平成19年1月24日(水)第14627号

◆東近江・東近江市◆
2月1日から解体工事
中央公民館の歴史に幕
=24日に工事説明会=

◆東近江・東近江市◆
「第2回東近江市PTA大会」
子を育てる大地になって!
=保護者が自らの役割見つめ直す=


◆東近江・東近江市◆
26日「文化財防火デー」
国の貴重な財産を守ろう
寺院や神社、資料館など査察
=東近江消防 火災防ぎょ訓練も=


◆東近江・東近江市◆
貴重な宝“文化財”守れ
大城神社で消防訓練
=東近江消防と地元住民=


◆東近江・竜王町◆
竜王インター付近に商業施設
近江観光・三井不動産が計画
環境アセスの計画書縦覧
=竜王町役場生活安全課で=


2月1日から解体工事

中央公民館の歴史に幕

=24日に工事説明会=


▲1日から解体工事が始まる中央公民館(八日市公民館)
◆東近江・東近江市◆

 東近江市教委は、来年度に八日市公民館を改築するため、来月一日から着工する中央公民館(八日市公民館)の解体工事の説明会を二十四日午後七時半から皇美麻会館で開く。

 解体される中央公民館は平成十七年、公共建物のアスベスト建材の使用問題で、市が調査したところ玄関ロビー天井や大ホール壁面に使われていることが分かり、またその一部で剥離が始まり、空気中に飛散する危険性が高かったことから同年八月から全館を使用禁止となった。以来、閉館状態となった公民館をどうするかの検討が市教委と地元の間で話し合われ、以前から要望のあった八日市公民館の改築が実現することになった。

 夏から改築工事が行われる予定だが、その前に行う中央公民館の解体工事については、アスベスト材が含まれていることから健康に害のない国の安全基準に基づいた手順で行われることになっている。市教委では、工事中にアスベストが建物周辺に飛散しないよう、どのような安全策をとるのか、またその日程などを中心にした説明会を開き、住民に理解を得たいとしている。

 解体工事は、内部のアスベスト材を削り取る作業で一ヶ月ほどかかり、その後建物を解体するため五月三十一日までの工期を見込んでいる。工事中、アスベストが周辺地域に飛散していないか定期的な観測を行うことにしている。解体工事費七、八六四万五千円。

 新しい八日市公民館の詳細な設計は現在、地元自治会長と市教委とでつくる建設検討委員会で話し合いが進められ、ほぼ出来上がる段階にある。

 現在のところ、建物は市内山間部の地元材を使った木造平屋建て二棟の施設で、内部に三百人程度収容のホール、調理室、会議室、託児所を兼ねた多目的スペース、和室、各種団
体が事務室として使えるコミュニティルームなどが設けられる予定。夏から着工され来年三月に完成。

 市教委では、解体される公民館の中にある展示物については所有者や寄贈者に返却することにしているが、船岡山の相聞歌をイメージしたホールの緞帳をどうするか思案している。一枚ものの織布で相当な重量があるため新公民館への再使用は難しい。小さい布に切り刻んでリサイクルすることも検討されたが、名案はなかなか見つからないのが現状。玄関壁面のレリーフ(布引焼)と八日市市制五○周年の標柱は残すことにしている。また、パイプ椅子など使える備品は再利用する。

 解体される中央公民館は、昭和四十八年(一九七三)一月に完成。その年には全国的に注目された「第一回市民大学」の開講、八日市文化芸術会館が出来るまでの成人式、八日市大凧の製作会場、国際交流の初調印式、市民文化や作品の発表・交流の場として、また当初は、結婚式会場としても使えるようにされるなど三十五年近く、地域の人々とまちや庶民文化の移り変わりを見つめてきた。

 公民館のお別れ会などは計画されていないが、来月一日から解体が始まるため、心のアルバムに公民館の思い出を残す記念写真を撮るのなら今のうち。


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「第2回東近江市PTA大会」

子を育てる大地になって!

=保護者が自らの役割見つめ直す=



▲保護者ら約400人が参加した「第2回東近江市PTA大会」(東近江市あかね文化ホール大ホールで)
◆東近江・東近江市◆

 子どもたちを安心して育てられる環境づくりの推進に向け、東近江市PTA連絡協議会(梅谷章夫会長)が二十日、「第二回東近江市PTA大会」を東近江市あかね文化ホール大ホールで開いた。同市内幼小中高の保護者と教職員ら約四百人が一堂に会し、命の大切さと自らの役割を見つめ直した。

●県下2番目の大組織


 同協議会は、昨年四月に東近江市と旧能登川・蒲生の両町組織が合併し、幼稚園・小学校・中学校・高校別に五十九のPTA組織で編成されている。会員数は約一万四千人にのぼり、県内で二番目の大きさ。

