平成19年6月5日(火)第14740号

◆湖北・長浜市/湖西・高島市◆
首相、知事案内でびわこ視察
=竹生島や自然共生の伝統民家巡る=

◆東近江・東近江市◆
水を大切に!
=東近江水道工事協同組合が啓発=


◆東近江・東近江市◆
畑博夫市議 スッキリ原状回復
農業用倉庫の不正使用問題
=解決に奔走 入居者の理解得る=


◆湖東・愛荘町◆
学科と実走で技能競う
=子ども自転車東近江地区大会=


◆東近江・日野町◆
県指定有形・無形民俗文化財
県民の宝 新たに10件
=日野町安部居区の鰐口も=

◆全県◆
調査方法に批判相次ぐ
県環境審イヌワシ・クマタカ小委員会
=北川第1ダム=


首相、知事案内でびわこ視察

=竹生島や自然共生の伝統民家巡る=

▲嘉田知事とともに長浜港から竹生島へ向かう安倍首相(高速船上で)

◆湖北・長浜市/湖西・高島市◆

 環境問題解決を重要施策に掲げる安倍晋三首相がこのほど、琵琶湖を視察した。長浜市の黒壁ガラス館を視察した後、長浜港から乗船し、カワウによる山林の立ち枯れの著しい竹生島周辺を巡った。

 船上では、環境学者でもある嘉田由紀子知事の説明を受けた。琵琶湖の水位操作や外来魚の補食で固有種が減少していることや、カワウによる食害で琵琶湖の漁獲量が減少している現状を聞き、厳しい表情でうなづいていた。

 このあと、安倍首相は対岸の今津港で下船し、高島市内の伝統的な民家で、わき水を敷地内に引き込み野菜や果物を洗う生活用水として利用した「川端(かばた)」を見学した。


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水を大切に!

=東近江水道工事協同組合が啓発=


◆東近江・東近江市◆

 一日から始まった水道週間に呼応して、東近江水道工事協同組合(光田博理事長・加盟59社)は四日、市役所と支所前の道路沿いで「水を大切にしましょう」と街頭啓発を行った。また、期間中、広報車を走らせる。

 東近江市役所前の交差点では午前八時から一時間、加盟社の代表二十人が集まり、啓発ののぼりを手に持って道行くドライバーに「水を大切に」と呼びかけた。


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畑博夫市議 スッキリ原状回復

農業用倉庫の不正使用問題

=解決に奔走 入居者の理解得る=


▲看板も取れ原状回復の農業倉庫
◆東近江・東近江市◆

 県議選告示(三月三十日)直前に発覚した東近江市議会議員・畑博夫氏が所有する市街化調整区域内の農業用倉庫不正使用問題は、五日開会の六月定例市議会を直前に控えて、急ピッチで解決の方向に進んだ模様だ。先の三月議会最終日に、民主、共産など三会派は、情報開示を求める申し入れ書を宮部庄七議長に提出するとともに、中村功一市長に対しても説明責任への緊急質問を行っていた。

 問題となった建物は、同市小脇町の農業用倉庫。市街化調整区域だったため平成四年七月の農地転用許可で地目変更した宅地約四百平方メートルに、農業倉庫として建築確認を受け二階建て約三百三十平方メートルを翌年八月に建てた。

 都市計画法第四十三条「市街化調整区域における建築等の制限」の規定で、用途を変更して使用する場合、都道府県知事の許可を受けなければならないが、これを怠り現在までテナントとして使用してきた。

 この規定に反して発覚当時、二階には自民党中野支部と本人が経営する会社の事務所が入居し、一階では店舗(機械器具販売会社)と飲食店(居酒屋)二軒が営業していた。

 違反建築物として是正指導を行っていた県から権限移譲を受け、四月一日から事務処理を受け継いだ東近江市も、改めて県指導後の対応について聞き取り調査を行い、二階事務所の撤去と一階の居酒屋一軒の閉店(四月末)を五月早々確認している。

 その後、問題処理担当の本多文夫・都市整備部長は「申請目的の農業倉庫に原状回復すると確約されている。一日も早く本来の用途に戻すよう是正指導に努めたい」と、残る二軒についても畑氏にコンプライアンス(法令遵守)を求めていた。

 是正に向け奔走の畑氏は「行政指導を仰ぎながら原状回復に向け、一階に残る居酒屋と機械器具販売会社と話し合いを進め、ようやく看板も外し近日中に明け渡す方向で理解が得られた。皆さんに迷惑を掛け本当に申し訳ない」と、市議会議員としての責任を語る。

 農業用倉庫のテナント使用は、畑氏が平成十一年の旧八日市市議会選挙に初めて立候補した際、同地区から出馬の女性現職と競合したため、地元の小脇郷では関心事として取り上げられていた。

 しかし、畑氏が現職を破り初当選し、その後、テナント問題は話題に上らず、初の東近江市議選も含め、三期連続の当選を果たしている。この間、旧八日市市議会の副議長や産業建設常任委員長などを務め、発覚後には議会運営委員長と所属の東近江市民クラブ会派長を辞任している。


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学科と実走で技能競う

子ども自転車東近江地区大会

=秦荘西小(団体)、木村さん(八日市西小)が1位=


▲テストコースで採点を受ける出場選手
◆湖東・愛荘町◆

  自転車を安全に乗りこなすルールの知識と運転技能を競う「交通安全子ども自転車東近江地区大会」が三日、愛荘町立はつらつドームで開かれた。

 交通安全知識を身につけ、その実践を通して交通事故防止につなげていこうと毎年開かれているもので今年は、東近江署管内の一市二町の小学校五校から八チームが出場した。

 午後一時半から始まった大会は、まず、法規、標識、安全走行に関する学科テストに子どもたちが挑んだあと、ドーム内に設けられた一周約二百メートルのテストコースを走行。途中に設けられた見通しの悪い交差点や信号交差点、T字路、踏切、故障車脇の通過などを正しく安全に走ることが出来たかどうかの採点が行われ、一チーム四人の学科と実技テストの総合点で上位を競った。

