平成18年5月29日(月)

◆全県◆
昨年度中 虐待相談 過去最高645件
子ども家庭相談センターまとめ
防止法施行前の3倍超える
=暴行減少 ネグレストが急増=

◆大津・大津市◆
ボローニャがやってくる
=6月17、18日、びわ湖ホール=


◆東近江・東近江市◆
故・中島先生に感謝する集い
寄贈された多額の遺産で
楽器や図書など設備整う
=聖徳中=


◆東近江・東近江市◆
人生は実験なり―創意の旅人
初代南極越冬隊長
西堀栄三郎スピリッツ
シリーズ第2弾
=能登川博物館で開催中=


◆東近江・東近江市◆
「環境こだわり」へ攻めの農業
大中の湖ヒノヒカリ生産現場から
外来魚削減在来魚増殖リサイクル技術導入
=連携拡大の壮大な構想を付加=


◆東近江・日野町◆
悪質・危険・迷惑な放置駐車
6月1日から取り締まり強化
=改正法施行前に 日野町で警告カード!=


昨年度中 虐待相談 過去最高645件

子ども家庭相談センターまとめ

防止法施行前の3倍超える
=暴行減少 ネグレストが急増=


◆全県◆ 滋賀県下二か所(中央と彦根)の子ども家庭相談センターに寄せられた十七年度中の子供の虐待に関する相談状況によると、相談件数は前年度比七十九件増の六百四十五件に達していることが分かった。児童虐待防止法施行前の十一年度に比べ三倍以上、二年度の調査開始から最悪の件数となった。

 虐待の種別では、保護の怠慢・拒否(ネグレスト)が二百九十七件(前年度二百二十件)と全体の四六%を占めた反面、身体的虐待は二百二十五件(同二百五十二件)と前年を初めて下回った。心理的虐待が百八件(同八十件)、性的虐待は十五件(同十四件)だった。

 虐待を受けた児童の年齢別では、小学生が二百五十四件(同二百四十一件)と最も多く、三歳―就学前の百四十六件(同百十四件)、中学生百八件(百五件)と続き、三歳未満が百五件(同七十四件)と急増している。

 前年度一番多かった学校からの相談は百四十五件(同百五十五件)と減少した反面、市が設置する福祉事務所が百八十三件(同八十七件)と倍増している。続く町(九十七件)、家族(七十三件)、隣人・知人(四十五件)では、家族からが十五件も増えている。

 虐待者は、実母が四百十八件と前年度(三百四十五件)と同様に一番多く、全体の六五%弱を占めている。次いで実父百五十三件(同百四十四件)、その他(同居人・親戚など)三十七件(同三十件)と続く。相談うち立入調査に及んだのは十九件だった。

 十七年四月から市町が相談を受け付け、専門機関の子ども家庭相談センターが後方支援に回ったことで、実際の相談件数はさらに増え、千五百件を超えるものとみられる。全市町に設置の児童虐待防止ネットワークの機能強化で、未然防止に向けた早期発見・対応への取り組みを図りたいとしている。


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ボローニャがやってくる

=6月17、18日、びわ湖ホール=


◆大津・大津市◆

 県立芸術劇場びわ湖ホールは六月十七・十八日の両日、“ボローニャ歌劇場”びわ湖公演を開催する。

 北イタリアの名門、ボローニャ歌劇場が、最強のソリスト陣とともに待望の再来日。一九九八年、二〇〇二年に次いで三度目のびわ湖ホール公演で、本場イタリア・オペラの神髄を聞かせてくれる。開館以来、数々の海外オペラの名演を熱唱してきたびわ湖ホールが、自信を持って贈る二〇〇六年の超大型公演。

 十七日は、G.ヴェルディ作曲のイル・トロヴァトーレ。舞台は、十五世紀初頭のスペイン・アラゴン地方。ルーナ伯爵家の先代には二人の息子が生まれ、兄は現伯爵となった。しかし、弟は幼小の頃に行方知れずとなり、若君呪いの罪でひとりのジプシー老婆を火あぶりにした。その刑跡から嬰児の骨が発見されたが、捜査は続いていた。嬰児誘拐は、火あぶりの刑に処されることになったジプシー老婆の娘アズチェーナの仕業で、復讐のために母を焼く火の中にその嬰児を夢中で投じたが、実は、投げ込んでしまったのは我が子の方であった。

