平成19年3月22日(木)第14676号

◆全県◆
「もたない」のは自民か嘉田県政か
13日の県議会の自民緊急質問で
「対話の会」に火がつく!
=市民革命は成就するか---注目の県議選(上) =

◆湖南・栗東市◆
新幹線新駅関連を削除した
修正予算案をあす提案
=栗東市議会=


◆湖東・愛荘町◆
文化価値と信仰
えちがわ地蔵菩薩
=るーぶる愛知川で写真展=


◆東近江・東近江市◆
260人が元気に対戦
錬成大会で交流
=八日市柔道スポーツ少年団=


◆東近江・東近江市◆
10月から「バス実証運行」
能登川支所、病院前など3ルート
=利用状況で本格運行検討=


◆東近江・日野町◆
手をつなぐ育成会 やりたいを支援!
初の試み「本人部会交流会」
=知的障害者ら約150人集う=


「もたない」のは自民か嘉田県政か

13日の県議会の自民緊急質問で
「対話の会」に火がつく!
=市民革命は成就するか---注目の県議選(上) = 



▲「対話の会」の立候補予定者が開催した県政勉強会で講演する嘉田知事(11日、大津市・和迩文化センター)
◆全県◆

 嘉田由紀子県知事は、同氏の政治団体「対話の会」が三十日告示、四月八日投開票の県議選に擁立する立候補予定者十九人の「県政勉強会」に十一日から出席し、事実上の応援を開始した。この一つとして、「対話の会」と民主から推薦を受けている犬上郡選挙区の無所属新人・辻孝太郎氏の「県政勉強会」が十七日、多賀町立多賀福祉会館で開催された。

 席上、夏の参院選に民主公認で出馬する徳永久志県議は「嘉田知事が誕生した七月以降は、県議会で過半数を占める自民党が足を引っ張る半年だった。この十三日の二月定例県議会の閉会日に、自民党は異例の緊急質問を行なったが、その内容たるや悪口ばかりで、『“もったいない県政”は“もう、もたない県政”』『知事は県議会で言っていることと、支持者に言ってることと違うのは“二枚舌”』と言うなど、これでは不信任(案)の提出と少しも変わらない」と自民党を厳しく批判した。

 ちなみに十三日の県議会の緊急質問は、知事が議会にダムを容認する答弁をする一方で、支援する団体には「『凍結・見直し』を実行するためにも、ダムに関連する予算を盛り込まざるを得なかった』と説明したことを自民党政調会長の吉田清一県議が問題視したもの。明確な答弁をするよう詰め寄り、嘉田知事が二月十九日の代表質問での答弁を繰り返すことで、議会で「念押し」をさせられるという県政史上、例のない場面になった。「対話の会」の支持者からは「知事を軽んじるもので絶対に許せない」と怒りの声が噴出した。

 自民は、政調会の県議らを中心に、嘉田県政と厳しく対峙している。昨年の十二月県議会では、県発注の国道改良工事の入札に参加した三業者が非公開の「調査基準価格」と同額で入札した問題で、家森茂樹県議が「知事しか知り得ない調査基準価格で三社が入札したことをどう思うのか」と追及。清水克実県議は、知事がテレビで琵琶湖の水を飲める発言をしたことを厳しくただした。いずれも自民が誇る論客だけに鋭い追及ぶりだった。

 今回の県議選で、自民・湖翔クラブ(現有議席二十八議席=定数四七)が過半数(二十四議席)を上回れば、嘉田県政は“死に体”を余儀なくされるだろう。さらに四分の三の議席を獲得すれば、知事不信任案が提出される公算も。この場合は、嘉田知事の対抗馬として、嘉田知事批判を強める谷畑英吾・湖南市長、自民有力県議、山田亘宏・守山市長らが下馬評にのぼるものと見られている。

 「対話の会」の寺川庄蔵代表は「新幹線新駅やダム計画の凍結・見直しなど、嘉田知事がお約束したマニフェストはなかなか実現できないでいる。これは(自民が六割を占める)議会の力が働いているからだ。自民党を過半数割れに追い込めば、政治を市民の手に取り戻せる」と県政勉強会で訴える。「もう、もたない」のは、自民党政治なのか、嘉田県政なのか、この県議選でその答えがまもなく出る----。