 その結果、団体の部で愛荘町立秦荘西小Aチーム、個人の部では東近江市立八日市西小学校の木村唯歩さん(六年)が一位になった。団体の部一位の秦荘西小Aと二位・同東小Aの二チームは来月七日、近江八幡市で開かれる県大会に出場する。

 結果は次の通り。

【団体の部】@愛荘町立秦荘西小AA同東小AB同東小B

【個人の部】@木村唯歩(八日市西小6年)A荻田奈菜(秦荘西小・同)B小柳梨咲(同・同)C岡本汐里(同・同)D池尻純平(同東小・同)

記者の目

 今回の出場校は、四校ある愛荘町からは三校あったが、二十三校ある東近江市からは八日市西小と湖東第一小のたった二校と少なく、五校ある日野町からは一校もなかった。総数では昨年より三校減っており、学校が大会から離れていく傾向にある。

 大会を主催する交通安全協会と警察では、こうした競技大会を通して交通安全意識を高めていくことは日常の交通事故防止につながり、特に子供の頃に交通安全に対する習慣づけは効果が大きいとしている。多くの小学校が参加していない現状を残念視する声がある。(畑 多喜男)


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県指定有形・無形民俗文化財

県民の宝 新たに10件

=日野町安部居区の鰐口も=


▲新しく県指定有形文化財となった安部居区の鰐口(わにぐち)
◆東近江・日野町◆

 滋賀県教育委員会は一日、県文化財保護審議会(吉見靜子会長)の答申を受け、新たに有形文化財八件(建造物三件、美術工芸品五件)と無形民俗文化財二件の計十件を県指定とした。東近江管内では、日野町安部居区の鰐口(わにぐち)一口が、県指定有形文化財となった。

 日野町安部居区所有の鰐口(面径三十二・八センチ、総厚十四・〇センチ)は、「元亨元年辛酉九月七日」(一三二一年)の刻銘が残る銅の鋳造製で、昭和五十一年に町文化財の指定を受けた。

 鼓面の外周、外区と内区との圏界、内区と撞座(つきざ)区の圏界には、それぞれ二条の紐帯(ちゅうたい)をめぐらせ、中央の撞座は他に例を見ない五弁の蓮華文が鋳出されている。

 また、今年三月三十一日に発刊された日野町史“近江日野の歴史 第五巻文化財編”によると、頂部の外側合わせ目に一文字形の湯口跡があり、鼓面の斜め上方と下方には各面四個ずつ鉄型持(かたもち)も認められ、製作した鋳物師工房の特色がよく表れているという。

 片面の外区左右に刻まれた「天徳寺 大願主 沙弥成佛」と「元亨元年辛酉九月七日」から、沙弥成佛という人が願主となって鎌倉時代後期に作らせたものであることが分かる。天徳寺はかつて賀川神社の北方にあった寺院を指すという説もあるが、現在のところ所在について詳細は明らかになっていない。

 県教育委員会は、「県内に伝来した鰐口の中では比較的古く、年記を伴う基準作として貴重である。また、古式の鰐口らしく形・姿が堂々としており、作域も秀でている」とし、新しく“県民の宝”に加えた。

●県新指定文化財
  大津・長浜で紹介


 安部居区の鰐口も含めて新たに県指定を受けた文化財を紹介する「滋賀県新指定文化財展」が、大津と長浜の二会場で開かれる。開催期間は、大津会場(県立琵琶湖文化館)が七月三〜十六日、長浜会場(長浜城歴史博物館)が七月二十日〜八月六日。詳しくは、県教育委員会事務局文化財保護課(077―528―4672)へ。

鰐口(わにぐち)とは…

 銅または鉄製の円盤を表裏二枚合わせた形のもので、社寺の正面軒下に掛けられ、神仏供養のため参詣に来た人が鉦(しょう)の緒と呼ばれる布縄(ふじょう)を振って、撞座を叩き礼拝するための楽器のこと。 


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調査方法に批判相次ぐ

県環境審イヌワシ・クマタカ小委員会

=北川第1ダム=


◆全県◆

 高島市に建設予定の北川第一ダムの関連工事で、絶滅危惧種に指定されているクマタカの営巣が確認されたため、県では一部工事を延期し、クマタカの生息状況と工事の影響を二年程度かけて調査するとしているが、これを受け、県環境審議会自然環境部会イヌワシ・クマタカ小委員会が四日、県庁で開催された。

 委員の間からは「現在行なわれている経済性評価には生態系評価(失われる自然の試算)が含まれていないので、それを加味したうえで、総合的に判断すべき」「前回のアセス時における環境調査の内容が不充分で疑問がある。再度、環境影響評価をやり直すべき」「昨年五月に見つかったから対応するという姿勢でなく、そこの自然環境どう評価するかが重要。平成十四年に県がつくったイヌワシ・クマタカ保護指針ですでにクマタカが生息している可能性が指摘されているのだから、その時点で確認をすべきだった」「調査方法を誤ると調査結果自体の信頼性に欠けるので、調査計画について十分な審議が必要。また、調査結果を事業方針にどう反映させるかが重要」など手厳しい意見が相次いだ。

 このため県では、今後のスケジュールについては、委員の意見を踏まえ、一〜六月までの調査を予備調査と位置付け、その調査結果により今後の事業方針と調査方法との関係について抜本的な検討を行なうことになった。


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