平成18年9月25日(月)

◆全県◆
ペットブームで近所間トラブル増加
県動物保護管理センターの出前講習が人気
=適正な飼い方、しつけ方を伝授!=

◆全県◆
松茸(外国産)と近江牛
すき焼き食べ放題
=16日〜信楽・秋遊ランド=

◆湖西・高島市◆
高島で劇団四季の
ファミリーミュージカル
「ジョン万次郎の夢」
=夢と勇気で日本の扉を世界に開いた若者=


◆東近江・東近江市◆
講談師・神田紅さん
明日への活力語る
10月に蒲生地区で
=前売券を発売中=


◆東近江・東近江市◆
「地元学」を柱に連続講座
地域資源見つめ活用策探る
第1回は“心象図法”学ぶ
=30日 あかね文化センターで=


◆東近江・竜王町◆
届け!無言のメッセージ
あなたは命を守るために何ができますか?
=発信する遺族の思い=


ペットブームで近所間トラブル増加

県動物保護管理センターの出前講習が人気
=適正な飼い方、しつけ方を伝授!=




▲適正飼育が普及した結果、収容犬は減少
◆全県◆

 ペットブームに伴い、犬やネコに関する近所間のトラブルが増えている。そのような中で要望が増えているのが、県動物保護管理センター(湖南市岩根)の職員が地域に出向いて適正飼育を指導する出前講習だ。センターの宮川昌起次長は「行政だけではトラブル解決には限界があり、住民との協働が必要」と活用を呼びかけている。

 センターによると、寄せられた苦情は主なもので「鳴き声がうるさい」「フンの放置」「野良猫が増えた」など。出前講習(無料)は、これらの問題を行政と地域が連携して解消するのが目的。

 内容的には、▽犬・ネコの飼い方講習会▽しつけ方教室│のニコースで、市町・自治会からセンター(0748-75-1911)へ申し込みがあれば現地で開いている。

 実績は、初年度の平成十六年度四件(百十九人)、十七年度十二件(三百三十七人)、十八年度一件(十一人)となっており、住宅が密集する湖南地域の開催が多い。申し込みは秋以降に集中するので、「今年は昨年より多くなる」と見込んでいる。

 指導する適正飼育で、柱となるのがペットの避妊・去勢だ。これについては従来からの啓発の活動実績もあって、一定の成果が表れている。

 センターに収容された犬の数をみると、平成十七年は千七百三十八匹で、このうち元の飼い主に返されたり、一般に譲渡されたのは四百二十匹、安楽死になったのは千三百十八匹だった。

 子犬の収容数は、避妊・去勢の普及で毎年減少傾向で、平成十六年度七百六十四匹、十七年度七百十匹。今年は八月三十一日現在で約百五十匹で、前年に比べて割り込むのが確実だ。

 一方、ネコの引き取り数は、昨年一年間で千八百六十三匹で依然多く、譲渡数はわずか十九匹にとどまり、その他は処分された。ネコの譲渡数が少ないのは、譲り受ける予定の事前登録者が少ないことなどが理由だ。

 収容数や飼育苦情が依然として多いことについてセンターは「飼い猫の室内飼育や避妊・去勢が十分に普及していないことや、フンの処理や避妊去勢をしないノラネコへの無責任なエサやりのため」とみている。


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松茸(外国産)と近江牛

すき焼き食べ放題

=16日〜信楽・秋遊ランド=



▲提供される松茸と近江牛の料理(パンフから)
◆全県◆

 マツタケ(外国産)と近江牛のすき焼きの食べ放題とマツタケと近江産牛を堪能する特上コースの料理が味わえる「信楽・秋遊ランド」が十六日から十二月十七日まで行われている。

 二年前にエコ交通の利用を推進する「信楽観光フォーラム」(事務局・信楽高原鐵道)が始めた観光キャンペーンで、昨年は土、日曜日を中心に約七千人が訪れる人気イベントになった。

