平成18年8月18日(金)第14494号

◆全県◆
労災事故 製造業で4人死亡
滋賀労働局の上半期まとめ
東近江管内では2人亡くなる
=休業4日以上のけが人も増加=

◆東近江・東近江市◆
涼を誘う夏の風物詩
五個荘で「うちわ・せんす展」
=美意識を凝縮 20日まで=


◆東近江・東近江市◆
無念仏5千体以上
引接寺の万灯供養
=22日午後6時〜=


◆東近江・東近江市◆
極端な赤字路線・廃止へ
東近江市のコミュニティバス
代替えに乗り合いタクシー
=利用が増えると負担も増える?=


◆東近江・東近江市◆
19・20日
恒例の人形供養
=総合葬祭センター クリスタル=


◆東近江・近江八幡市◆
安全で快適な湖上レジャーへ
事故防止の啓発パレード
=近江八幡地区水安協と近江八幡署=


労災事故 製造業で4人死亡

滋賀労働局の上半期まとめ

東近江管内では2人亡くなる
=休業4日以上のけが人も増加=


◆全県◆

 滋賀県下における労働災害事故で、今年一―六月の間に発生した死亡災害六件(昨年七件)のうち製造業で四件と激増し、休業四日以上の労働災害でも六百四十四件と昨年より三十三件増加した。事故の形態では、依然として従来の挟まれ・巻き込まれと墜落・転落で多発していることが滋賀労働局のまとめで分かった。

 製造業における労働災害は二百三十六件で、昨年同期比で二十一件増加し、全産業の四割弱を占め多発業種に躍り出た。全体で六件発生した死亡災害では、昨年(一人)を大幅に上回る四人が犠牲となった。

 事故の状況では、「挟まれ・巻き込まれが」八十一人と三分の一以上を占め、次いで「転倒」(四十一件)、「墜落・転落」(三十一件)、「無理な動作や反動」(十九件)、「切れ・こすれ」(十八件)と続く。

 また、建設業での労災は百三件で、前年に比べ十八件増加した反面、死亡災害については、昨年同期(四人)に比べ一人と大幅減を示している。このうち、「墜落・転落」が四十件と四割近く%を占め、次いで「交通事故」十一件、「転倒」と「飛来・落下」、「はさまれ・巻き込まれ」が各八件だった。

 全体の形態別では、「転倒」が百三十一件、次いで「挟まれ・巻き込まれ」が百十五件、、「墜落・転落」(百十四件)、「無理な動作や反動」(七十三件)、「切れ・こすれ」(四十六件)などの順。

 一方、東近江労働基準監督署管内で、製造業での発生件数は、昨年に比べ九十五件と九件増え、ゼロだった死亡災害も二件が発生している。反面、建設業では四件減の三十一件、一人だった死者もなかった。

 事故原因は、いずれも「墜落・転落」「転倒」「はさまれ・巻き込まれ」「動作の反動・無理な動作」などが多い。製造業や建設業での労働災害が急増していることから、滋賀労基局は今後、安全衛生管理体制の見直しや工事現場の安全パトロールの実施などを事業者に求めていく。


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涼を誘う夏の風物詩

五個荘で「うちわ・せんす展」

=美意識を凝縮 20日まで=



▲外村繁邸で開会中の「うちわ・せんす展」
◆東近江・東近江市◆

 日本情緒たっぷりの涼を集めた『うちわ・せんす展』が、近江商人屋敷外村繁邸(東近江市五個荘金堂町)で開かれ、骨董品の扇風機とともに展示されている。

 花火やホタルの絵など、夏の風物詩でもあるうちわは、日本の美意識を凝縮した職人技であり、商いの宣伝効果を活かした商人たちの祝儀用・中元用アイテムが融合して、趣向を凝らした作品が多く作られた。

 同展では、日本三大団扇の京うちわ・丸亀うちわ・房州うちわを中心に、江戸時代から現代までの流れを追っており、ポピュラーな花鳥画から大正ロマン画うちわなど約百四十点を展示している。

 中でも、美空ひばり、山本富士子、津島恵子、高橋秀子などの美人画うちわはプレミア付きで、手に持つ商品名にも歴史を感じさせる。

 うちわの歴史は古く、中国は紀元前三世紀の周の時代、日本では奈良時代から使用され、一般に普及したのは江戸時代から。一世風靡した浮世絵、役者絵などの芸術的要素を取り入れた江戸うちわが流行したほか、台所の必需品・柿渋や網代うちわも登場した。

