平成18年6月3日(土)第14429号

◆全県◆
農産物検査も今年度から完全民営化
適正、信頼の検査実施へ
=滋賀農産物検査協同組合が総会=

◆東近江・東近江市◆
体長8〜10センチ
稚アユ2万匹を放流
=大物成長“期待大”7月解禁=


◆東近江・東近江市◆
動き出す 布引運動公園
地域防災拠点として整備
陸上競技場と多目的グラウンド
=21年完成 物資備蓄や救援基地に活用=


◆東近江・東近江市◆
初夏の風物詩
政所小学生が一番茶摘み
=住民と交流=


◆東近江・東近江市◆
こだわりを特産品に!
あかねちゃんガーネット
=蒲生地区内で栽培拡大中=


◆東近江・安土町◆
安全な土とおいしい野菜づくりから
生ゴミ減らし、人も町も健康に
=安土町 公民館教室から拡げよう=


農産物検査も今年度から完全民営化

適正、信頼の検査実施へ

=滋賀農産物検査協同組合が総会=



▲完全民営化へスタートを切った滋賀農産物検査協同組合の総会――グリーンホテルYes近江八幡で――
◆全県◆

 滋賀農産物検査協同組合(岡本甚太郎理事長、組合員三十人、東近江市市辺町)の第五回通常総会が、このほど近江八幡市中村町のグリーンホテルYes近江八幡で開かれた。

 総会には賛助会員を含む約五十人が出席。米麦などの農産物検査が、平成十三年度から五年間の国から民間への移行措置期間を終了し、今年四月一日から民営化に完全移行したことを受け、出席者は、完全民営化への認識を新たにした。

 開会のあいさつで岡本理事長は、「農業施策の変革の中、検査業務が完全民営化になりました。生産から流通まで考えた、信頼できる組合づくりを」と、適切な検査業務の運営を出席者に呼びかけた。

 総会では、平成十七年度の事業から、検査員班体制の確立、農産物検査員に新たに十七人を認証、「滋賀のお米」商標登録の差し戻し(本年度再挑戦)、県農産物検査民営化推進協議会を県農産物検査協議会に移行など、民営化への取り組みなどが報告されたほか、今年度、米穀検査二十三万袋、検査実務研修会や鑑定会の開催などに取り組むなどを確認した。

 引き続いて開かれた研修では、滋賀農政事務所の鎌田広行消費流通課長から、滋賀県では四つの登録検査機関、二百五十人の農産物検査員に移行が完了しており、日ごろの鑑定訓練の継続、公正かつ中立的な検査の実施、JAS法との関連から銘柄検査の適正化など、信頼性確保の重要性が改めて強調された。

 また、全国農業組合連合会滋賀県本部検査技術指導士の志賀忠男氏からは、米を取り巻く様々な制度的・社会的構造変革下の米消費、近江米の実力低迷における抜本的な品質改良の必要性など、現場が抱える問題の中での民営検査のあり方、生産指導や消費者の声を反映できる地域の実情にあった検査に向けて、技術だけでなく、情報や知識の習得が不可欠との提案が行われた。


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体長8〜10センチ

稚アユ2万匹を放流

=大物成長“期待大”7月解禁=



▲7月の解禁を前に放流される稚アユ
◆東近江・東近江市◆

 愛知川上流漁業組合(川上喜久雄組合長)は先月三十一日、元気いっぱいの稚アユ約二万匹を、東近江市永源寺東部地域の愛知川上流に放流した。

 七月の鮎釣り漁の解禁を前に毎年行っている放流で、透明度の高い川の美しさと、アユ釣りの醍醐味が味わえる貴重な場として待ち焦がれる愛好者は多い。また、同地で育った鮎は、天然アユ特有の香りが冴え、美味しい鮎として人気がある。

 この日は組合員十人が本流と支流の十五カ所を順次移動していき、八〜十センチに育った稚アユ二万匹(約二百キロ)をバケツに分けて放流。例年なら川岸に戻ってくる稚アユたちだが、今年は水温が十三度と温かいためか、すぐに馴染んで元気よく泳ぎ、清流に銀輪を煌めかせていた。

