平成18年5月11日(木)第14409号

◆全県◆
流動化する県と市町の関係
トラウマになった豊郷小校舎問題
RD産廃処分場問題で住民が行政不信に
=動き出した知事選12・国松県政の実績(下)=

◆東近江・東近江市◆
五個荘緑の少年団
自然とふれあう清掃ハイキング
繖山大火災から5年
=緑化復旧活動に意欲=


◆東近江・東近江市◆
蒲生公民館受講生募る
興味の幅を広げる2教室
=よし笛とビーズアクセサリー=


◆東近江・日野町◆
土に触れ自然の恵み堪能
サツマイモ・ジャガイモ掘り起こし体験
=日野ダリア園 参加者募る=

◆東近江・近江八幡市◆
チャリティー講演会と書展
身体障害者療護施設建設へ
=近江八幡市で 酒井大阿闍梨迎え=


流動化する県と市町の関係

トラウマになった豊郷小校舎問題

RD産廃処分場問題で住民が行政不信に
=動き出した知事選12・国松県政の実績(下)=


▲ 2月に長浜市で園児2人が殺害された事件は、教育や地域コミュニティーの在り方に警鐘を鳴らすとともに、国松県政にも3番目のトラウマとなっている(殺人現場とされる農道に花を供える市民)
◆全県◆

 兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局が散弾銃を持った男に襲われ、記者が殺傷された事件から五月三日で十九年を迎えた。あの事件を契機にメディアは畏縮(いしゅく)し、現在の右傾化を許すことにもなった。一つの事件が、いまもメディアに精神的外傷(トラウマ)を残しているのだ。

 このような衝撃的な事件でなくても、行政対応がトラウマに発展することもある。豊郷町立豊郷小学校の校舎改築問題もその一つだ。大津地裁がヴォーリズの設計で建設された豊郷小の校舎解体禁止の仮処分決定をした直後の平成十四年十二月、校舎解体・新築を実施しようとする大野和三郎・豊郷町長らの指示で、業者は窓ガラスを割って校内に侵入し、解体工事に着手した。作業員が住民と衝突するシーンがテレビで全国に放映されたが、国松知事は決して動こうとはしなかった。

 「十二年四月に施行された国の地方分権一括法により、県と市町村は対等な関係になり、県が市町村を上から指導する立場にない」というのがその理由だった。結局、文部科学省の仲介で校舎保存が決まるという“てん末”になった。

 県内のある市長は「やはりあの時、国松知事には兄貴分として強いリーダーシップを発揮してほしかった。国松知事が傍観者に甘んじたことで、県と市町村との関係が流動化し、新幹線栗東新駅の建設費負担問題で大津市と甲賀市が県に反旗を翻すことにもなった」と指摘する。

 二つ目のトラウマは、産業廃棄物問題である。十一年十一月、栗東市小野のRDエンジニアリング社の産廃処分場から猛毒の硫化水素ガスが噴出した。県調査委員会(武田信生委員長)は原因究明のため、土壌や地下水の調査を実施。地下水からはダイオキシンやホウ素などの有害物質が検出されていたにもかかわらず十三年五月、県調査委員会は「総じて問題がない」とし、処分場を覆土する方針を打ち出して、住民から猛反発を招いた。

 さらにその後、土壌調査においても、環境省の検査方法では採取した有害物を乾燥させないのに、県は採取したものを一〇五度の高温で四時間乾燥させ、揮発性の有害物が確認できないとしていたことが住民の指摘で判明し、県は分析結果が正確でなかったことを認めた。同住民の行政不信は、旧志賀町(大津市)の栗原地先産廃施設計画問題にも飛び火していった。

 このような県担当者のボタンのかけ違いによる“過去のトラウマ”と真正面から向き合いながら、「県民との協働」という自らの理念に沿って大胆な新機軸を打ち出すことができるかが、いま国松知事に問われているのだ。【石川政実】

  〈連載第一部終わり〉


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五個荘緑の少年団

自然とふれあう清掃ハイキング

繖山大火災から5年
=緑化復旧活動に意欲=


▲清掃しながら繖山を登る五個荘緑の少年団の「自然とふれあうミニハイキング」
◆東近江・東近江市◆

 五七・二ヘクタールもの森林を失った「繖山林野大火災」から五年、ようやく草木が芽吹き始めた―。この焼け跡見学を通して、自然保護の意識高揚および緑化復旧活動を広げる五個荘緑の少年団の『自然とふれあうミニハイキング』がこのほど行われた。

 繖山林野火災は、平成十三年五月十九日、安土マリエート裏の遊歩道付近から出火し、斜面を吹き上げる風にあおられて安土町・旧五個荘町・旧能登川町方面へと延焼。近隣市町の消防署員、団員、職員、ボランティアをはじめ、滋賀・岐阜・三重・福井・奈良の各県防災ヘリ、陸上自衛隊ヘリによる消火活動が行われたが鎮火せず、五日間で延べ五七・二ヘクタールの森林を焼いた。損害額は一億千七百五十四万円。出火原因はタバコの投げ捨てとされる(未確定)。

 ハイキングは、今年度の入団式を兼ねて子どもたちの親睦と、保護者、地域ボランティア、県・市職員との交流を楽しみ、自然の素晴らしさを体感しながら緑の活動意識を高揚させるもので、小学四〜六年生の新団員ら約四十人が参加。山中での注意事項を受けた後、ゴミ袋を手に清掃ハイキングへと出発した。

 今年は、トンネル下のあじさい・さくら公園から川並町の結神社まで距離を延ばし、同社横の登山道から約一時間をかけて観音正寺に到着。地域の歴史を学ぶ城跡見学やネイチャーゲームを楽しんだあと、山頂の三角点から「繖山大火災跡」を眺望した。

