平成18年10月18日(水)第14545号

◆全県◆
脳せき髄液減少症患者支援の会
12月県会の意見書採択に全力
=世話人代表の藤井秀幸さんに聞く=

◆大津・大津市◆
日本美術院の作家たち
=近代美術館で29日まで=


◆東近江・東近江市◆
箕川の山林で転落死
=間伐中の男性=


◆湖東・彦根市◆
近江鉄道イベント
ガチャコンまつり
=彦根駅構内で21、22日=


◆東近江・東近江市◆
秋の蒲生野を描く
水彩スケッチ教室
=受講生を募集中=


◆東近江・竜王町◆
竜王町
飲酒運転撲滅に向けて
町職員の処分指針改定
=交通事故防止も徹底へ=


脳せき髄液減少症患者支援の会

12月県会の意見書採択に全力

=世話人代表の藤井秀幸さんに聞く=




 聞き慣れない「脳せき髄液減少症」ー。交通事故やスポーツ外傷などで、脳せき髄液が漏れ続けて髄液が減少し、頭痛、吐き気、めまい、耳鳴り、だるさ、背中や首の痛みなどの症状が特徴の病気で、最近では治療法(ブラッドパッチ療法)も開発されている。国に対し、治療の保険適用や治療方法の早期確立などを求め、七月に署名活動を行なった「県脳脊髄液減少症患者支援の会」の世話人代表・藤井秀幸さん(31)に活動のねらいを聞いた。   

【石川政実】


▲交通事故の被害者などの相談を行っている藤井秀幸世話人代表
◆全県◆

 行政書士、税理士らが今春にNPO法人「総合相談センター」(藤井秀幸代表理事、会員十五人)を設立し、離婚、悪徳商法被害などさまざまな問題の無料相談を行なっている。

 行政書士の藤井さん(31)は「交通事故被害者の相談者の中には、脳せき髄液減少症と診断された人やその疑いのある人が何人かいた。相談に応じるうちに滋賀県には同減少症の治療ができる病院がほとんどないことや、周囲の不理解などで苦しんでいることを知った。患者の多くは、外見上、変化がないために、仮病の扱いなどを受けている人が多い。このため当センターで『支援の会』を設立し、私が代表世話人を務めることになった」と話している。

 藤井さんが相談を受けた一人に患者のAさんがいる。Aさんは、平成十三年に追突事故に遭(あ)ったが、「大したことはない」と救急車での搬送を断った。しかし、時間の経過とともに痛みが増し、やがて頭部から首肩にかけての強い痛みに襲われた。脳神経外科でCT検査を受けたところ、異常は見られず、痛み止めの薬をもらっただけだった。しかし一年が経つと、痛みや耳鳴りなどの症状が日常化し、仕事でもミスをくり返すようになった。原因がわからず落ち込んで心療内科の門もたたいたことが、結果的に同減少症の治療を行なっている病院を知るきっかけになった。

 Aさんは「事故から四年半、私は大好きな仕事も病気治療のために休職せざるを得ない状況だ。本当につらい」と涙ながらに訴えた。

 藤井さんや患者のAさんらは、七月から一か月にわたり、<1>政府に対し、脳せき髄液減少症についての研究推進とブラッドバッチ療法を含めた治療法の早期確立<2>政府に対し、ブラッドパッチ療法の保険適用――を求める意見書を県議会に提出するための署名活動を行なった。八月十日、二千百三十三人の署名を県健康福祉部に提出した。

 藤井さんは「滋賀県では同減少症のブラッドパッチ治療を行なっている病院は、滋賀医科大学などわずかだ。もっと多くの病院で検査・治療がおこなわれるように、十二月県議会の意見書採択に向け粘り強く働きかけていく」と不退転の覚悟だ。同支援の会の住所は、草津市西大路町3―5宇野ビル3階(077―566―8457)

記者の目

 県内で勤務する二十年来の友人から「会社を辞めざるを得なくなりそうだ」との電話をもらい、「さてはリストラか、明日は我が身…」と複雑な思いで出会ってみると、「実は二十年前の交通事故が原因で脳せき髄液減少症になっていたことを最近知った。全身に痛みが走り、とても責任ある仕事はできない。病院に行っても保険はきかないし、会社を辞めた後の生活のメドがたたない」と意外な言葉が飛び出した。いままで病気の苦しみなどおくびにも出さなかった友人の気丈さが胸に伝わってきて「全共闘世代らしくお互いしぶとく生きようぜ」といった軽薄なセリフを思わず飲み込んでしまっていた。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

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▲安田靫彦「飛鳥の春の額田王」
日本美術院の作家たち

=近代美術館で29日まで=



◆大津・大津市◆

 滋賀県立近代美術館(大津市)は十月二十九日まで、「日本美術院の作家たち」を開催している。

 速水御舟(はやみぎょしゅう)氏の名作「洛北修学院村(らくほくしゅがくいんむら)」、「菊花図(きっかず)」から、教科書でもおなじみの歴史人物画、安田靫彦(やすだゆきひこ)氏の「卑弥呼」や「飛鳥の春の額田王(あすかのはるのぬかだのおおきみ)」など、同近代美術館の誇る人気作品を展示。

 横山大観(よこやまたいかん)、菱田春草(ひしだしゅんそう)、下村観山(しもむらかんざん)、小林古径(こばやしこけい)や北野恒富(きたのつねとみ)、冨田渓仙(とみたけいせん)らの作品も出品されており、十一人の画家による二十一件の作品で、日本美術院の歴史を展望することができる構成となっている。

