平成18年8月17日(木)第14493号

◆全県◆
「赤い血が流れる」と震えた猪飼町長
=新幹線で栗東市土地公社のS社用地取得の実態=

◆湖南・栗東市◆
新幹線新駅問題 栗東市の投資額
公社取得用地など177億円
=市当局 凍結後の駅前整備地区の土地活用「困難」=


◆湖南・栗東市◆
RD問題
栗東が19日、市民報告会
=現状と地下水汚染、展望など=


◆東近江・東近江市◆
ドーンと勇壮
「東近江太鼓フェス」
=五個荘で交流演奏=


◆東近江・竜王町◆
近畿ナンバー1スイマー
竜王中2年の 森島さん
=全国大会 2年連続出場へ=


◆東近江・近江八幡市◆
スズムシ1千匹放つ
鳴くのを楽しみに
=近江八幡市緑の少年団=


「赤い血が流れる」と震えた猪飼町長

=新幹線で栗東市土地公社のS社用地取得の実態=


◆全県◆

 嘉田由紀子知事が、栗東市に建設が予定されている(仮称)新幹線南びわ湖駅の「凍結」を打ち出せば、栗東市は九日にマスコミ各社を招いて勉強会を行い、これまで新幹線新駅設置・周辺整備事業に注いできた投資額を百七十七億七千万円として提示し、「さあどうしてくれる!」と啖呵(たんか)を切った格好だった。そこで投資額の中身を検証してみた。【石川政実】

 栗東市は、新幹線に注いできた投資額が昭和六十二年度〜平成十八年度までで「百七十七億七千万円」にのぼるとしている。県からすれば、JR東海、県、栗東市、新駅設置促進協議会の四者が平成十四年に締結した基本協定以前については「市の勝手でしょ」と言いたいところだ。

 投資額の内訳はの通りだが、市土地開発公社の取得用地費百十二億九千万円のうち、その約半分を占めているのが木材業者S社の用地取得である。

●超高値の代替地取得

 栗東町(現在の栗東市)では、JR東海が新幹線新駅設置に慎重な中で、新駅予定地前の区画整理事業を先行させて条件整備を図ろうと、公共用地の取得に奔(ほん)走した。町は平成五年ごろから、上鈎にあった木材業のS社の所有地一万九千八百平方メートルを買収しようと同社と折衝。この交渉を仲介したのは、竜王町の山林を所有していた大津市の不動産業者や自治大臣を務めた衆院議員の秘書らとされている。結局、栗東町はS社の移転先として平成七年四月、町土地開発公社を通じ、竜王町大字小口の山林三万平方メートルを大津市の不動産業者から約二十九億円で買収した。

 竜王町のある地元不動産業者からは「一・五倍から二倍は高かった」との声があがった。町、公社が買収した際、S社との三者で、覚え書きを交わしたものの、仮契約は結んでおらず、買収価格で折り合いがつかなければ、S社が移転をご破算にすることもできる売り手市場になっていた。事実、同社は、公社の提示する買収価格に対し難色を示し、公社の規定に基づいた算定を主張する町側と平行線をたどった。

 ●国会議員秘書も暗躍?

 その当時、公社の理事を務めていた宇野哲市議会議長は「理事会の席上で、こんなにごたごたするならご破算にしたらと当時の猪飼峯隆町長(前市長)に言ったら、『そんなことをしたら赤い血が流れる』と顔面が蒼白になったのを鮮明に覚えている」と振り返る。

 ようやく公社がS社と用地取得の契約を結んだのは十二年。取得面積は一万五千平方メートル、取得価格は補償額を含めて四十九億千二百万円(用地取得費三十八億八千六百万円、補償費十億二千五百万円等)で、取得価格は一平方メートルあたり三十二万七千円と高値だった。なお十八年度当初の簿価(金利などを加算)は、五十五億七千二百万円。

