平成19年6月18日(月)

◆全県◆
幻の酒米「滋賀渡船」
70年ぶりに復活
=地元ブランドで地酒を=

◆全県◆
義務化から1年
= 住宅用火災警報器 =


◆東近江・東近江市◆
2007「第九in東近江」
実行委 合唱団員を募集
オーケストラと夢の共演
=歓喜の 大合唱 迫力と感動味わう=


◆東近江・竜王町◆
「生命のメッセージ展in滋賀」
今こそ命尊ぶ心を取り戻して!
=協賛金・ボランティア募る=


◆東近江・近江八幡市◆
図書館10周年記念アート遊覧展
28人の大作40点あまり
=24日まで 近江八幡美術協会=


◆東近江・安土町◆
安土町観光協会募集
いきいき和太鼓教室
=高校生以上 30日まで=


幻の酒米「滋賀渡船」

70年ぶりに復活

=地元ブランドで地酒を=


▲映画の公開記念酒に採用された幻の酒米「滋賀渡船6号」の新酒
◆全県◆

 文献に残るだけの幻の酒米となっていた「滋賀渡船(わたりぶね)6号」が七十年の眠りから目覚め、滋賀県独自の酒米ブランドへ期待が高まるなか、全国東映系で封切られた映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」(製作総指揮、脚本・石原慎太郎東京都知事)をPRする公開記念酒に採用された。幻の酒米に共通するのは栽培の難しさと地酒へのこだわり、それだけに、酒米の復活は地域が育んだ「味の復活」とも言える。       【飯田香織】

 滋賀渡船6号は、国内最高級の酒米「山田錦」の親米にあたる県の在来種で、明治二十八年に県農事試験場で誕生。大正五年に限地奨励品種、昭和二十九年に特選品種として栽培が進められてきたが、一三〇センチ(現在の穂は約九〇センチ)を越える稲丈は風雨で倒れやすく、病害虫に弱い―という弱点があり、栽培の難しさから途絶えてしまった。

 それから七十年、「幻の酒米」となっていた滋賀渡船6号の種もみが県農業試験場で見つかり、県農業技術振興センターが平成十六年、一握りのわずかな種もみから増殖に成功。この吉報に、滋賀独自の酒米ブランドを探していたJAグリーン近江酒米生産部会および県内八つの蔵元、県酒造技術研究会らが一体となり、滋賀渡船6号の復活プロジェクトをスタートさせ、翌年十月、酒米生産部会長・沢昌弘さんの田んぼ(大中町)で約千二百キロの収穫に成功した。

 この収穫米を基に先陣を切ったのが湖南市の蔵元「北島酒造」(北島揚真彦代表)。メンバーらは、昨年八月の試飲会で「手応えを感じた」といい、十八年に五百アール、十九年に八百アールの作付けを行い、今年三月の品評会には六つの蔵元から新酒が出品された。

 その中の一つ、愛荘町の蔵元「藤居本家」(藤居鐵也代表)の新酒が、封切られた映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」の公開記念酒に採用され、滋賀渡船6号の普及と湖国のブランド化、業界の活性化に期待を込めている。

 記念酒は、同映画の宣伝に携わる企画製作会社役員と、県産の酒米を取り扱うシガ産業社長・熊木清一さん(安土町)が知人だったことから、映画の年代(昭和二十一年)に重なる酒米―として紹介され、東映承認シールを付した七百二十ミリリットル、三千本が製造され、ロケ地となった東近江市五個荘地区でも話題の酒となっている。

 沢会長と共に滋賀渡船6号の研究・復活に取り組むJAグリーン近江農業協同組合農産振興課の石井明義さんは「渡船は栽培が難しく、収穫量も少な目の品種です。にも関わらず、六つの蔵元が仕込めるほどに育て下さった農家の情熱に感謝でいっぱい。渡船イコール“滋賀の酒”が全国に定着するよう、頑張りたい」と意気込んでいる。

記者の目

 たった百グラムの種もみから酒を仕込めるまでになった滋賀渡船6号、七十年の時を超えて故郷・滋賀の味を伝えている。この一報を聞いた時に思い浮かんだのは、かの有名な酒造りマンガ「夏子の酒」だ。しかし、この「聞いたような話」を実現させるのは、並大抵のことではない。古くから交通の要所にあった滋賀にはあらゆるものが揃っているが、「滋賀を代表する特産品」は何か。代々の近江人でも即答できぬことがあるという。復活は「成長」への第一歩、滋賀の味育てを楽しみに今夜は一献、かたむけたい。


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義務化から1年

= 住宅用火災警報器 =


▲店頭に並ぶ警報器
◆全県◆

 消防法の改正に伴う「住宅用火災警報器」の設置義務化がスタートして、ちょうど一年。同じ日にスタートした駐車違反取り締まりの民間委託が大きくクローズアップされ、国民に即座に浸透した一方で、「住宅用火災警報器」の設置は果たして進んでいるのだろうか。設置推進の取り組みや課題など、現状を追った。

