平成18年9月28日(木)第14529号

◆全県◆
県消防学校47期生
プロの消防士へ―修了式
=各消防本部で現場デビュー=

◆湖南・栗東市◆
環境センター約20年間も随意契約
市議会特別委で批判相次ぎ
市が来年度から競争入札へ
=国松栗東市政の光と影<4>=


◆湖南・栗東市◆
新幹線新駅中止を掲げ
杉田氏が事務所開き
=栗東市長選=


◆東近江・東近江市◆
手作り人形で事故防止
いつも「安全」携帯してね
=西友前で交通安全啓発=


◆東近江・日野町◆
プロのオーケストラ 児童を圧倒!
指揮者体験や音楽物語で共演も
=必佐小で=


◆東近江・近江八幡市◆
女性ドライバー 体験で実感
運転中のケータイだめ
=近江八幡地区安管協が教室=


県消防学校47期生

プロの消防士へ―修了式

=各消防本部で現場デビュー=



▲半年間の訓練を終え、学校長から修了証を受け取る初任教育生ら
◆全県◆

 県消防学校(東近江市神郷町)で二十六日、半年間におよぶ厳しい訓練を終えた第47期初任教育訓練生の修了式が行われ、プロの消防士へと巣立っていく三十九人に激励の言葉が贈られた。

 訓練生三十九人は、県内の各消防本部に今春採用された新規消防職員。人命に直接関わる職務なだけに厳しい訓練が必要で、四月の入校から半年間、救急消防の基礎知識や技術、体力を全寮制で修得し、仲間との連携や協調性、強い精神力を身に付けてきた。

 今月十日には卒業試験とも言える「実科査閲」で成果を披露し、教官や家族へのサプライズ(感謝の垂れ幕)を行うなど、心の成長も見せていた。

 二十七日からは、いよいよ各消防本部で現場デビューを飾り、学舎を後にするこの日、「初任教育終了式」と、教官教育などを受けた「特別幹部生修了式」が行われた。

 式には、古川太郎東近江地域振興局長、溝口武県消防協会長、疋田正則県消防協会副会長(彦根市消防本部消防長)のほか、県内八消防本部の消防長らが来賓として出席。斎藤重孝学校長から一人ひとりに修了証が手渡されたほか、基礎・実務教育および実科訓練、寮生活等の全般を通じて優秀または努力賞とされた七人に学校長表彰が行われた。

 また、校内の規律高揚に尽力した総代、副総代への感謝状授与と、消防ギネスの記録更新者(水泳・五〇メートル自由形、二四秒八三)に消防ギネス表彰があり、来賓らから活躍を期待する激励の言葉が贈られた。

 半年間を振り返って、斎藤学校長は「期待と不安を胸に入校してきた諸君たちは、訓練を通して消防の幅広さ、奥深さを実感されたと思う。県民ニーズは多種多様であり、常に問題意識を持ちながら自己研鑽し、一歩一歩前進してほしい。困難な壁にも当たるだろう、ここでの生活を思い出し、その壁を乗り越えていってほしい」と式辞を述べた。

 これを受け、訓練生総代の掛村聡さん(大津市消防局)は「激流を乗り越えるような厳しい訓練だったが、三十九人全員でこの場に立てるのは学校長をはじめとするみなさんのおかげ」と感謝し、プロの消防士として「研鑽を積み、地域住民の安全を守りたい」と決意を込めた。


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環境センター約20年間も随意契約

市議会特別委で批判相次ぎ

市が来年度から競争入札へ
=国松栗東市政の光と影<4>=



▲栗東市六地蔵にある市環境センター
◆湖南・栗東市◆

 “官から民へ”を旗印に「行財政改革」を公約に掲げて四年前に当選した国松正一栗東市長は市の百十九施設のうち三十二施設で指定管理者制度を導入するなど一定の成果をあげているが、その一方で市の焼却処理施設である市環境センター(同市六地蔵)の焼却処理の業務委託では昭和六十二年度から現在まで約二十年間、R社(本社・栗東市)と随意契約(注)を結ぶなど、結果的に猪飼峯隆・前市長の“負の遺産”に引きづられた一面をのぞかせている。            