 「新幹線新駅の区画整理のための用地取得という名目で、政治家などが暗躍して高値の用地取得のケースもあった」(宇野議長)のが実態だった。


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新幹線新駅問題 栗東市の投資額

公社取得用地など177億円

=市当局 凍結後の駅前整備地区の土地活用「困難」=



▲区画整理事業地にある新駅設置促進の立て看板
◆湖南・栗東市◆

 凍結論議で揺れている新幹線新駅計画で、建設予定地を抱える栗東市はこのほど、報道関係者を対象に、駅設置と栗東新都心区画整理事業にかかる経緯と問題についての説明会を市役所で開き、市がこれまで新駅関連で投資した合計額は百七十七億七千万円に上るとした。

 同市は説明会を開いた理由について、凍結方針を掲げる嘉田由紀子知事の就任に伴って、報道で新幹線新駅問題が活発に取り上げられるなかで、情報を再確認し混乱を防ぐため、とした。

 同市によると関連投資は、県や関係市町による東海道新幹線(仮称)栗東駅設置促進協議会が発足した昭和六十二年度から平成十八年度予算までを合計した。

 内訳は、▽人件費十億三千九百万円▽委託料(新駅概略設計、周辺整備事業調査など)十八億二千二百万円▽工事費(区画道路構造工事など)四億三千五百万円▽物件移転補償費二十二億二千九百万円▽負担金(新駅設置工事負担金など)七億六千万円▽その他(事務経費など)一億九千五百万円▽土地開発公社取得用地百十二億九千万円│となっている。

 また、計画凍結に対する課題は、▽工事協定解約によるJR東海の損害への対応▽今日までの投資経費の対応▽先行取得地の減価への対応▽栗東市の政策転換▽区画整理事業の課題(物件移転補償済みなど執行途中の地権者への対応、仮換地指定の行政不服審査への対応等)│などを挙げた。

 なお、区画整理事業は、同市下鈎の新駅建設予定地を中心に、商業・業務などの広域拠点となる新都心を整備するもの。東海道新幹線と国道1号線に挟まれた五十ヘクタールが対象区域で、二百三十八人の地権者がいる。

 栗東市は昨年十一月、道路や公園・緑地、排水施設などの計画予定地にかかる民地を収容するため、地権者に対して仮換地指定通知を行っている。

 新駅問題と同市の区画整理事業の関連性について、市交通政策部は「周辺整備はJR東海が着工条件で求めた駅利用増加施策」と主張し、さらに嘉田知事が提案している凍結後の土地活用について「新駅あっての区画整理事業」であるため「新駅開業を想定して道路などを計画しており、それ以外の土地活用は困難」と強調した。


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RD問題

栗東が19日、市民報告会

=現状と地下水汚染、展望など=


◆湖南・栗東市◆

 RD社の産廃最終処分場(栗東市小野)問題について、同市は市民対象の経過報告会を十九日午後一時半から市立中央公民館で開く。

 同処分場では平成十一年十一月に硫化水素が発生し、いまだに国基準を超える総水銀、ヒ素、ダイオキシンなど有害物質が周辺地域の地下水から検出されている。

 説明会では、処分場の現状と地下水汚染、今後の展望とまとめについて市調査委員会(委員長・早川洋行滋賀大教授)の各委員が説明する。問い合わせは同市産業廃棄物対策室(077-551-0469)へ。

 なお県は、六月にRD社破産によって同社による処分場是正が見込めない状況となったため、処分場西の市道側のドラム缶百五本など撤去する措置命令については行政代執行で対応するとともに、環境省の専門家チームの助言を得ながら「全面解決」を目指す。方針は秋頃までに固める。

 県の最終処分場特別対策室によると、環境省の専門チームは、弁護士や会計士、土木技術者などからなり、十七日以降にも来県し、現地視察する。それを踏まえて、解決に向けた方針づくりへの助言を県に行う。