 一方、せんす展では、外村宇兵衛家に伝わる第四代宇兵衛の直筆扇子が目を引き、水墨の見事な筆遣いが素晴らしい。また、三百年の伝統を誇る高島扇骨の技術の高さが伺える。

 二十日まで。午前九時半〜午後四時半開館。月曜と祝日の翌日休館。外村繁邸・外村宇兵衛邸・中江準五郎邸の三館共通で五百円。藤井彦四郎邸は三百円。

 期間中、ゆかたで来場すると上記の四館と近江商人博物館が入館無料になる「ゆかたでぶらり、五個荘へ」が開かれている。問い合わせは市観光協会五個荘支部(0748―48―2100)へ。


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無念仏5千体以上

引接寺の万灯供養

=22日午後6時〜=



▲昨年の万灯供養
◆東近江・東近江市◆

 境内に五千体以上あると言われる石仏や石塔の一体一体に供養の灯がともる東近江市上山町・引接寺(いんじょうじ)の「万灯供養」が二十二日に行われる。

 百済寺の麓にある同寺には、織田信長の焼き討ちで残された無念仏を傾斜地の境内に安置。毎年、八月二十日に供養の灯火が点火される。山裾の夏の宵にひとつ一つの灯火が重なる景観は、幻想的で毎年大勢の参拝者やカメラマンで賑わう。

 今年も午後六時から護摩祈祷が行われた後、腰に大きな鈴をつけた子どもや信者たちが一体一体の無念物に献灯を行う。また、特設ステージでは、横山ホットブラザーズの歌謡漫才ショーも行われる。


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極端な赤字路線・廃止へ

東近江市のコミュニティバス

代替えに乗り合いタクシー
=利用が増えると負担も増える?=



▲八日市地区内を周回するちょこっとバス(アピア前停留所で)
◆東近江・東近江市◆

 東近江市は、市内を走るコミュニティバス十四路線のうち、乗降客が少なく収支率が極端に悪い路線を廃止し、代替えにデマンド型乗り合いタクシーを導入する検討を進めている。

 市内を走るコミュニティバスは、通勤や通院、買い物などの日常生活の便利な足として合併前から旧市町で運行されており、自家用車を持たない人や子どもにとっては便利な交通手段となっているものの、全体としては利用者が少なく、かさむ運行経費に頭を悩ませているのが現状。

 このほど市が公表した昨年度の収支状況(表1)をみると、運行経費にかかる運賃収益の割合を表した収支率が最も低いのは、八日市地区で走るちょこっとバス建部線の一・六%で、年間三五八万二千円の運行経費に対し運賃収入がたったの五万七千円、年間四○九人しか乗車しなかった。次いで五個荘循環線の二・三%、小脇線の三・八%の順になっている。

 JR能登川駅と愛東東北部を結ぶ角能線が最も高い収益率を示しているが、これでも五七・三%と運行経費の半分余りを賄える程度に留まっている。

 コミュニティバスは、もともと採算があわないために民間バス会社が運行を中止した路線を引き継いだり、乗降客が極端に少ないために定期バスが走っていなかった地域が走行ルートになっていることから導入の検討段階から赤字運行が覚悟されていた。

 住民の要望に応えて運行が決まったという路線は、低率ではあるももの他の路線と比べて乗降車が多いグループに入って、その要望の裏付ける成果は伺えるものの市の財政難からみるとこのままでよいといえる状態ではない。

 そうした状況の中で、ちょこっとバスの御園玉緒東部線では、今代町や池田町とその周辺から御園小学校に通う児童たち二十〜三十人が毎朝、通学バスとして利用しており、保護者からは「バスに乗ると安心する」という声もあり、採算だけでは今後を判断できない状況も生まれている。

 市では、現在、全路線あわせて中型三台、マイクロ八台の計十一台のバス運行を民間業者に委託して運行、平成十七年度に拠出した一億二、七八五万五千円の運行経費のうち県補助(三分の一)を除いた八千万円余りの運行事業費を負担している。

