平成18年11月30日(木)第14582号

◆全県◆
瀬田シジミ 県が民間業者に分析委託
宍道湖のシジミから残留農薬検出を受けて
島根県衛生課 「健康に影響なし」
=県が農薬「チオベンカルブ」使用取り止めへ=

◆全県◆
彦根出身の督永さん
県内で帰国報告会
=パキスタンの震災復興支援=


◆湖南・栗東市◆
栗東の竹林開発問題
市は土地購入し整備を
=住民団体が議会へ請願書=


◆東近江・東近江市◆
ユーモア鳥獣画
多彩な猫又ワールド
=能登川博物館―3日まで=


◆東近江・日野町◆
もう師走なのに?
ツクシが群生
=日野町北脇の空き地=


◆東近江・近江八幡市◆
年末への備え徹底指南
=近江八幡署管内金融防犯協議会=


瀬田シジミ 県が民間業者に分析委託

宍道湖のシジミから残留農薬検出を受けて

島根県衛生課 「健康に影響なし」
=県が農薬「チオベンカルブ」使用取り止めへ=



▲瀬田シジミ
◆全県◆

 来秋滋賀で開催する「第二十七回全国豊かな海づくり大会」のプレイベント「湖づくりフォーラム 人と森と湖と〜かけがえのない生態系を未来に〜」が十二日、大津市のびわ湖ホールで開かれ、パネル討論や稚魚の放流などが行なわれた。当初、会場では、参加者に味わってもらおうと六百人分の「シジミ汁」を用意する予定だったが、当日になって急きょ「コイ汁」に変更された。そこには、宍道湖のシジミ問題が影を落としていた。そこで消えた「シジミ汁」を追ってみた。        【石川政実】

 島根県は九日、宍道湖西岸に流れ込む河川内で採取したシジミから、食品衛生法に定める基準値(〇・〇一ppm)の二〜十二倍の残留農薬「チオベンカルブ」を検出したと発表した。同県は、流域の水田などから流れ出た除草剤が原因と見ている。宍道湖漁協では同日、湖西岸と河川でのシジミ漁や出荷を自粛した。このニュースが十日に報道されただけに、滋賀県は「シジミ汁」を中止したのだ。

 滋賀県水産課では十六日、尾上(湖北町)、磯(米原市)、沖島(近江八幡市)、旧高島町大溝(高島市)、瀬田川(大津市)の五か所のシジミ漁場から、一か所一キログラムづつ計五キログラムを採取し、二十一日に民間の分析センターに残留農薬の検査を依頼した。来月には、検査結果がまとまるものと見られている。

 同県環境こだわり農業課の永井嘉和課長は十五日、農水省消費・安全局農業安全管理課農薬対策室を訪ねたところ、「農薬取締法で登録されている農薬の中で、シジミなどに残留する農薬はチオベンカルブのみだ。滋賀県では、ほとんど使われていない古い農薬だけに瀬田シジミは心配していない」と指摘され、瀬田シジミから基準値を超えるものは検出されないと考えている。ただ同課では年度内までに、チオベンカルブの使用を取り止める方向で、現在検討を行なっている。

 県内の十六年水稲、麦・大豆用チオベンカルブの使用量は、一五・七トンで、除草剤使用量全量(二百十三トン)の七・〇%に過ぎないだけに、基準値を上回る残留農薬が検出される可能性は極めて少ない。仮に宍道湖のシジミ並みの残留農薬が検出されても、食べてなんら問題はないと見られている。

 島根県衛生課によると、今回の検査で最大値の〇・一二ppmのシジミを二十一グラム(みそ汁一杯分のシジミ三十個として換算)食べたとしても摂取量は〇・〇〇二五ミリグラムだが、これに対し人体の一日摂取許容量は体重五十キロの人で〇・四五ミリグラムであり、「健康に影響はない」としている。ちなみに毎日食べる米の残留基準は〇・二ppmであり、シジミのリスクははるかに低い。いずれにせよ年間漁獲量が百六十五トン(平成十六年)にのぼる、琵琶湖を代表する瀬田シジミだけに、検査結果に関係者の目は注がれている。


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彦根出身の督永さん

県内で帰国報告会

=パキスタンの震災復興支援=


◆全県◆

 パキスタン国内で民宿と旅行業を営みながら震災後の支援活動に取り組んでいる彦根市出身の督永忠子さんがこのほど一時帰国し、十二月二日と四日に県内三か所で報告会「二度目の冬、パキスタン地震支援の現状と今後」を開く。

 督永さんは、初めてパキスタンを訪れた一九七四年の七年後に移住。地震が発生してからは避難民支援のためのNGO活動に取り組み、テント村の設営などの支援を続けている。著書に「民宿『シルクロード』今日も開店休業大忙し―オバハン、イスラームの大地に生きる」や「オバハンからの緊急レポート―パーキスターン発」などがある。現在、日パ旅行者代表、アフガン難民を支える会代表、NWA現地責任者などを務め、日本国内の支援者と共に講演活動も行っている。

 今回の報告会は、全国各地で開かれ、震災後の復興が進まず生活苦に喘いでいるパキスタンの人々のようすを多くの人に知ってもらい、日本からの支援活動に協力を呼びかけるもので、県内では二日午後三時から近江兄弟社学園の大講堂(定員三百人)、四日の午後一時半からは彦根教会宣教会館(彦根市錦町)、同七時からは彦根教会(同市本町四番町スクエア)で開く。彦根会場では、パキスタンのお茶「チァイ」のサービスがある。参加自由で無料。


