平成19年2月15日(木)第14646号

◆全県◆
退職後の地域デビュー、どうする?
3月3日草津でヒント紹介するフォーラム
=お帰りなさい!お父さんパート2=

◆湖南・栗東/守山/野洲◆
栗東 三浦に迫る川崎、北野、九里
守山 大井トップで、辻、広實が激突
野 洲 県内唯一の無風選挙区に
=県議選動向(4)=


◆湖東・多賀町◆
犬上郡で初、首長規模の古墳
=多賀町の大岡高塚古墳 =


◆湖東・愛荘町◆
1署2出張所態勢整う
愛知川消防センター完成
きょう15日から業務
=愛知郡消防署=


◆東近江・近江八幡市◆
地産地消と食育の実践充実へ
材料持ち込みで「出前給食」
=近江八幡市農業委員会=


退職後の地域デビュー、どうする?

3月3日草津でヒント紹介するフォーラム
=お帰りなさい!お父さんパート2=


◆全県◆

 いよいよ始まる団塊世代の大量退職時代をひかえて、県社会福祉協議会は三月三日、「お帰りなさいお父さん!退職シニアの地域デビューフォーラム パート2」を県立長寿社会福祉センター(草津市笠山七丁目)で開く。

 サラリーマンとして長年、職場と家庭を往復していた人が、退職後、地域に出るきっかけをつかめず、家に閉じこもってしまうケースが多々ある。 フォーラムでは、健康的なセカンドライフに向けた医師の講演や、実際に地域で活動している人による生活設計のヒント紹介など。

 対象は、退職前後のサラリーマン、すでに地域活動をしている人、または支援者などで、定員三百人。

 当日は午前十時から開会。藤本直規氏(藤本クリニック医師)の講演「悩の老化予防と認知症のことを知ろう」、個人とグループが健康づくりを紹介する。

 昼食を挟んで、午後からは体験発表と意見交換。北川憲司さん(県東近江地域振興局)がコーディネートし、退職サラリーマン代表の辻村逓一さん、近江八幡市おやじ連の中江洋二郎さん、大津環境フォーラムのメンバーが報告する。

 このほか、午後三時からは相談コーナーを会場に設け、各地域のボランティアセンターやNPOセンターなどと退職後の活動について話す場をつくる。

 参加の申し込みは同協議会(077-567-3900、FAX077-567-3906)へ。当日受け付けも可。


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栗東 三浦に迫る川崎、北野、九里
守山 大井トップで、辻、広實が激突
野洲 県内唯一の無風選挙区に

=県議選動向(4)=


◆湖南・栗東/守山/野洲◆

栗東市(定数2)】
三浦 治雄 64 自現4
北野加代子 57 無現2
川崎  等 58 嘉新
九里  学 43 民新
   (注)嘉=嘉田新党 

 栗東市選挙区は、前回(平成十五年)は無風のため、今回は八年ぶりの選挙戦。新幹線新駅の推進か凍結かが争点に。昨年十二月二日現在の有権者は、四万六千七百五十二人。    (文中敬称略)

 自民公認で現職の三浦は、この中旬から市内七小学校区で幹事会を開催し、後援会(約七千人)の再整備を急ぐ。市議会の新政栗東の現職六人と新人数人を市議選に擁立して連動へ。約三千の公明票を取り込んで一万票を狙う。企業二百社の推薦も取りつけた。

 昨年の栗東市長選で民主と袂を分かつことになった北野は、無所属となり、地域型選挙に方向転換。地元・葉山、葉山東学区を固める一方、既存の後援会(五千人)に加えて「県政フォーラム」(橋川潮会長)を新結成し女性を中心に全市的な拡大を図る。

 市議会副議長の川崎は、嘉田知事の政治団体「対話の会」から公認を受け弾みがついた。地元・治田東学区をまとめながら、会派栗政会の四市議が全市をカバー。新幹線凍結を掲げて無党派層へ浸透も。京都産大出身の議員連盟にも支援を訴える。

 三浦のお膝元の金勝学区から民主公認で出馬する九里は、子育て世代として、子育て環境を政策の柱に。民主、連合に加え、栗東高校などの同窓生、市民グループ、県ラクビーフットボール協会の仲間らが勝手連的に応援し出遅れのばん回へ。