 今年は、新しくマツタケの焼き物、すき焼き、天ぷら、土瓶蒸し、マツタケご飯にデザートを加えた特上コースを新設した。

 食べ放題は、午前十一時三十分、午後二時、同四時半からの一日三回入れ替え制。時間はいずれも一時間三十分で各時間八十人限定。料金は大人六千円、子ども三千円で松茸煮のお土産付き。二人以上で前日までに申し込む。

 特上コースは、午前十一時から午後三時三十分までと午後五時から同九時三十分までの二回で、一人五、九八○円(通常一万円)。火曜日定休。このほか、和風シイタケと和牛(二、五○○円)、または地鶏(二、一○○円)のバーベキューコースもある。午前十一時から午後三時。

 いずれも水口駅から信楽高原鉄道を利用することが申し込みの原則となっているが、車でしか来られない場合はこの限りではない。いずれも前日までに予約が必要。当日、信楽駅舎内の事務局に立ち寄り、食事の店舗(駅前)を案内してもらう。問い合わせと予約は、信楽観光フォーラム事務局(0748-82-4366)へ。


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高島で劇団四季の
ファミリーミュージカル

「ジョン万次郎の夢」

=夢と勇気で日本の扉を世界に開いた若者=



▲ファミリーミュージカル「ジョン万次郎」のポスター

◆湖西・高島市◆

 藤樹の里文化芸術会館(高島市)は十月二十九日、劇団四季のファミリー・ミュージカル「ジョン万次郎の夢」を開催する。

 今やテレビやインターネットで、外国のことをすぐに知ることができる。しかし、いまから百五十年ほど前、日本は「鎖国」し、外国との交流を禁止していた。外国の人が来るのも、日本の人が外国にいくことも出来ない。そんな時、一人の若者がアメリカの文化と出会い、「このままでは日本は世界に遅れてしまう」と、その固い扉を開けようと決心した。彼の名前はジョン万次郎だ。

 入場料は、一般四千円。高校生以下三千円。問い合わせは、同文化芸術会館(電話0740ー32ー2461)まで。


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講談師・神田紅さん

明日への活力語る

10月に蒲生地区で
=前売券を発売中=



▲テレビやエッセイなど幅広く活躍する講談師の神田紅さん
◆東近江・東近江市◆

 蒲生地区女性団体連絡会と蒲生地区人権のまちづくり協議会は、十月十五日にあかね文化ホールで開く「あかね Human Rights 2006〜ともに輝き いい関係〜」の前売券を発売している。

 これは、男女共同参画社会づくりを目指した大会で、テレビやラジオ、エッセイにと幅広く活躍する講談師・神田紅さんの講演から参加者全員が元気をもらう。

 バナナのたたき売り発祥の地である福岡出身の神田さんは、小学生の頃にキュリー夫人に憧れ、次に女性初の宇宙飛行士として有名なテレシコワの男性に負けずがんばっている姿に惹かれたという。

 中学入学後は、シュバイツアー博士に憧れて、将来、医者になって無医村で働きたいと医学部を目指すものの失敗。早稲田大学商学部に入学してすぐに学生演劇の世界に飛び込み、大学を中退して文学座の研究生を経たのち女優へ。テレビや映画に出演していたが、昭和五十四年に講談師・神田山陽の門弟となった。

 平成元年には真打ちに昇進し、古典を演じるとともに歌や踊りを組み合わせた新作講談を生み出し、独自の世界を構築して同十四年に“紅一門”を旗揚げした。

 講演テーマは「大声と笑いで生きる明日への活力」で、いくつもの顔を持つ神田さんの歩んできた道のりに触れ、パワーの源を探る。

 開催時間は、午後二時から同三時半まで。入場料は、前売り五百円、当日一千円となっている。両団体の事務局である蒲生教育分室または蒲生公民館(0748―55―0207)で発売中。