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栗東の竹林開発問題

市は土地購入し整備を

=住民団体が議会へ請願書=



▲竹林が伐採されている造成予定地
◆湖南・栗東市◆

 栗東市の住民団体「地域環境を守る特別委員会」(早川洋行代表)は二十七日、宅地予定地となっている市立栗東歴史民俗博物館北側の竹林(小野)を市が購入し、体験学習の場を整備するよう求める請願署名(二千四百十五筆)を同市議会に提出した。

 宅地が計画されている竹林は、博物館を挟んで新興住宅・栗東ニューハイツと隣接している。計画では、竹林二千四百平方メートルを造成し、十二区画の分譲地を整備することになっている。県南部振興局から開発許可は出ており、「法的に問題はない」という。

 請願書によると、宅地開発による問題発生について「図書館・歴史民俗博物館・古民家の統一的な景観を壊すばかりでなく、新しくできる住宅にも、排気ダクトによる被害・道路騒音・プライバシー上の支障などが予想される」と指摘している。

 提案として「市がこの土地を確保し、(中略)体験学習の場として整備されることを要望する」と竹林の活用を求めている。


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ユーモア鳥獣画

多彩な猫又ワールド

=能登川博物館―3日まで=



▲ユーモアいっぱい、不思議な世界が繰り広げられる猫又作品展
◆東近江・東近江市◆

 猫や兎を擬人化し、独特のユーモアで人々を楽しませてきた猫又さん(本名・松澤修)。本業である考古学への情熱が数多くの創作を生み出し、天国に旅立ったいまも人々に愛され続けている。そんな猫又さんを紹介するレンタルギャラリー「猫又作品展」が、東近江市能登川博物館で開かれている。十二月三日まで。

 猫又さんは昭和二十一年東京都生まれ。少年時代から考古学に興味を持ち、大学を卒業後、神奈川・静岡・島根県などで発掘調査に携わった。滋賀県へは、田辺昭三氏の招聘で湖西線建設事前発掘調査にあたり、財団法人滋賀県文化財保護協会員として湖国に定住。数多くの調査に携わるかたわら、焼き物制作などに趣味を広げ、窯元も驚愕するほどの目利きぶりで陶芸や木彫、絵画の制作に打ち込んだ。これらの経験は、手がつけられていなかった中世信楽焼の編年に役立ったという。

 能登川博物館とは、過去に二回の企画展「鳥獣画で描く宮沢賢治の世界」(平成十二年)、「仏画にみる仏像入門展」(同十五年)で交流を深めており、楽しいながらも真剣さが垣間見られる動物たちの瞳に、深い魅力を感じさせていた。また、描かれる仏は、おもわず手を合わせても不思議でないほど気品に満ちている。今夏永眠。

 今回は、彼を思う猫又作品展実行委員会による展示会で、陶芸作品や木工家具、のれん、うちわ、Tシャツなど二百点余りが展示されている。また、大好きだった猫のほかにも、猿、狐、熊、豚、虎など様々な動物たちが登場し、人間のようにふるまう不思議な世界が繰り広げられている。

 入場無料。午前十時〜午後六時開館。月・火曜休館。同博物館(0748―42―6761)。


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▲日野町北脇の空き地に生えているツクシ
もう師走なのに?

ツクシが群生

=日野町北脇の空き地=



◆東近江・日野町◆

 日野町北脇の集落内の空き地にツクシが出ているのを二十四日、近くに住む柴田杉夫さん(60)が見つけた。

 この空き地は民家に囲まれた草原で、毎春、たくさんのツクシが出るが、晩秋になって再び生えたのは杉田さんも初めて見たという。

 空き地のあちこちに群生しており、中には高さ二十センチほど立派に育っているものもある。茎の根元にはスギナの葉がついているところが春のツクシと違う。

 彦根地方気象台の観測によると、十月の平均気温が十八・四度で例年の十六・七度より二度高かったことと、十一月に入って平均気温も二度近く高い日が続いていた。こうした高温をツクシが春と勘違いしたのではないかとみられている。この冬は暖冬と予報されている。

 


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年末への備え徹底指南

=近江八幡署管内金融防犯協議会=



▲防犯対策についてアドバイスを受けた協議会――滋賀中央信用金庫本店で――
◆東近江・近江八幡市◆

 近江八幡署管内の金融機関四十五店で組織する近江八幡署管内金融防犯協議会(会長・南井伝治滋賀中央信用金庫本店営業部長)はこのほど、滋賀中央信用金庫本店(近江八幡市桜宮町)で協議会を開き、年末に向けて増加する金融機関を狙った犯罪に対する防犯対策について、近江八幡署から指導を仰いだ。

 協議会には各店から防犯担当者らが出席、近江八幡署の町元通憲署長はじめ、地域課、生活安全課、交通課の各課長から、年末だけでなく日常の防犯の心構えについてアドバイスを受けた。

 各課長からは、最近の犯罪や事故の事例などを例に、声かけ、整理整頓、振り込め詐欺被害の未然防止、ひったくり防止、バイク運転時の交通ルール遵守・寒さ対策、署員の立ち寄りなど、細かく指導が行われ、出席者はメモを取るなどして、熱心に耳を傾けていた。

 


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