平成19年3月27日(火)第14680号

◆全県◆
総勢1752人動く
県が人事異動を内示
子育て、防災、医療充実
=組織再編へ嘉田カラー反映=

◆東近江・東近江市◆
心と体で感じよう!
=リトミックの発表会=


◆東近江・東近江市◆
イギリスの警察官らが
東近江署を訪問
国際ロータリーGSE
=東近江で見識深め交流=


◆東近江・近江八幡市◆
おじゃまします!嘉田知事です
古民家や多機能を生かして
しみんふくし滋賀
=材久さんで対話=


◆東近江・近江八幡市◆
冨士谷丸波高し
揺れる近江八幡市
人員削減と運営のジレンマ
=辞職・否決 この後どうする=


総勢1752人動く

県が人事異動を内示

子育て、防災、医療充実
=組織再編へ嘉田カラー反映=


◆全県◆

 県は二十六日、平成十九年度の人事異動を内示した。子育て支援や青少年の健全育成、災害など緊急事態への対応、医師確保を含めた医療充実などを柱に組織機構改革を行っている。財政再建へ積極的に挑戦する人材と女性の登用に努め、嘉田由起子知事のカラーを反映させた異動となった。

 異動規模は、現組織のスリム化を主眼に昨年を二十五人上回り、部長級十四人、次長級三十一人、課長・参事級二百八十一人、課長補佐・主幹級四百八十二人、副主幹・主査級五百四十三人など計千七百五十二人(昨年千七百二十七人)となった。退職は部長級十四人を含む二百八人(同百二百十二人)で、新規採用は百三十六人(同百二十九人)となり、四月一日に発令される。

 組織機構改革では、新年度から「子ども・青少年局」と「防災危機管理局」を新設する。子ども・青少年局は、子ども家庭課と青少年室を統合し、対策推進へ「企画・家庭福祉」「虐待・非行防止」「子育て・青少年育成」の三セクションに分けた。

 防災危機管理局は、現在の総合防災課を改め、防災危機管理監(部長級)を新設し、トップダウンで指示命令が下せるようにしたほか「企画・情報」「消防・保安」「防災・航空」「危機管理・県民保護」に当たる。

 琵琶湖対策では、新設の「環境政策課」と「琵琶湖再生課」で、琵琶湖の総合保全と水質監視を一体的に行う。このほか、医療制度改革推進室も新たに設け、医師確保に乗り出すことにした。一方、NPO活動促進室を「県民活動課」に格上げし、NPO活動の促進を図る。

 人材の育成面では、新しい地方自治に対応できる課題解決や政策形成に富む能力重視に力を入れ、市町研修ほか民間企業、海外、大学などへの派遣、技術間を含む交流人事を積極的に行った。女性の管理職登用は三百三人(同二百八十五人)。部長級の異動は次の通り。カッコ内は前任。敬称略。

 【就任】 政策調整部長(農政水産部長)橋本俊和▽琵琶湖環境部長(知事公室長)山仲善彰▽健康福祉部長(湖北地域振興局長)馬淵義博▽農政水産部長(農政水産部技監)但馬勘一▽会計管理者兼出納局長(土木交通部次長)加藤晴吾▽災害危機管理監(健康福祉部次長)上原正男▽理事・琵琶湖環境研究調整担当(琵琶湖環境部技監)上田一好▽理事・企業誘致担当(商工観光労働部管理監)青木孝夫▽東近江地域振興局長(県民文化生活部次長)中村きよ子▽湖北地域振興局長(県民文化生活部防災監)北沢繁和▽理事・文化振興事業団副理事長兼事務局長(教育委員会事務局教育次長)田中洋一▽公営企業管理者・企業庁長(土木交通部次長)小川義隆▽議会事務局長(議会事務局次長)塩見和夫▽監査委員事務局長(総務部次長)秋山茂樹

 【退職】 近藤月彦(政策調整部長)▽伊藤潔(琵琶湖環境部長)▽井上正(健康福祉部長)▽本原征一郎(理事・健康危機管理担当)▽山本良助(副出納長)▽古川太郎(東近江地域振興局長)▽村井達(東京事務所長)▽田淵敏男(理事・環境事業公社副理事長)▽苗村藏光(理事・県後期高齢者医療広域連合事務局長)▽太田剛(企業庁長)▽金森保明(議会事務局長)▽米田博(監査委員事務局長)


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心と体で感じよう!