 託児・手話希望者は、二十九日までに蒲生教育分室(0748―55―4885、FAX0748―55―1160)へ申し込む。 


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「地元学」を柱に連続講座

地域資源見つめ活用策探る

第1回は“心象図法”学ぶ
=30日 あかね文化センターで=



▲心象絵図について地域住民に説明する上田さん(昨年12月、日野町鎌掛のしゃくなげ學校で)
◆東近江・東近江市◆

 地域学でまちづくり連続講座第一回「大きな絵図でまちづくり〜心象図法を学ぶ〜」(主催=人と自然を考える会、東近江市立図書館、蒲生野考現倶楽部あたらしや学問所)が、三十日午前十時からあかね文化センター小ホールで開かれる。参加無料。

 これは、「社会教育活性化21世紀プラン」に基づき、文部科学省から委託を受けた全額補助事業で、八日市図書館が事務局を受け持つ市民団体“人と自然を考える会”が主体となって、市民も交えた実行委員会形式で企画・運営するもの。

 今年は、住民自身が地域の資源や歴史、人材を見つめ直し、自活の道を模索する“地元学”を柱とした学習活動を展開していく。具体的には、東近江市内をフィールドに七回の公開講座を開き、さらに地元学の普及に向けてホームページを作成し、情報の蓄積と発信を行う予定。

 第一回は、地域に生きる一人ひとりの体験や心に息づく思い出を一つの絵屏風の中に描く「心象絵図(しんしょうえず)」を考案した滋賀県立大学人間文化学部非常勤講師の上田洋平さんを講師に迎える。

 “百聞を一見にする”という心象絵図づくりは、五十、八十年前の暮らしぶりや風景を記憶している高齢者を中心とした聞き取り調査から始まる。地域の祭りや行事、生活風俗、地元ならではの食べ物・方言、四季の自然の姿など寄せられたデータを基に、住民自らエピソードを絵におこし地域らしさを一枚の屏風に表現するというもの。

 地域で育まれてきた暮らしの知恵や文化が一目で見渡せ、老若男女の対話機会も広げる心象絵図。東近江市内で、大塚町がこれから心象絵図づくりに取り組むという。

 講座では、提唱者の上田さんが心象図法について詳しく解説し、他市町での成果や活用法などを語る。定員は先着百五十人。

 受講希望者は、東近江市立八日市図書館(24―1515、FAX24―1323)まで申し込む。

 


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届け!無言のメッセージ

あなたは命を守るために何ができますか?
=発信する遺族の思い=


◆東近江・竜王町◆

 もう一度でいいから、愛する人の笑顔、声、温もりに触れたいー。外には見えない心の傷を抱え、一生癒える傷ではない、また叶わぬ夢だと分かっていても、前を向いて生きていかなければならない遺族がいる。竜王町橋本の田中博司・とし子さん夫妻は、長男・幹弘さん(当時23歳)を交通事故で亡くした。産声を上げたときのような温もりのない冷たくなった夫婦の宝物を、病院から家まで抱いて帰った記憶。一瞬にして希望の光を奪われた夫妻が、今、自らの力を振り絞り「生命のメッセージ展」の開催を企画している。展示に込める思いを取材した。                   【櫻井順子】

▲幹弘さんを見つめる田中博司さん(右)ととし子さん(左)
●家の幹が・・・


 「息子の死を伝えられたとき、夢と現実の境がなくなった」と、二年前を振り返る田中博司さん(56)。昭和五十三年に長女が生まれ、同五十六年には長男が誕生、「家系を継いで田中家の幹になってほしい」との願いを込めて“幹弘”と命名した。

 農作業の手伝いや祖父母の送迎を買ってでる心優しい青年に成長し、二十歳を過ぎたら親子で酒を酌み交わす夢も実現。仕事や趣味を語り合う何気ないひととき、車好きの幹弘さんが新車にカーナビなどを取り付け「明日から乗れる」と喜んでいた矢先だった。