 【高山周治】


 市は、焼却施設の運転業務委託の業者選定について、入札をこれまで実施したことはなく、随意契約を原則にしている。ただし、指名競争入札や一般競争入札を行わない見積もり合わせによる選定を過去二回、行っているのみである。

 市がR社と最初に契約を結んだのは、昭和六十一年度の見積もり合わせだった。それまで委託を請けていた大津市内の業者とR社の見積もりが市当局に提出され、委託先にR社が選ばれ、その後は、市と同社の間で随意契約が毎年更新の形で結ばれている。そして平成十四年の環境センター新設に伴い、改めて委託業者の選定が行われた。R社と施工業者・クボタの関連会社の二社で見積もり合わせが実施され、再びR社が委託業者に決まった。

 ちなみに平成十八年度の委託料は、二億一千二百九十四万円(一般廃棄物焼却、破砕処理、資源ごみ処理)だが、ほぼ同額の随意契約が毎年結ばれてきた。

 一昨年八月の市議会行財政特別委員会では、随意契約が続いていることに対して「職員の給与をカットしてまでコスト削減に取り組んでいる中で、競争入札が行われていないのはおかしい」と批判が相次いだ。

 これに対して国松市長は「環境センターの新設に伴い(焼却施設をスムーズに)連続運転していかなければならない時に、(委託先が特定の業者に)限定される場合がある」と反論した。ただし「今後は適正な競争が行われる方法で検討していく」と不適切な対応を認めた格好だった。

 当時、同委員会の委員長を務めた西村政之市議は「入札で契約を結べば、委託料をもっと抑えることができた。市議会に正されるまで見逃し、必要以上に委託料を負担した市に責任があり、市民は膨大な不利益を被った」と振り返る。

 市は市議会の指摘を受けてようやく重い腰をあげ、環境センターの業者選定については、来年度から指名競争か一般競争での入札方式に切り替える方針だ。なおR社は、市議会の与党会派「新政栗東」に所属する議員の親族が経営する企業である。

 (注)随意契約とは、複数企業で価格を競う入札と異なり、任意で決めた相手と契約を締結するもので、市場に照らして価格が適正かどうか不明な面もある。


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新幹線新駅中止を掲げ

杉田氏が事務所開き

=栗東市長選=



▲決意を述べる杉田氏
◆湖南・栗東市◆

 十月十五日告示の栗東市長選挙への立候補を予定している県労連事務局長、杉田聡司氏58(同市霊仙寺)=農業=の事務所開きが、二十四日に同市川辺で行われた。

 杉田氏は「新幹線新駅中心で福祉の予算を削る市政を変えてほしいと請われ、出馬を決めた。栗東町役場でがんばってきた経験を生かしたい」と選挙戦への決意を述べた。

 基本姿勢として、▽新幹線栗東駅の建設中止▽RD産廃処分場の有害物除去と安全な水道水の供給▽情報公開の徹底│を掲げている。

 また、同氏を支援する「あたらしい栗東市政をつくる会」の高谷清代表は、同じく市長選への出馬表明している田村隆光市議との候補者一本化への働きかけを断念した、と明らかにした。

 両氏の新幹線新駅計画へのスタンスが異なるためで、杉田氏は「中止」、田村氏は将来的に建設を目指して「いったん立ち止まって考える」(凍結・見直し)としている。
「推進」の国松正一市長も出馬表明している。


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手作り人形で事故防止

いつも「安全」携帯してね

=西友前で交通安全啓発=



▲駐車場に入るドライバーに手作り人形を手渡し、安全運転を呼びかけた女性部員
◆東近江・東近江市◆

 二十一日から展開されている秋の全国交通安全運動を一緒に取り組もうと近江八幡たばこ商業協同組合と東近江たばこ販売推進会の女性部が二十六日、西友八日市店前で啓発活動を行った。

 両女性部は、たばこの販売促進のほかに未成年の喫煙防止運動や市街地の清掃奉仕など、地域活動にも力を入れており、今回の啓発もその活動の一環。

 今回の啓発活動には、両部から十人余りの会員が集まり、東近江署も参加して活動を支援した。

 午後三時半に集合した会員らは、打ち合わせの後、西友八日市店北側の店舗入り口付近で、出入店する買い物客と駐車場に入ろうとするドライバーに停止を求めて手作り人形のマスコットピエロとアニマルタオルハンカチ合わせて一七○個を交通安全標語を印刷したチラシやティッシュと一緒に「交通安全に気を付けて下さい」と声をかけながら手渡した。

 マスコットピエロは、会員が七月から毎週一回集まって手作りしたもので、フロントガラスの隅やキーホルダーにも吊り下げられるように紐が付けられており、交通安全意識をいつもこの人形と一緒に携帯してもらおうという願いが込められている。


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プロのオーケストラ 児童を圧倒!

