平成18年7月12日(水)第14462号

◆全県◆
女児虐待死の悲劇繰り返すまい
中央子ども家庭センター県内現状と防止策
=滋賀報知新聞社と一問一答=

◆東近江・東近江市◆
「音楽の散歩道」
オカリナ演奏と朗読
=あす 蒲生公民館で=


◆東近江・東近江市◆
にぎわい里山づくり条例
東近江市 環境審議会が答申
人と自然を結ぶ環境学習の場
=暮らしに添った保全活動を支援=


◆東近江・東近江市◆
園児親子の
「食と健康」教育講座
=食生活の大切さ学ぶ=


◆東近江・東近江市◆
蒲生地区主張大会
小中学生15人が発表
=大人が心の叫び受け止める!=


女児虐待死の悲劇繰り返すまい

中央子ども家庭センター県内現状と防止策
=滋賀報知新聞社と一問一答=



▲事件を受けての県の記者会見(7月6日)
◆全県◆

 二歳のいたいけな女児の命が奪われた高島市の虐待死事件(七月五日)。県内の虐待相談件数が毎年増え続けるなかで、県が防止強化に乗り出そうとした矢先だった。今後、悲劇を繰り返さぬよう、事件を検証している県中央子ども家庭センターに現状と防止策を聞いた。

 ----県内の十七年度虐待相談件数は、過去最高の六百四十五件だった。

 とくに〇│三歳児の育児放棄(ネグレクト)が増加傾向にある。身近な市町窓口で相談できるようになったのが背景の一つだが、全国的にみて滋賀県が増えている。核家族化の進行とともに、一人で悩まず外に相談する意識の変化がある。

 ----虐待はどこの家庭でも起こりうるか。

 誘因があれば起こる。例えば、仕事から疲れて帰宅し、やっと眠むろうとした途端、子どもが夜泣きをした場合。「かわいそう」と思わず、「うるさい」と怒る人もいる。夜泣きや行動が遅い、ハンディーなど、大人をイライラさせる誘因を子どもは元来もっている。親が上手に対応できればよいが、積もれば思わぬ行動に出ることもある。

 ----母親に子育ての重圧がある。

 子育てを母親任せにする風潮がまだ根強い。夫が仕事で留守の間、母親は子どもと向き合わねばならない。世間体を気にして外に相談せず、ストレスを溜めれば爆発する。母親も社会的被害者といえる。夫が積極的に育児参加しつつ、母親の労をねぎらうことが大切。祖父母が同居、あるいは近くにいれば協力してもらいたい。

 ----今回の事件をどうみるか。

 女児を乳児院から自宅にもどすまで、家族との外泊で様子をみていたが、良好な状態だった。帰宅後、育児放棄の可能性のみを考え、県・市で自宅訪問を繰り返したが、結果的に母親にも女児にも会えなかった。このため暴行を見抜けず、対応が後手に回った。完璧に対応していたかと問われると、そうでなかったかもしれない。近所からの通報もなく、知っていれば動いていた、と悔やまれる。

 ----県内の虐待防止ネットは。

 県(『虐待ホットライン』077-562-8996)だけでなく、身近な市町にも相談窓口があり、恥ずかしがらず、悩みを素直に出してほしい。相談を受ければきちんと対応する。また、市町保健センターの乳児教室などに参加し、子育て不安を話し、家族で実行するのもいい。また住民は、虐待の恐れが近隣である場合、市町へ通告する法的義務がある。


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「音楽の散歩道」

オカリナ演奏と朗読

=あす 蒲生公民館で=


▲蒲生地区青少年の主張大会でオカリナの二重奏を披露する梶原夫妻
◆東近江・東近江市◆

 音楽を聞きながらリラックスタイムを過ごす「音楽の散歩道」が、十三日に蒲生公民館小ホールで開催される。開催時間は、午前十時から同十一時半まで。

 今回は、平成十六年に夫婦で“響々(ゆらゆら)”というオカリナ演奏グループを結成して、老人ホームなどで演奏活動を行っている梶原雅さん=蒲生地区在住=が、心にスッと入り込むような澄んだオカリナの音色を響かせて参加者を魅了する。また、奥出祐子さんによる朗読も行われる。

 案内人は東岸佐優里さんで、生演奏を聞いた後はお茶を飲んで一息つき、最後に参加者全員でお腹から声を出して歌い、ストレスを発散する。

 参加費は、お茶代込みで三百円。詳しくは、蒲生公民館(0748―55―0207)へ。


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にぎわい里山づくり条例

東近江市 環境審議会が答申
人と自然を結ぶ環境学習の場
=暮らしに添った保全活動を支援=


◆東近江・東近江市◆

 東近江市の里山づくりで諮問を受けていた環境審議会(会長・小林圭介滋賀県立大名誉教授)は、このほど「にぎわい里山づくり条例」を中村功一市長に答申した。市民の豊かな環境と風土づくり条例の理念に基づき策定の条例案は、九月議会に提出され審議される。

 諮問に際して、市内の里山保全活動団体メンバーや学識経験者らで構成の里山を考える懇話会(小椋純一会長)によって、基本的な方向性が示され、これをたたき台に同審議会が答申書をまとめた。

 条例は、里山の保全を図ることを目的の一つにしているが、保全だけでなく、里山を人と自然を結び付ける場、いわゆる環境学習の場などとして活用する「里山づくり」を推進する狙いを持つのが特徴。