 十八日は、U.ジョルダーノ作曲のアンドレア・シェニエ。舞台は、十八世紀末フランス革命時のパリ。封建社会に対する民衆の不満をよそに、コワニー伯爵家では夜会が催される。下僕ジェラールも貴族社会に不満を抱きつつも、伯爵令嬢マッダレーナに密かな思いを寄せていた。招かれた詩人のアンドレア・シェニエは、マッダレーナに挑発されるが、即興詩で愛の尊さを諭し彼女に感動を与える。革命の五年後、革命は起こしたもののロベスピエールの恐怖政治の下となったパリ。没落した伯爵家のマッダレーナは、恋人を救おうと、今や革命政府のリーダーとなったジェラールを訪ね、嘆願する。問い合わせは、同ホールチケットセンター(電話077ー523ー7136)まで。


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故・中島先生に感謝する集い

寄贈された多額の遺産で

楽器や図書など設備整う
=聖徳中=



▲寄贈された楽器で演奏されたミニコンサート
◆東近江・東近江市◆

 旧町立八日市中学校(現在、聖徳中学校)を皮切りに東近江市内の小・中学校の教師として勤めた故・中島保典さん(昨年四月、八十歳で死去。五個荘新堂町出身)の遺産金の寄贈を受けた聖徳中学校で二十七日、「中島保典先生に感謝する集い」が行われた。

 故・中島さんは、退職後も学習塾を経営するなど、教育者としての人生を全うし、多額の遺産を遺した。「遺産は社会還元を」の遺言に基づき、教え子らが「中島保典先生の遺志を社会に生かす会」を結成して寄贈先と金額を検討。中島さんは、最初の赴任先であった聖徳中学校の前身・旧八日市中学に愛着を抱いていたことや教え子ら約七十人とも親交があったことから、聖徳中学校に遺産の四七%に当たる二、三○○万円が贈られた。

 寄贈を受けた同校では、吹奏楽団の楽器三十点と楽器収納庫、創設した保典文庫に図書一、五○○冊、放送や映像配信設備の充実など、教育設備の整備に充て、このほど、それらが全部整ったことから改めて中島先生に感謝の気持ちを伝えようと集いを開いた。

 午前十時から校庭で記念植樹が行われたあと、体育館で開かれた集いには、中島先生の教え子、在校生とその家族など約一二○人が参集した。 

▲寄贈の楽器で感謝の音色を響かせる吹奏楽部員
 あいさつに立った同生かす会代表の谷村巌さんが「中島先生は、私たちにはとても出来ない遺産を残された。(今回の寄贈は)偉い立派なことをやってくれたやないか、ときっと喜んでもらえると思います」とあいさつ、故中島先生の遺徳を偲んだ。これに応え川口正人校長が「多額な寄付により、立派な教育環境を整えてもらったことに感謝申し上げます。贈られた楽器の音色が大空におられる中島先生に届けばと思います。大切に活用させていただきます」と謝辞を述べた。

 続いて、教え子の一人で同会の中島伸男事務局長が生前の中島先生の思い出を紹介し、立派な人柄を偲んだ。

 このあと、生徒を代表して大八木大介生徒会長が「中島先生の遺志を受け継ぎ、大切に使っていきます」と感謝の言葉を述べた。

 最後に、寄贈を受けた楽器を使って吹奏楽部のミミニコンサート「保典の響き」が開かれ、故中島先生への感謝の気持ちを美しいハーモニーに替えて、体育館いっぱいに響かせた。


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人生は実験なり―創意の旅人

初代南極越冬隊長

西堀栄三郎スピリッツ
シリーズ第2弾
=能登川博物館で開催中=


▲西堀氏が南極で着用した防寒具、観測データー帳などが展示される館内
◆東近江・東近江市◆

 東近江市湖東地区にゆかりがあり、南極に昭和基地を築いた初代南極観測隊越冬隊長の西堀栄三郎さん(明治三十六〜平成元年)を紹介する企画展『西堀栄三郎スピリッツに学べ』が、同市山路町の市立能登川博物館で開かれている。六月四日まで。

 東近江市の誕生を機に、市内各地区を代表する偉人、出来事にスポットを当てるシリーズ展「鈴鹿から琵琶湖まで 東近江の個性いろいろ」の第二弾で、未知の世界に挑戦し続けた同氏の偉業を紹介している。

 西堀さんは明治三十六年、湖東地区出身の祖父母、両親のもとに京都府で生まれ、京都大学理学部を卒業後、同大講師、助教授を経て民間企業(東芝)に入社。真空管ソラを発明したほか、統計的品質管理手法を日本の産業界に持ち込んだ人物として知られる。

