平成18年8月12日(土)第14489号

◆湖南・栗東市◆
恒久平和への誓い新たに
広島・長崎原爆/戦中ポスター/雑誌
=県内各地で祈念展開催=

◆東近江・東近江市◆
八日市飛行場と兵士たち
史料が語る戦争の悲惨さ
=八日市文芸会館で 平和祈念展=


◆東近江・東近江市◆
夏の盛り
1万本が開花
=ヒマワリ園=


◆東近江・竜王町◆
道の駅竜王かがみの里 新展開!
近江牛パンやバーベキュー 盛況
=きょうから 夏休みお盆イベント=


◆東近江・近江八幡市◆
先生のものづくり体験
八幡工業高校で54人
今年度から初任者研修に導入
=本質や達成感、指導方法学ぶ=


◆東近江・安土町◆
町内児童と老ク連のふれあい
戦争語り継ぎ、明るい未来へ
=第1回「安土さざなみ」子どもサミット=


恒久平和への誓い新たに

広島・長崎原爆/戦中ポスター/雑誌
=県内各地で祈念展開催=


▲戦意高揚する戦中のポスター(栗東市)
◆湖南・栗東市◆

 栗東歴史民俗博物館(栗東市小野)は、二十七日まで「平和のいしずえ展」を開いている。同展ではアジア・大平洋戦争期、国民の戦意高揚を狙って作成されたポスターを展示し、その時代背景を解説する。

 ポスター製作にあたった国の情報局は、情報・宣伝・文化を統制した。製作には、民間業者が政府の委託を受けて手掛けたものも多く、写真、文章の配置、文字の字体など巧妙に計算し、見るものを圧倒させるものが多い。

 昭和十六年に製作された「敵の巨艦を海底に!」は、手前に見える戦艦が水しぶきをあげて勢いよく進みながら、煙を噴いて大砲を発する構図。赤色の字で勇ましいスローガンが、モノクロのポスターに躍っている。

 学芸員の大西稔子さんは「戦中の宣伝は、新聞、ラジオ、ポスター。とくにポスターはストレートに感情に訴える効果があり、子どもから大人まで広く影響を与えた」と話している。

 また、大津と彦根の両市は、広島平和記念資料館の協力を得て、原子爆弾をテーマにした展示を行っている。

▲戦地の状況を伝える写真雑誌(湖南市)
 大津市の「広島・長崎原爆展」は十五〜二十日、和邇文化センター(大津市和邇高城)で開かれる。内容的には、写真パネル三十枚、ビデオコーナー、図書コーナー、折り鶴コーナーを通じて、戦争のむごさを知ってもらう。

 一方の彦根市では市役所一階ロビー(彦根市元町四)で、十八日まで「ヒロシマ原爆展」を行っている。熱線で溶けてぐにゃぐにゃになった化粧ビンや、大やけどを負って息絶えた男子生徒(12歳)のシャツなど二十点のほか、体験者が描いた被爆直後の広島の風景、被爆証言を収録したビデオ放映など通じて、原爆の恐ろしさと被爆者の苦しみを伝える。 

 湖南市立甲西図書館(湖南市中央五)は、十三日まで「戦争と平和展」を開催。会場に並べられているのは、日中戦争の戦果を伝える当時のグラフ雑誌や、兵士が戦場に携帯していた軍人訓や武器取り扱い書など、県所蔵資料百点。

 担当する同館職員の井上勝さんは「戦争は、狂気の部分と、国民を情報操作する冷徹な部分が同居した」と語っていた。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


八日市飛行場と兵士たち

史料が語る戦争の悲惨さ

=八日市文芸会館で 平和祈念展=



▲八日市文芸会館で始まった東近江市平和祈念展
◆東近江・東近江市◆

 悲惨な戦争体験を残された貴重な記録資料とともに伝え、改めて恒久平和を祈る「東近江市平和祈念展」(同開催実行委員会主催)が八日市文化芸術会館で始まった。十七日まで(十四日は休館)。入場無料。

 十五日の終戦記念日を前に、どうして戦争が起こったのか、また、国民がどんな被害を負ったのかを史実に基づいて問い直し、歴史認識の風化によりその多くの犠牲が決して無駄にならないよう毎年開かれている。

▲展示史料に見入る来場者
 今年は、「八日市飛行場と兵士たち」をテーマに、日本の民間飛行場の草分け的な存在だった八日市飛行場が、軍飛行場に変貌していった過程や戦争の激化とともに攻撃の的となっていった経過、住民の犠牲、東近江市内から出兵していった兵士が戦死に至るまでの軌跡など、遺族や関係者から提供された資料で振り返る内容となっている。

 中でも、昭和二十五年(一九五○)七月二十五日早朝、ラジオ体操の帰り機銃掃射でなくなった東近江市石谷町の兄弟に送られた市原西国民学校長や同級生の弔辞文、飛行第三連隊が置かれた八日市飛行場とその歩みが分かる記録写真、飛行機に搭載されていた燃料タンクなどの部品、東近江市内に投下された爆弾の破片、出兵を祝う旗、戦地から届いた手紙などが展示されている。