=リトミックの発表会=


▲リズムや歌、ダンスなどで楽しく発表する子どもたち
◆東近江・東近江市◆

 音楽のリズムに乗って、心と体いっぱいに表現するリトミックのサークル発表会がこのほど、彦根市のみずほ文化センターで開かれ、就園前の幼児たちが「オズのまほうつかい」を楽しく踊った。

 リトミックは、スイスの作曲家エミール・ジャック・ダルクローズが考え出した音楽教育法で、からだ全体を使って表現し、心で感じることによって子どもたちの「自主性と集中力、想像力、理解力、表現力、行動力」を引き伸ばす。また、友だちと協力しながらのグループ表現は、人を思いやる心の育成につながり、幼児教育や音楽療法など、あらゆる分野で注目されている。

 この発表会は、リトミックサークルで活動してきた子どもたちの総まとめとして、一年間の成長を披露する会で、東近江市八日市地区・彦根市稲枝地区などの二〜六歳の子どもたち七十人と保護者が参加。リズムや歌、ダンスを織り交ぜながら、ハラハラ、ドキドキの「オズのまほうつかい」を発表し、親子でのびのびと楽しんだ。

 八日市地区でサークルを開く、リトミック研究センター認定資格の小川智奈美さんは、四月から開くレッスンの参加者を募集している。対象は一〜三歳児。レッスンは週一回火曜日(月三回)年間三十六回で、ピクニックや、おいも掘り、クリスマス会、発表会なども企画されている。会費月三千円。会場は八日市文化芸術会館。見学大歓迎。

 また、今月二十九日に「リトミックひろば」が開かれる。時間は、午前十時と同十一時からの二回。参加無料。

 申し込み、問い合わせは小川さん(0748―23―7147)へ。


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イギリスの警察官らが

東近江署を訪問

国際ロータリーGSE
=東近江で見識深め交流=


▲イギリス警察官のリチャードさんからヘルメットをプレゼントされる橋爪署長
◆東近江・東近江市◆

 国際ロータリークラブの交換プログラム(GSE)によるイギリスからの研究グループが二十五日から東近江市を訪問、八日市南ロータリークラブ(河島勲会長)の案内で市内各地を視察している。

 来訪したグループは、経理の仕事に携わっているスティワート・クルスリィーさん(52歳)をリーダーとする地方公務員、新聞記者、会計士、警察官の合わせて男女五人。

 八日市南ロータリークラブがホスト役となって三十日まで滞在し、その間、市内の名所、旧跡、文化財等の見学で日本文化と伝統、歴史への見聞を深めたり、県防災航空隊や病院、警察、商工会議所など公共施設への訪問、中村功一東近江市長ら行政トップへの表敬訪問などが予定されているほか、民泊や交流パーティーを通して親交を深める。

 二十六日には、東近江署を訪問。グループの訪問に橋爪署長は「ようこそおいでくださいました」と歓迎。会議室で日本の警察組織や東近江地域での警察活動の概要を説明した。メンバーの一人でイギリスの警察官のリチャードさん(39)からの「イギリスでは、2年間の訓練を受けて警察官になるかどうか決めるが、日本ではどうか」や「管内で一番多い犯罪は何か」などの質問に橋爪署長が丁寧に答え、また、橋爪署長もイギリスで犯罪抑止に効果を挙げている青色防犯灯について尋ねるなど、相互の警察の活動について情報交換した

 この後一行は、八日市駅前と沖野の交番を訪問し、日本独自の警察システムと言われる交番に務める警察官から勤務態勢や状況などについて尋ねて見識を深めた。


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おじゃまします!嘉田知事です

古民家や多機能を生かして

しみんふくし滋賀
=材久さんで対話=


▲しみんふくし滋賀の役員やスタッフと行われた対話
◆東近江・近江八幡市◆

 嘉田由紀子県知事が特色ある活動をしている企業や施設を訪れ、担当者らと直接ひざを交えて情報交換や意見交換などの対話を行う「おじゃまします!知事です」が、このほど近江八幡市博労町上の地域密着型・小規模多機能型居宅介護事業所「しみんふくし滋賀 材久さん」で開かれた。

 同施設は、明治時代に建てられた材木商の空家となっていた古民家を、昔の住まいの良さを随所に残しながらバリアフリー化などに配慮して改修を行い、二月一日に開所し、なつかしさと安心の通所、宿泊、訪問の二十四時間体制での介護サービスをめざしている。小規模多機能の利点を生かし、高齢者だけでなく、子どもや地域の人々の利用にも力を入れている。

