平成19年5月29日(火)第14734号

◆東近江・東近江市◆
不運に生きた「長巻き工法」
「非戦の誓い」50秒の雄姿
=八日市大凧まつり=

◆東近江・東近江市◆
東近江市 総合まちづくり計画
10年後の将来像に目標設定
構想実現へ基本施策方針示す
=シンボル2プロジェクト推進=


◆東近江・東近江市◆
気付き学ぶ問題意識
人権のまちづくり
=講座ヘ受講生募集=


◆東近江・竜王町◆
姉妹都市スーセ・マリー市
親善使節団14人が表敬訪問
友情と絆さらに深まる
=竜王町=


◆東近江・安土町◆
近江米で食農教育
ふれあい田んぼ教室
都会の子どもたちが田植え体験
=豊中の小学5年生 安土の水田で=


不運に生きた「長巻き工法」

「非戦の誓い」50秒の雄姿

=八日市大凧まつり=


◆東近江・東近江市◆

▲風に乗ってフワリと揚がった100畳敷大凧「非戦の誓い」
 八日市大凧まつりが二十七日、愛知川八千代橋下流の河川敷で行われ、真夏を思わす好天に恵まれ、大勢の見物人で賑わった。

 最初の飛揚から三年目を迎え、今年最後となった百畳敷大凧「非戦の誓い」は、午後零時過ぎに八日市大凧保存会や一般募集の引き手など約一五○人が参加して綱が引っ張られると、折からの風
▲その50秒後、河辺いきものの森に落下
に乗ってフワリと舞い上がり、見納めの雄飛が五月の大空に浮かびあがった。しかし、それもつかの間、高さ一五○メートルまで舞い上がったところで、河川上空の強風に巻き込まれて失速、河辺いきものの森に落下した。わずか五十秒間の短いまつりのクライマックスだった。河川林に落下したのは二回目。

 当日は、琵琶湖に対する強風注意報が出されており、飛揚当時、河川敷にもその影響を受けて大凧揚げには少し強い川下から川上に向けての風が吹いていた。このため、百畳大凧は、起きあがると風を待つことなくバランスよく舞い上がり「成功か」と思わせたが、愛知川上空で舞う横風に巻き込まれ、それ以上舞い揚れずに薮の中に姿を消した。

 落下地点は、堤防道からおよそ十メートルほど入った竹藪の中。綱や細い糸、縦横に組まれた竹骨が薮に絡む中、どのようにして引き出すのか心配されたが、河辺いきものの森で保全活動をしている遊林会のメンバーがすぐに駆けつけ、保存会やサポーターとともに絡んだ竹を伐採。落下から二時間半過ぎには河川敷に負傷した大凧を引き出した。

▲午後3時前に竹藪から搬出された負傷した大凧
 バランスよくあがったのになぜ、落下したのか。その原因は、保存会で調査していくことにしているが、竹が繁茂する場所にも落下しても、すぐに搬出作業にかかり、まつりが終わるまでには河川敷に戻せたことは、森林作業を熟知する遊林会メンバーの支援と連携、そして八日市大凧の伝統技「長巻き工法」が生きた。

 大凧の縦骨を取り外してコンパクトに巻き込める長巻き工法は、八日市大凧が誇る製作技術。八日市大凧ならではの先人の知恵が災難時の素早い対処を導いた。


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東近江市 総合まちづくり計画

10年後の将来像に目標設定

構想実現へ基本施策方針示す
=シンボル2プロジェクト推進=


◆東近江・東近江市◆

 東近江市は、十年後の将来ビジョン実現に向け、総合的なまちづくりの方針や施策の方向性を示す「総合計画」(三月策定)の本編・概要版を作成し、このほど市役所や各支所、各公共施設に配置した。

 総合計画は、基本理念や将来像、まちづくり基本方針など十年後の将来を見据えた基本構想(十九〜二十八年度の十年間)、それを達成するための施策をまとめた基本計画(前期十九〜二十三年度の五年間)、計画の具体的事業を定めた実施計画(三年計画で年度ごとに見直し)の三本柱で構成されている。