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新幹線新駅関連を削除した

修正予算案をあす提案

=栗東市議会=


◆湖南・栗東市◆

 新幹線新駅の関連予算約四十六億三千万円を減額した修正予算案が、二十三日、新駅設置予定地である栗東市の市議会で提案される。提案する市議は、凍結派の栗政会、市民ネット、中止派の共産党市議団の十人。

 理由としては、県が凍結方針のため工事費負担分二十一億五千万円を予算化していないことや、同市の工事費負担分を市債で賄うのが大阪高裁で違法(市は最高裁へ上告)とされ、発行するのが難しくなる可能性が出てきたこと、としている。

 同市議会(定数二十人)における新幹線新駅を巡る賛否の構図は、中止・凍結派の市議十人、推進派が議長を除く九人となっている。


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▲写真展示されている平安時代の地蔵菩薩立像(石橋地蔵堂)
文化価値と信仰

えちがわ地蔵菩薩
=るーぶる愛知川で写真展=


◆湖東・愛荘町◆

 かつては、日常生活の中にあった地蔵尊信仰。現代医学が今ほどに発達していなかった時代、人々は子供の健やかな成長を地蔵尊に祈願し、授乳が十分でなかったり、病気など幼子が成長するうえで越えなければならない試練の壁を克服する心の救いを地蔵尊参りで求めてきた。

 人々が日頃から地蔵尊に託した思いは、今も各地に地蔵堂の形で残っている。そうした信仰を集めてきた地蔵菩薩を紹介する写真展が愛知川駅コミュニティハウス 「るーぶる愛知川」で開かれている。三十一日まで。入場無料。

 愛知川町史編さん委員の佐々木進氏(栗東歴史民俗博物館長)が、旧愛知川町内にある約一四○カ所余りの地蔵尊を調査した中から文化財価値の高い二十カ所の地蔵菩薩や石仏などを写真で紹介している。

 中には、平安〜室町時代にかけて造られた木造の菩薩立像や安土桃山〜江戸時代の石仏などもあり、長い歴史の中で地域に育まれてきた「お地蔵さん」への信仰の心も合わせて感じとれる展示となっている。


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260人が元気に対戦

錬成大会で交流

=八日市柔道スポーツ少年団=



▲布引運動公園体育館で開かれた錬成大会
◆東近江・東近江市◆

 八日市柔道スポーツ少年団主催の「錬成大会」が十八日午前十時から布引運動公園体育館で開かれ、幼児から小学六年生までのちびっ子が日頃の練習の成果を試合にぶっつけた。

 東近江市内で柔道に取り組んでいる子どもたちの交流と日頃の練習の成果を披露する大会で、毎年春に行われている。今回は、竜王町や多賀町の少年団からの参加もあり、会場には約二百六十人の子どもたちが集まった。

 柔道着で勢揃いした子どもたちは、幼児〜小学二年、小学三、四年、同五、六年の三グループに分かれ、一グループ七人制の団体戦総当たりで試合に臨み、勝敗に関係なく相手の胸を借りて技を掛けたり、掛けられたりして練習を積んだ。

 六つの試合会場が設けられた畳の上で、かけ声と共に元気いっぱいの試合光景が広がった。

 試合後には、各少年団から努力賞の子どもたちが選ばれ、今後の鍛錬と上達に期待が寄せられた。


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10月から「バス実証運行」

能登川支所、病院前など3ルート

=利用状況で本格運行検討=



◆東近江・東近江市◆

 交通空白地域である東近江市能登川地区に、今年十月から二年間、三つのルートでバスを走らせる「コミュニティバス実証運行」が実施されることになり、試験中の利用、収支状況等から本格運行の可否が検討される。

 コミュニティバスは、民間会社が撤退した路線の代替として、市民の移動手段を確保する公共交通サービスとしての公営バスで、まちなかに入れる小型車両や低額な料金設定で全国に広がっている。

 同市でも、愛東循環線北回り・南回り(四月一日から愛東北循環線と愛東南循環線に名称変更)や政所線、沖野玉緒線など十六路線があり、この四月からすべての路線(愛荘町と共同運営する角能線は除く)バスの愛称を「ちょこっとバス」に統一するほか、民間バスと見分けられるよう車体のデザインを同一にし、一乗り二百円にするなど利便性の向上を図る。