 これに添って、里山保全活動団体への支援も行うが、現代社会にふさわしい形で暮らしと結び付いた里山を取り戻そうとする視点や、市民が保全活動に参加することを通じて人と人との交流を深め、楽しみながら活動を続けることによって元気な人を育むなど、他の自治体にない視点も盛り込まれている。里山保全を目的にした条例は、高知市と千葉県の二例に過ぎず、里山を交流の場に位置付けたのは全国で初めて。

 市は、里山づくり施策の実施ほか、保全団体が取り組む持続的な活動へ支援を行い、市民へは里山づくり活動への主体的な参加、活動団体には市の施策と連携した里山保全活動を求めている。

 このほか、にぎわい里山づくり団体の認定、守り育てたい里山の指定、保全活動によって生じる資源の利用推進、里山を活用した環境学習や体験学習などヘ必要な措置を講じるとした。

 また、里山づくりへの調査、研究にも取り組み、里山以外の森林保全活動と連携を密にし、人・技術・資源の交流を図リ、相互の保全活動を効果的に推進しながら、多様な自然の健全な存続へも配慮を求めた。


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園児親子の

「食と健康」教育講座

=食生活の大切さ学ぶ=




▲親子で学ぶ「食と健康」教育講座
◆東近江・東近江市◆

 東近江市立八日市寺幼稚園(同市寺町)でこのほど、親子対象の『「食と健康」教育講座』が開かれた。

 中高年層から多く発症する糖尿病、動脈硬化、高血圧症などの成人病が近年、小さな子どもたちにも見られるようになり、「小児成人病」としてクローズアップされている。ある報告では、小学生の二〇〜四〇%がすでに成人病予備軍であるとされ、動脈硬化が認められる例もあるという。

 このため、「食」と「健康」の関わりを学ぶことで子どもたちの体を守ろうと、家庭・学校・社会が一体となった食育の普及活動が進められ、各地では、地場産の学校給食利用運動などが展開されるようになっている。

 同市では、教育現場に食育を広げることで「健康な食」と、安心安全の「地域農業」の理解を広めようと、市内の保育園十三園(全十八園)と幼稚園十六園(二十三園)で教室を計画しており、寺幼稚園はその第一弾として開催。三〜五歳児とその保護者約四十組が参加した。

 この日は、市内の栄養士ボランティアグループ「ぴーまん食楽部(くらぶ)」(大田初代代表)の協力を得て、“朝ごはんを食べよう”“地元産のお米を食べよう”をテーマにした紙芝居「がいこつめがね」や、親子クッキング(フルーツ白玉、ごはんのおやきなど)が行われ、楽しみながら食生活の大切さを学んでいった。


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蒲生地区主張大会

小中学生15人が発表

=大人が心の叫び受け止める!=



◆東近江・東近江市◆

 自分自身と少しずつ向き合い始めた子どもたちが日頃抱いている思いを言葉にして語る「平成十八年度蒲生地区青少年の主張大会」(東近江市青少年育成市民会議蒲生支部主催)が、あかね文化ホール大ホールで八日に開かれ、来場者約二百人が発表者の思いを心で受け止めた。

 冒頭、同支部・藤林茂支部長が「非行少年が増加する背景には、規範意識の低下以外に、大人の無関心が挙げられる。子どもたちの生の声を聞いてほしい」と呼び掛け、企画段階から携わってきた朝桜中学校生徒の司会進行でスタート。

 発表者は、小学四年から六年まで九人と中学一年から三年まで六人の計十五人。スポットライトで照らされた大舞台に緊張感をにじませていたが、自分で書いた原稿の半ばにも入ると、同級生や家族、地域住民らが駆け付けた観客席を見て落ち着いた様子で語り掛けた。

 小学生の部では、琵琶湖を通して感じた環境問題や将来の夢、スポーツ少年団の活動に関するテーマが多く、両親への感謝の気持ちや上級生の思いやり、学校の取り組みで実感した仲間の大切さなどを取り上げた発表から他者を思う心が垣間見えた。

 また、中学生の部では、自分の好きなことを仕事につなげたいという職業観や社会と自分との接点を見つめ直す発表が大半を占め、進路選択などに悩みもがきながらも前を向こうとする心の葛藤が伝わってきた。

 審査の結果、最優秀賞には、小学生の部がサッカーの試合で決定的なミスをして負けたとき仲間の温かい言葉に励まされ自信を取り戻したという蒲生西小六年の土田祥生君、中学生の部が同世代の少年たちがなぜ犯罪を犯すのかに焦点を当て「皆が周りの人たちを思いやり、悲しい思いをさせなければ少年犯罪の大きな栓になるのではないか」と訴えた朝桜中三年の安井麻侑子さんがそれぞれ輝いた。安井さんは、県大会予選へと進む。

 なお、大会結果は次の通り(敬称略)。

 【最優秀賞】小学生の部=「決して責めなかったチームメイト」土田祥生(蒲生西小六年)▽中学生の部=「ストッパー」安井麻侑子(朝桜中三年)

 【優秀賞】小学生の部=中江真利(蒲生東小四年)市川陽菜(蒲生西小四年)吉岡里佳子(蒲生北小四年)安次嶺秀一(蒲生東小五年)山本萌依(蒲生西小五年)日野慧(蒲生北小五年)村田恵里花(蒲生東小六年)増倉一磨(蒲生北小六年)▽中学生の部=向當楓(朝桜中一年)松田将悟(同一年)島田茜(同二年)山中美早紀(同二年)岡田康平(同三年) 


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