 また、こうした戦争体験を後世に伝え、平和な社会の大切さを訴える平和祈念館のマスタープラン概要パネルの掲示や市内の戦跡巡りと八日市飛行場のビデオ映像、聖徳中学生が修学旅行で訪れた長崎での平和学習の成果の発表も行われている。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


夏の盛り

1万本が開花
=ヒマワリ園=




▲満開を迎えたあいとうマーガレットステーションのヒマワり園
◆東近江・東近江市◆

 あいとうマーガレットステーション東隣の田んぼのヒマワリが満開を迎え、ギラギラ照りつける真夏の日差しとともに夏らしい景観を創り出している。

 毎年、ヒマワリ園として開放され、ことしも約二、五○○平方メートルの休耕田にハイブリッドサンフラワーの品種約一万本が植えられた。梅雨が長引いた七月中旬の長雨に見舞われたため開花が遅れていたが、八月に入って咲きそろった。

 ゲートをくぐって園に入ると迷路が楽しめるほか、摘み取って(五本二百円)持ち帰ることもできる。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


道の駅竜王かがみの里 新展開!

近江牛パンやバーベキュー 盛況

=きょうから 夏休みお盆イベント=



▲自然の風を感じながらバーベキューが楽しめるデッキ「未知食茶」
◆東近江・竜王町◆

 竜王町鏡にある道の駅竜王かがみの里(林正治駅長)が、先月から同町の特産を生かした新たな目玉商品として「近江牛入り焼肉パン」(土、日曜日限定)の販売とレストラン横の屋外に「バーベキューデッキ未知食茶(みちくさ)」をオープンさせ、家族連れなどで賑わっている。

 地域振興の拠点施設である道の駅竜王かがみの里には、同町内の農家が愛情込めて育てた新鮮野菜や旬の果物、加工品を販売するスペース以外に、地元の女性六人が手掛けるパン工房がある。

 パン工房はガラス張りになっているため、女性らが手作りしている工程が見学でき、焼きたてパンも購入できる。同町の特産を生かした新商品をと、今回、女性らが考案したのが“近江牛入り焼肉パン”。

 ぶつ切りの近江牛とタマネギをタレで炒め、白胡麻で風味付けし、肉汁を逃さないおいしい食パン生地で包んだ逸品。土日限定販売で、初めて店頭に並んだ日には、用意していた二十個が午前中で完売し、急きょ、翌日に販売する予定だった二十個を焼き上げるほど好評を博した。販売は九月三日までで、一個二百五十円。

▲近江牛入り焼肉パンとマンゴーを練り込んだメロンパン(パン工房の新商品)
 林駅長は「地域振興の視点から、特産品を生かしたオリジナル商品の開発を進め、道の駅内の空間も有効活用して販売促進につなげたい」と意欲的で、今年初めてレストラン横のテラスを広げて屋外にバーベキューデッキを設けた。

 先月二十八日にオープンしたバーベキューデッキ「未知食茶(みちくさ)」は、毎週金、土、日曜日午後六時から同九時までのみの開設で、屋外テント内で約五十人が一度に楽しめるスペースが確保されている。

 自然の風を感じながら、地元産の新鮮野菜や肉、ご飯などがセットになったバーベキューが満喫できる。料金は一人前三千円で、完全予約制。

 さらに、十二、十三、十四日の三日間は「夏休みお盆イベント」が催される。具体的には、子どもたちに人気のふわふわパノラマラビット(無料)やドラゴン屋台村の出店、旬の果物の対面販売、ランチバイキング(大人一千円、子ども七百円)、京都新風館で人気のアクセサリー販売、野菜ビンゴゲーム、日本チャンピオンのシュウが作るバルーンプレゼントなど盛りたくさん。

 バーベキューの予約および問い合わせは、道の駅竜王かがみの里(0748―58―8700)まで。

 


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


先生のものづくり体験

八幡工業高校で54人

今年度から初任者研修に導入
=本質や達成感、指導方法学ぶ=



▲スライド式本立てづくりに取り組む教諭
◆東近江・近江八幡市◆

 年度採用された先生たちが、「ものづくり」の大切さや楽しさを体験を通して学ぶ研修が、県立八幡工業高校(近江八幡市西庄町)で、このほど開かれた。

 県教委では、昨年度まで県内の農業高校で初任者研修を実施してきたが、今年度から工業高校での研修が新たに加わった。

 研修は、小学校・中学校・高校・養護学校などの新規採用教員百六十三人が八幡、彦根、瀬田の県立工業高校三校に分かれて、行われた。

 八幡工業高校では五十四人が、自分達の選択した機械科、電気科、情報電子科、建築科、環境化学科で、それぞれ風鈴、雨降り警報器、電子サイコロ、スライド式本立て、プラスチックメッキによるキーホルダーづくりの課題に取り組んだ。