 観覧料は、一般三百五十円。高・大生二百五十円。小・中生百二十円。問い合わせは、同近代美術館(電話077ー543ー2111)まで。


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箕川の山林で転落死

=間伐中の男性=



▲山岡さんを搬送する県防災ヘリ
◆東近江・東近江市◆

 十六日午後二時ごろ、東近江市永源寺地区の箕川町山林で、間伐作業をしていた障害者共同作業所「竹の子福祉作業所」(谷田恵美子代表)の山岡悟さん(37)が転落したと、一緒に作業をしていた男性職員から110番通報があり、県の防災ヘリで引き上げられたが、全身を強く打って死亡していた。

 職員によると、山岡さんら三人の入所者とともに午前十時半ごろから間伐を行い、入所者には平らな場所で作業するよう指導していたが、山岡さんの姿が見えなくなり、周囲を探したところ、近くのがけから約五〇メートル下の岩場に転落していた、という。

 東近江消防本部などから特別救助隊らが救助に向かったが、うつ伏せの状態で岩場(愛知川上流の支流)に倒れている山岡さんを発見。がけには点々と血痕が続き、長靴や腕時計が散乱していることから、足を滑らせ転落したものとみられる。

 現場は、傾斜六〇〜八〇度ほどの山肌で、すぐ下には大きな岩や石が転がる危険な場所。東近江署では、命綱を付けていたかなど、同所の安全管理を含めて転落原因を調べている。


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近江鉄道イベント

ガチャコンまつり

=彦根駅構内で21、22日=


◆湖東・彦根市◆

 近江鉄道は、二十一、二十二両日に鉄道の日記念イベント「ガチャコンまつり」を午前十時から彦根駅構内で開催する。

 沿線児童を対象にしたガチャコンクイズラリーや近江鉄道オリジナルグッズ販売、運転室添乗体験、ミニ電車運転、運転席や駅長姿での記念撮影、電気機関車と写真を撮ろうなど、普段体験できない親子で楽しめるイベントとなる。両日とも午後四時まで。

 クイズ(五問)の全問正解者の中から抽選で五人に電車の運転室体験乗車(彦根駅構内約百メートル)をしてもらうほか、会場では八〇〇形電車型防犯ブザー(八百五十円)、指差し確認ハローキティストラップ(五百円)などのオリジナルグッズが販売される。豪華賞品が当たる大抽選会もあり、詳しくは近江鉄道運輸課(TEL0749―22―3303)へ。


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秋の蒲生野を描く

水彩スケッチ教室

=受講生を募集中=


◆東近江・東近江市◆

 蒲生公民館は、芸術の秋を満喫する一日講座「水彩スケッチ教室〜秋の蒲生野を描こう〜」の受講生を募集している。開催日時は二十八日午前十時から午後二時まで。

 同教室では、東近江市鈴町にあるファームトピア蒲生野を会場に、蒲生野の山や野原、野菜畑、ブドウ畑を題材に、澄んだ空気とあふれる自然の中で、思いっきり筆を走らせる。講師は、垣見真由美さん。

 受講対象者は、小学生から一般の人までと幅広い(小学校低学年は保護者同伴)。定員は先着二十人。

 受講料は、材料代として一千円(ペン・画用紙・額代など)。受講生は、絵の具やパレット、筆記用具、弁当、水筒などを持参する。

 受講希望者は、所定の申し込み用紙(蒲生公民館で配布中)に必要事項を記入し、材料代一千円を添えて蒲生公民館へ提出する。

 申し込みおよび問い合わせは、蒲生公民館(0748―55―0207)まで。

 


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竜王町
飲酒運転撲滅に向けて

町職員の処分指針改定

=交通事故防止も徹底へ=



▲改定された竜王町職員に係る懲戒処分の指針
◆東近江・竜王町◆

 無謀な運転で尊い命が奪われる事故が続発する中、竜王町はこのほど、飲酒運転撲滅に向けた取り組みとして「竜王町職員に係る懲戒処分の指針」を改定した。酒酔い・酒気帯び運転のほか、飲酒を勧めたり、飲酒の事実を知って同乗した場合にも、町職員に免職または停職処分を科すもので、厳罰化することで住民の信用を失墜することのないよう公務員としての自覚を促す。

 飲酒運転による事故が後を絶たず、飲酒運転撲滅に向けた取り組みと徹底が求められていることから、同町は「竜王町職員に係る懲戒処分の指針」改定に踏み切った。

 今回の改定には、飲酒運転に関する厳しい規定を設けることで、職員一人ひとりの認識を深め、飲酒運転撲滅の取り組みを徹底する狙いがある。 具体的には、酒酔い運転また酒気帯び運転をして、人身・物損などの事故を起こした場合や検問で検挙された場合、職員は免職となる。また、酒酔い運転・酒気帯び運転となることを知りながら、運転する人に飲酒を勧めたり、飲酒運転をしていることを知りながら同乗した職員は、免職または停職処分を受ける。

 飲酒運転以外に、交通事故で人を死亡させ、重篤な傷害を負わせた職員は免職・停職・減給のいずれかの処分を受け、人に傷害を負わせた職員は減給または戒告処分。さらに、著しい速度超過などの悪質な交通法規違反をした職員は、停職または減給、戒告処分が科せられる。どの場合でも、措置義務違反をした職員は免職もしくは停職処分となる。

 この指針は、十月一日から施行されている。

 


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