平成19年6月22日(金)第14755号

◆全県◆
国民年金の被保険者名簿
県内では市町2割廃棄
本人確認できない恐れも!?
=本社調査=

◆東近江・東近江市◆
東近江市 外郭団体で公金着服
市地域振興事業団職員286万円
布引プールの水泳教室受講料など
=通帳から9か月で18回引き出す=


◆東近江・東近江市◆
通学路で清掃奉仕の汗
全校でボランティア学ぶ
=船岡中生が地域活動=


◆東近江・東近江市◆
京の老舗・公長斎小菅
涼のしつらい「竹工芸展」
=永源寺―風野工房=


◆東近江・竜王町◆
子どもと同じ目線で!
少年補導員を22年間
=大林さん銅賞受賞=


◆東近江・近江八幡市◆
警察・店舗・関係団体など連携
犯罪抑止へスクラム
=近江八幡駅前地区で対策会議=


国民年金の被保険者名簿

県内では市町2割廃棄

本人確認できない恐れも!?
=本社調査=



◆全県◆

 「消えた年金記録」問題で滋賀報知新聞社が、年金番号や氏名などを記録した国民年金被保険者名簿の保管状況について、県内市町に調査(十五日現在)したところ、二十六市町のうち二割にあたる六市町で全て廃棄していることが分かった=表=

 社会保険庁が実施するとしているオンライン上の照合作業では、市町村の記録が必要だが、全国で一割(厚労省まとめ)の市町村が廃棄している。このため社保庁のコンピューターで台帳記録の入力ミスがある場合、原簿である市町村の記録がなければ、照らし合わせることができず、本人確認できない恐れがある。

 本社調べによると、完全に台帳記録が残るのは七市町。このうち大津市は、要望のある市民に対して、台帳写しの無料発行を検討している。

 一方で全て廃棄していたのは近江八幡市など六市町、一部を廃棄もしくは年代不明のため調査中としているのは彦根市など十三市町だった。理由は、平成十四年四月から保険料徴集事務が社保庁へ移ったため保存義務がなくなったというほか、高島市や高月町のように合併や庁舎移転のため廃棄したケースもある。

 また、日野町のように、近年に入ってコンピューター化された記録については消去したケースもあった。

 国民年金の徴収事務は、制度創設の昭和三十六年度から平成十三年度まで市町村が行っていたため被保険者台帳を作成、保存していた。ところが、平成十四年度以降は社会保険庁に事務が移されたことから、台帳の保存義務はなくなった。


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東近江市 外郭団体で公金着服

市地域振興事業団職員286万円

布引プールの水泳教室受講料など
=通帳から9か月で18回引き出す=


▲着服事実を謝罪する事業団幹部ら
◆東近江・東近江市◆

 東近江市が全額出資する外郭団体・市地域振興事業団(山中壽勇理事長)が管理運営する布引運動公園プールの男性職員(29)が、水泳教室の受講料を含む公金二百八十六万円を着服している事実が発覚した。十八年度決算における管理通帳の精査で公金着服が判明したもので、ずさんな管理体制が浮き彫りとなった。

 この男性職員は、昨年九月から今年五月の九か月間に、布引プール水泳教室の受講料二百七十六万四千円と民間委託業者(関西アクア)へ支払う水泳用品代金九万七千四十五円を合わせた計二百八十六万一千四十五円を着服していた。

 十八年度決算で入出金を管理する通帳を精査したところ、残高が五十万円程度しかなく、本人から説明を受けた五月三十日の時点で着服事実を確認している。翌三十一日に百万円が返金されたが、残金は事業団の未収金として計上し、立て替え払いの返済を本人に求めていくという。

 着服した金は、ギャンブルや遊興費ではなく、カーマニアだったことから、車の修理代(エンジン載せ替え)やガソリン代(一リッター当たり三キロ)など「自分の趣味に使ったのではないか」と、小沢吉弘事業団事務長は説明する。

 同事業団は、二十日付で本人を懲戒解雇とし、山中理事長は三か月間の報酬カット、布引運動公園長と前園長を含む四人を一割から二割の減給処分とした。

 今回の不祥事は、通帳と印鑑のずさんな管理に起因し、公金管理体制の強化に向け今後、公園の使用料や教室受講料など収納チェック体制の見直し、管理通帳と届出印鑑の個別管理の徹底、入出金台帳と通帳との定期確認のほか、職員のモラル向上などに取り組む。

 山中理事長は「一刻も早く信頼回復を図りたい」と謝罪し、再発防止へ管理体制の強化とともに、立て替え金の返済がない場合は「刑事告発も考えざるを得ない」と、今回の事態を重く受け止めている。


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通学路で清掃奉仕の汗

全校でボランティア学ぶ

=船岡中生が地域活動=


▲市辺駅の清掃に取り組む3年生と先生
◆東近江・東近江市◆

 船岡中学校で二十日、清掃奉仕作業が行われ、三年生が途中に公共施設がある通学路でゴミ拾いに取り組んだ。

 総合学習一環として五校時の学校行事として取り組み、一、二年生はグランドの除草作業に汗を流した。

 学校周辺で清掃作業に取り組んだ三年生は七十七人。午後一時半、市辺駅から野口町内、八日市養護学校までの周回、市辺幼稚園を通過、八日市すみれ保育園までの折り返しの四コースに別れて出発。指導にあたる先生と一緒に道路脇にポイ捨てされている空き缶や落ちているゴミなどを拾い集めたり、市辺駅の駐輪場の清掃などにも取り組んだ。