 このような中、能登川地区では急速な都市化や人口増加にも関わらず、東部地域を走る角能線、神崎線以外にバス路線がなく、交通空白地域として課題を残していた。

市営16路線も見直し
料金等、統一化へ

 そこで同市では、交通弱者の移動確保に合わせて、新市合併建設計画にある「公共交通ネットワークの充実」を実現させるため、市域全体の利用促進に同実証運行を計画、国の補助「地域バス交通活性化事業」を活用し、今年十月から運行を予定する。併せて、既存の「ちょこっとバス」の見直しと再編を行った。

 しかし、もともと採算が合わず廃止された赤字路線を走るため、「ちょこっとバス」の経営は厳しく、年間の運行経費一億二千七百八十五万円に対して運賃収入は三千四百九十六万円。最も収入を得る角能線においても五七・三%の収益しかなく、経費の五割を賄っている程度だ。

 このため、増収が見込めない三路線(五個荘線・五個荘循環線、小脇線、建部線)を廃止し、四月から予約制の乗り合いタクシーに転換される。

 このように、コミュニティバスの有効性を認めつつも、新たなバス導入には慎重にならざるを得ず、データーのない能登川地区のニーズを把握するため、試験的な「実証運行」が計画された。

 実証運行は、バス導入が「必要か否か」「適する運行法」を見極めるもので、利用者が少なく収益が見込めない場合は期間途中での打ち切りもあり得る。だが、車を運転できない人や高齢者にとっては大切な生活の足であり、福祉や環境保全の点からもその役割は大きい。

 現在、計画に上がる路線は三コース(図参照)。大中町など北部地域から能登川駅、能登川病院をつなぐ「能登川A」と、南須田町など西部地域の「能登川B」、今町から東南部地域を通り、同院へ結ぶ「能登川C」で、いずれも、支所・能登川・能登川病院前に停車するほか、五十集落を巡回し、既存の角能線、神崎線との接続も考慮する。

 便数やバス停、料金については検討中で、立地状況や沿線住民・施設等のヒアリングなど現地調査から決めたいという。(飯田香織)

 


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手をつなぐ育成会 やりたいを支援!

初の試み「本人部会交流会」

=知的障害者ら約150人集う=


▲嘉田知事や藤澤直広日野町長とともに熱唱する実行委員ら(日野町林業センターで)
◆東近江・日野町◆

 「滋賀県手をつなぐ育成会第一回本人部会交流会」が十八日、日野町林業センターと勤労福祉会館で開かれ、日野以外に大津・草津・守山・信楽・甲賀から知的障害のある人と支援者約百五十人が集まり、互いのパワーを感じながら楽しい時間を過ごした。

 この本人部会交流会は、社会参加と自立を目的に、障害のある人たち自身が主体的に企画運営することに重点を置いた初の試み。

 滋賀県手をつなぐ育成会(久保厚子会長)と日野町手をつなぐ育成会(西川孝子会長)が連携して“やりたいを支援する”という共通認識のもと、今年二月に実行委員会を発足。障害のある人たちが看板作りから交流会の内容に至るまで自分たちの手で準備を進めてきた。

 待ちに待った当日は、午前十時半から開会行事をスタート、実行委員全員が紹介された。来賓の嘉田由紀子知事は「準備してきた経験が自信につながる。この機会にいろんな意見を聞かせてほしい」と呼び掛け、参加者と一緒に“世界に一つだけの花”など三曲を熱唱し、会場は一体感に包まれた。

 本人たちを見守ってきた久保会長は、一人ひとりの持つパワーと力の結集が新たな可能性を生み出すことを改めて実感し、仲間の輪の広がりと交流会継続を願った。

 周囲の人々の温もりを感じながら民間企業や共同作業所で仕事に打ち込む知的障害のある人たち。山本まゆみ実行委員長(28)は、「みんなとても協力してくれて成長できた。(日野町で)本人部会が結成される前と後では、みんなのチームワークが違うし、お互いの話しもできて楽しい。(本人部会も交流会も)二十年、三十年と続けていきたい」と達成感を味わっていた。

 実行委員が作った焼そばやたこやきを食べた後、午後からバルーンアートやゲームも楽しみ、参加者全員に笑顔と自信が満ちあふれ、絆を深めた。

 


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