、各公民館に申し込む。開催要項の郵便為替用紙を使って、郵便局での振り込みも可能(手数料百円が必要)。

 詳しくは、てんびんの里文化学習センター内「てんびんの里ふれあいウォーク2006」事務局(0748―48―7100)へ。


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東近江市芸文祭

=実行委員募集=


◆東近江・東近江市◆

 東近江市教育委員会は、第二回芸術文化祭の開催に向け組織する実行委員会の委員を募集している。事業内容や具体的な実施方法、広報のあり方、協賛事業などについて審議してもらおうと、一般から公募することにした。無報酬。

 募集は二十歳以上の各年代別に選ぶ若干名で、住所、氏名、年齢、電話番号と「東近江市の文化活動を促進するためにはどうすればよいか」(二百字程度)を書き、五月八日までに市教委文化振興係(TEL24―5672)ヘ提出する。


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奇祭「伊庭の坂下し」も見学

能登川 歴史ハイキング

=1日まで参加者募集=



◆東近江・東近江市◆

 能登川町商工会女性部の有志でつくる、いきいき事業研究会主催の『能登川を歩く「歴史コース」ハイキング』が、五月四日午前九時半から開かれ、同一日まで参加者を募集している。

 研究会では、地域の歴史・文化・自然を見直すことで、能登川の良さを再発見し、郷土の魅力を次代の子どもたちに伝える「ふれあい能登川まちづくり事業」に取り組んでおり、活気ある未来のまちづくりを目指して、JR西日本と市立能登川博物館、東近江市観光協会能登川支部が共催する。

 集合はJR能登川駅西口のエレベーター上り口付近。受け付けは午前九時十五分から。

 当日は、湖国の奇祭「伊庭の坂下し」と、地域の特産・模擬店等で賑わうイベント会場「ぶらり能登川楽市」(午前十一時〜午後三時)が開かれることから、ハイキングコースにも盛り込まれている。

 コースを紹介すると、法堂寺遺跡公園―神郷亀塚古墳―乎加神社―長勝禅寺―佐生城址(山中を歩く)―善勝寺―猪子山公園・ぶらり能登川楽市―伊庭の坂下し―能登川駅の約十キロ。解散は午後四時ごろ。

 参加無料。弁当、水筒、シート、雨具等は持参する。申し込みは、参加者名と連絡先を記入して(FAX0748―42―6335)へ送る。問い合わせは能登川町商工会(42―1158)へ。

 


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威風堂々 職人技光る

五個荘で「武者人形めぐり」

本陣再現―嘉永の武者セット
=変身コーナーも新登場=




▲商家伝来の人形が並ぶ「武者人形めぐり」
◆東近江・東近江市◆

 子どもたちの健やかな成長を願い、威風堂々の武者たちを並べた『商家に伝わる武者人形めぐり』が、東近江市五個荘金堂町の近江商人屋敷四館で始まった。また、江戸時代の武者に扮装する「鎧かぶと」の記念撮影コーナーも新登場し、連日、多くの観光客が訪れている。

 江戸時代から昭和にかけて作られた商家伝来の武者約五十セットを、商人本宅である近江商人屋敷の四館(外村繁邸、外村宇兵衛邸、中江準五郎邸、藤井彦四郎邸)で展示しており、重厚な中にも子を思う優しさが伝わってくる。

 宇兵衛邸では、同展の目玉となる嘉永年間の武者人形が展示され、陣幕と矢襖で囲んだ畳二畳分の広さに豊臣秀吉率いる本陣が再現。その両脇には槍持ち、旗持ち武将が構え、幕外には千成ひょうたんや陣太鼓、岩登り虎、駿馬、金太郎などが並ぶ。

 繁邸では、商い品・近江上布と関係の深い彦根藩主「井伊家の赤備え」の武者人形が出迎えるほか、清閑な顔つきの四代目宇兵衛伝来「武者セット」が展示されている。同作品は、明治時代に作られた応神天皇と旗持ちの狩り姿で、端正な顔つきと職人技の光る衣裳が美意識を刺激、見る者の心をつかむ。

 さらに、武者に扮装するコーナーも設けられ、記念撮影を楽しむ父子らで賑わっている。この鎧かぶとは、特殊な段ボールを使った職員手作りの逸品で、鋼の重厚感は本物と見間違うほど立派。

 五月二十八日まで。入館料は、藤井彦四郎邸が大人三百円。その他の三館は共通で大人五百円。開館時間は午前九時半〜午後四時半。月曜と祝日の翌日休館。問い合わせは五個荘観光協会(0748―48―2100)へ。

 


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