 また、日本人初の八千メートル級・マナスル登山や、チョモランマ登山隊総隊長を努めるなど、探検家のカリスマ的存在(日本山岳協会長)で、♪雪よ、岩よ、我らが宿り〜の「雪山賛歌」を作詞した。

 そんな西堀さんの夢である「南極探検」が叶ったのが、日本初の南極観測越冬活動。冬山経験のない研究者だけでは極寒の地での基地設営・観測は不可能であり、豊かな経験を持つ探検家&化学者の同氏が選ばれたもので、昭和三十一年十一月、南極観測船宗谷が東京晴海埠頭を出航。翌年二月から一年間、昭和基地を設営し、気象や地質、宇宙線観測、犬ゾリ調査旅行などの実績を残した。

▲発明した「真空管ソラ」の試作品
 しかし、離岸予定の三十三年二月一日、第二次越冬隊員を乗せた宗谷が氷に阻まれる事態が発生。二百キロ先の宗谷まで無事に帰還したが、越冬活動は中止となり、二次隊着任を想定していた樺太犬十五頭を残したまま帰国した。このうち、タロとジロは翌年の第三次観測隊に発見され、五十八年に映画「南極物語」として上映された。

 平成元年に永眠。主な著書に「品質管理実践法」「南極越冬記」「五分の虫にも一寸の魂」などがあり、新しい取り組みに対する心構え、部下の能力を伸ばす方法などを説いている。また、ゆかりの湖東地区には、同氏の足跡を紹介する「西堀榮三郎記念探検の殿堂」がある。

 同展は、探検の殿堂の全面協力を得たもので、同氏が南極で着用した防寒具や常用の机、塩分濃度などの観測データー帳をはじめ、南極出発前に家族にあてた遺言書、ヤルン・カン登頂時のビデオ映像のほか、発明した真空管ソラなど、探求心を持ち続けた生涯の資料約百点が並んでいる。

 また、西堀生誕100年を記念して住民らがつくったビデオ「まぁいっぺんやってみなはれ」の上映コーナーもある。

 無料。午前十時〜午後六時開館。月・火曜休館。問い合わせは同博物館(0748―42―6761)へ。


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「環境こだわり」へ攻めの農業

大中の湖ヒノヒカリ生産現場から

外来魚削減在来魚増殖リサイクル技術導入
=連携拡大の壮大な構想を付加=



▲田へニゴロブナの仔魚を放養する参加者
◆東近江・東近江市◆

 昨年開催された愛知万博で、農薬を使わず除草の工夫でカメムシを防除し、米の質を向上させる特許出願技術が「愛・地球賞」に輝いた、環境こだわり米「ヒノヒカリ」の生産に取り組むJAグリー近江・大中の湖ヒノヒカリ特許栽培生産部会は、今年度さらに、琵琶湖の生態系や環境保全を視野に入れた米づくりの実践で、商品評価のさらなる向上と、消費拡大をめざす。低迷が続く近江米の復興へ、攻めの農業展開が注目される。

 先日、大中の湖干拓地の特許出願技術で栽培されるヒノヒカリの水田に、滋賀県産の環境こだわり米や野菜を取り扱う奈良県の食品販売会社の社員ら三十人あまりが、田植えとニゴロブナの仔魚(しぎょ)放養体験に訪れた。

 地元農家の指導で、一列に並んで田植え作業を行ったあと、琵琶湖栽培漁業センター(草津市)で前日からこの日にかけて生まれたばかりのニゴロブナの仔魚(体長五ミリ程度)約十六万尾を放養した。最終的には約三十六万尾が放養される。

 「魚のゆりかご水田」(一・五ヘクタール)でニゴロブナの仔魚は、プランクトンが豊富で外敵からの恐怖にもさらされず、この田の水を落とす約一か月後までに、二〜三センチに成長する。この大きさになれば、外来魚に食べられることも少なくなることから、近くを流れる大同川から琵琶湖へ帰される。さらに、二―三年育てば、琵琶湖名産ふなずしに。同社によれば、奈良にもふなずしファンが多いそうだ。

 一方、琵琶湖で釣り上げられたり、捕獲され、回収されたブラックバスやブルーギルが、共同作業所で堆肥に加工され、NPO法人などによって販売・普及、環境こだわり農家の田畑で有機肥料として使用される。年間約三百トンが生ゴミとして廃棄されて来た外来魚を有効活用する。

