平成19年4月19日(木)第14700号

◆全県◆
知事になかったクマタカの報告
北川第一ダムの関連工事中止会見
吉岡土木部長9日に知る!?
=丹生ダムにも懸念の声=

◆大津・大津市◆
「オペラの響宴」
=28日、びわ湖ホール=


◆東近江・東近江市◆
Tシャツやジーパンにも描画
小泉久夫・絵画作品展
=湖東図書館=


◆東近江・日野町◆
中部清掃組合の新施設
クリーンわたむき竣工!
=県内初 発電施設完備=


◆東近江・竜王町◆
春を楽しむ!
「チューリップまつり」
=22日 アグリパーク竜王で=


知事になかったクマタカの報告

北川第一ダムの関連工事中止会見

吉岡土木部長9日に知る!?
=丹生ダムにも懸念の声=


▲青天のへきれきだった嘉田知事(13日、丹生ダムで地元住民と話し合う嘉田知事)
◆全県◆

 県河川開発課は十三日、高島市に建設予定の北川第一ダムの関連工事で、絶滅危惧(きぐ)種に指定されているクマタカの営巣が確認されたため工事を延期し、クマタカの生息状況と工事の影響を二年程度かけて調査すると発表した。しかし、嘉田由紀子知事は、記者会見の前日の十二日までこの事実を知らされていなかったという、“世にも奇妙な記者会見”に迫ってみた。

【石川政実】


 県土木交通部河川開発課によると、一月から三月にかけて北川第一ダムの工事現場周辺でクマタカの生息調査を実施したところ、つがいが営巣していることを確認。同課はこの十三日、二年間にわたり飛来範囲などの詳しい調査を行なうため関連工事を延期すると発表した。このため平成二十二年度から予定されていた同ダムの本体工事は二年ほどずれ込む見通しになった。

 河川開発課は昨年六月、工事事務所の職員がクマタカを発見したため、県内の専門家I氏に相談した。これを受け繁殖期の今年一〜三月まで民間業者に委託して調査を実施。同課によれば、ようやく今月九日になって吉岡淳・土木交通部長に、クマタカの確認と本格的調査の必要性を報告したとしている。

 嘉田知事は十二日、吉岡部長らから初めてクマタカの報告を受けた。まさに青天のへきれきで、知事はややぶ然たる表情だったという。そして十三日、記者発表が行なわれた。嘉田知事は、昨年の知事選で同ダムについて「凍結・見直し」を掲げたが、今年二月の定例県議会で事業継続に方針転換しただけに、工事中止の記者会見はいかにもタイミングが悪かった。

 クマタカの報告が遅れた理由について、河川開発課の藤原敏雄課長は本紙取材に対し「まだ二月時点では工事が可能だと判断して報告を上(部長)に上げなかった。しかし三月になって専門家から『クマタカの行動圏の確認をする調査を優先すべきだ』と指摘され、方針を切り換えた」と弁明した。

 しかしある県幹部は「民間企業にクマタカの調査を委託しているのに、その時点で報告を部長に上げなかったのは信じ難い。専門家は二月にクマタカの調査を上(知事)にあげるべきだ指摘していた模様で、その時点で知事に報告すべきだったのでは」と首をひねる。

 北川第一ダムと同様に国の水資源機構が余呉町に計画している丹生ダムの建設予定地周辺にもイヌワシ、クマタカが生息し、同ダム建設所では平成六年から生息状況について調査、公表している。

 しかし専門家からは「丹生ダムでは生息調査結果は公表されても、ダム建設に伴うイヌワシ、クマタカへの影響の詳細は明らかにされていない」と不満の声も。いずれにせよ、県内で計画されている全てのダム建設に伴う絶滅危惧種の影響を県や国は再度、公表すべきであろう。

 吉岡土木交通部長談「河川開発課が専門家の判断を仰ぎ、その後、私に報告に来たのはこの九日ごろだが、適正な判断だった」


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「オペラの響宴」

=28日、びわ湖ホール=


◆大津・大津市◆

 県立芸術劇場びわ湖ホール(大津市)は四月二十八日、第三十五回定期公演「オペラの響宴〜オペラ・ガラコンサート〜」を開催する。

 佐藤しのぶや市原多朗ほか、声楽アンサンブル定期公演に初登場する。

 森島(ピアノ)氏は、東京芸術大学音楽学部ピアノ科を卒業後、中山靖子教授にピアノ独奏、中山悌一教授にピアノ伴奏を師事。昭和五十七年度文化庁派遣芸術家在外研修員として、シュトゥットゥガルト音楽大学に留学、コンラート・リヒター教授のもとで、リート科を修了。芸大在学中より、伴奏ピアニストとして演奏活動を開始した。

 現在第一人者として、多くの声楽家と演奏会、放送などで共演している。入場料は、一般三千円。青少年(二十五歳未満)千五百円。問い合わせは、同ホールチケットセンター(077―523―7136)まで。


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Tシャツやジーパンにも描画

小泉久夫・絵画作品展

=湖東図書館=


▲展示されている作品と小泉さん
◆東近江・東近江市◆

 東近江市内の建設会社を退職後、絵画に取り組んでいる同市建部下野町の小泉久夫さん(69)の作品展が湖東図書館で開かれている。二十八日まで。入場無料。

 小泉さんは、毎年の年賀状などに絵を描いたりするうちに、もらった人から感謝の言葉や「届くのが楽しみにしている」などの返信をもらうようになり、そのうれしさに喜びを感じ趣味として絵を始めた。