 開会あいさつで、梅谷会長は「五十九の組織代表者らによる情報交換会を開いたところ、さまざまな意見や貴重な話しをしていただき、子どもへの思いの強さを感じた。今後は、大きな都市の特性を生かし、横のつながりを重視して、協議会の在り方や方向性をともに考えていきたい」と協力を求めた。

 来賓の岡井眞壽美教育長は、「近江商人の理念を生かして『自分よし、相手よし、社会よし』を掲げ、共に輝き合う東近江市にしたい。教育の原点は家庭。親子が育ち合える『とも育ち』の在り方を考えることこそが課題解決につながるのではないか」と説いた。
▲親の役割を説く講師の木藤さん

 生きる力と豊かな心を育む蒲生マックスクラブの紹介とあかね児童合唱団の発表がオープニングを飾った後、八月二十四、二十五日に滋賀県で開催される“第五十五回日本PTA全国研究大会びわこ大会”について、東近江市が会場となる第三分科会(研究テーマは学校教育)の活動を高木一正実行委員長がPRした。

●子の心に寄り添う


 続く、記念講演では、長女・亜也さんを脊髄小脳変性症で亡くした元保健師・木藤潮香さんが、「ひとつしかない命〜一リットルの涙〜」と題して十年間にわたる娘の闘病生活を静かに語った。

 亜也さんが発症したのは十五歳のとき。だんだん体の運動機能が奪われる原因・治療法も解明されていない難病を、思春期のわが子にどう説明すればいいのか苦悩する日々の中で、木藤さんは「険しい人生の添え木になろう」と決心し、親の生きる道が定まったという。

 自分でできていたことができなくなっていく恐怖心に加えて、いじめによる心の傷を負った亜也さんを支え続けた経験から、「子どもの心のひだ、またサインを見逃さないよう、大人も感性を磨かなくてはいけない」と語り、解決策を急ぐよりも子どもを丸ごと受け止める重要性を強調した。

 二十五歳で亜也さんが旅立つまで、死を前に生きる意味を問い続ける娘を深い愛情で包み込み、親子で幾つもの壁を乗り越えてきた木藤さんの毎日を知り、参加者は涙を流した。

 最後に、木藤さんは「親は、子の持っている伸びる力を育てるために、適当な時期に水や太陽など必要なものを供給する大地になってほしい。何よりも今を無駄にしない生き方を」と訴え、参加者の心に重く響いた。


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26日「文化財防火デー」

国の貴重な財産を守ろう

寺院や神社、資料館など査察
=東近江消防 火災防ぎょ訓練も=


◆東近江・東近江市◆

 東近江行政組合消防本部は、二十六日の「文化財防火デー」を中心に、国の重要文化財などが眠る管内二市三町の寺院や神社、資料館、個人宅などへの防火査察ほか、各消防署単位に行う火災防ぎょ訓練などを通して注意を呼び掛けている。

 査察には、消防署員や各市町教育委員会らが合同で出向き、二十四日から二十六日までに管内七十か所を丸一日かけ消火栓、消防設備、電気配線などの点検や、防火対策への安全確認などを行う。

 二十四日に東近江市八日市地区(一か所)、同蒲生地区(七か所)、安土町(十六か所)、二十五日に東近江市八日市地区(一か所)、同永源寺地区(七か所)、同能登川地区(四か所)、竜王町(三か所)ほか、最終の二十六日には、東近江市八日市地区(十二か所)、同五個荘地区(十二か所)、近江八幡市(五か所)、日野町(十三か所)で一日査察を行う。

 昭和二十四年一月二十六日、現存する世界最古の木造建築物「法隆寺金堂」で火災が発生し、貴重な文化財の壁画(一部)が消失した。二十九年に法隆寺金堂の修復が行われ、この機に二度と惨事を繰り返さないためにと、三十年から毎年一月二十六日を「文化財防火デー」に指定し、今年で五十三回目を迎える。

 査察のほか、管内四消防署は文化財消防訓練を行う。すでに八日市消防署(二十日、八日市・瓦屋寺)、能登川消防署(二十一日、五個荘・大城神社)、近江八幡消防署(同、竜王・勝手神社)で訓練を終えている。日野消防署は、二十八日に正明寺(日野町松尾)で実施し、消防水利の掌握や初期消火、迅速な文化財の搬出などの訓練をする。

 いずれも消火訓練は、庫裏や社務所ほか本堂近くの雑木林から出火を想定して約一時間行われ、消防署と消防団から車両五〜八台が出動し、地元自治会や女性防火クラブ、寺・宮世話ら関係者約四十〜六十人が初期消火、文化財の搬出などの訓練を行うとともに、防火協力体制の強化や消防活動の技術向上、地域住民の文化財に対する防火意識の高揚を目的に開かれている。