 川上組合長は「今年は水温が高く、稚鮎の成長がよい。七月には大物に成長すると思うよ」と話し、期待度は高そう。再来週十七日には、約一万匹(約三百キロ)の成魚が放流される。

 解禁日は、友釣りが七月二日、えさ釣り同九日、シャクリ八月六日。時間はいずれも夜明けから。

 遊漁料は日券二千円、年券六千円。永源寺地区政所町の組合事務所(0748―29―0018)と周辺の各販売所で購入できる。


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動き出す 布引運動公園

地域防災拠点として整備

陸上競技場と多目的グラウンド
=21年完成 物資備蓄や救援基地に活用=


▲布引運動公園(芝原工区)の計画平面図
◆東近江・東近江市◆

 東近江市は、五年以上も停滞していた布引運動公園(芝原工区)の整備に乗り出し、五日開会の六月議会に建設工事契約(五億二千二百万円)に議決を求める。陸上競技場と多目的グラウンドを設けるほか、災害用物資の備蓄や輸送を行こなうための災害救援活動の拠点ともなり、二十一年度中の完成を目指す。

 主要地方道石原八日市線を挟んで、布引体育館東側の芝原工区(面積約十八ヘクタール)には、全天候型四百メートルトラック八レーンを備えた公式の陸上競技場(四・五ヘクタール)を整備する。

 一方、多目的グラウンド(四ヘクタール)は、ソフトボールなら四面、野球二面(少年野球は四面)、サッカーコート二面が取れる大きさで、競技場観覧スタンドの下は、事務所や用具庫のほか、災害用物資の備蓄倉庫などに活用される。

▲工事中の公園進入道路
 国が本年度に地域防災拠点となる防災公園の創設を打ち出したことから、南海・東南海地震防災対策推進地域の指定を受け整備するもので、災害時には円滑な救援活動・物資輸送を行う災害活動拠点としての役割を担い、都市の安全性確保を高める公園ともなる。

 災害発生時には自衛隊、消防部隊、ボランティアなどの救援救護活動の前線基地となる。また、緊急輸送道路や避難場所とのアクセス確保とともに、広域防災拠点や他地域からの救援物資輸送の中継基地としての機能も備える。

 具体的には、競技場と多目的グラウンドをヘリポートやボランティアなど救援部隊の活動拠点として活用し、スタンド下の備蓄倉庫には救助用資材や食料、耐震性貯水槽に飲料水や生活用水を確保する。このほか、駐車場は物資の集積・配送拠点などに使われる。


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初夏の風物詩

政所小学生が一番茶摘み

=住民と交流=



▲陽気のなか、新芽を摘み取る政所小学生ら
◆東近江・東近江市◆
 新茶の季節を迎えたお茶の産地・東近江市政所町で、市立政所小学校の全校児童十六人と、教諭や保護者、地域住民ら二十五人による一番茶摘みが行われた。

 初夏の風物詩ともなっている同校の茶摘みは、地域の特産品や歴史に触れる学習として三十年以上も続けられている行事で、学校近くの茶園約二アールを借りてお茶を栽培し、柔らかに伸びた新芽を手摘みしている。

 この日は汗ばむほどの晴天に恵まれ、児童たちは、昔の茶摘みの様子や摘み方のコツ、摘み取り後の作業などを教えてもらいながら、丁寧に摘み取り、約三時間後には五十五キロの茶葉を収穫。さっそく、近くの茶工場(JAグリーン近江永源寺支店)で製茶し、爽やかな香りを楽しんだ。

 摘み取ったお茶は、児童会主催の全校行事「チャムチャムパーティ」で味わうことにしており、手伝ってもらった地域の人々を招いて、学年の出し物やゲームなどで楽しいひと時を過ごす。

 政所のお茶は「宇治は茶所、茶は政所」と謳われるなど、信楽のブランド・朝宮と並び賞される銘茶で、永源寺東部地区の政所・九居瀬・黄和田・箕川・蛭谷・君が畑を「政所六ヶ畑」と称し、江戸時代初期から生産量が増大。風味に富み、手摘みが主流の煎茶に仕上げている。


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こだわりを特産品に!