 会社を定年退職する以前から興味を持っていた水墨画を本格的に始め、市内の指導者からの手ほどきや佛画を学ぶNHKのテレビ番組を観たりして腕を上げ、これまで描いた作品を広く見てもらおうと作品展を開いた。

▲若い人に人気を集めているジーパンへの描画
 出展作品は、創作活動のテーマとしている千手観音や白衣観音の立像画や不動明王など佛画七点とファンタジックに表現したホタルや広げた羽を繊細に描いたクジャクなどの日本画六点で、佛画は絹布に描いて掛け軸に仕上げている。

 小泉さんは「仏さんの表情を一番最後に仕上げるが、この描画に一番気を使う。絹布に描くので乾燥時の伸縮によって絵が何回も台無しになるなど、自分なりの対処法を編み出すのに苦心した」と話している。

 会場には、ジーパンやTシャツに描いた絵合わせて十四点も出品されており、若い世代の来館者の目を引いている。落書きのつもりで妻のジーパンに花などを描いたところ、それを見た若い人から関心が集まり、今では孫や知り合いになった人に金魚や龍、虎などの絵を描いて喜ばれている。

 「絵の具は布専用を使っているので洗濯しても落ちにくく気に入ってもらっているようです。若い人と交流する機会が増えて楽しいです。作品展ではいろんな人が来ていただき、アドバイスもしてもらえて勉強になります」と、訪れる人との出会いを楽しみにしている。


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中部清掃組合の新施設

クリーンわたむき竣工!

=県内初 発電施設完備=


▲新ごみ処理施設内のごみ搬入口前プラットホームで開かれた竣工式(日野町北脇で)
◆東近江・日野町◆

 東近江市(湖東・愛東地区除く)・日野町・竜王町・安土町の一市三町が運営する中部清掃組合日野清掃センター「クリーンわたむき」の竣工式が十五日に開かれ、地元の国・県会議員や首長、地域住民、工事関係者ら約百人が出席して完成を祝った。

 施設の老朽化やダイオキシン削減のための法規制への対応など山積する課題解決のため、同組合は平成十五年度に新ごみ処理施設の整備計画を策定、同十七年二月から造成工事に着工した。

 国道307号線沿いの山林を切り開き、地下一階・地上五階建ての新ごみ処理施設(延べ床面積約一万七百平方メートル)を建設。造成測量設計を村上興業、造成工事を大島組、建設工事を荏原製作所大阪支社、建設工事設計施工監理を日建技術コンサルタント滋賀事業所がそれぞれ担当し、同十九年三月二十六日に全工事を終えた。総工費は約九十二億円。

 新ごみ処理施設の工場棟には、ごみの破砕から溶融までを一体的に処理する流動床式ガス化溶融方式の溶融炉(三炉)を導入、一日百八十トンの処理能力を持つ。昨年一月から試運転が始まっており、常時二炉が二十四時間体制で稼働している。

 同施設の管理棟と近隣の北脇公民館前には、排ガスなど公害測定データを示す表示盤が新しく取り付けられた。

 また、県内初となる発電施設を完備。ごみ燃焼時に発生する熱で作った蒸気を利用してタービンを回し、発電機により最大二千八百キロワットの電気を生み出し、施設内の電力を賄うという。

 同組合では、資源循環社会基盤整備計画(資源化による減量化計画)を整備計画とともに策定しており、今年度から分別収集する“紙パック”と“白色トレイ”を圧縮梱包する機械や剪定枝の破砕機のほか、古紙類のストックヤードを備えたリサイクルセンター(一日一・九トン受け入れ可)も併設し、ごみの再資源化に取り組む。

 竣工式で、同組合管理者の藤澤直広日野町長は、地域協力に感謝し「安全で安定、安心した施設として取り組んでいきたい」と誓った。愛称“クリーンわたむき”提案者の久野賢三さん(日野町在住)代理への記念品と賞状授与も行われ、式典出席者らは同施設職員の説明を受けながらごみピットや中央操作室などを見学した。


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春を楽しむ!

「チューリップまつり」

=22日 アグリパーク竜王で=



▲ポカポカ陽気に誘われて愛らしい姿を見せ始めたチューリップ(10日撮影、竜王町山之上のチューリップ畑で)
◆東近江・竜王町◆

 竜王町山之上にあるアグリパーク竜王で、二十二日に「チューリップまつり」(主催=竜王町、竜王町観光協会、アグリパーク竜王)が催される。開催時間は、午前十時から午後四時まで。

 同パーク近くのチューリップ畑(十五アール)には、約一万六千本が咲き誇る予定で、一重咲きや八重咲き、パイロット咲きなど珍しい形をした花々がお目見えする。

 チューリップ畑花園オーナーが球根を植えた場所では、すでにポカポカ陽気に誘われて色とりどりのチューリップが花開き、春風に揺れる愛らしい姿に道行くドライバーが心を和ませている。

 春を満喫するチューリップまつり当日は、竜王の味覚が詰まったドラゴン屋台村やフリーマーケットの出店があり、特産品が当たる観光クイズ・輪投げ大会やオカリナ演奏も行われ、ちんどんグループ“出前ちんどん”が会場全体を盛り上げる。

 また、同パーク内で、野菜の特価市や焼きたてパンの販売のほか、近江牛肉バーベキュー(要予約)も楽しめる。

 満開のチューリップで覆われる畑では、花々に囲まれての写真撮影会やチューリップフォトコンテスト(同パーク内で五月に展示予定、当日応募用紙を配布)、すてきな笑顔を描いてくれる似顔絵コーナーも設けられる。

 チューリップまつりに関する問い合わせは、竜王町観光協会(0748―58―3715)まで。 


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