 この一連のサイクルが、「外来魚削減・在来魚増殖リサイクル技術」であり、同部会と、担い手育成や耕畜連携などに取り組む大中の湖地域農業推進協議会が今年度から取り組む「大中の湖干拓地1000ヘクタールまるごとエコアグリミュージアム構想」で、国が来年度からスタートさせる「農地・水・環境保全向上対策」(補助金の環境直接支払制度)に向けた取り組みでもある。

 昨年の受賞にこの取り組みが認められることで、大中の湖産ヒノヒカリに対する「環境こだわり」の評価がさらに上乗せされ、消費者へのアピール度も高くなり、販売拡大につなげようというのだ。

 同社の東山律子さん(59)は、「滋賀県の環境こだわり農産物は進んでいる。実際に生産現場を見せてもらって、体験することで、消費者にも、実感として伝えられる」と話していた。

 同部会の生産農家は、昨年の三十四件五十八ヘクタールから、今年は四十三件八十ヘクタールに増加した。

 技術を指導する東近江地域振興局農産普及課西部経営指導担当の田中良典さんは、「釣人たちに、自分達の釣った魚で育った米のおいしさを、ぜひ味わってもらいたい」と、構想の成果に期待を寄せる。

 


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悪質・危険・迷惑な放置駐車

6月1日から取り締まり強化

=改正法施行前に 日野町で警告カード!=



▲日野町内の新興住宅地で法定駐車違反などの車両を取り締まる地域交通安全活動推進委員と警察官
◆東近江・日野町◆

 道路交通法の改正で六月一日から放置駐車違反に対する取り締まりが強化されるのを前に、日野町・旧蒲生町の地域交通安全活動推進委員と東近江警察署員が二十一日、違法駐車の多い日野町内の新興住宅地で警告・取り締まり活動を展開した。

●持ち主の責任追求
 使用制限命令も


 六月一日から施行される改正道路交通法では、新たに車両運転者だけでなく持ち主まで責任を追求し違反金の納付を命令できる“放置違反金制度”と、放置車両の確認と標章(駐車違反を示すステッカー)の取り付け業務を民間委託できる“駐車監視員制度”が盛り込まれた。

 具体的には、駐車違反のステッカーを取り付けられた運転者が出頭し、反則金を支払った場合は従来と同様の手順で責任追求されるが、運転者がステッカーを取り付けられた日の翌日から三十日以内に反則金を納付しない場合に、車の持ち主(原則として車検証の使用者の欄に記載されている人)へ放置違反金の納付命令が出される。違反金の金額は、運転者に課せられる反則金と同額。

 納付命令に従わず督促を受けても指定期限までに放置違反金および延滞金を納付しないときには、行政機関による差し押えなど強制的な金銭徴収も行われる。また、納付の督促を受けると、車検時に放置違反金の納付や強制徴収されたことを証明する書面を提示しなければ車検を受けることができず、たとえ検査が通ったとしても車検証を交付してもらえない。

 さらに、放置違反金納付命令を受けた車両が、ステッカーを取り付けられた日からさかのぼって六カ月以内に同様の納付命令を受けている場合は、公安委員会が使用者に対して車両の使用制限命令(上限三カ月以内)を出し、一定期間の運転を禁止することもできる。

●民間力生かし
 道路の安全確保


 民間力を活用し道路交通の危険回避と円滑性の保持を目的とした駐車監視員制度では、委託を受けた放置車両確認機関が有資格者の駐車監視員を選任する。駐車監視員は、巡回計画書に沿って二人以上一組で活動を行い、駐車時間の長短にかかわらず放置車両を確認した場合、携帯端末などで車両を撮影し違反データを入力後、ステッカーを取り付け、再度車両を撮影し、警察署の端末に違反データを登録する。県内では、大津市で試験的に導入されるという。

●啓発兼ねて巡回

 悪質・危険・迷惑な放置駐車違反の取り締まり強化を前に啓発も兼ねて、地域の安全確保に取り組んでいる日野地域・旧蒲生地域交通安全活動推進委員三人と東近江警察署員三人が、合同で日野町内の新興住宅地を巡回した。

 新興住宅地内には法定駐車違反や青空駐車している車両が多く、午前九時から同十時半までの間に、違法駐車車両約五十台に対して、警告カードを車両に貼付するとともに運転手に注意を促した。

 


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