 生徒たちは、燃えるゴミと燃えないゴミの分別収集を行い、地域や校内の美化意識の向上や地域社会に役立つ清掃作業を通してボランティア活動の意義についても考えた。

 当日は、気温三十度Cに迫る真夏日となり、生徒たちは照りつける日差しの中で、奉仕の汗を流していた。


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京の老舗・公長斎小菅

涼のしつらい「竹工芸展」

=永源寺―風野工房=


◆東近江・東近江市◆

 真っ直ぐに伸びる力強さと、しなやかさ―、日本人の心に響き合う「竹」は古来から暮らしに溶け込む自然素材。その竹を自在に操る京都創作竹工芸の老舗・公長斎小菅の「竹工芸展」が、二十四日まで東近江市永源寺相谷町の風野工房ギャラリーで開かれている。

 公長斎小菅は、百七年の伝統を誇る京都の創作竹芸店(中京区油小路姉小路下る)で、六代目は紀州徳川家十一代藩主の御用絵師として抱えられ、「公長斎」の雅号と陰葵の御紋を拝領した。日本画四条派の松村呉春に師事し、残された画軸の多くは大阪市立美術館や西本願寺に収蔵されている。

 今回の展示は、日本情緒と生活の美を紹介し、伝統とは革新の連続であることを伝えようとするもので、編み込まれた飾卓小物、花籠などの「使い込めるもの造り」の素晴らしさを紹介している。

 開催時間は午後一時〜同六時。入場無料。問い合わせは同工房(0748―27―2049)へ。


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子どもと同じ目線で!

少年補導員を22年間

=大林さん銅賞受賞=


▲町元署長(左)から表彰状を受け取る大林さん(近江八幡警察署の署長室で)
◆東近江・竜王町◆

 近江八幡警察署の委嘱を受け二十二年間にわたり少年補導員として活躍してきた竜王町の大林道雄さん(61)がこのほど、社団法人全国少年警察ボランティア協会による「平成十九年度全国少年補導功労者表彰」の銅賞を受賞した。

 昭和六十年から少年補導員を始めた大林さんは、当初仕事をしながら活動に参加し、熱心な先輩たちの姿勢に感化されていった。深夜パトロールや街頭補導、啓発活動、関係機関との情報交換のほか、平成十六年からは継続補導にも取り組んだ。

 「少年を検挙するのではなく、少年補導員の役割は立ち直り支援。そのためには、積み重ねが大切だ」と語る大林さんが、常に気を配っていたのが子どもたちと同じ目線であること。

 子どもと心の距離を縮めようと、大林さんは丸刈りにして少年院へ面会に行ったことがある。金髪から坊主頭になっていた少年は、その姿を見て涙を流した。それ以来、大林さんは髪型を変えていない。

 「世の中は排他的だが、少年たちを温かく迎え、出所後のフォローも地域で取り組んでいかなければならない」。多くの少年を見守ってきた言葉は重く深い。
 今月十五日には、近江八幡警察署で表彰伝達が行われ、町元通憲署長が「補導した少年たちが非行の道へ戻らないよう、いい方向へ導くのは本当に大変だったと思う」と労をにぎらい、「警察だけではフォローできない部分や地域でしかわからないこともある。今後も協力してほしい」と求めた。

 銅賞について、大林さんは「先輩また関係機関の指導と仲間のおかげであり、みんなでいただいた賞だと思っている」と謙虚に受け止め、少年補導員は退任したものの子ども安全リーダーや社会教育委員として「これまでの経験を生かしていきたい」と話していた。 


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警察・店舗・関係団体など連携

犯罪抑止へスクラム

=近江八幡駅前地区で対策会議=



◆東近江・近江八幡市◆

 近江八幡駅周辺で犯罪の発生が増加傾向に転じていることから、近江八幡警察署は十五日、行政や自治会、PTA、防犯活動団体、大型店、コンビニ、ゲームセンター、警備関係者など約三十人を集め、近江八幡マイカル内のマイカルホールで「近江八幡駅前地区犯罪抑止対策会議」を開いた。=写真=

 駅周辺の犯罪発生の現状を認識し、それぞれの機関、団体、組織などが実施している活動などについて情報交換し、今後の犯罪抑止に向けて連携を図って行くことを目的に開催。町元通憲近江八幡警察署長は、「スクラムを組んで駅周辺での犯罪、非行をなくして行きたい」とあいさつした。

 近江八幡署生活安全課から、管内で発生した犯罪のうち半数以上が近江八幡駅前交番管内で起きている(五十七%)ことや、平成十三年をピークに減少を続けて来た犯罪発生件数が増加に転じ、今年五月末では昨年をさらに二〇%以上上回り、自転車やオートバイの乗り物盗、車上狙いが激増、万引きも相変わらず多いなどの犯罪の発生状況、強制わいせつや路上強盗といった事件事例と、重点警戒・啓発活動・検挙強化などの対策について説明。

 市道路河川課からは市自転車等の放置条例の内容や年間八百台に上る撤去が行われる放置自転車の実態について、近江八幡安土竜王少年センターからは街頭補導を通じて少年の深夜徘徊(はいかい)や駅周辺の状況などが細かく報告された。

 参加各団体や店舗から防犯への取り組みや成果の紹介と、課題について意見交換も行われ、「個々に活動しているが、連携がとれていない」「情報の共有化が図れたら、もっと効果が期待できるのでは」「警察との定期的な情報交換の場や、ファクスなどを使った迅速な情報提供を」といった『連携』と『情報交換』による一体となった活動の必要性を訴える意見が多かった。


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