 基本構想では、「まちづくり」を身近な自然と人をはじめ多くの生命を育む「森」にたとえ、森や自然と共生しようとの観点から「まちづくりの森」をベースに、「光・水・大地」と「ひと・くらし・まち」をまちづくの要素に設定している。

 その上で、▽主役は光り輝く「ひと」▽うるおいの水が流れる「くらし」▽大地に根をはる元気な「まち」――の三点を基本理念に掲げ、将来像を「みんなで育むまちづくりの森〜うるおいとにぎわいのまち東近江市〜」に求めている。

 まちづくり基本方針には、「市民が主役」(輝きの森)、「人と環境にやさしい」(共生の森)、「誰もが笑顔で暮らせる」(生きがいの森)、「次代を担う人材を育む」(学びの森)、「地域の活力を生み出す」(活力の森)、「市民生活、地域経済を支える」(交流の森)の六点を目標に各施策方針を示している。

 将来像を実現するために、市民との協働によって重点的に推進するシンボル的施策に「(安全・安心の地域社会を築く)ひだまりプロジェクト」と「(心豊かな文化都市を目指す)こだまプロジェクト」の二つを掲げている。

 一方、基本構想推進の方策としては「市民とともに進めるまちづくり」と「効率的・効果的な行政経営の推進」の二点を打ち出し、市民と行政が自助・共助・公助を基本に、知恵と力を出し合い、互いの役割を果たすことを求めている。


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気付き学ぶ問題意識

人権のまちづくり

=講座ヘ受講生募集=


◆東近江・東近江市◆

 東近江市教育委員会は、人権問題の課題解決を目指して開く「人権のまちづくり講座」への受講生を募集している。

 人権問題について気付き、学び、人権が尊重される住みよいまちづくりに生かす。講座は、六月九日から七月七日までの全五回をアピア四階研修室(一、二回)バス研修(三回)、五個荘福祉センター(四、五回)で開く。時間は、バス研修を除き、いずれも午前十時から約一時間半。

 受講は無料で、六月六日までに所定用紙で、市教委人権学習課へ申し込む。FAX(24―0752)も可。定員百人。詳しくは人権学習課(TEL24―5673)へ。講座内容は次の通り。

 【6月9日】「これからの人権啓発のヒント」(角出誠堂・知恩院人権啓発室長)

 【同16日】「きっと毎日が楽しくなる!心地いい家族のカタチ」(山田亮・京都創成大非常勤講師)

 【同23日】バス研修「芳洲の心をよりどころに〜雨森のまちづくりと人権と〜」(平井茂彦・雨森芳洲庵館長)

 【同30日】「かっちゃん、拝まんせ」(盲導犬ユーザー濱本捷子さん)

 【7月7日】「今、高齢者のまわりでこんな事が!〜相談の現場から考える高齢者の人権〜」(松村裕美・県権利擁護センター、高齢者総合相談センター相談員)


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姉妹都市スーセ・マリー市

親善使節団14人が表敬訪問

友情と絆さらに深まる
=竜王町=


▲山口町長を表敬訪問したスーセー・マリー市の親善使節団一行(竜王町役場で)
◆東近江・竜王町◆

 竜王町の姉妹都市“スーセ・マリー市”(アメリカ合衆国ミシガン州)からやって来た親善使節団一行が二十五日、山口喜代治町長を表敬訪問し、両市町が築いてきた歴史と絆の深さを確かめ合った。

 これまで県主催の交流事業に併せて使節団を受け入れてきたが、今回、同町はP&P国際親善クラブ(久野敏夫会長)の協力のもと単独事業として実施。三十三〜七十九歳の計十四人が七泊八日の日程で来日した。