 いずれの路線も運行開始から三年以上が経過し、それぞれの路線の運営状態がほぼ定着してきた状況を踏まえ、収支率が十%を下回る四路線については廃止し、その代替えとして「デマンド型乗り合いタクシー」の運行を検討している。

 予め設定した地域やルートに沿って複数の市民から利用の予約を受付けて、乗り合わせて目的地まで運ぶというシステムで、一人当たりの利用料金はコミュニティバスと同額程度に設定し、不足分は市が負担するというもの。県内では米原市が導入している。

 タクシーの利用料金は、走行距離で決まるメーター制にするか借り切りの定額制にするか、様々な方法が考えられるが、市民に頻繁に利用されると市の出費がかさんでいく懸念や特定の個人が占有する形で度々利用すると、自宅前まで頻繁にやってくるタクシーに周囲の視線が集まり、運行の趣旨や利用者本人に誤解が生まれる心配がある。こうしたことから、市では、導入後の利用実態や収支バランスを検証していくことが必要と考えている。今後、議会や県の関係機関と協議を進め、来年四月からの導入を目指している。

●記者の目●
 余りにも空車走行が目立っていることから「いつまで空で走っているのや」と非難する声や「人が乗っていなくても走っているだけで安心する」と支持する声もあるコミュニティバス。運営効率の問題は、東近江市だけではないが、一旦導入した市民サービスを採算面だけを取り上げて、すぐに廃止というわけにはいかないのが行政の考え方。

 「走らせてほしい」と要望する声が多かった割には、利用客は少ない、廃止といえば「不便になる」と反発が予想される中、市はその調整策の模索を進めている。

 利用効率を上げるためには、地域住民のニーズを幅広く調査し、生活スタイル、行動パターンにあった運行ルートやダイヤの見直しを重ねる必要がまだありそうだが「目的地に行くのに遠回りを強いられる」、「乗りたい時間とダイヤが合わないうえ、停留所まで遠い」など、それぞれの不満をバス運行で解決するのは難しい。
(畑 多喜男)


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19・20日

恒例の人形供養

=総合葬祭センター クリスタル=


◆東近江・東近江市◆

 東近江市今町にある総合葬祭センター・株式会社クリスタル(井ノロ章善代表取締役)は、十九、二十日に恒例の「人形供養」を開催する。

 役割を終えた人形に感謝を込めて別れを告げようと、毎年この時期に開く人形供養で、受け付け時間は、十九日が午前八時三十分〜午後五時、二十日は午前八時三十分〜正午。両日とも午後一時から読経を上げる。祈祷料は一千円(会員無料)。

 クリスタルでは「どの人形もみなさんの愛着があるものばかり。きちんと供養してあげたい」と話している。

 問い合わせは(0120―098―367)へ。

 


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安全で快適な湖上レジャーへ

事故防止の啓発パレード

=近江八幡地区水安協と近江八幡署=



▲安全利用を呼びかけ、啓発グッズを配布する署員――琵琶湖上で――
◆東近江・近江八幡市◆

 夏のレジャーシーズンを迎えて、琵琶湖に湖上レジャーを楽しむ人たちが多く訪れることから、水難事故や船舶事故などの防止を呼び掛ける「湖上安全啓発パレード」が、近江八幡市沖の琵琶湖上でこのほど行われた。

 近江八幡地区水上安全協会(中島勇会長)と近江八幡署との合同によるはじめての取り組みで、協会会員の漁業関係者三人と近江八幡署員五人が参加した。

 町元通憲署長の「湖をあまく見ている人が多い」という訓示を受け、「気象に注意・ライフジャケット着用」「安全で快適な琵琶湖をめざして」と書かれたノボリ旗を付けた警備艇「ひよどり」、水上パトロールバイク「ひよどり」、漁船三隻が長命寺港を出航した。

 牧水泳場沖では、バス釣りの舟やヨットなどの乗員に対し、酒よい操船の禁止や救命胴衣等の着用義務などを盛り込む「県琵琶湖等水上安全条例」と、無謀操船・悪天候時の航行・騒音航行・違法駐車や迷惑駐車・ゴミのポイ捨ての禁止を呼び掛けるチラシを、携帯用救急セットやゴミ袋などの啓発グッズとともに、署員が「安全利用を」と声をかけながら配布した。

 


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