 嘉田知事は、対話を前に施設内を案内され、おくどさん、火袋(吹き抜け)、井戸や、表通りに面した店先部の格子のすり上げ戸など、町家のなつかしい家屋設備や、宿泊室や介護用施設などを興味深げに視察し、担当者に次々と質問を投げかけていた。

 細谷卓爾NPO法人しみんふくし滋賀理事長はじめ、山崎すづ江管理者ら、役員や介護スタッフら五人との対話では、「介護保険制度の制度的な問題もあって登録者が思ったほど増えない」などの相談があり、「小規模多機能の名称をその良さを一般にわかりやすいものに改め、イメージづくりや口コミによる効果を」などとアドバイスした。

 また、今注目されている「記憶回想法」などお年寄りが暮らし感覚をとりもどすにはうってつけの施設であることを強調して、「何か(他の施設にない)ウリを生かすべき」と提言した。

 このほか、細谷理事長から「ホームヘルパー不足」などの問題も提起され、行政の支援強化や、女性の労働環境改善などについて早急に取り組む必要性についての考え方も示した。


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冨士谷丸波高し

揺れる近江八幡市

人員削減と運営のジレンマ
=辞職・否決 この後どうする=



◆東近江・近江八幡市◆

 近江八幡市議会三月定例会は、冨士谷英正市長が提案した庁内組織の徹底した効率化を図るための全面的な機構改革を内容とした市事務分掌条例改正案を否決した。これにからんで、国松嘉仲教育長と奥信市立医療総合センター病院事業管理者が、市長との考え方の違いを理由に相次いで辞職願を提出。新年度から本格的に発進するはずだった冨士谷市政は、スタートでいきなり大きな壁に行く手を阻まれた。


 同条例改正案は、これまでの縦割り行政から関連部局の融合や連携による効率のよいスリムなものに改めようと、人員削減を実現しながら、事務分掌を七部局から六部局、四十七課を三十五課に再編するものだった。

 その目玉の一つが、これまで市教委が担当していた幼稚園、保育所業務と生涯学習業務を市長部局に移して、少子化対策や子育て支援、地域福祉、まちづくりなどと関連させて運用しようという「子ども未来部」。同市だけでなく、県や他の市町でも同様の動きが出ており、全国的にも採用の流れとなっている。

 議会開会前の協議では、二月十一日に市教委側が「子ども未来部」業務を教委組織内に取り入れたいという「熱望」を文書で申し入れ、検討を行ったが、三日後には国松教育長らが口答で「できない」旨を報告、それではと、市長部局で行うことになった経緯がある。

 さらに、同二十三日には、政治的中立、責任区分の明確化、小・中・社会教育の関連とつながり、協議の場の設定の四項目が、市教委から文書で要求された。

 冨士谷市長は、「幼保一体化・生涯学習・社会教育は地域活動との連携が必要となっている、教委部局だけで解決できない、統一的事業でやるべき」と主張する。

 一方議会では、会期中の十九日の総務常任委員会で同案が可決されながら、二十二日の本会議では一転、否決に。「常任委員会制度の否定だ」と市長の怒りは治まらない。いきなり反対ではなく、議員から修正案を出すなど、さらに議論を深める手段もあった。市長は、「五月の臨時議会に同じ内容で、説明と理解を求めていきたい」としている。

 機構改革の問題は、市立総合医療センター運営とも関連している。

 民間資金活用によるPFI方式で運営されている以上、三十年間ローンを払い続けなければならない。ところが、看護士や医師不足などによる診療報酬の削減や老人医療費の負担増などによる患者数の低下などが、病院経営を圧迫する。

 市全体では職員を削減しなければならない一方で、病院の人員は増やさなければならない現状。人が減ってもサービスは低下させてはならない。そこで少人数で効率の良い組織が必要となってくる。

 病院運営のエキスパートとして公募により昨年八月、市の特別職である病院事業管理者に迎えた奥氏が、その能力を十分発揮することなく、新市長とのPFI方式での運営方針のスタンスの違いを理由に、任期四年の大半を残して去るのは、期待も大きかっただけに、市民も残念だし、不安だ。

 機構改革、教育長と病院事業管理者の後任問題を積み残したままで、新年度を迎えようとしている近江八幡市。近々には市議選、将来的には合併問題も控えており、市民としては、市長、議会、職員の歯車がしっかりとかみ合い、晴れ晴れと再スタートできるよう、真剣に議論し、考えてもらいたいところだろう。


全県大津湖南・甲賀東近江・湖東湖北・湖西中央政界社説

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