 平成十六年九月四日午後十時頃、親友に買い物へ付き合ってほしいと頼まれ、仕方なく親友の乗用車に同乗。五日午前二時二十三分、旧五個荘町の国道8号線上で、親友が眠気を我慢しきれず居眠り運転し、コンクリート壁に激突。シートベルトを締め助手席に同乗していた幹弘さんだけが脾臓(ひぞう)破裂で、約四時間後に病院で息を引き取った。

 無事故・無違反を徹底し、家族に対しても交通事故には気を付けるよう常に注意していた息子。「なのになぜ」。誰も回答してくれない質問ばかりが頭をよぎる日々。

●無念さを抱えて


 訃報を知り駆けつけた友人の中には、幹弘さんのよき理解者である彼女がいた。初めて出会う彼女なのに息子がそばにいる錯覚を覚えた田中さん夫妻は、宝物をなくした絶望・喪失感よりも、息子の無念さがこみ上げてきたという。

 予期せぬ現実を受け入れられないまま、仕事また入院中の母の看病に明け暮れていたとし子さん(51)。幹弘さんの四十九日を前に「息子の所へ行きたい」と漏らし、うつ病を患っていることが発覚した。ぶつけどころのない怒りと痛みを抱えた遺族は、それでも生きていかなければならない。

 どんなに温かい言葉を掛けられても孤立感は拭えず、同じ境遇の人たちはいないかと、博司さんはインターネットで見つけた「TAV交通死被害者の会」に妻の手を引き参加、気持ちの安らぎを覚えた。

 心の落ち着きを取り戻していったことで、徐々に加害者である親友の更生を願えるまでになった。

 昨年三月、刑事裁判の結審日、田中さん夫妻はTAVの仲間から“生命のメッセージ展”の開催案内を手渡され、導かれるように会場へ向かった。

▲命を奪われた子どもの人型パネルと向き合い、心の中で会話する来場者ら(17日、東京都稲城市で)
●一人ひとりと向き合う


 この生命のメッセージ展を発案したのは、飲酒運転の暴走車に一人息子の命を奪われた造形作家の鈴木共子さん。「死んでから生きる形があってもいい。犠牲者の数の中に葬りさられる息子の死、その無念さを晴らしてやりたい」という母の思いが始まり。

 同展では、殺人事件や交通犯罪、医療過誤、いじめ自殺、一気飲ませによる死などで命を絶たれた百二十人が、等身大の真っ白なパネルとなって蘇る。遺族が作る人型パネルの足元には必ず靴が置かれ、無言のメッセンジャーとなって全国を旅するのだ。

 初めて同展を見た田中さん夫妻は、大切な人と再会できるような感動を味わい「肉体はなくなっても、幹弘が二十三年間生きた事実、その姿を継続して生かしてやりたい」と、昨年五月から同展に参加した。

 溢れ出る涙をいつもこらえている遺族にとってパネルは現実と向き合う過酷なことだが、これ以上被害者また加害者を増やしてはならないという遺族共通の思いやつながりが、大きな力となって社会に警告を発する。

 鈴木さんは「パネルはアート。来場者の心にストレートに語り掛け、感じるものも人それぞれだが、命を守るためには何ができるのかを考えてほしい」と話し、東京都稲城市で同展を開いた見城宗忠実行委員長も「思いやりは想像力が必要。メッセージ展の主役は見に来ている人だ」と強調する。

 遠い世界から新たな使命を贈ってもらった田中さん夫妻は、来年秋、近江八幡市で同展を開催するため、大きな一歩を踏み出そうとしている。



記者の目

 「被害者の置かれた状況は他人事ではない」。鈴木さんの言葉に背筋が凍り付いた。我が身に置き換え、もしも自分が事故で死んでしまったら残された親はどうなるのか、逆にもしも自分が交通事故で誰かの命を絶ってしまったらと想像したとき、言い知れぬ恐怖心にさいなまれた。

 今こそ、遺族のメッセージに心と耳を傾け、過信と思いやりの欠如が尊い命を奪い、被害者だけでなく被害者を取り巻くすべての人たちの一生を狂わせてしまうことを、一人ひとりが肝に命じなければならない。

 


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