 頭一つリードの三浦に、底力を見せる北野や嘉田新党で弾む川崎が肉迫し、そこへ若き九里が殴り込むスリリングな展開。  

【石川政実】



守山市(定数2)】
辻  貢 64 自現1
大井 豊 54 民現1
広實照美 56 嘉(推)新

 有権者数は、昨年十二月二日現在で五万六千四百二十四人。定数二に、現職二人と新人一人の三人が名乗りを上げる。

 辻は、十一日に金森町で事務所開きを行い組織強化を急ぐ。市議会与党会派「創政会」の議員十人が支援に回り、さらにロータリークラブの人脈を生かし、守山・速野・中洲の三学区を重点的に固める。まだ与党会派の一本化ができていないのが気がかり。

 大井は、出身の日本バイリーン労組のほか、グンゼ、旭化成などの連合や、速野学区の地元組織で安定した戦いを続け一万票を目指す。しかし嘉田新党候補への危機感から、早くも昨年十二月に決起集会を開き、組織の引き締めを図った。

 広實(市議)は後援会組織が小さく、特定の支持母体をもたないため、NPOや地域づくりコーディネートを通じて知り合った人脈を通じて全市的に支援を広げている。今月下旬には選挙事務所を開くともに、ミニ集会で女性の視点の県政を訴えていく。

 このほか、元市議で会社役員の堀井隆彦(62)も意欲を示しており、四候補者による混戦も予想される。  

【高山周治】



野洲市(定数2)】
吉田清一 59  自現3
青木愛子 70  民現2

 前回は、無風選挙区が野洲郡を含め六選挙区に上ったが、今回は野洲選挙区が唯一の無風選挙区になる公算が大だ。

 自民公認の吉田は、後援会支部として中主、篠原、祇王の三学区に加え、新たに野洲、三上、北野の三学区で支部をつくる準備を進めるなど態勢強化を図る。

 民主公認の青木は後援会組織を中心に、地元の四ッ谷自治会(推薦)、各種環境団体、市民団体「女性を議会へ送る会」などが動く。なお嘉田知事の「対話の会」は、候補者擁立の動きにあるが流動的。

【石川政実、高山周治】


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犬上郡で初、首長規模の古墳

=多賀町の大岡高塚古墳 =


▲石室入口より内部を望む
◆湖東・多賀町◆ 

多賀町立文化財センターはこのほど、大岡高塚古墳の発掘調査結果を発表した。同古墳は、明治二十年頃に山に道をつけようとした時に石室につきあたり、それ以来放置されて、村の子供たちの遊び場になったとされている。以前、多賀の人が石室内を掘ったことがあり、その時に出士した土器は文化財センターに保管されている。同古墳は、多賀町を代表する古墳して昭和五十六年に町指定史跡に指定されている。

 同古墳は平野部に接する山裾部に位置し、周辺には十一基の古墳が分布するとされている。同古墳から西へ五百メートル付近の平野部では、ほ場整備事業に伴う発掘調査で五基の古墳跡が確認されている。これらはすでに開墾によって削平され、埋葬主体部の構造は不明だったが、直径二十六メートルの楕円形の墳丘を持つ大きな古墳もあったようだ。同古墳と石塚古墳群はほぼ同じ頃につくられており、六世紀後半から七世紀前半にかけて当地域に古墳群が形成されていたと考えられる。この頃芹川扇状地では開発がおこなわれ、集落が形成されていた(木曽遺跡、土田遺跡)。

 木曽遺跡では、渡来人に関係するとみられる大壁建物が二棟確認されており、扇状地の開発に渡来人も関係していたと考えられている。これらの古墳群は芹川扇状地周辺を開発した集団との関係も考えられるが、これまで明らかにされていなかった同古墳の埋没した石室内を発掘調査し、規模や構造の確認をおこなった。

 発掘調査によって、石室の全容がほぼ明らかとなった。石室は、西に開口する全長十一・六メートルの右片袖式の横穴式石室で、玄室が長さ五・二メートル、奥壁高さ三メートル、袖部高さ二・九メートル、奥壁幅一・八メートル、袖部幅二・〇メートル、羨道は長さ六・四メートル、玄門部高さ一・八メートル、開口部高さ二・一メートル、玄門部幅一・三メートル、開口部幅一・四メートルを図る。側壁はほぼ垂直に立ち上がる。奥壁や天井右に使用された石材はかなりの規模を持ち、奥壁の基底石は床面からの高さ二・二メートル、幅一・八メートルを図る巨石で構成されている。天井石は三石で構成され、そのうちの二石は径二・一メートル、二・五メートルを超える巨石が使用されている。