 市長に次いで重要な役割を担うシティマネジャーのスペンサーニーベルさん(49)は「昭和四十九年の締結以後、二つのまちには多くの友情が生まれた」と三十三年間を振り返り、両住民に芽生えた心のつながりを「大切に育てていきたい」と語った。

 表敬訪問を受けた山口町長は「日本の文化や歴史を知っていただき、行政また住民間で交流が進むことを期待している」と歓迎し、今秋、中学生が同市を訪問することから協力を求めた。

 その後、使節団一行はホストファミリーと土曜・日曜日を過ごし、二十九日は竜王中学校を見学後、書道・大正琴・華道を体験する予定で、三十日に帰路に着く。


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近江米で食農教育

ふれあい田んぼ教室

都会の子どもたちが田植え体験
=豊中の小学5年生 安土の水田で=



◆東近江・安土町◆

 安土町下豊浦の水田で、大阪府豊中市の小学生が田植え体験などを行う「ふれあい田んぼ教室」が開かれた。県内の小学校ではこの時期、普通に見られるようになった体験授業の光景だが、都会の子供達にとっては約二時間あまりかけてやって来た湖国の自然いっぱいの田んぼの中での、わくわくドキドキの体験教室となった。

 「ふれあい田んぼ教室〜次世代を担うこどもたちに食農教育を〜」として、全国農業協同組合中央会がJAグリーン近江の協力で開いたもので、これまで毎年行って来た近畿圏の親子を招いての「ふれあい田んぼ教室」(二十六・二十七日に西老蘇で約二百四十人が参加して実施)に加え、今回、食育の一環と農業への関心を高めてもらうこと、さらには米の消費拡大につなげようと、小学校の体験授業と校外学習を兼ねた教室を、はじめて開いた。同様の教室は、農林水産省などの後援で首都圏や政令指定都市などの大都市の小学校を対象に行われる。

 今回教室にやって来たのは、総合的な学習の授業で米づくりを学んでいる豊中市立桜井谷小学校の五年生百二人。文芸の郷のあづちマリエートで、子供達を迎えた地元農家の人たち約五十人と互いにあいさつを交し、JAグリーン近江の大林茂松営農事業部長から「大阪にもとどく琵琶湖の水を汚さない努力」など、環境に配慮した米づくりなどについて話を聞いた。

 児童を代表して岸野鼓さんが、「米づくりを学習していますが、田植えははじめてで、大きさや深さなど田んぼのことが気になります。おいしいお米ができるのを楽しみにしています」と、あいさつした。

 文芸の郷近くの水田でいよいよ田植え体験。苗の植え方を教えてもらったあと、早速裸足になって田んぼの両側に一列に並び、恐る恐る足を踏み入れた。最初、その感触と近くにオタマジャクシやカエルを見つけて「ギャー」と悲鳴をあげる女の子もいたが、子供達は土の感触をしっかり確かめながら、手にしたヒノヒカリの苗を、号令にあわせて、目の前に張られたロープの目印のところに、ていねいに植えることができた。=写真=

 途中まで植えたところで、田植え機による現代の田植えも見学。そのスピードに、思わず拍手と歓声が沸き起こった。

 先にあいさつを行った岸野さんは、「思ったより深かった」などと気になっていたことを確かめることができたことに満足そうな笑顔を見せてくれた。石橋優昇くんも「疲れたけど、楽しかった」と、感想を聞かせてくれた。

 このあとの昼食では、農家の人たちが作ってくれたおにぎりと豚汁を味わい、近江米のおいしさを改めて実感。秋の収穫がますます楽しみになって来た。

 午後からは、文芸セミナリヨでパイプオルガン演奏の鑑賞や、信長の館で安土城などの歴史を学ぶこともできた。

 この日は田植えのほかに、枝豆とサツマイモの苗の定植も近くの畑で行った。地元農家の人たちが責任をもって育ててくれ、秋には稲刈りや収穫の体験が行われる。お米や野菜は給食の材料として使われ、「栄養」や「食と農」を学ぶことになっている。 


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