あかねちゃんガーネット

=蒲生地区内で栽培拡大中=



▲ビニールハウス内で赤く色付いたトマトから収穫する向井さん(東近江市市子松井町で)
◆東近江・東近江市◆

 こだわりの味を蒲生地区の特産品にしたい―。東近江市内蒲生地区でビニールハウスでのトマト栽培が広がりを見せている。県外での物産展や道の駅びわ湖大橋米プラザなどへも出品し、高い糖度と食べごたえのある引き締まった実が好評を博している。一大産地を目指す蒲生地区の栽培農家を取材した。

 栽培されているトマトの品種は、「あかねちゃんガーネット」というミニトマトで、まだ市場には出回っていない。店頭でよく目にする丸いミニトマトと違って、先のとがったロケット型が特徴で、フルーツのような濃厚な甘味が口いっぱいに広がる。

 このあかねちゃんガーネットは、平成十一年に旧蒲生町の特産品開発の一つとしてビニールハウスでの栽培がスタート。同十二、十三年に一般農家、続く同十四、十五年には町役場が挑戦、同十六年から知的障害者通所授産施設いこい会のいこい作業所が取り組み、現在では蒲生地区内の一般農家四軒がハウス栽培に乗り出している。

▲ロケット型が特徴的な「あかねちゃんガーネット」
 東近江市市子松井町の向井静雄さん(68)は、昨年十二月の種まきから栽培に初挑戦し、ビニールハウス内のあかねちゃんガーネット約一千五百株に鈴なりのトマトを実らせた。

 「『おいしい』との一言が励みになり、もっとおいしい物を提供したいという気持ちがわいてくる」と語る向井さんは、マルハナバチによる受粉や化学肥料を使わない自然農法で、葉と対話しながら水やりの量も加減し、トマト本来の高い糖度(九度以上)と適度な酸味を引き出す。

 今年は夜間の冷え込みと日照時間不足で成長が若干遅れているものの、五月中旬頃から収穫作業を始め、次々とあかねちゃんガーネットが真っ赤に色付き、食べ頃サインを発信中だ。

 手間ひまかけるこだわりの農法と味で、農業のベテランたちが特産品開発に燃えている。

 


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安全な土とおいしい野菜づくりから

生ゴミ減らし、人も町も健康に

=安土町 公民館教室から拡げよう=



▲長谷川さん(左)の指導で「EMぼかし」づくりに取り組む受講生――安土町公民館で――
◆東近江・安土町◆

 安全でおいしい野菜を家庭でつくりながら、生ゴミの減量や環境問題、、町財政問題などについても取り組もうという安土町公民館講座「土つくりと有機野菜の栽培教室」が、このほど開講した。

 米ぬかや油かす、魚かすなどと、有機物を発酵分解させる働きのある微生物でつくられた土壌改良微生物資材のEM1を混ぜ合わせてつくった「EMボカシ」を使って、生ゴミの発酵処理による堆肥づくり、畑に投入しての土つくり、四季の野菜づくりに、一年間取り組む。

 同町上豊浦の長谷川由蔵さん(68)が指導に当たり、十五人の受講生は、それぞれの畑での実践や現地研修などの体験を重ねることで、理解を深め、技術を習得する。

 第一回は、「EMボカシ」の作り方や、生ゴミ処理用バケツでの「EM生ゴミ発酵堆肥」のつくり方の講習が行われ、受講者は質問したり、手で感触を確かめるなど、熱心に取り組んでいた。

 草津市職員だった平成五年に同僚とEMボカシの普及、啓発を手がけ、十二年には「びわこEMLove」を立ち上げ、活動を続ける長谷川さんは、「生ゴミの減量は、ダイオキシンや焼却燃料の減量、町の経費削減に、また、安全な土づくりは町民の健康、子供達の食育や環境学習にもつながる。受講生から地域へ実践の輪を広げたい」と、単なる趣味の教室をめざしているものではないことを強調した。

 


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