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貴重な宝“文化財”守れ

大城神社で消防訓練

=東近江消防と地元住民=



▲一斉に放水する消防隊員と団員ら(五個荘金堂町の大城神社)
◆東近江・東近江市◆

 国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている東近江市五個荘金堂町の大城神社で二十一日、文化財防火デー(二十三〜二十九日)に伴う消防訓練が行われ、地元消防団や能登川消防署員ら約五十人が緊急時に備えた。

 文化財防火デーは、現存する世界最古の木造建築物・法隆寺金堂で火災(昭和二十四年一月二十六日)が起き、貴重な壁画の一部を消失したことを受けた「訓戒の日」として同三十年に定められ、毎年、全国各地で火災防御訓練等が行われている。

 今年は、艮隅(佐々木六角の観音寺城から見た鬼門)の守護神として信仰されてきた大城神社を舞台に、「境内から出火し、ご神体を運び出そうとした男性が足を骨折した」との想定で行われ、西村正義自治会長が一一九番通報。すぐさま、地元消防団や女性消防隊、氏子役員らが初期消火にあたり、駆けつけた消防署員とともに消火および延焼を食い止める水のカーテンを作ったほか、負傷者の救護とご神体の搬出訓練を行った。

 訓練後、大橋善之署長(52)は「地区の貴重な財産を守るため、防火に努めてほしい」と講評を行い、参加した住民らは「先人より受け継いだ貴重な財産、火災には十分に気を付けたい」と、地域あげての防火と水利掌握の必要性を認識していた。


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竜王インター付近に商業施設

近江観光・三井不動産が計画

環境アセスの計画書縦覧
=竜王町役場生活安全課で=



▲竜王インター周辺の航空写真(本社チャーターヘリから撮影)
◆東近江・竜王町◆

 近江観光株式会社(大野俊幸社長・東京都)と三井不動産株式会社(岩沙弘道社長・東京都)が計画している「(仮称)竜王商業施設開発計画」に関する環境影響評価実施計画書の縦覧が、十五日から地元の竜王町役場生活安全課など県内四カ所で始まった。縦覧期間は二月十四日まで。

 大阪また中京都市圏の中心に位置する名神高速道路竜王インターチェンジは、滋賀県統計書(平成十六年度)によると、年間五百五十四万台、一日平均約一万五千台の出入りがあるという。

 この利便性を生かして、西武鉄道株式会社が竜王インター付近の所有地にショッピング・スポーツ(ゴルフ)・アミューズメント(遊園地)の複合施設を建設する「竜王リゾート構想」の概要を平成四年に発表、県の“琵琶湖リゾートネックレス構想”の重点整備地区にも位置付けられた。

 開発に向け環境影響評価調査を実施したところ、貴重種とされるオオタカの生息と希少植物が生息する湿地の存在、文化財の分布が判明したため、同十五年に計画地の縮小を盛り込んだ事業の一部見直しを図った。

 その後、事業計画者である西武鉄道が、有価証券報告書問題などに絡み経営再建を余儀なくされたことから、同十七年十一月に町へ「計画を白紙にしたい」と申し出ていた。

▲商業施設計画地の周辺地図
 しかし、近江観光と全国各地でアウトレットモール開発を手掛けている三井不動産が、一部の事業(ショッピングゾーン)を引き継ぐことが決まり、翌十八年十二月に西武鉄道が旧開発事業の廃止を県に届け出た。併せて、近江観光と三井不動産が、旧開発事業の敷地の一部を利用する「(仮称)竜王商業施設開発計画」の環境影響評価手続きに入り、縦覧の運びとなった。

 環境影響評価実施計画書によると、事業予定地は同町薬師字砂山地先の土地約十八ヘクタール。地上二階建てを想定している商業施設は、建築面積約三万二千平方メートル、延べ床面積約五万五千平方メートルで、約四千台の駐車スペースも確保する。

 具体的な施設内容は公表されておらず、三井不動産の話しでは、まず、環境影響評価調査の結果を基に、開発に適切な場所かどうかを見極めた上で具現化していくという。

 環境影響評価調査を実施する地域は、竜王町薬師と小口、七里、山面、須恵、鏡、西川、西横関の八地区で、大気・騒音・振動・水質・地盤・生態系・文化財など多角的に現地調査を行う。

 今後は、環境影響評価調査の手法について意見を広く吸い上げた後、今年十二月まで現地調査に入り、順調に進めば平成二十一年春に許認可を取得し、同二十二年夏頃の竣工・開業を予定している。


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