 火災跡では、炭化した木の幹が所どころに残る中、芽生えたばかりの草花が風にそよいでおり、一変する環境に子どもたちは戸惑い気味。緑化復旧工事は進んでいるものの、元の姿に戻るには「何百年、何千年と掛かるかもしれない」(東近江地域振興局森林整備課職員)との話しを聞き、火災の恐ろしさを体感した。

 このあと、息も絶え絶えの地獄越えを通り、あじさい・さくら公園に帰着。これらの山道を何往復も行き来した決死の消火活動に感謝したほか、豊かな里山としての緑化・保全活動に意欲を燃やした。


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蒲生公民館受講生募る

興味の幅を広げる2教室

=よし笛とビーズアクセサリー=


◆東近江・東近江市◆

 東近江市立蒲生公民館は、“いつでも・どこでも・だれでも”が楽しめる学習環境を提供し、一人ひとりの生活をより豊かにする「平成十八年度公民館教室」のうち二教室の受講生を再募集している。

 再募集しているのは、息さえ吹き込めば誰でも音を出すことができるように工夫してある琵琶湖生まれの楽器を使う「よし笛教室」と、かわいらしさと美しさを兼ね備えおしゃれのワンポイントにもなる「ビーズアクセサリー教室」の二教室。

 受講希望者は、所定の申込書に必要事項を記入し持参するか、もしくは電話で申し込む。いずれの教室も定員になり次第締め切り。詳しくは、蒲生公民館(0748―55―0207)へ。

 なお、二教室の内容・開講日・時間・講師・定員・受講料は次の通り。

 《よし笛教室》内容・開講日=よし笛演奏の基本の形(六月十六日)高い音と低い音(六月三十日)腹式呼吸(七月十四日)タンギングその一(七月二十八日)タンギングその二(八月十一日)半音その一(八月二十五日)半音その二(九月八日)よし笛の二重奏その一(九月二十二日)よし笛の二重奏その二(十月六日)演奏発表会(十月二十日)▽時間=午前十時〜同十一時半▽講師=中村由紀子▽定員=十五〜二十人▽受講料=三千円(全回分)とよし笛代(六千八百円) 

 《ビーズアクセサリー教室》内容・開講日=プラ(メタル風)ビーズストラップ(六月十三日)デザインマンテルペンダント(六月二十七日)キットネックレス(七月十一日)カラクサパールリング(七月二十五日)ペネチアンビーズチョーカー(八月八日)クロスすかしパーツペンダント(八月二十二日)チャームブレスレット(九月五日)カボションネックレス(九月十九日)メタルパーツピアス(十月三日)フラワーリングのペンダント(十月十七日)▽時間=午前十時〜正午▽講師=西村美代志▽定員=二十人▽受講料=三千円(全回分)と材料代として一千五百〜二千円程度(一回)


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土に触れ自然の恵み堪能

サツマイモ・ジャガイモ掘り起こし体験

=日野ダリア園 参加者募る=


◆東近江・日野町◆

 日野町鎌掛にある日野ダリア園は、「さつまいもの根付と掘り起こし体験」と「じゃがいも掘り体験」の参加者を募集している。

 日野ダリア園では、栄養的にも非常に優れているサツマイモの根付と夏休み最後の時期に自分で植えた苗の掘り起こし体験ができる。植付日は十三日と十四日の二日間で、一区画(五株、掘り起こし代込み)一千円となっている。

 また、じゃがいも掘り体験は、ホクホク感が人気の品種“男爵”と“きたあかり”を自分の手で掘り起こし、とれたてのふかしたジャガイモが試食できる。開催日は、六月三、四、十、十一日の午前十時からと午後二時からの一日二回。料金は、一区画(九株=約五キロ)一千五百円。

 同園は、「営農スタイルで土に触れる体験を通して、家族やグループで自然の恵みを堪能してほしい」と参加を呼び掛けている。

 参加希望者は、名前・電話番号・住所・参加人数・区画数・予約日を記入し、ファックスまたは電話で申し込む。申し込みおよび問い合わせは、日野ダリア園(TEL・FAX0748―52―5651、携帯電話090―8823―2450)まで。


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チャリティー講演会と書展

身体障害者療護施設建設へ

=近江八幡市で 酒井大阿闍梨迎え=


▲酒井雄哉大阿闍梨
◆東近江・近江八幡市◆

 守山市に、今年九月に開設される県内五番目の身体障害者療護施設「(仮称)湖南ホームタウン」の建設支援のためのチャリティー講演会が、十五日午後二時から、JR近江八幡駅前のホテルニューオウミで、また、これに関連した「チャリティー大墨蹟展」が、十八日午後一時から二十一日午後六時まで県立男女共同参画センターで開催される。

 虎姫町の身体障害者療護施設「湖北タウンホーム」の運営母体である社会福祉法人滋賀県障害児協会の賛助組織「夢・同人」(松井佐彦代表)が開くもので、収益の一部を、新施設建設資金に充てる。

 講演は、世界一過酷といわれる比叡山千日回峰行を二回満行した比叡山長寿院住職の酒井雄哉大阿闍梨(さかいゆうさいだいあじゃり)が、「一期一会・道はるかなり」と題して、参加者の心に光明の火を灯す。

 講演会チケットは、ホテルニューオウミ(TEL0748―36―6666)で発売している。前売一千円(当日千二百円)。中学生以下・障害者は半額。定員二百人。

 大墨蹟展では、酒井雄哉師の書、掛け軸をはじめ、延暦寺・清水寺・東大寺・法隆寺・大徳寺など全国有名寺院高僧の墨蹟や色紙など多数を展示・販売(予約のみ、一部入札制)する。 


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