 作業は、金属棒の切断・焼き入れ、基板づくり、電気メッキなど、これまで使ったことのないような道具や機器も使って、素材からの部品づくり、加工、製作を体験した。

 先生たちは、同校教諭の指導により、慎重に、真剣に、そして、なかなか思い通りにできない自分自身に戸惑いながら作業を続け、一つの製品ができるのにどれだけの工程や作業、労力や時間、また、そのための技術力や知識が必要なのかを実感し、作品が完成すると、その喜びや達成感をじっくりとかみしめていた。

 研修最後に各科から代表が、「自分でやってみてはじめてものづくりの難しさを実感できた。子どもたちに手を使って作業させることが大事だとわかった」「ていねいに指導していただいたおかげで何とかできました。根気がいることも、ものづくりの楽しさ実感できた。子どもが作業の途中で投げ出したくなる気持ちもわかった」「ほめられるとうれしく、子どもたちにもほめることは重要。苦労して作ったうれしさもわかった」「少しの違いやズレが通用しない厳しさ学んだ」「難しいことを理解して作っている人がいる、ものづくりを支えている人がたくさんいることを知った」「計る、切る、組み立てるでそれぞれズレができ、一ミリの差が大きな差になる。簡単なことが、ほんとに難しいと実感した。理解できるまでていねいな教え方実践に」「作業を怠ると美しい製品にならない」「ものをよりよく見せたい思いが技術を進歩させてきたのだと感じた」など、感想を発表した。

 最後に、県総合教育センターの安藤宜保副主幹が「ものづくりの大切さ、プロ教師の姿から学んだことを教育活動に」と、同校の平野勝美校長が、「(研修を終え)みなさんいい顔してますね。この顔を子どもたちにさせてあげてください」と、先生たちを激励した。

 


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ


町内児童と老ク連のふれあい

戦争語り継ぎ、明るい未来へ

=第1回「安土さざなみ」子どもサミット=



▲意見を出し合ったグループ討議――やすらぎホールで――
◆東近江・安土町◆

 六十一年目の終戦の日を前に安土町老人クラブ連合会は、子どもたちに戦争の悲惨さ、平和の尊さを伝えるとともに、世代がふれあう、明るく住み良いまちづくりに向けて、「第一回『安土さざなみ』子どもサミット」を、このほど西の湖畔のやすらぎホール(下豊浦)で開いた。

 毎年開かれていた西の湖花火大会の中止で、夏の楽しみの一つがなくなったこともあり、夏休みの思い出の一つにしてもらおうという思いも込められた。

 サミットには安土、老蘇の両小学校から児童約八十人と、老ク連の役員と女性部員ら、約百五十人が参加。

 青山昭二老ク連会長は、「今は裕福な時代になりました。平和を継続するためにしっかりしたきずなを作って行かなければならない。みんなでどうすればいいか考える機会となりました。一緒に遊び、ちょっぴり勉強もして帰ってください」とあいさつ。津村孝司町長、大林輝男町議長、木野和也町教育長が「このような場は大変意義のあること。楽しく過ごしましょう」と、老ク連への感謝の意を込めた。

 第二時世界大戦が激しくなり沖縄本島から長崎をめざすも、途中、鹿児島県トカラ列島沖で米国潜水艦に撃沈され、疎開の学童ら多くの命が海中に散った疎開船「対馬丸」を描いたアニメ映画「対馬丸 さようなら沖縄」を鑑賞。

 フィリピン出征で顔面や左肩に被弾して右目を失いながらも無事生還した同町内野の辻井武一さん(87)と、原爆投下直後の広島に入り「言葉に表すことができない生き地獄」の光景と放射能の中で死体管理作業を続けた同町常楽寺の武井正三さん(80)の体験談にも、熱心に耳を傾けた。

 また、会場には出征にあたって親に宛てて書いた「遺状」、無事生還を願った千人針や寄せ書き、写真など戦争を物語る品々が展示され、戦争の悲劇を伝えた。

 ビデオ鑑賞と体験談を受けての五つのグループに分かれての討議が行われ、子どもたちが感想を出し合い、お年寄りから当時の学校生活や戦争のない世界への思いなどを聞き、共感することができた。

 子どもたちからは、「学校の運動場がイモ畑だったと聞いてびっくりした」「僕達ができるのは憲法を守ること、ルールを守ること」「何の罪もない人が亡くなるのは悲しい」「戦争は自由を奪いたくさんの人が死ぬので怖い」「ものを大切にしなければならない」「けんかやいじめをせず、世界の人が仲良くしなければならない」「戦争は無差別に人を殺す、戦争をなくすためには国と国の対話が大切」「子どもたちが巻き添えになる」「戦争はしたくないと思った」など、非戦、平和への思いが発表された。

 お昼は、女性部手作りのカレーライスを食べながら、おじいさんおばあさんと談笑を楽しみ、午後からは紙飛行機づくりに取り組み、サミット実行委員長の森本佐市郎さんから参加の記念にプレゼントされた手作りの竹とんぼで、上手な飛ばし方を教えてもらうなどして、楽しいひとときを過ごした。

 


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

今週の運勢おくやみ・お誕生・ご結婚今日の首長交通取締リンク
TOP インデックスへ