指揮者体験や音楽物語で共演も

=必佐小で=



▲仙台フィルハーモニー管弦楽団の演奏に合わせて全校児童が校歌を熱唱
◆東近江・日野町◆

 本物に触れさせたい―。日野町立必佐小学校(鈴木数馬校長)に二十一日、プロのオーケストラ「仙台フィルハーモニー管弦楽団」がやってきた。大勢がつむぎ出す音色が一つとなり、情感あふれる音楽へと変わる瞬間、全校児童三百六十四人はおしゃべりを止め身を乗り出して聞き入った。

 これは、文化庁が主催する「本物の舞台芸術体験事業」で、小中高生を対象に、優れた舞台芸術に身近に触れる機会を提供し、豊かな情操を養うのが狙い。

 本格的なクラシックコンサートに出掛けたことがない子どもたちを前に、約七十人編成の“仙台フィルハーモニー管弦楽団”が「フィドル・ファドル」(アンダーソン作曲)を披露し、児童を圧倒。

▲演奏者の視線を集め指揮棒を振る児童
 続いて、弦楽器と管楽器、打楽器の三種類に分けて、それぞれ楽器の構造や音色を紹介後、児童全員で指揮棒の振りかたを練習した。児童代表二人が実際にオーケストラの中心に立ち、演奏者のメトロノームとなる指揮に挑戦したものの、演奏を締めくくる合図がうまくいかず音が乱れる場面もあり、その役割の大きさを体感していた。

 演奏する楽しさも感じてもらおうと、ヨゼフ・シュトラウス作曲の「かじやのポルカ」では、かじやが鍛冶(かじ)を打つ様子を飛び入り参加した児童が効果音で表現。 また、セルゲイ・プロコフィエフ作曲の音楽物語「ピーターと狼」で、事前に練習を重ねた児童八人が語り手となって登場し、ストーリー展開に合わせてオーケストラが音楽を奏で、会場が物語の中へと引き込まれていった。

 最後に、児童らは同管弦楽団の生演奏に合わせて校歌を歌うという贅沢な時間を過ごし、「テンションのりのりや」や「おもしろかった」とオーケストラまたクラシック音楽の魅力を吸収した。

 鈴木校長は「迫力ある本物に触れることが大切。いいものを聞かせてやりたいという思いがあったので、こういう機会が持ててよかった」と話していた。

 


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女性ドライバー 体験で実感

運転中のケータイだめ

=近江八幡地区安管協が教室=



▲携帯電話で通話しながらの運転がいかに危険かを体験する参加者――近江八幡安全教育センター自動車教習所で――
◆東近江・近江八幡市◆

 秋の全国交通安全運動で様々な取り組みが行われているが、近江八幡市西庄町の近江八幡安全教育センター自動車教習所では、女性ドライバーを対象にした安全運転体験教室が開かれた。

 近江八幡市、安土町、竜王町内の事業所などで組織する近江八幡地区安全運転管理者協会と近江八幡警察署が、体験を通じて安全運転への意識を高めてもらおうと開いたもので、会員事業所の女性職員や一般応募など二十八人が参加した。

 町元通憲近江八幡署長が「免許を取ったときの気持ちを忘れず、もう一度基本に戻って、事故を起さないためにどうすればいいのか考えてほしい」と参加者に安全運転を促したあと、教習コースなどで実技と学科試験に取り組んだ。

 携帯電話片手での運転体験では近寄って来たバイクや車の影から飛び出るボールや人に気付くのが遅れたり、シートベルトコンビンサーでは時速五キロの衝撃の恐怖を知った。また、仮免許学科試験問題にも挑戦し、各人の交通法規の理解度を再確認した。

 体験を終えた参加者は、「コース内はスピードが出ていなかったので、普段のスピードを考えると、ゾッとします」と、肩をすぼめた。

 


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