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ドーンと勇壮

「東近江太鼓フェス」

=五個荘で交流演奏=


◆東近江・東近江市◆

 東近江市の各地区で活躍する和太鼓集団が集まる「東近江市和太鼓フェスティバル」が八月二十日、同市五個荘竜田町のてんびんの里文化学習センターで開かれる。

 フェスティバルは、活動を同じにする子どもたちや大人たちの交流と、和太鼓の楽しさを一層広めようとする催し。

 出演は、八日市地区の「御園ふるさと太鼓 八風太鼓」と「風の鼓」、永源寺地区の「鈴鹿一番太鼓 和衆」と「童衆」、湖東地区の「近江湖東太鼓」、愛東地区の「あいとう若鮎太鼓」、能登川地区の「のとがわ水車太鼓」と「打・流・々」、蒲生地区の「蒲生野太鼓わらべ組」、五個荘地区の「てんびん太鼓 郷音」と「飛鼓」―の十一組。

 午後一時半開演。入場無料。問い合わせは同センター(0748―48―7100)へ。


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近畿ナンバー1スイマー

竜王中2年の 森島さん

=全国大会 2年連続出場へ=



▲山口町長と岩井教育長から激励を受ける森島さん(竜王町役場応接室で)
◆東近江・竜王町◆

 全国中学校体育大会に滋賀県代表として出場する竜王中学校二年・森島満璃さん=竜王町川守=の激励会が、竜王町役場で十日に開かれ、山口喜代治町長や岩井實成教育長が来年の国体出場もにらんで活躍を期待した。

 森島さんは、七、八日に彦根総合運動公園スイミングプールで開かれた近畿総合体育大会の水泳競技に出場し、二百メートル個人メドレーで二分二十四秒七七のタイムを出し準優勝した。

 また、四百メートル個人メドレーでは、五分一秒八六という好タイムで優勝し、近畿の頂点を極めた記録が滋賀県中学校記録を塗り替え、一般の部も含めて滋賀県新記録に認定された。

 三歳頃から水泳を始める競泳選手が多い中で、小学一年生のときに水泳と出会った森島さん。母の史美さんは「水泳を始めたのは遅いぐらい」と語り、めきめきと力を伸ばす娘の練習を家族が一丸となってサポートしている。

 二年連続出場となる全国中学校体育大会(会場=高知県)では、二百メートル個人メドレーと四百メートル個人メドレーの二種目で、日本一を目指す。

 激励会で、近畿大会の結果を報告した竜王中学校の奥村和彦校長は「よい結果と感動を与えてほしいと思っている」と期待を寄せ、山口町長が「体調には十分気を付けて、我々も応援するので元気にがんばってほしい」、岩井教育長が「百分の一を争う競技であり、自分の力を発揮し、次年度の国体出場へのステップと捉えてがんばってほしい」とエールを送った。

 国体へは中学三年生から出場できるため、来年の出場が期待される中、森島さんは「ベスト記録を出して決勝に残りたい」と力強く意気込みを語った。

 


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スズムシ1千匹放つ

鳴くのを楽しみに

=近江八幡市緑の少年団=



▲スズムシを放つ団員――日牟禮八幡宮で――
◆東近江・近江八幡市◆

 近江八幡市緑の少年団は、秋には虫の音の響く花と緑のまちをめざして、恒例のスズムシ放虫を、このほど日牟禮八幡宮境内で行った。

 団員の自然と生き物との交流活動の一環として、六年前から愛好家が人工ふ化したスズムシ、マツムシ、カンタンなどを自然に放している。

 今年は、中守信子副団長が育て、六月中旬にふ化し、一センチほどに成長したスズムシ約一千匹を、団員七人が秋には涼やかな音色を聞かせてくれることを願って、境内に放った。

 団員の一人、廣幡涼香さん(八幡小六年)は、「早く大きくなって、家(出町)までとどくぐらいに鳴いてほしい」と、話していた。

 


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