 石室の構造で特徴的なのは、玄門部に設置された敷居石から羨道まで盛土をおこなうことによって、玄室が羨道に比べて一段下がることで、これは湖東地域に広く認められる形態に類似している。しかし、同古墳の場合、開口部から三・七メートル入った羨道の途中にも一段段差が設けられ、開口部から玄室へ至るまでに階段状に二段下がるという特徴を持ち、また、この羨道中の一段下がった場所の床面には径五センチ前後の小型の河原石(石灰岩が多く混じるが、全部ではない)が敷きつめられ、直上で馬具が出土し、少し浮いた状態で台付椀、ガラス玉一点が出土している。

 「羨道下段」は全面に礫敷きされていなかったが、礫敷きが認められない部分の上層で火を焚いた痕跡が認められ、堆積土中に中世の土師器皿、羽釜の破片が出土しており、床面は撹乱を受けているようで、当初の状況は定かではない。ただ、礫敷き部分は床面が平坦であるのに対し、礫敷きのない部分は敷居石に向かって床面が緩やかに上がっており、様相が異なっている。羨道の天井も床面の段差に合わせて段差が設けられている。

 これまで、犬上郡内において古墳時代後期の首長墓の存在はあまり知られていなかったが、今回の調査で大岡高塚古墳が首長墓級の石室を持つことが明らかになった。


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1署2出張所態勢整う

愛知川消防センター完成

きょう15日から業務
=愛知郡消防署=


▲町役場愛知川庁舎横に完成した愛荘町愛知川消防センター
◆湖東・愛荘町◆

 愛知郡消防署愛知川出張所と愛荘町消防団愛知川詰所を併設した「愛荘町愛知川消防センター」が町役場愛知川庁舎隣りに完成、十三日午前九時から郡消防署と町関係者ら約五十人が出席して竣工式が行われた。

 町が建設費二億三、一三五万円を投じて昨年六月から建設を進めていたもので、愛知川出張所は郡消防署の消防力再整備計画に基づき昨年十二月に完成した愛東消防出張所に次ぐ施設。本部消防署と二出張所の完成で消防業務の連携態勢が整い、管内全域を八分以内で現場到着できる機動力を強化した。建物は鉄骨づくり二階建て。

 完成した愛知川出張所には、消防車と救急車を各一台配備し、九人の職員が三交代二十四時間できょう十五日から業務を始めた。

 また、消防団愛知川詰所には、ポンプ車をはじめ消防車両四台を常備し、防災行政無線の基地施設を完備して災害時には町の対策本部として機能するほか、消防団員の訓練やリーダーの養成、住民を対象にした講習会の開催など、町の防災拠点としての役割を担う。屋内には、消防団員の出動待機室、展示ホール、防災行政無線放送室、会議室などが設けられている。


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地産地消と食育の実践充実へ

材料持ち込みで「出前給食」

=近江八幡市農業委員会=


▲子どもたちと同じ給食を試食する参加者
◆東近江・近江八幡市◆

 近江八幡市農業委員会(辻弘太郎会長)は、地産地消と健全な食習慣をめざした取り組みの一環として、地元の食材を使った「出前給食」を、このほど市立岡山小学校で行った。

 これは、地域の農産物を使った給食を通じて、食の大切さ、地域の良さ、文化を知り、大切にする心を育んでもらおうと、学校、教育委員会と協力して実施しているもので、島小学校に続いて今回が二校目。

▲出前給食を味わう子どもたち――岡山小学校で――
 この日は、農業委員が島町産米コシヒカリと市内産のハクサイ、ダイコン、コイモ、ニンジン、青ネギと、自家製味噌を持ち込み、献立の中のごはんと味噌汁を地産地消で提供することにした。

 農業委員がおいしいごはんを食べてもらおうと、持参した大きなガス炊飯器で自ら炊き上げ、具材たっぷりの味噌汁は調理員にお願いした。

▲この日の献立(ごはんと味噌汁が出前給食分)
 給食の時間には、農業委員による地元産米と旬の野菜たっぷりの味噌汁について校内放送も流れ、子どもたちからは「いつもの(外注の)ごはんよりおいしい」「味噌汁おかわりした」など、大好評の感想が返って来た。

 出前給食には、冨士谷英正市長、國松嘉仲市教育長、大橋正光市議会議長、教育委員ら市関係者も招かれ、試食と視察を行い、連携のための情報交換、意見交換を行った。

 出席者からは、「(平成十七年一月から実施している毎月一回の地元農産物を使う給食献立)『八幡の日』の回数を増やしてはどうか」「パンよりごはんの回数を増やすべき」「(学校の規模の問題はあるが)出前給食を全校で実施したい」などの意見も聞かれ、改めて地産地消と食育の大切さを再確認した。


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