 「住宅用火災警報器」の設置義務化は、住宅火災による死者数が死者全体の九割を占め、その六割は六十五歳以上のお年寄りで、原因の約七割が「逃げ遅れ」によるとの調査結果から、平成十六年六月に消防法が改正され、十八年六月一日から住宅用火災警報器の設置を義務づけた。先進国のアメリカやイギリスでは死者数が半減するなどの効果をあげている。

 取り付けは、平成十八年六月一日以降、新築住宅については設置工事義務、既存住宅については広域行政組合(消防)や各市町村が決定した期間内に設置しなければならない。県内では、湖南広域行政組合の草津・守山・栗東・野洲の四市が二十一年五月末までの三年間で、それ以外の市町は二十三年五月末までの五年間。設置場所は寝室と階段で、湖南広域行政組合だけは、過去の統計で出火が多かった台所にも設置する。

 ホームセンターの防災・防犯コーナーなどで、日本消防検定協会のNSマークの付いている煙式と熱式の火災警報器(電池式)が六千円前後から購入することができる。

 消防や自治体では、消防団や女性防火クラブなどを通じて機会あるごとに、啓発を行っているが、設置は進んでいないのが現状。あくまで自己責任での設置義務であることもあり、個人での普及は難しく、価格的なメリットや地域防火の意識高揚も期待できる共同購入による自治会単位での取り組みを促している。

 罰則や報告・調査義務もなく、個人や管理者の自己責任に委ねられている。そのため、設置状況の把握や、設置が困難で逃げ遅れる可能性が高い高齢者やしょう害者、空き家、設置後のメンテナンス、また、各自治体の公営住宅への設置費用などが問題となってくる。

守山市は
高齢者支援策

 そんな中、守山市では消防団員がまず率先して設置したほか、自治会単位での共同購入による取り組みも次第に浸透してきており、今月二十四日午後一時から守山市民ホールに湖南広域行政組合管内の自治会長を集めて開かれる「住宅防火推進講演会」で、その取り組み事例を発表する。市総合防災課では、「今年度末までに、ある程度の設置状況を把握できるようにしたい」と取り組みの拡大を期待している。

 また、同市高齢福祉課は昨年度、六十五歳以上で市民税が非課税のひとり暮しの高齢者が対象の「家庭用火災警報器設置事業」に四百六十五万円を予算化した。民生委員との協力で、市から委託した業者が高齢者宅に家庭(住宅)用火災警報器を設置するもので、工事費を含めて一台につき一万五千五百円まで(一世帯二台まで)を市が負担する。その結果、七十七件で実施され、実費(個人負担)での設置も十五件あった。同課では、昨年度実施できなかった世帯にも今年度再び設置を呼びかけるため、三十世帯分三十万円を予算化した。さらに、ボランティアの協力による家具転倒防止器具の設置も行っている。

 最後に、住宅用火災警報器設置の義務化に乗じて、悪質な訪問販売業者も現れている。各消防・自治体では、「消防署や市町村が、直接販売することはありません」と、注意を呼びかけている。

記者の目

 「備えあれば憂いなし」「後悔先に立たず」。最近は後部座席のシートベルト着用も叫ばれるようになった。義務化の最大目標は一〇〇パーセント達成。「自分の安全は自分で守る」「自己責任」、さらに「地域介護」「地域子育て」という表現も多くなり、個人や地域の役割がますます大きくなっている。一方で、住民の生命・財産を守るのが自治体の大きな役割である。行政の支援、指導の姿勢の違いが、目標達成に大きく影響する。 

 【松村好浩】


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2007「第九in東近江」

実行委 合唱団員を募集

オーケストラと夢の共演
=歓喜の 大合唱 迫力と感動味わう=


◆東近江・東近江市◆

 東近江市の一年を大合唱で締めくくる今年十二月開催の「第九in東近江2007」に向け、実行委員会は、ベートーベンの第九交響曲に挑戦し、迫力と感動を味わう「合唱団員」を募集している。

 ベートーベンの第九を媒体に市民参加型の文化都市を目指し、東近江市だけでなく周辺地域へ、新たな文化の創造や生涯学習の推進、音楽文化の活性化を呼びかけ、地域の文化振興を目的に開く。

 旧八日市市から引き継ぎ九回目となる今回の第九in東近江(実行委主催、市・市教委・文化団体連合会・音楽協会・八日市商工会議所・滋賀報知新聞文化振興事業団など共催)は、十二月二日に市立八日市文化芸術会館で開催される。

 大阪音楽大学オペラハウス管弦楽団(指揮・松尾昌美氏)をバックに、ベートーベン交響曲第九番二短調(歌詞はドイツ語)の歓喜の大合唱を東近江の空に響かせる。

 井岡潤子(ソプラノ)、片桐仁美(アルト)、西垣俊朗(テノール)、田中勉(バリトン)の四氏がソリストを務め、合唱団と共に「第九」を歌
う。このほか、オーケストラの伴奏で合唱団が歌う「世界の唱歌メドレー」(アマジングレイス、アニーローリー、エーデルワイス、トロイカ、埴生の宿、夕やけこやけなど)も行われる。

 入団希望者(市外歓迎)は、はがきに住所、氏名、年齢、電話番号を記入し、〒527―0039東近江市青葉町一―五○、八日市文化芸術会館内、実行委事務局(TEL23―6862)へ送付する。FAX(23―6863)も可。参加費一万二千円ほか、楽譜などの練習教材費は個人負担。

 合唱練習は、滋賀県合唱連盟の曽根威彦会長らの指導で、七月から全員を対象に毎週日曜日(午後二〜四時半)、初心者向けの特別練習を毎週木曜日(午後七〜九時)に同文芸会館などで行う。なお、説明会を兼ねた練習開始は七月一日午後二時からで、合唱・第九・ドイツ語の経験のない人でも全く問題がないという。


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「生命のメッセージ展in滋賀」

今こそ命尊ぶ心を取り戻して!

=協賛金・ボランティア募る=


▲生命のメッセージ展in滋賀のホームページ
◆東近江・竜王町◆

 事件・事故で理不尽に命を奪われた犠牲者が、等身大パネルとなってよみがえり命の重みを伝える「生命のメッセージ展in滋賀二○○七〜今そして未来を生きる〜」(滋賀県、滋賀県教育委員会、滋賀県警察本部、滋賀報知新聞社など後援)。十一月十六〜十八日の近江八幡市での開催に向け、同実行委員会がホームページを開設し、協賛金への協力を呼び掛けている。

 生命のメッセージ展は、一人息子を飲酒運転の暴走ドライバーに奪われた造形作家・鈴木共子さんが考案したもので、平成十三年の東京での開催を皮切りにこれまで四十回を数える。

 滋賀県内での開催は、平成十五年に続いて二回目。凶悪な事件・事故が続発している現代にこそ“命を尊ぶ心”を取り戻してほしいとの思いを胸に、交通事故で息子を亡くした竜王町橋本の田中博司・とし子さん夫妻を中心に有志らが準備を進めている。

 嘉田由紀子知事も、開催に先立ち「多くの方にご覧いただき、生命の尊さと重さを改めて感じ、安全で安心して暮らせる社会の大切さについて考えていただきたい」とのメッセージを寄せた。

 同展開催には、会場借用費やパネル運搬費、チラシ印刷代など経費がかかる。そこで、ボランティア運営の同実行委員会は、約五十万円を目標に活動趣旨に賛同する企業・団体・個人から協賛金を募っている。 

 協賛金は、特別協賛(当日パンフレットに名刺サイズで掲示)が一口五千円、一般協賛(連名で掲示)が一口一千円。掲示を希望しない場合は、最寄りの郵便局(加入口座名義=生命のメッセージ展in滋賀2007、郵便振替口座00900―3―270350)から直接振り込む仕組み。

 詳しくは、同実行委員会事務局・田中さん(0748―58―0373、ホームページhttp://www.eonet.ne.jp/~inochim2007/)へ。


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図書館10周年記念アート遊覧展

28人の大作40点あまり

=24日まで 近江八幡美術協会=


▲大作が並ぶアート遊覧展
◆東近江・近江八幡市◆

 近江八幡美術協会(鶴房健蔵会長)の「第四回アート遊覧展」(市教委後援)が、近江八幡市宮内町の市立図書館二階、ロビーと視聴覚室を使って開催されている。二十四日まで。入場無料。

 市内を中心に創作活動を続けている美術作家の作品の紹介を通して、市民が気軽に美術鑑賞を楽しみ、芸術への関心を高めてもらうとともに、作家相互、作家と観覧者との
交流、研さんを図ることで、「地域と芸術文化の共生」をめざす。今回は、同図書館開館十周年の記念企画でもある。

 会場には、二十八人の会員作家による絵画、彫刻、染色、陶芸、木工、シルクスクリーン、つまみ絵、書、写真の作品四十点あまりを展示する。

 涼しげなシルクスクリーンや染色の作品、伸びやかに描かれた書や幻想的な絵画の大作、松の枯木の樹脂を組み合わせて内からの灯で淡い光を放つ不思議な作品など、美術愛好者や一般観覧者など、見る人に新たな芸術の感動を提供している。

 


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安土町観光協会募集

いきいき和太鼓教室

=高校生以上 30日まで=


◆東近江・安土町◆

 安土町観光協会は、高校生以上のいきいき和太鼓教室参加者を募集している。

 参加期間は、七月三日、二十四日、三十一日と、八月七日、二十一日そして、九月四日の全六回行われる。練習時間は、午後七時三十分から九時までの一時間三十分。募集定員は三十人、費用は三千円。

 申し込みは、(1)名、(2)郵便番号、(3)住所、(4)電話番号、(5)性別、(6)年齢を明記の上ハガキ(〒521―1343安土町小中七〇〇、安土町城郭資料館内、安土町観光協会)またはファックス(0748―46―7050)で、締め切りは六月三十日。

 問い合わせは、安土町観光協会(TEL0748―46―7049)まで。

 


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